蒲田で一番。いぶし銀のような渋いシェフが作るユニークで可愛いらしいケーキの数々。 : ベルフィーユ

京急蒲田駅から徒歩数分、環八を第一京浜との交差点から羽田方向に200ｍくらい行ったところの裏道にある小さなパティスリーです。

ユニークで可愛いビジュアルの小さなケーキが一個300円台と手頃な上に味も一級品。知名度はともかく蒲田界隈では間違いなく一番のお店だと思います。

今回頂いたのは
・ショートケーキ360円
・ムース・オ・フレーズ390円
・スフレチーズ340円
・ガトーポンム340円
・プディング・フリュイ380円
の5種類。

いつもは売場には奥様(たぶん)がいらっしゃいますが、今回はなんとシェフその人がいらっしゃいました。普段は奥の工房で作業をされているので、お目にかかるのは今回が初めてです。

ケーキの姿からてっきり優男のような方を想像していましたが、実際は大違い。いぶし銀のような渋いシニアなおじさんでした。年齢は60歳くらいでしょうか。結構びっくり。

家に持って帰った5種類のケーキはものの15分で大好評のうちに完売。家族二人が二個ずつ食べたので、自分はガトーポンムを頂きました。焼きリンゴがしっとりした生地に入っている美味しいケーキです。

それにしても件のシェフはどういうバックグラウンドなんだろう。ケーキの味からすると余程の名店に居て独立されたように思われますが。

およそそのイメージは無いですが、実は蒲田はスイーツの穴場。中でも一番気に入っているのがこちらのお店です。第一京浜との交差点を羽田方向に行った裏路地にある小さなお店に並んでいるケーキは一つ一つが小さい分お値段も手頃。デザインも独創的だし味もかなりのものだと思います。こんな場末感の高いところにこういう店があること自体不思議。

今回の初めてのミルフィーユとアラモードフリュイを買ってみました。ミルフィーユはサクサクのパイと間に挟まれたカスタードクリームが旨い。

アラモードフリュイはスポンジの上にカスタードクリームと生クリーム、プリンとフルーツが乗っています。食べたツレは好きなもの全部入りと喜んでいました。

やはりこの界隈では屈指のクオリティのお店だと思います。

2016年10月訪問
環八を第一京浜との交差点から羽田方向に200ｍくらい行ったところの裏道にある小さなケーキ屋さんです。お店も小さいけれど、売っているケーキも小さめ。でもビジュアルも含めてその独創性やクォリティは驚異的です。そもそも場末感高い蒲田のそれもかなり外れにあるのが不思議なくらい。

今回買ったのはムースオショコラとスフレチーズ。ムースショコラはチョコレート味のスポンジの土台をパターン模様の付いたスポンジで囲み上にチョコレート味のムースが載っているというユニークなデザインです。味的にもチョコレートの旨みが濃厚でいい。相変わらずのクォリティです。

ツレが食べたスフレチーズもあまり無いタイプで美味しかったらしい。小さいので食前、食後、食間、食べるタイミングを選ばないのもこちらのケーキの良いところです。

2016年4月訪問
環八を第一京浜との交差点から羽田方向に200ｍくらい行ったところの裏道にあるケーキ屋さんです。今回は夕方の訪問。この日はもう売れてしまったのか6～7種類の少な目のラインナップからいちごショートとあずきのロールケーキを頂きました。

やっぱりここのクォリティはただ者で無いですね。スポンジのきめ細かさと口どけ、生クリームのフレッシュさと軽さ、高級有名店に決してひけを取るものではありません。それでいて一個350円～400円くらいというお値段もリーズナブル。地元にあって有り難い存在です。

2015年10月２回目
二週間というショートインタバルでの再訪は会社の帰り。夜見てもなかなかに可愛いお店の外観です。基本は売り切れじまいだそうですが、夜23：30までという営業時間の長さがありがたい。ケーキ類の品ぞろえはこの時間なので６～７割といったところでしょうか。今回はルックスが気になっていたモンブランに加えて、チョコレートケーキ、洋梨のケーキ(名称失念）を頂きました。３個で1050円は本当に安い。

まず食べてみたのは気になっていたモンブラン。通常のものとはずいぶんと異なる外観でぱっと見ひまわりのよう。カリッと焼かれたお皿の上にムース(たぶん)の土台。栗のクリームの部分は網目状になっています。周りにはホイップクリーム。食べて美味しい、見て楽しいこの手の込んだケーキがたった360円というのはやはり驚異です。しばらく通いそうです。

2015年10月１回目
週末の13時頃、たまたま通りかかって発見しました。およそこの界隈に似つかわしくない可愛らしい外観。Belle Filleは「可愛い女の子」の意味なので店名にぴったりではありますね。今まで何度も前は通ったはずなのに気が付かなかったなあ。ちょっと覗いてみることにしました。

店内はかなり狭いけれど、ショーケースの中のケーキの品揃えはかなり豊富。ショートケーキ、モンブラン、オペラ、チーズケーキ、ミルフィーユ、ティラミス、シュークリームなど、定番のものに加えて、季節の栗のロールケーキや凝った感じのムース類も揃っています。センスの良さを感じるケーキの一つ一つは普通のサイズの2/3くらいでかなり小さめ。お店同様ケーキも可愛くて小さいです。その分１個当たりのお値段も300円くらいでお手頃ですね。店の奥のスペースは工房になっていて伺った時間もご主人がケーキ作りの真っ最中でした。

ご対応いただいたのは多分奥様。アーモンドのスポンジに苺のムースを載せたムース・オ・フレーズとシュークリームを頂きました。谷中のイナムラショウゾウでケーキは買ってすぐに食べた方が良いことが分かったので、すぐに近くの公園へ。

ムース・オ・フレーズのムースはいちごの香りが鮮烈でフワッとして口どけが良い。スポンジとの相性もいいですね。デコレーションも控えめながら洗練されています。シュークリームは生とカスタードのWクリーム。皮がちょっとしんなりしていたのは残念ですが、クリームが旨い。

ここのケーキはよくある街のケーキ屋さんという水準ではありませんね。有名パティシエの作るものに匹敵するクォリティーだと思います。ご主人はいったい何者なんだろう。