そばの長さだけは見直して欲しい : そば吟 大森店

この日は大森でランチ。

やって来たのがこちらの蕎麦居酒屋。

場所は、JR大森駅東口および北口からそれぞれ徒歩2分少々の商業エリアの一角。

国内や海外で多彩な飲食店を展開している株式会社ディーアールが、
蕎麦居酒屋業態「そば道(そばみち)」のライセンス業態として開発した
「そば吟(そばぎん)」の1号店になり、2019年11月20日にオープン。

そのコンセプトは“自由なスタイルで楽しむ東京流蕎麦居酒屋”。
食事利用だけでなく、日本酒と一緒に蕎麦を楽しんだり、
飲んだあとの〆としても蕎麦をおすすめしているとのこと。

まずは店頭掲示のランチメニューを眺めます。

オープン間もないので混んでるだろうなと考えて、
わりと早く入ったのですが、それでも既に混んでいました。

手前には2名掛けテーブルが10卓並んでおり、適宜4名がけを構成。
奥には、4名掛けボックスシート2卓、6名掛けボックスシート1卓。

2名掛けが1卓空いていましたのでそちらに案内されました。

目星は付けていましたが、念のため卓上メニューを眺めます。
基本的なところは、店頭掲示のものと同じでしたので、

・鹿児島産豚の肉つけそば　960円

を注文することにしました。

ランチは、混ぜご飯、香の物が付くのですがお付けしますかとの確認。
そばだけだとちょいと足らないだろうなと思い、お願いしました。

お店は、オープン直後でしたので他店からのヘルプが来ているんでしょうね。
男性7名、女性2名の計9名で切り盛りしています。
狭い厨房が店員さんであふれており、余計に動きにくいのではと？

BGMは、女性ジャズボーカルものが流れていました。

熱いほうじ茶を飲みながら配膳を待ちます。
蕎麦居酒屋ですが、そば茶ではないんですね。

10分ほどで配膳されました。

この日の鹿児島産豚の肉つけそば（ランチセット）の内容は以下になります。

・混ぜご飯
　　ランチサービスで付くものです。
　　この日はひじきの混ぜご飯でした。
　　男女兼用茶碗にふんわりと盛っていますので、150g前後のボリューム。
　　上には、昆布が2枚。佃煮ほどの味の濃さはないタイプです。
　　炊き加減は普通で、もちもち食感のなかなか美味しい混ぜご飯でした。

・香の物
　　こちらもランチサービスで付くものです。
　　大根、紅芯大根、胡瓜の塩揉みです。
　　これは美味しかったです。いかにも自家製らしくて。

・生卵
　　これは、つけそばをすき焼きのように食べる用です。
　　混ぜご飯じゃなくて、白飯であればTKGにしたのですが。

・そば
　　長方形のせいろに盛られてのサーブ。
　　量は平均的な一人前くらいですね。
　　標準的な細さでややグレーの色味。つるつるとした食感。
　　コシはそこそこあります。
　　ただし、長いので非常に食べにくいです。
　　かなり持ち上げないとほぐれない長さなので。リアルに40㎝くらいは。
　　これは半分の長さにして欲しいと思いました。

・鹿児島産豚の肉つけ汁
　　つけ汁としては大きめの丼でのサーブ。
　　具は、豚バラ、しめじ、青ねぎ、白胡麻。わりと豚バラが多いです。
　　豚バラのコクが出ていてるのですが、酸味も感じます。
　　おそらく、節系の魚介出汁も合わせているのではと。
　　つまり動物系と魚介系のダブルスープ。なかなか美味しいです。
　　メニューに「辛」マークがありましたが、デフォではそれほど辛味は感じません。
　　なので卓上の一味を大量投入して激辛に味変。
　　生卵も使ってみましたが、有っても無くてもいいかな？くらいに感じました。
　　混ぜご飯じゃなくて、白飯であれば、つけ汁風味のTKGに出来たのですが。
　　それであれば想像しただけでも生唾が出ますなあ。
　　途中、そば湯がサーブされました。半濁状のナチュラルタイプ。
　　残ったつけ汁の量が多いので、全部そば湯を注いでも濃い目に感じました。
　　つけ汁を退避できる器があればいいのですが。言えばもらえたでしょうけど。

これで960円。税込だったのは嬉しいです。
1000円でお釣りがくるかどうかは感情的に大きいので。

ちなみに、昼はレジ精算、夜はテーブル精算になります。

味としては一般的な町そば屋よりも美味しくて、最近のモダンなそば屋らしさがあります。

ただし、そばの長さだけは見直して欲しいと思いました。
温かいそばであれば、別に長くても丼から直接啜って噛み切ればいいのですが、
冷たい蕎麦の場合は、一旦せいろからそばを持ち上げて、つけ汁に浸す作業が必要。
その時に長すぎるとこの作業が大変なんですよ。

ご馳走様です！（2019/11現在、3.01ポイント）