アンテナショップに併設されたレストランって、変な店は少ないように思います : あきた美彩館

この日は品川を散策。

やって来たのがこちらの秋田料理専門店。

場所は、品川駅高輪口を出て横断歩道をまっすぐ渡ったところにある、
ウィング高輪WEST-3の1F。

この周辺は、プリンスホテルの施設と、ウィング高輪の施設がごっちゃになっており、
方向音痴の方は、「ウィング高輪WEST-3ってどこじゃい！」となるのでご注意を。

こちらのお店は、店名からも分かる通り、秋田県の郷土料理を主力にした和食店で、
秋田県のアンテナショップに併設されています。

昼はランチメニュー主体なのですが、「ちょこっとおつまみ」というのもあり、
昼飲み利用もできる雰囲気でしたので突入することに。

店内に入るとまずは秋田の物産売場が有り、その奥にレストランがあります。

奥に進み独りの旨を告げると、入って左手のエリアの2名掛けテーブルに案内されました。

この時点では11:40ですのでまだ空席が有ったのですが、12時頃にはほぼ満席状態に。

それも客層としては、ファミリー層が多かったですね。
この周辺には水族館とか映画館とかもありますので家族連れも多いですから。
それにしても秋田の郷土料理店に来るとは皆さん渋いですが。

ランチメニューは、稲庭うどん系を主力に、比内地鶏、はたはた、
きりたんぽ、海鮮物を使った丼や御膳が並びます。

ただし、酒の肴になるような御膳が無いので、当初の予定通り、
「ちょこっとおつまみ」からセレクトして飲むことに。

ということで、この日に頂いたものは以下になります。

・がっつり呑み二種　1500円（各120ml）
　　日本酒を複数選べるものとしてはこの他に、

　　・ちょい呑み三種　1400円（各70ml）

　　も有ったのですが、1400円で210mlよりも1500円で240mlの方が得だなと思って。
　　2種類をしっかり飲み比べた方が味も良く分かりますし。

　　7種類の日本酒から自分でチョイス出来ますので、
　　
　　・瑠璃 秋田 新政酒造 純米
　　・本荘 秋田 齋彌酒造 純米吟醸

　　を選んでみました。もはや勘で選んだ次第。

　　小さなワイングラスでのサーブです。

　　・瑠璃 秋田 新政酒造 純米
　　　　瑠璃とかいて「らぴす」と読むそうです。
　　　　飲んでみると甘みが印象的ですね。口当たりはいいです。
　　　　米の旨味も有ってフルーティー。美味しい日本酒ですよ。

　　・本荘 秋田 齋彌酒造 純米吟醸
　　　　こちらはしっかりと吟醸香があります。
　　　　瑠璃よりもさらにフルーティーでこちらも旨いなあ。

・本日のお惣菜　520円
　　この日は何かを伺ってみると、はたはたのフライでした。
　　それならいいなと思い頼んだ次第。
　　はたはたのフライが2尾。
　　ミニトマト、レタス、水菜、パプリカ、紫キャベツのサラダが添えられて。
　　はたはたのフライにはわずかにソース？がかかっているのですが、
　　味を感じるほどでも無く。サラダにもドレッシングが掛かっていませんので、
　　全体的に薄味。しょうがないので刺身に付いて来た出汁醤油を使って食べました。
　　醤油で食べるとはたはたの旨味が分かって美味しいですね（＾＾）

・お刺身3点盛り　1240円
　　真鯛のいくら添え、勘八、赤身の盛合せです。それぞれ2切れでの提供。
　　薬味は、山葵、大葉、穂紫蘇、茗荷。なかなかの名脇役揃い。
　　真鯛はしっかりと寝かせた旨味がありました。これは旨い。
　　醤油は普通の醤油では無く、旨味を感じる出汁醤油。それとの相性もいいですね。
　　勘八は程よい脂が乗っており、歯ごたえも良く。
　　赤身は少々旨味が逃げているかなと思いましたが、それでも下手な海鮮居酒屋よりは上。
　　総じて美味しい刺身でした。これならば1240円も納得の味。
　　そういえば、いくらだけがしょっぱくて普通だったなあ。

これで〆て3260円。税込の明朗会計。

この手のアンテナショップに併設されたレストランって、その県の顏というか、
代表的な役割も担うので、変な店は少ないように思います。
今のところ私が伺ったところでイマイチな店は無かったので。

こちらも美味しかったですしね。日本酒も料理も。

はたはたのフライは調味料が足らなかったのが残念でしたが、
言えば出してもらえたはずですのでそこは評価には関係なくしておきます。

ただしもう少し「ちょこっとおつまみ」の種類があるといいんですけどね。
夜になれば一品料理もずらっと増えるのですが。

ご馳走様です！（2018/7/3現在、3.56ポイント）