家庭的な雰囲気で、良心的なワンコインランチを頂ける店。蒲田西口の穴場的存在♪ : カンカン

［東京都大田区］［来訪回数：3回］
2016/10/6（木）
JR蒲田駅西口にある、居酒屋バー。
ワンコインランチを求めて訪れた。

蒲田駅から、東急線ガード下「バーボンロード」を蓮沼方面に進む。
以前ラーメン店「上弦の月」があった辺り、美容室の角を右折してすぐ。

階段で2階に上る。
店内はレンガ造りのような感じで、照明はやや暗め。

客席はL字カウンター6席、4～6人掛け小上がり（掘りごたつ）×2卓、4人掛けテーブル×3卓程度。
おそらく全席禁煙。
カウンター上に、ごく小音量でテレビ（NHK）が流れる。

商店街の片隅、目立たない立地だと思うが、お昼時は満席の勢い。
特に女性のグループ客が目立つ。地元の方らしきお年寄りの姿もある。
近辺では珍しいワンコインランチだけに、人気が出るのも頷ける。

おじちゃんがオープンキッチンに立ち、おばちゃんがホール係。
二人ともほっかむり…いやバンダナ姿で、一生懸命奮闘されていらっしゃるが、
ピークタイムは目一杯の注文を受けて、あたふたするのも日常茶飯事。

それでも家庭的な雰囲気なので、全く苦にはならない。
何というか、田舎のスナック的な「癒しの要素」があると言えよう。

今日のランチメニューは、以下 8種類。
〔定食〕生姜焼、からあげ、焼魚、アジフライ、ドライカレー
〔麺類〕あんかけ焼そば、ナポリタン、タンメン

居酒屋＆バーという看板だが、なるほど、喫茶店的なメニューが持ち味のようだ。
メニューは季節ごとに変更されるようで、
夏季には、冷し中華・冷したぬきそば・冷しきつねうどんが提供されていた。

ごはんは、白飯 or 五目ご飯から選べるのがユニーク。
「大盛りにしますか？」と尋ねられる。

注文後すぐに、サービスのコーヒーが供される。アイスだとジョッキで出てくる！
食後に出るのが普通だと思うが、この点は非常に特徴的。
お水はセルフサービス。

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■〔ランチ〕生姜焼定食（￥500）
五目ご飯、小鉢（煮物）、味噌汁、お新香、コーヒー付き。

見た目からして、これがワンコインというのは素晴らしい。
「ランチパスポート」のようなイベントものではなく、これが普通だと言うのだから、涙ものである。

豚肉の生姜焼は、甘辛い醤油系のしっかりした味付けで、ごはんが進む設計。
玉ねぎがいっぱい入っているのも嬉しい。
五目ご飯というのは、いかにも家庭料理風で良い。
味噌汁は比較的薄味で、やさしい味。

小鉢（煮物）が付いているのも、評価に値する点。
普通ワンコインランチとなれば、小鉢を省略しても文句は言われまい。
それを付けてくるところに、この店の良心が感じられる。

煮物に入っている大根は、ザクザクと強めの歯触りがたまらない。
凍み大根だろうか？
味付けは、生姜焼同様しっかりとして、これまたごはんが進む。
大食家の方は、迷わずごはん大盛りにするべきだろう。

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■〔ランチ〕焼魚定食（￥500）
アイスコーヒー（ジョッキ）、小鉢、味噌汁付き。
今日の焼魚は、サバの塩焼き。
なかなかジューシーで、和食専門店と比べてもそれほど遜色がない。

小鉢は、三角厚揚げとカブの煮物。味が染みていてご飯が進む。
味噌汁には茄子が入っていた。やや薄味で健康的である。

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■〔ランチ〕あんかけ焼きそば（￥500）
アイスコーヒー（ジョッキ）、味噌汁付き。
鶏ガラスープをメインに、黒胡椒の香りを効かせた塩ダレ。
ニラ・キャベツ・玉ねぎ・もやし・人参と、野菜たっぷりなのが嬉しい。
むしろ麺が少ないと感じるほど。健康的な麺ランチだ。
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お会計も、何だかおおらかな感じ(^-^)

夜のメニューを見てみると、
焼鳥・サバ塩焼き・玉子焼・五目あんかけ焼きそば・ピザ・チヂミなど、
庶民的な料理とともに、ビールなどを楽しめる店のようだ。

都内駅近という立地を考えると、￥500のランチでいくらの利益が出るだろうかと
心配にもなるが、かなりの年数にわたって営業されている様子。
長く生き残る店というのは、得てして、こういうものかもしれない。