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店名 |
掲載保留
鹿島屋
|
---|---|
ジャンル | 焼き鳥、牛料理、居酒屋 |
住所 | |
交通手段 |
三田駅から500m |
営業時間 | |
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード不可 |
席数 |
12席 (カウンター席8席、テーブル席4人用×1卓) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席喫煙可 2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法)が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | カウンター席あり |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
オープン日 |
1931年 |
備考 |
焼きとんに関しては、期間限定ですので店主の体調により無い場合があります。 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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西口から大通りの歩道を渡り、ボクらは浜松町方向へと人の流れに逆らって歩いた。この第一京浜を10分程歩いて、店へとたどり着いた。
第一京浜は車の路上検定の際よく使ったので、馴染みがあったので懐かしい。それももう40年も前のことだった。
すでに店は開店しているであろう時間だったが、店内をガラス越しに見ても人がいる気配はなかった。
母親くらいの年齢の女性が来て目が合うと、吸い込まれるようにしてボクらは店内へと入った。店内には他には客はおらず、どうやら口開けの客となったようだ。
店内に入ってまず驚いたのは、物が色々と置かれ雑然としていたことだ。"雑然としていた"と言うのは実は間違えで、店の歴史から店内はセピア色になっていただけなのかもしれない。
店内には同年齢ほどの女性がいて、店内に入るなり8人は座れるカウンター中央の席を促され腰を下ろした。コートやバッグを置く場所がないから、必然脇の空いた椅子に乗せた。
他にも4人用のテーブルがひとつ、使われてなさそうな小上がりにもテーブルがある。
ふたりは姉妹のように思えたが、どうにも顔立ちは似ていない。外であった女性はあまり口を開かなかったが、店内の女性はよく話かけてくれた。
ここはメニューはないと、あらかじめ告げられた。さて何を頼んで良いやら、最初から迷った。
カウンターの上に並んだ大皿、タッパーに入った家庭的な料理が先ず目に入った。
飲み物だけは、調理場の中にくすんだメニューがあった。その中からボクらふたりは、"レモンサワー"にした。
調べてみると、先代は昭和6年に芝で営業を開始した。そもそももつ焼きと煮込みの店らしい。そして現在は2代目となる娘へと引きつがれていた。
料理は牛のフワ(肺)とアブラ(腸)の2品のみの名物もつ煮、もうひとつの名物としての"もつ焼き"にはつくね、ナンコツ、ハツ、タン、レバー、シロがある。他にも名物として"マグロ中落ち"があるようだった。
飲物は瓶ビール、日本酒、ウーロンハイ、レモンサワー、うめサワー、青りんごサワーと全てがリーズナブルなラインナップのようだ。
しかしその時ボクらは、そんなことを知るよしもなかった。
"うちはもつ煮が有名よ"…
そんな"母親"からの言葉を聞かされれば、それに従うしかないだろう。料理が入った大きな鍋を見ると、汁はどす黒い。後から知ったが、汁は当初から継ぎ足しているようだった。
お母さんが出してくれた煮込みは、見た目のグロさに反し、プルプルの食感は旨味が染み込み旨い。年輪を感じさせる旨さだった。
気がつくと 店内は少しずつ客増えて、いつの間にか満席だった。客層は多彩だった。女性グループ、サラリーマンふたり、一人客…
見た目の印象とは違い、かなりの人気店なのが窺えた。
ボクはカウンター、目の前の筑前煮を追加した。 レンコン、タケノコ、しいたけ、里芋が入った。…うつわの中は里芋が多めだったが、それも良いだろう。薄くもなく、濃くはなく、そして甘くないレモンサワーを、さらに一杯追加していた。 どうやらボクはいつもより早く、酔いが回ってしまったようだ。
後ろ髪を引かれる思いだったが、会計を済ませ外に出た。外ではサラリーマンふたり、席が空くのを待っていた。ボクは、ちょっとばかりふたりと、会話のやり取りをした。
やはりふたりは、顔立ちが似ていない姉妹のようだった。
さて…これからが、ボクの本番だった。