「かわ焼き」、食った。 : 博多かわ屋 大井町店

博多名物の「かわ焼き」。実は、いままで、一度も食ったことがなかった。
と言いつつも、この間、それっぽいのは食ったような。だかしかし、そもそも、カレー味だったし。揚げてあったみたいだし。さすがに、ちょっと違うんではないだろうかとって。

で、「博多」の看板をしょってるここだったらと、勇んでお伺いしてみた（後から、調べてみると、博多の店の「かわ焼き」をベースにしてはいるものの、チェーン展開されているのは、名古屋が本社の会社ってことらし。ちなみに、この大井町の店は、幻となった西麻布の東京１号店が移転してきたっていうことらし。なんで、この大井町の店が東京１号店ってことに）。

看板は「か」にぐるっと○。「まるか」？　いんや、この○が、「わ」なんで、「か」に○で、「かわ」なのかと。おお、パチパチ。

予約なしだと、入り口すぐのカウンター席に通された。
全然、空いてるんじゃないかと思ったのだが。意外とというか、それなりの繁盛店なのやもしれない。っていうか、電話も入れずに来店して、席があっただけ、ありがたいってことなのやもしれぬと思いつつ。

この「かわ焼き」ってのは、あらかじめ仕込んであって、それを、また、その場で焼いてから供されるのだが。
仕込みは、タレつけて、焼いて、寝かせてと（揚げてるんじゃないみたいｗ）。ＨＰを拝見する限り、この仕込みに６日間もかかるんだとかで。さすがに、それは、大変じゃなかろうかと。でも、その仕込みを、工場で一括にしちゃったりすると、ホントウの「かわ焼き」じゃないって話にもなったりするのであろう。
とりあえず、お伺いした折には、カウンターの片隅にうず高く積まれてたんで、とりあえず、お客さんが、みなさん、１０本づつお願いしても、大丈夫そうな感じではあったｗ。

・キャベツをむしったのが、デフォの突き出しで。お替り自由とのよし。実際、お替りさせてもらった。
・やはり、「かわ焼き」は頼むよなと。なにも分からないので、とりあえず、ひとり一本づつ。

・で、これまた、博多名物という、豚バラ焼き、間にタマネギが挟まれてネギ間にしてある。

・シギ焼きっての。ササミを焼いたのに、ワサビ醤油のタレをつけつつ。
でも、普通、シギ焼きって、ナスに油を塗って焼いて、味噌とか付けて食べる料理じゃなかったっけか。そこを敢えて、ボケてるのか。どうなんだろうか。この店だけのネイミングなのか、博多のヒトが皆さん、ナスじゃなくて、この鳥のササミを焼いたのを、シギ焼きというのか。さて。

・ピーマン、半分にしてぶっさしてあって、わりとワイルドな感じ。シンプルに塩を振って焼いてある。
・シイタケ。ひと串でふたつ付け。
・タマネギ。輪切りにされてて。甘さがひきたってて、いい感じだった。これも、塩。

皮は、最初、一本づつお願いしたのだが、結局、２本お替りして、都合、３本、食った。
甘い醤油をベースにしたような分かり易いタレの味と、表面カリ、なかがムニっの取り合わせ。まあ、よく出来てるんじゃなかろうか。ハマるヒトがいるのも分かるような気もする。
あと、思ったのだが、メニューの絞り方が、なかなか、お上手。これで、店が混んでるんだったら、相当、儲かってるような気も。

そういや、〆のスープって、鶏ガラなのかと思って飲んだら。味噌汁仕立て？ でも、なんで、味噌汁？ ベースの出汁は？ なんだったんだろうか？

・一杯目は、しゃり金に、ホッピーホールディングスのレモンサワーを注ぎいれつつ。一応、生レモンのスライスも一切れ。グラスの縁に、全部じゃないにしても、塩をつけて、部分スノースタイルにしてるのは、なかなか良いと思う。

・角ハイボール。超炭酸と書いてあったから、サントリーのスタンドを入れてるのであろう。
そこに、特製の黒は黒胡椒、緑は山椒とのよし。最近、小生的に、アイラのモルトをソーダにして黒胡椒ってのには、ハマってるんで。ここでは、山椒でお願いしてみた。
これは、イーシャンテンかな。角の甘さと山椒のバランスを見るとこまで言ってない。そもそも、薄すぎるし。山椒の香りも、もう少し欲しいって気もするし。やや不完全燃焼。でも、山椒とウィスキーってのは合うのかもしれないということに確信を深めつつ。どこぞのバーにマイ山椒を持ち込んでみたりしてｗ。

でも、なにはともかく、「かわ焼き」、楽しかったような気もすので。また、立ち寄ることもあろうか。今度は、事前に電話を入れたうえで。