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紫そば:豚骨醤油と豚骨魚介のいいとこどり!焦がし葱油と醤油の円やかさが香りとコク深さをアップ!
旨辛つけめん:コク深い豚骨醤油の分厚いバディー!魚介の甘味と辣油のパンチ力でまさに「旨辛!」辛さに秘める甘さあり!
とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2019/12/12/110000
とまそんのYouTube: https://youtu.be/GL8yWBoKrxU
<2019.12> 旨辛つけめん 麺大盛り +味玉
先日訪問したばかりなのになぜすぐ来たかというと、その時隣で食ってった「つけめん大盛」が異様に旨そうで頭に焼き付いていたから。そして気付かなかったが、つけめんは「旨辛」味に変更ができるとのことで、好きでメニュー制覇してると思い込んでたら、新しい味を食い逃してるやん!。未食という穴を埋めんと早々に再訪した次第です。
<全体> じっとりとした辣油の煌めき!山盛細麺の清楚さ!ありそうでなさそな和歌山系旨辛仕立て!
大体、和歌山系に旨辛ってな取り組みしている時点で、もはや独自の世界観確立って感じです。あまり和歌山系ってカテゴリー縛りする必要も無くなってきたみだいだね・・・この店。そんな進歩進化を感じていたところで配膳が完了。それはこんな麺顔です。
おおお!これはまた豚骨エキスに魚介や焦がしネギ油が濃ゆく感じる仕立て方!。そこんい真紅の辣油ダレが入るだけで、何にも似ていないじっとりとて複雑な旨辛感が伝わる・・・。その一方、麺はとても純白と思うほど上品で漆喰のようなきめ細かい地肌の麺です。しかも極細の一歩手前という感じのストレート細麺。せいろに乗せても絵になる感じ。
<つけダレ> コク深い豚骨醤油の分厚いバディー!魚介の甘味と辣油のパンチ力でまさに「旨辛!」辛さに秘める甘さあり!
もう相当通っていて分かってる味なんだが・・・飽きないどころか新しいねぇ~。確かに最初の一口と鼻孔を突き抜ける香りは辣油パンチそのもの。一瞬咽そうになるが、辛さを通り越して感じるのは、いつもの醤油豚骨の感覚。豚肉エキスと醤油の結合が食欲をそそるカエシとなっており、胃袋のスイッチが入ってしまいます。また魚介の甘味がやっぱり染みるね。辣油の辛さとにしんみりと甘味が染みとおるようで・・・確かにこれは旨辛仕立てだよ!。
辣油の辛さパンチ力の中にも微妙な風味もありましょうか・・・ここには焦がしネギ油が交わって溶けてるような感じで、同じ油と油の混じりっ気で辛さの中にも香りありという感じです。単に甘辛いだけじゃなく、香味も深く溶けて非常に食べやすい!
<麺> 丸山製麺:低加水細麺のクツクツ感が更に流水で締められる!ボキボキと感じつつ小麦風味を重厚に堪能!
低加水好き、カタメ好きなら一度は食してほしい!。汁系でも芯を保って粉の風味が多く伝わる麺なのに、流水で引き締められているわけだから、風味の多さはMAX!。クツクツとした前歯の歯応えが、心なしかボキボキ、バキバキとすら感じるほどで、明らかに芯粉風合いを食ってるイメージ。この微妙に乾いたような感覚を、絡んだつけダレと合わせて食らう。
小麦粉食ってる・・・と言えばオーバーすぎる例えですが、この粉感が堪らない!。多少つけダレに投入しても、しなやかな物腰とは無縁。細麺なのに一本一本が独立しているように、口の中でも主張しますな。途中から、一度でもっとたくさん食いたいから、ワシワシと箸で運びながら食い進めました。咀嚼しながら奥歯で潰した風味も味わう楽しさよ・・・。しかも今回は大盛。体感的には250g相当にもかじる満足感。私は当面、むらさき山ではつけめん専門で食らうことになりそうです。もちろん大盛で!。
<チャーシュー> 個性的なつけダレの底に沈んでいても・・・豚脂の甘味はしっかり伝えるいい仕事!
今回はつけダレの底にずっと沈んでいたから、あまり意識的にからんだ記憶は薄いけど、それでも感じるのはチャーシューの醤油つけダレの甘味。つけダレもベース味よりも少し濃いから、辣油を通しででもしかりと甘味を感じとることができました。ラバ肉脂の特有の甘味を引き寄せますし・・・・相変わらず白飯に合うような旨さです。
<味玉にハズレなし> 見た目より甘目な味玉をじっくりと辛いタレに沈めて・・・味変化させてくうよ!
いつもの通り、深い色合いだけど時間差で濃淡をつけたような出汁浸透感。見た目よりも実にあっさりとしており、卵黄は和菓子のような甘味も湛えます。このままでも十分旨いのだが・・・旨辛つけダレに半分は放りこんでみましょう。味玉の味変!。
これはこれで旨いよ!。少しハードめな卵黄に辛いつけダレが浸透して、赤と黄色が混じったエキゾチックな色合いがまたいいね。甘辛に卵黄のコクがプラスされるのもこれまた旨い!。イメージとしては、味玉にたっぷりと旨辛ダレを浸透させて、白飯に乗せたい。そしてそれらをグッチャグチャにして、スプーンかレンゲで食うと旨そうな予感!。ライスも必須?・・・そりゃ食い過ぎ注意だかね(笑)。
<スープ割> 動物の白濁のようで・・・淡さは魚介のようで・・・蕎麦湯のようなほっこり感!
何となく・・・個人的には「蕎麦湯」のようなスープ割と呼んでみる。軽いが白濁がしっかりと見て取れて、動物系の薄い白湯のようなイメージ。かと思えばとてもライトな旨味なので、実は魚介だったと感じ直す。そして全体的には蕎麦湯を飲んでるライトな気分にさせてくれます。
まぁ説明も不要で、これまでの濃ゆい味を味変化させずに、そのまま全体的に淡くさせてゆくイメージ。辣油のパンチ力は、ほぼ力尽きたように円やかになってたが、やはり熱が入りなおすと少し復活して最後の旨辛断末魔として美味しくいただき、一気に飲み干して終了です。
総じまして「定番に立止まらないナイスな取り組み!旨辛変化!パツパツ細麺をガッツリ食うならここ!」と言う感動で宣伝したい気分!。これまでスープが旨い店だと知り合いには、そうとう口コミ宣伝してきたけれど、これからはつけ麺でのボキボキ歯応えも伝えてゆきたいと思う次第。また昼飯タイムを逃したとときにでも伺います!。田町ならココがオススメ!そんな応援と益々の期待を込めて・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
細々と
狭い路地裏
辿っては
懲りずに食らう
旨辛細麺
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
紫(ゆかり)そば:濃厚な豚骨に浮かぶ細麺!色合いは醤油色に染まり焦がしネギ油が香り立つ!
とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2019/11/30/000000
とまそんのYouTube: https://youtu.be/Rp4SKzTKe0s
<2019.11> 紫そば 麺大盛り
嘘か誠か店主の名前から「柴山」→「紫山」→「むらさき山」と言う流れで紛らわしさから発展してこういう屋号になったとか。また看板メニュー(いわゆる特製)は「紫そば(ゆかりそば)」と言う名称で、これも知らない人は「ゆかりが入っている?」とか誤解を受けやすい(ゆかり入ってません)。それにしても人気です。昼飯ピークアウトしたような時間でもほぼ満席。近くにデカい会社があったり、税務署があったりするので、ビジネスマンが多い?。少し久しぶりだったので、今回は「紫そば 麺大盛り」とさせてもらいました!。
<全体> 濃厚な豚骨に浮かぶ細麺!色合いは醤油色に染まり焦がしネギ油が香り立つ!
いつ来てもこちらのお母さんの接客で気持ちがほっこりするぜ・・・。開店当初からずっとおられるから、きっと身内の方だと思うけど、通いだした理由は、味がもちろんなんだけど、このお母さんの優しい接客もそうなのかもしれません。風邪が流行ってるから気をつけてと声もかけてもらったよ。そんなハートフルな空気に包まれ配膳されたのは、こんな麺顔です。
おおお!濃厚さが伝わる豚骨オイリーな風貌に醤油が溶け込み、どこかしらクリーミーな褐色に甘味も感じる風貌!。そして香り立つ焦がしネギ油!。チャーシューが丁寧に重ね並んで旨そうだし、隙間から見える麺はストレート細麺!。いかにも低加水という凛々しさとキレイにそろった麺線。全体的な整いが素晴らしいじゃありませんか!。箸で崩すのが勿体ないとはこのこと。
<スープ> もはや和歌山系でもまたおま系でもなく「むらさき山」の味!豚骨のしっとり感とナチュラルな魚介甘さのナイスバランス!
10年以上にもなるけど、関西転勤時代でそこそこ和歌山系を食らったんだけど、最初に食らった和歌山系イメージは、博多豚骨の醤油味という感覚で、少々シャバい感じがあっさり旨さと思えて食らってたっけ。店によっては少し甘味が加わったり、豚骨の濃厚さも変化するんですが、比較的ライトだった記憶です。いっぽうこちらのスープは、関西記憶のそれと比べるとかなり濃厚で、やはり東京に合わせたアレンジ・チューニングかなと思えます。多少オイリーという脂感と豚骨のエキス感が濃ゆいね。しっかり食べ応えを感じさせる。
では濃厚系豚骨醤油と言えば良いかと言えば、それだとシンプルに家系連想になってしまうがそれでもない。和歌山系とは言え、それよりはかなり魚介を溶かし込んでるので、甘味が複雑で深い。家系よりも濃厚豚骨魚介の方が近いでしょう。だから味の分類では「豚骨魚介」「豚骨醤油」と判断が人により割れてしまうのもうなずけます。この店の開店時期は、またおま系と揶揄された濃厚豚魚が隆盛してたから、そんなことも配慮にあったのかな???(妄想)。
また「焦がしネギ油」が投入されてるのもポイントで、魚介の濃厚さも含めて考えると、もはや和歌山系を越えた/脱皮したという思い。もはや「むささき山の味」として昇華/確立したんじゃないかと感じるほど。なので先日、会社の後輩連れて食いにきたとき、「ここ何系って言うんですか?」と無邪気に聞いて来たときに・・・実に応えるのに窮したわ(汗)。次回から「和歌山系新ジャンル」「和歌山系むらさき山流」「むらさき山系」などとぶつけてやろうかしら。
<麺> 和歌山系の余韻・・・ストレート細麺!少しカタメな歯応えフィールが素晴らし!
和歌山系に踏みとどまっている?と思えるのは、麺です。西日本の豚骨系になぞらえたストレート細麺。そして加水は低め。博多系とまではエキセントリックさはありませんが、東京の中では十分にスリム系細麺で通用しましょう。さすがにバリカタは不可でしょうが、フツーにカタメなどの注文はぜんぜんOKです。今回はデフォルトでいただきましたが、丁度芯が消えかかったような、淡いクツクツ感が絶妙で、濃厚な味に絡んでいるというのに風味感ありあり。奥歯でヌツヌツと潰しきったとことでのど奥に落とし込むと、麺の分厚い風味感も鼻孔を抜けてゆきます。
汁浸透もしやすく、オイリーなスープを潜ってくるのでスベリがとてもいいし、しなやかだから後半は汁の持ち上げもそれなりになる。今回は大盛りにしてもらったから、かなりの満足量で、前半に比べて後半には、汁を浸透しきった麺も楽しく味わいました。魚介の甘味は汁が浸透しきってからの方が美味しく感じ取れるのね・・・。
ところでどうせなら、替玉とか和え玉も、そろそろ開発して提供してくれないかと、ひっそり思ってます。替玉より大盛対応なら楽だし、客も回転がよくて不安なしなんでしょうが・・・、和え玉なんてのももうかなりの店で成功してるしトライしてほしい~(誰に言ってるのだか・・・)。
<チャーシュー> 甘辛い醤油ダレに良く馴染んだバラ肉!麺にも合うがライスの方が合うかも!?
キレイに整形されてるから肩ロースかと見えますが、ばら肉のロール。この醤油タレが仄かに甘味を感じるので、これは白飯が進むタイプの味付け。濃ゆい醤油タレは周囲部分にだけ強く浸透しており、中心部の薄っすら塩味な肉本来味と絡めば、もう絶品でございます。汁に沈めてから食っても旨そうだけど・・・。特製としては、大判で3枚もあるからこの点でも合格だし、麺大盛を控えて、肉で白飯でを食うってのも全然アリ!って感じです。
<味玉にハズレなし> 見た目と違いとても驚くほどあっさり!そのまま食っても汁に沈めても旨し!
こちらの味玉は見かけで判断してはいけません。割ってみると出汁が強く染みこんでいるのは表層だけだと明らか。白身の内側がくっきりと白いです。それでも風味は浸透しているのか、玉子本来味がメインな中に、出汁の香りとか甘味とかも混じっており、やっぱり味玉の存在感が深い。だから、見た目と違いとても驚くほどあっさり!そのまま食っても汁に沈めても旨し!。嗚呼、やっぱり味玉にハズレなし!。
総じまして「三田・田町の偉大なる路地裏ラーメン!一回食っとけネオ和歌山系中華そば!」と言う感動。場所はJR田町駅三田側。慶応仲通り商店街という路地裏ぽいところを入って、三田製麺所を抜けてすぐ角を右に曲がった細い路地裏。ちょっと隠れ家的ロケーションですが、いつも結構にぎわってます。近くによったなら是非昼飯でご利用オススメ!。そんな宣伝と応援を込めて、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
憂鬱な
寒さ空腹
冬の雨
出迎え嬉し
愛情拉麺
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
和歌山系醤油豚骨に「背脂強化」と「魚介強化」と「焦がしネギ油」で崇高に進化した逸品!
とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2019/04/27/223417
とまそんのYouTube: https://youtu.be/FqR24zBHNXM
<2019.04> 紫そば
ここはたまに同僚とも夜飲んだあと立ち寄る店なんだが・・・・、さすがにラヲタは封印してますので、実はブログアップ数よりもかなりの実訪問回数。単なる通過エリアでこれほどヘビーに通っているのは私くらいなものでしょう。不思議と顔割れはしていない(と信じてたい)。
<全体&スープ> 和歌山系醤油豚骨に「背脂強化」と「魚介強化」と「焦がしネギ油」で崇高に進化した逸品!
おおお!相変わらず醤油の色合いの濃さが滲む豚骨煮出しの風景!。このジットリ感は明らかに浮いた背脂が訴えかける迫力なのです。しかも透明感あるラードでワックスかけたような煌めきもありなむ。そのワックス感に焦がしネギ油の欠片が斑点のように浮かぶのが旨さをそそります。実に昼飯の空腹感にズドンと沁みさせる重厚感がありがたい!。
これを豚骨魚介か、豚骨醤油かで分けるのに意味はあるのか?。これまでの実食経験からすると、ベースは豚骨醤油。しかも和歌山系。そこにオリジナルの風合いを深く入れ込めたところに、味の発展形を感じます。それが「魚介」であり、「焦がしネギ油」。ひょっとしたら「背脂」感もそうかもしれない。実は和歌山県には足を踏み入れたことはないので自信はないんだが、神戸・西宮・大阪で食った和歌山ラーメンは、少し醤油感が高かったという記憶。九州ほど豚骨感はコテコテではなかったものの、動物系の脂の甘味と醤油ダレの混じった甘辛い味記憶を持ってます。こころのその味と比べるとちょっとコッテリ化して甘味が強いかいう感じ。
和歌山系でも少し甘味を感じる店は、やっぱり魚介エキスが少し入っていたはずと・・・今でもそう確信しています。しかしこちら「むらさき山」はもっとハッキリと魚介を投入した感があり。ここが「またおま」豚骨魚介と少しカブる部分だね。煮干し系より節系を強めた個人的な感覚。そこが微妙な分かれ目で「豚骨醤油」系と判断したい気持ちにさせてます。そして脱和歌山系に進化と感じるのが「焦がしネギ油」。これは個人的にも好きなフレーバーで、焦げた香りが食欲をそそるばかりでなく、葱の甘味がよく発揮されてラードと溶けて尚コク深くなっている。この香味油さえあれば、どんなスープだって一皮めくれるような気がしてなりません。
そして背脂の浮きの多さがいいね。このコッテリ感覚は、京都のますたに系にも通じるところがあって、これも個人的には引っかかる部分。この背脂濃ゆめの汁を、少し白飯にかけるだけでバクバク食えるという、きわめて機能的な汁。カロリーを気にしては食えないが、まったりしたコクまろな味が豊かです。
<麺> 加水低めのストレート麺が醤油豚骨の名残を感じさせる味わいと風味!これが好き!
濃厚な豚骨系のスープには、ストレートの加水の低めな麺が良く似合う。これは西日本の味フォーマットでしょうか。九州豚骨なんて最たるものでしょうが、東が濃厚煮干しなら、西は濃厚豚骨でパツパツ麺を食わせるラーメンシーンが多い気がいたします。さてこの麺ですが、別に固さ指定しませんでしたが、比較的パツパツさをハッキリ残してます。麺の風味を明らかに感じさせようとする意図が取れ、麺の粉風味の良さと濃厚豚骨エキスの交じり合いが痛快。噛むほどに混じる味の変化が楽しめる。噛んで脂と糖を旨みに変えてゆく動作が嬉しくてなりません。
わりとパツパツ感があるのに、不思議なくらいしなやか。箸でリフトするだけで綺麗に揃って持ち上がります。そして心なしか張りもある。香味油などを潜り抜けてくるので多少オイリーな風合いあり。低加水麺でもツルツル感は多加水なみに感じるところが面白い!。なのでこちらでは紙エプロンをおススメしたい。濃厚な豚骨醤油がワイシャツに染みる前に・・・。
<チャーシュー> これぞ王道の豚バラ肉ロールチャーシュー!醤油ダレの深みで白飯が無限大に食えそう!
いわゆる特製ラーメンがここでは「紫(ゆかり)そば」。紫蘇が入っているわけではありません。以前この拙ブログでも紹介したが、柴山さんが間違って「紫山」と書かれたのがきっかけで、洒落として引き継ぎ「むらさき山」という屋号。そこからとって「紫そば」。・・・・のはずだったが、今の店長の名札には別のお名前だった(汗)。
これは実に一番好きなばら肉ロールチャーシュー。醤油ダレがじっとりと深く周囲に染み混んでいて、映る旨味は全体に広がっている。とても炭水化物に合う肉とタレ。ばら肉の脂だったら軽く塩ふっただけでも食えるはず。またタレはその脂と醤油が入り混じって甘く熟成したタイプなので、飯との相性がMAXであります。ばら肉はしかも全体的にトロトロ。ごはんのことを、和歌山弁では「ごわん」と呼ぶらしくて、「豚ごわん」が特に人気。麺の大盛より、この豚ごわんか、白飯のごわんが良く出ている雰囲気で、かなり常連が根強く食い続けているようです。
<味玉にハズレなし!> タレ浸透の深みをしっかり感じさせるが本体味キープでマチュアになり過ぎない旨さ!
味玉も完璧ですね。豚骨エキス染みこんだ醤油ダレが熟成した感覚で、白身はけっこう深い褐色にそまってます。割って見てもそんな感じ。一方の卵黄も浸透を思わせる色合いです。少しハードなジェルと言えましょう。結構味が濃いんじゃない?と受け身感覚で食ってみたが、確かにタレが染みた旨さが広がるが、思ったよりもフレッシュ感もキープされた味風景。深い旨みも感じ取れて、単純なマチュアな甘みじゃなく楽しい味でした。これも白飯にのっけてグジャグジャにしてやって食らうと美味そう。嗚呼、今回も味玉にハズレなし。
総じまして「慶応仲通りの激烈おススメ的中華そば!ちょっと懐かしさ沁みる醤油豚骨麺ならココ!」という感想。この地で地道に10年以上、同じメニュー構成でやり通しているところがすごい。あまりメディア露出がない店だけど、着実に平成から令和になっても生き続ける店だと思います。個人的には田町ではここが一番おススメラーメン!。そんな引き続き応援気分で、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
昼どきの
陽気勢い
増すばかり
むらさき山も
増す旨さ哉
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
おお?ややオイリーに傾斜し変化してきたか?もはや脱和歌山系の確固たる旨さ!!
<2018.11> 紫(ゆかり)そば・麺カタメ
今日も訪問時満席で繁盛しています。場所は田町駅北口の第一京浜渡った「慶応仲通り」商店街の中ですが、この狭い商店街から更に路地裏に入った場所。人通りと言う点では全くスルーされているのに、これだけ客を呼び込むとは、すっかりプレゼンスが上がったねー。一応一通りメニュー制覇しておるので、今回は、特製ラーメンに相当する「紫(ゆかり)そば」を麺カタメでいただくこととしました。
<おお?ややオイリーに傾斜し変化してきたか?もはや脱和歌山系の確固たる旨さ!!>
もともと豚骨醤油がベースと思います。豚のエキス感がかなり濃ゆめだし、コラーゲン感すら覚える程度。ここに醤油味がジットリと結びつき、チャーシューダレを思い出すように、塩気が脂と結びついてほの甘く感じる・・・そんな醤油ニュアンスです。ここにかなりの魚介エキスが投入されていると思われ、甘さをぐぐっと分厚く補強した感じ。鰹節はもとより、煮干もしっかりと溶けていると思うけど、苦みやニボった味わいは皆無です。いやー今回は久々な気がして、ちょっと旨いぞ。そして改めて、こんな豚と魚介と醤油感に心を奪われていて、これは何系か?と自らに問うと基本的な「豚骨醤油」でもあり「豚骨魚介」でもある。このどちらかを決めるのは難しい味わい。こうなってくるともはや和歌山系なんてジャンルは突き抜けていると感じます。
<パツパツさがとても似合う!オイリースープをガッツリ受け止める質実ストレート細麺!>
濃厚スープにはやはり加水低めのパツパツさ気持ち良い。前歯で千切った面を見ると明らかに芯が確認できます。そこから感じるグルテンの風合い。密度感高い歯応えと共に食感に響きます。これなら大盛にしておけばよかったのですが、120円という20という端数に躊躇したオレ・・・・己のみみっちさ加減が嫌になるね。パツパツだから、麺同志寄り添ったりしない。スープの持ち上げというより、スープに濡れた感じでエキスを楽しむ感覚です。こういうタイプはよりレンゲを多用することになりますが、レンゲでスープと麺を掬いながら口の中へ運ぶと、濃厚エキスとパツパツ風味が一番強く感じます。
<ばら肉ロールチャーシューの香ばしい塩気と甘味の共存!炭水化物全般にベストマッチ!>
関西転勤時代にお世話になったばら肉のロールタイプ。醤油ダレに豚エキスがよく溶け込んでおり、甘さを感じるほど。これが全体的に深く浸透しているようですが、周囲は濃ゆく、中は薄くです。周囲の部分だけでも白飯が何杯でも食えそう。それをあえてもう一度スープに沈めて吸い込ませ、ひたひたにさせてから食らうのです。もう口の中は旨みの洪水・・・・。
<味玉にハズレなし!丁度良いハードさで食べごたえを感じる高い質感!>
芳醇濃厚なタレに浸ったのはよく分かる味玉です。写真で見るより実物はもっと深い色合いを感じる。そして中にも深く浸透しているんですが、割とハードめな卵黄で、最近トロトロタイプが多い中、より個性的に感じました。濃いめの味もあって、なんだか腹にたまるような満足を与える味玉。嗚呼今回も味玉にハズレなし!。
総じまして「更なる進化中!田町路地裏で虎視眈々たる質実濃厚中華そば!」と言う感覚でしょうか。もはや私の中では、三田と言えば「二郎」、田町と言えば「むさらき山」。それほど理屈なしにハマり中ですから、グルメSNSランキング評価がどうであれ、応援し続けます。ともあれ充実の昼飯感動!そんな感謝を忘れないうちに、とっとと最後に詠っていつもの通りに締めたいと思います!。
立冬の
風は緩やか
温かく
気分緩やか
豚骨沁みる
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
路地裏の隅まで誘い込む魔力的醤油豚骨魚介麺!
<2018.05> 味玉そば+ねぎ増し
田町・・・とくれば、ここをくぐらねば。それは、「慶応仲通り商店街」。その名の通り、慶応義塾へ向かうに便利な狭い路地なのですが、今や酔っ払いしかいないような雰囲気。一軒だけあった学生服屋は、とうとう閉店してしまうようです。この狭い商店街には、居酒屋が凝縮しており、近くの大企業か税務署の職員やその関係者で毎晩宴が繰り広げられているようです。そんな狭い路地裏をさらに路地裏に折れたところに、今回の目的の店があります。それが「中華そば むらさき山」さん。私は、このエリアで昼飯とくれば、ここがお気に入り。
<醤油豚骨をベースに「魚介」と「焦がしねぎ油」の発展系!他にありそうで無二な味!>
開店当時から、お母さん店員さんの接客が心地よい~。特に寒い日だったから、あの心温まる接客はホッとするものですよ。ご店主も相変わらず忙しそうだし、開店時間に来ても先客はちゃんといるし(仕事さぼって来てるのか)、また、ぞくぞくと後客が入ってきていきなり満席。ほんと地元に愛されてるのが分かります。今回は「味玉そば+ねぎ増し」。言い方を変えれば「ねぎ増しそば+味玉付き」とさせてもらいましょう。その麺顔はこんな感じ。
おお!艶やかな豚骨魚介を覆わせるマットなブラウンに、香味油が隙間なくコーティングを施している!。更に海苔が凛々しい上に、青々としたネギのプチ絨毯が目にまぶしい。そう!関東にあってもやはりねぎ増しとくれば、青葱がポリシーなのが嬉しいね!。味玉もしっかりとLサイズの大きな存在感を示しており、見た目通りの程よいコッテリさを醸し出しております。
何度も伝えているけど、「和歌山系」のお店・・・だった。だったというのは、私の知るそれとは少しアレンジが進んでいると思われ、それがとても私のフィーリングにマッチしております。和歌山系とは「醤油豚骨」の部類で、どちらかと言うと、濃厚豚骨に醤油だれが深く滲んだもの。関西で食ってたときは、すこしサラっとした煮出しで、店によってはパンチに欠けるのも特徴の一つでした。ところがこちらは、そこにコラーゲン度合を増しており、間違っているかとは思うが、鶏すら滲んでいるコラーゲン感なのが嬉しい。しかも、魚介を多く包含しており、由来の甘さを明らかに滲ませます。なので甘味により味わいに厚みがでると感じています。それだけでなく、焦がしねぎ油が香味油としてふんだんに取り入れられてることから、非常に明るさも増して香ばしさが高い。この感覚が、「むらさき山」の味風景でして、きっと本場よりは旨いと感じるのだろうと・・・・自分勝手に思っております。
特に今回は、ねぎマシだから、フレッシュなねぎの甘さと苦み、そして焦がしねぎの香味が入り混じるところが、うまさを更に昇華させます。ねぎ大好き「ねぎ星人」な私としては至福の感覚ー。
<相変わらずのクツクツ低加水ストレート細麺がバランス良くてストライクな味!>
西日本の濃厚豚骨系譜とくれば、麺はストレート細麺でパツっとした低加水がイメージ。その通りであり、期待を裏切りません。少し渇いたような芯の風合いが、パツパツとした歯ごたえの度に、鼻孔をくすぐります。あまり汁を浸透しないところもいい感じでして、濡れた感じがちょうどよい。それだけでスープは絡むし、味わいとしてもバランスが取れているように思えます。
存分にねぎを絡めて、また海苔を巻き込みつつ、麺を啜り食いましょう!。貼りついたトッピング具材と、麺の炭水化物感。そして間を取り持つ濃厚・醤油豚骨・魚介風味が、焦がしねぎ油と相まって、咀嚼するごとに旨さを高めてくれますからー。
<ねぎまみれの肩ロース肉!タレが何と言ってもご飯に合うような旨さがナイス!>
今回は、「ねぎまみれ」となった肉。脂の部分と赤身の部分のバランスもよく、いい感じの肩ロース肉です。脂の甘さも感じつつ、赤身に浸透するスープの味わいが合体してとても旨い!。しかも周囲はほどよく醤油ダレが染み込んでおり、この旨さなら白飯が何杯でも食えるような気にさせます。
そうそう、このタレが非常に馴染みの深いチャーシューのタレって感じでして、甘辛いところがとても魅力的。私も趣味で自家製チャーシューを作っていた時期があるんですが、タレに豚の脂が染み込み、慣れてゆき、とても旨くしあがっていくんですよねー。結婚と同時に気持ち悪がられて捨てましたが、あれは給料日前の貧乏飯にはとても重宝したっけ・・・。自分では「チャーシューのタレ飯」と呼んでました(笑)。懐かしいー。
<味玉にハズレなし!>
そんな至極のタレに浸かっていたに違いない、そんな味玉です。深く浸透して白身は染まり切り、卵黄にまで深くゆきついています。まるで熟成したような濃厚な旨みですが、卵黄は全体的に緩い芋羊羹のような状態になっており、とても旨い。一度、割ってからスープにドボン!と浸してから食っても、これまた旨い!。嗚呼、今回も・・・味玉にハズレなし!。
総じまして、「路地裏の隅まで誘い込む魔力的醤油豚骨魚介麺!」と言う感じたまま何のひねりもない感想でごめんちゃい!。毎度、田町で食ってる味わいですが、今回もやはり飽きません。いや好きだと再確認してしまった!。あまり、食べログとか、RDBで露出する店ではありませんが、実力度は確かなもので、常連が根付いているのが非常に理解できましょう。また近いうちに来ると思います。だって・・・今回新たな味変化があるのを発見してしまったから。
その名も「旨辛つけめん 変更券」。これは、写真整理をしていて気づいてしまった。次回はこれを必ず食います!。と宣言したところで、これを心に刻まんと、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
しとしとと
氷雨に近い
梅雨気分
心身沁みる
醤油豚骨
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
クリーミーな豚骨煮出しに醤油の円やかさ!焦がしネギ香味油が旨さを決定的に!更に高菜だ!!
<2018.03> 高菜そば
結構通っていると自負あるんですが、一つだけ食えてないメニューがありまして、それをクリアするのも楽しいかなと思ったのも、今回の訪問動機の一つです。今回は、「高菜そば」とさせてもらいました。
<クリーミーな豚骨煮出しに醤油の円やかさ!焦がしネギ香味油が旨さを決定的に!更に高菜だ!!>
高菜のラーメン・・・とくれば、九州系の豚骨ラーメンですよね。やはり西日本のラーメンの流れをくむといったところでしょうか。関西転勤時代は、和歌山系を和歌山ではなく、神戸・西宮でちょくちょく食ったという思い出の味。あの頃は人生で一番仕事も家庭も安泰だった・・・と思い出してしまい泣きそうになったところで配膳が完了です。それはこんな麺顔。
おお!高菜が盛り上がって迫力も感じますが、全体的には、昔くってたのより随分と煌びやかに感じます。表層に薄くラードを感じますが、これは見るからに焦がしネギ油の効果と思え、熱と上記でふわふわと垂れ込める香ばしいネギの香りで、一気に食欲に火がつきます。かなりこれで旨さにとどめを刺す迫力がある。
そして何と言っても、豚骨に煮出しがクリーミー。鶏系のどろどろ感とは違い、全体的にサラサラしていうのに、どこかクリーミーといった程度でしかないのですが、それが舌全体に絡みつくので、味わい豊かに感じさせます。豚骨は塩味と相場が決まっていそうですが、いえいえ・・・醤油ダレを垂らすと、塩気も面白い方向性を発揮します。それと焦がしネギが化合するから、独特な豚骨濃厚さを発揮します。普通の豚骨系より、塩気が円やかで薫り高い。家系に代表されるような豚骨醤油よりは、かなり甘味がある。
そう、その甘味には、魚介のエキスの芳醇さが深く、場合によっては「豚骨魚介」と分離しても差し支えを感じません。「豚骨醤油」と「豚骨魚介」の丁度中間点にあって、焦がしネギ油の風味がかぶるので、線引きがむずかしいですね。
ここに今回はさらに高菜を大量にぶっこんだものだかから、「ありそうで絶対にない味」に昇華した雰囲気です。菜っ葉漬けの発酵感に、唐辛子のシャープさが響き、カオスな旨さ満載状態。スープがすでにオカズ状態です。
<細くしなやかなストレートに見えて、しっかり加水低めで風味よいクッシリ麺!>
かん水が少な目で、色白できめ細かいストレート麺。みるからにしなやかですが、ゆで上げは少しカタメがデフォルトのようで、この辺りも西日本の豚骨オリジンを垣間見ます。博多系のような極細ではないけれど、固さにほるグルテンの風味のキープを意識したような感じ。密度もそれなりにあるので、前歯ではクツクツと心なしか感じます。奥歯で束になったそれをプレスすると、クッシリとした固い低反発が明確に感じられます。咀嚼を続けていくと、スープエキスと麺グルテンの合体した旨みがあふれる・・・。
表層がきめ細かい上に、箸からリフトした時点で、表面のラード層をくぐってくるので、スベリが大変よろし。ときどき、焦がしネギとか、高菜を貼りつけてくるから、部分てきに食うと風味が変わったりするのがたのしいね!。これもなかなか良質さ高品質を感じます。大盛+120円。すこし20円分プレミアム感がありますかな・・・・。
<白飯に最高に合う醤油系味付けのばら肉!最後に泳ぐ高菜をガツガツと噛み締め飲み干す!>
醤油系のタレで仕込まれた煮豚タイプのばら肉。これが一番白飯に合う!!間違いない旨さだと見た瞬間からわかるやる。「豚ごはん」をこの店では「豚ごわん」と言うのだけど、この「ごわん」って何?という客の質問やりとりも、この店で何度目にしたかことか・・・・。それでも、これも昔のことなんだろか。多客は、私同様のご年齢で、そこそこラーメン好きみたい。つまりここの常連っぽい。チャーシューは大事に、二口に分けて単独で味わいました。堪能するように・・・。
そして高菜ですが、これが予想以上に入っているので、最後の残ったスープでは泳ぎまくってスープ具材になっとります。スープで救い上げてクニクニと噛み飲み込んでいく。最後は、高菜の印象が頭を占領して、一気にフィニッシュとなります。
総じまして、「氷雨降る路地裏でも人気で客足を吸引する・・・魔力的和歌山系豚骨醤油麺!」と言う感じかしら。この店も、どのメニュー食っても間違いない店。というか、スープをこの豚骨醤油に絞っておりますので、あまり味のブレようがないということか(笑)。田町で何くうか困ったら、とりあえずこちら「むらさき山」さんをおすすめ。これまで私、なんどもここを紹介して、評判外したことありませんのでー。もっとも、そういう時は、ブロガーの素振りは一切みせず、写真も撮らず、書き残しもせず(爆)。だから、顔バレはしていないはずーなんだが、そのうち覚悟しておきますー(笑)。そんなわけで、久しぶりでうまかった感動を忘れないうちに、とっとと最後に詠っていつものように締めたいと思います!。
息白く
春の氷雨に
身も震え
ホットな高菜
旨さに震え
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
和歌山系な東京風のアレンジ?! すきかも!
<2015.09> 中華そば
【密度感ある豚骨魚介に醤油ダレ!焦がしねぎの風味プラスで抜きん出るスープ】
相変わらず、きめ細かい濃厚豚骨の中に、「醤油ダレ」「魚介出汁」「焦がしネギ油」のうごめきを感じますね~。何回も通ってみても、その時の気分や体調によって、いろいろ印象が微妙に違ったりしてしまうんです。当初は「豚骨醤油」と感じた醤油。時々煮干の旨味を余計に感じるときには「豚骨魚介」と感じたりもして、正直スープのカテゴリーの仕方には随分と迷います。今回は、豚骨醤油とさえていただきましょう。多少醤油のまろ味が前面に出ていて、塩っぱさの中に熟成を感じる旨味が濃ゆいといった感覚。
その一方で動物系の解け具合はまた濃密な円やかさを感じさせます。まったくクセを感じさせない豚骨コラーゲン。その決め細やかさから鶏系レベルのしっとりさを感じますが、豚の純度の高さがそれを否定。舌にまとわり着くフィーリングの後でも、クチの周りにコペコペとした張り付き感は薄いです。ゆったりとした豚エキスの集まりを十二分に堪能できますね~。
そして極めつけは焦がしネギ。この油が表面をコーティングしているため、キラキラと光ると同時に熱を丼深く封じ込めます。そして香ばしさはさることながら、ネギの甘さがまた分厚くゆらめいて、旨味のレベルを倍増させますね~。
【程よい低加水ストレート麺!芯の風味を濃厚スープを突き抜け感じる】
今回も、実に私の好みの茹で上げで泣かせます。やや丸めな細めんで綺麗なストレートが見栄えでは印象的。そして白めなボディーが加水の低さをどとこなく感じさせます。きめ細かくもあり、さらっとしたざらつきもあり、そこにコラーゲン豊かな豚骨が絡むという構成はいい感じ。当然、醤油ダレと焦がしネギ油のニュアンスも深く、麺に刻み込まれるといった感覚です。それでも、麺を食むとその芯から発せられる粉の熟成度が放たれて、濃厚スープをすり抜けて鼻腔を駆け巡る・・・・。炭水化物とコラーゲンの融合で、ずしりと来る旨さの香りが口内と鼻腔いっぱいに充満されます~。
歯ごたえは申し分なし。やや淡くクツクツっとした感覚で、低加水の中の水分多目?というような微妙さがいいかも。奥歯でのプレスでは、順を追ってプツプツプツプツっと千切れるニュアンスがたまりません。啜っても汁をまとっている分滑らかだし。旨し!
【キレイに醤油ダレが浸透した香ばしい具たち】
具材としては、とてもオーディナリーな三兄弟。メンマ、海苔、そしてチャーシュー。中でも海苔は、なかなか肉厚でスープに溶け出すなんてヤワな代物ではありません。濃厚なスープをまとっても崩れず香りも放ついい品です。次回は海苔マシで行こう!と密かに決意なんかしたりして。メンマは、特筆することもないけど、同じ醤油ダレが深く滲んで相性バランスはいい感じ。少し小さめな短冊状でシャリシャリっと小気味歯切れるので及第点です。そしてチャーシュー。周囲だけ一部、深く染み込んだタレが実に醤油香ばしくて、これは酒やラーメンよりも、ご飯との相性の良さを感じさせます。カウンター上のPOPも「ごわん(ご飯)」と一緒に食えと誘
います。一度くらい飯を追加で試していいかも・・・これだけ通えば。
総じまして、「雨が降ろうと、田町じゃこれを食わんと落ち着かない」感覚でして、何時もは混んでで食えなかったから、満足の1日です。おそらく、雨が強かったから何時もより空いていたんでしょうね。フラれ続けてたからゲットできて嬉しいのもあって、今日も旨かったわ~。なので詠います!
秋雨を
避けて路地裏
馴染み店
寒い半袖
暖取る一杯
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
<2015.03> 中華そば
【スープ:こってり豚骨と鶏コラーゲン!醤油の深いエッジングが沁みる!】
相変わらず・・・こってり感覚と醤油ダレの香ばしさがいいバランス感です。豚骨の煮出汁が豊かな上に、鶏コラーゲンが染み入ったような、唇にややパキパキっと貼り付く感じが仄かでよろしい! さらに動物系ばかりだと重くなり過ぎるところを、魚介で下支えしている部分も見逃せませんね~。一見、豚骨醤油系と見まごうのだけど、豚骨魚介との中間的な立ち位置が、こちらの独特さかも。和歌山系などと思っているのだけど、和歌山県では食ったことないので、今一つ自信が持てません。
豚骨コラーゲンの中でさらに焦がしネギ油の余韻が食欲を更に加速させます!
やはりこちらの旨さは「焦がしネギ油」でしょうね!こいつだけですごくグレードアップしたように感じます。チャーシューダレの濃厚さに香ばしさが更にプラスされるようなニュアンス。ご飯何杯でも食えそうなアイテムです。メタボ一直線の危険性を感じます。
【麺:適度のパツパツさの粉風味で、濃厚出汁を迎え撃つ感覚】
またこの麺がいい!どちらかというとパツパツな低加水と感じ、麺自体も密度感ある潰し込みがキリリとしつつ粉の風合いが映える!しかし、低加水というほどガチガチではなく、低加水の中での水分多めなタイプ。中加水と区別する必然はないのですが、食っててそういう感じ。
濃厚な出汁と、この粉風味の融合がいい感じな咀嚼の楽しみ!
こちらは替え玉制ではないのだけど、財布にもう20円入っていれば大盛りにするところでありました!残念!! 歯応えもさることながら、スベリについては、ネギ油とラードの層を潜り抜け、それがとても貼り付くのでスルスルと抵抗なく入っていく感覚。口当たりと喉奥でのシルエットを楽しめるタイプですね~。
【具:チャーシューダレと葱油でまどろむ】
まあ、テッパン級にカタい安定度を感じる豚バラロール肉。醤油ダレが焦げたように香ばしいところを、ネギ油がコーティングして落ち着きます。ゆかりそばにして、肉まししてみたかったとやはりここでも後悔。ちなみに「ゆかりそば」と「むらさき山」という名称で紫蘇を連想しますが、紫蘇はゆかりそばには一切入っていませんので、ご注意ご安心を。
メンマも適度に柔らかいけど質感も保つ感覚。海苔もこの濃厚スープと、パツパツ麺との相性も良くて肉厚!そして・・・・西日本出身なら馴染みが深い青ネギがやはりいい感じ。金されあれば・・・・ねぎ増しにしたかった・・・・。
総じまして、「田町のマイベスト」「ちょっぴり懐かしい近畿の風味」と言った感じでしょうか。久しぶりの慶応仲通りの味を満喫致しました。もうこれで何回めでしょうかね〜、やはり飽きないなー。好きなのもありますが、今回は一仕事終えた気分があったので、味わいもまた格別に感じます。ストレスから解放された瞬間ってのは、何食っても飲んでも旨く感じるかも。そういえば・・・煙草も旨かったりする。これが夕方だったら、そのまま飲みにでも出かけたいところですが、昼間だしね~。夜の飲みの段どりでもしようかと思えど・・・・職場周りはみな年度末ですから、声もかけずらいか・・・・。ま、一人で食って発散しますか。なので詠います!
大仕事
ひと山越えて
腹が減る
次に向かうは
むらさきの山
お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
<2014.07> 中華そば
【スープ:グラマスな豚骨に広がる香ばしさの二重奏】
<Wの香ばしさ!醤油ダレの風合いと、焦がしネギ油の円やかさ>
何度も食っているこの一杯。豚骨醤油と感じたり、いやいや豚骨魚介と考え改めたり、ネオ和歌山系だと思い込んだりと・・・定番な味わいながらもいつも惑わすスープ感なのであります。ブレているという感じではなく食べる側の印象の話です。今回は、特に醤油ダレのエッジングが気持ちよく際立って感じられたかも。
塩気を感じる醤油感覚が、豚骨エキスとがっしりと結びつくようでして、カエシの主張を感じます。単なる塩っぱいと言うより、醸造感とコラーゲン感の風味ある塩気。何気にご飯がススム君な雰囲気がナイスと言えましょう。
そこにまろやかなる「焦がしネギ油」がさらりと駆け抜けます。この香味がこの店のアイデンティティとも言える存在感でして、豊かな塩気を一気にまろやかに仕上げる味わいに変化させます。塩気の感じ方のみならず、香りにいたってもまろやか・・・。リピーターを引き付けるのは、この焦がしネギ油の仕業かもしれません。
<濃度がスマートな豚骨エキス!芳醇なる背脂ラード!・・・グラマスな動物コラーゲンをグビグビと飲む>
今回の麺顔で少し印象に残っているのは、スープ表層のコラーゲン感でしょうか。店内の照明の加減もありましょうが、ざらつき感じる油感。ラードの膜が腹持ちが良さげに感じさせます。それがまた旨味と感じてしまうから・・・夏が近づいても痩せる気をなえさせます。クリアーなラード感だと今まで思っていたのですが、いやいや・・・少しばかりの背脂っぽい浮遊物の欠片も見受けられるじゃないですか。こってり系とまでは突き抜けませんが、それなりに動物系のコクをしっかりと感じるタイプ。マイルドな濃厚さとはこのことかもしれません。醤油感が強めなスープだけに、受け止めているバランス感覚がナイスです。
【麺:熟成度と密度感がバランスよいと思わせる「クッシリ」歯応えがナイス!】
<クッシリとした熟成風味ある芯、歯応え感覚が好み>
濃厚マイルドなスープには、しっかりと受け止める麺でないといけない。そんなことを再認識させてくれるようなハード麺です。細麺なのですが、加水やや低めなしっかり密度を感じる。しかし、自分がイメージする博多麺ほどな極細ではなく、食べごたえを感じる標準太さ。これなら、替え玉をせずとも大盛り対応でも熱ダレを感じさせずに済みそうです。
前歯での切断面を視認すると、そこにははっきりとした芯がある。その分だけ反発度低く、固めのテンピュール感といったハードな沈み込みを感じさえる麺。もう少し固めだと、クツクツといった感覚になろうが、ほんのりしなやかさも感じる千切れるフィーリングが質感を高めるように思えます。奥歯でのつぶしでは、グルテンからくる熟成度を感じる香りもありますし・・・やぱりこの麺は好きだな!
<きめ細かい堅めな地肌がラードでコーティングされたスベリ>
きめ細かい地肌感覚が、シルキーともうつるのだが、やや外側が固いところが滑りとしてスムースに思えてきます。それに明らかにスープ表層のラードと、焦がしネギ油をコーティングしておりますからね!一本一本がわりと輪郭はっきりした感じで、滑りを楽しめるタイプかと思えます。デフォルトでもそこそこのクッシリ感あればこそ、シルエット感ある滑りといえましょう。
【具:馴染みを覚える定番のしっかりした作り込み!気を衒わない気軽さがいい感じ!】
<定番なるバラ肉チャーシュー!醤油ダレの染み込みで旨さ爆進>
サイズ感や厚みなど特別なところはないのだけど、しっかりした周囲のタレ染み込みが深いところがいいね~。これは明らかに白飯に合うタイプでして、「ごわん飯」なるサイドメニューがウケているわけです。それに少しばかり、こちらのスープを垂らしかけるのがこの店のおすすめの食べ方でして、何となくうまそうなのがわかる。
<海苔が良い感じで雰囲気に貢献している>
海苔は肉厚感があり、熱と汁気で溶け出すことのないしっかりとした品質感がいいね〜。風味もよく、焦がしネギ油と入り交じってもしっかりとした香りと歯応えで、麺と共に丸め込み食して溜飲・・・・。一度くらい、海苔マシにしてもいいかもと考え中です。次回にでも?
総じまして、個人的には「このエリアでは無性に食いたくなる一押しラーメン」といったところかと。総本山とか総本店など、このエリアには濃いキャラクターが何気に多いですが、私的には、一番合うのがここですかな・・・・。なので、三田・田町エリアではこのお店のレビューが異様に多いのです。出会った最初は、和歌山系?なんて意識で関西人としては嬉しかったのですが、今ではそんな印象も薄く、どこか確立したものも感じますしね・・・。何食うか考えあぐねたり、また時間がない場合は、この一杯。これからもちょくちょくと食わせていただきます。なので詠います!
疲れ入り
冷房車両で
眠りこみ
休憩終了
慌てる昼飯
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
<2014.01> 中華そば 大盛り
【スープ:少しづつ・・・地元に合わせた進化なのか?豚骨>醤油ダレ>豚魚な味わい】
<豚魚ともつかない・・・ちょっと醤油ダレが強い旨みが何となく好き>
開店当初から、結果的に定点観測しているこのお店ですが、段々と魚介の出汁がいい感じでバランスしてきましたね・・。当初はライトな豚魚に強めのカエシが効いた醤油タレというイメージで、関西オリジンとしては元から好きな傾向でありました。ちょっと、巷にあふれている「またおま系豚魚」とは、立ち位置が半歩ばかり違うような感覚。それが、段々と煮干し系魚介のエキスが増してきて、こなれてきたという感じを今では受けています。それでも、今でも、醤油系のタレ味が、まだ関東スタンダード豚魚より強めな感じが残りますが、これがまた食欲をそそります。煮干し油と豚骨コラーゲンのバランスもええ感じです。
<焦がし葱の有無で随分と印象が違う・・・これも好き>
やはり焦がし葱の風味が強いのが、こちらの一杯の特徴ですね。甘く芳しくタレの塩気を丸めてくれますし、香ばしさがより一層食欲を掻き立ててくれます。この一点だけは、開店当初からずーっと変わらんいいところです。ただ、ちょっと今回は・・・麺を大盛りにしたせいか、濃ゆいと感じるいつもの部分があっさりしていたなという感想でして、焦がし葱の風味が際立ったかなと思いました。
【麺:パッツパツの~クッシクシ!キレイな地肌のストレート麺】
<今回は、いつも以上にパッツリさが明確で好きでっせ!>
固めがスタンダード。それがいいね!ここの麺は語りつくした感があるが、密度感ある潰し込みがぴったりときまっている。また茹で上げのアルデンテ感もピントが合っているという感じですし、本音をいうと、大盛りより替え玉の方がキャラクターにマッチしているかもしれない。でも、熱ダレすることもなく最後までクッシリと食えるところがさすが! また大盛りにさせてもらおうかしら・・・。
<モルタルっぽい地肌が・・・これも好き!>
かん水感が低く、風味が良さげに感じさせる白めの地肌。キメが細かいのに固めな風貌。どことなく、いい意味でモルタルチックな表面感が好き。そこにスープがまとわりつくのですが、煮干の脂が張り付いたようなザラザラ感が少しあって、啜り上げるときにも風味を醸し出すような倒錯した思い込みをしてしまいますわ・・・・。やっぱり、個人的趣向に合うな・・・。
【具:自慢の醤油ダレがきっちりと染む!これで白飯が何杯でも食えまっせ】
醤油ダレの香ばしさが非常に周囲に染みこんだ感覚で、これは白飯に確実に合うと思えます。ごわん飯なるものに投入されているこの肉は、スープを少しかけて一気に飯と食うと威力倍増。ただし、年末年始の体重増加が気になるため、今回はごはんお預けとしました。でもこれ食が進む旨さですので、ごわん飯をお試しあれ。
総じまして、「仕事関係の馴染みの常連店への年始御挨拶は完了!」ということで、またレビ以外でも頻繁に食べに来ます。
今や、お昼時には早めに駆け付けても満席状態が続く店。味も店も安定してきたかな・・・・。これからも応援モードは続く。なので詠います!
あけおめで
遅まきながら
常連へ
ちょっと意気込み
麺は大盛り
お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
<2013.10> 中華そば
【スープ:豚骨魚介と豚骨醤油の合い間のポジショニングが・・・個人的にハマる】
<醤油ダレのエッジがちょいとシャープな豚骨魚介系ってところがアイデンティティ>
とにかく、こちらの一杯は、麺顔を拝顔したとたんに「こいつイケる!」と思える、いい麺顔をしている。麺の流れとかスープの色合いとか、具の配置など、いろいろ雰囲気出すカテゴリーはあるのだろうが、「麺顔のまとまり」という点だけでも、なかなかなものであります。
そして、やはりいつもビビッとくるのは、醤油ダレの味わいの濃さか・・・。これを塩辛いというか、カエシの風合いというかで評価と好みが分かれるところでしょうか。私は、元々関西エリアで活動していたときに、和歌山系というカテゴリーに一時期ハマってしまいました。その影響かかなり好きなタイプです。もともと豚骨魚介と割り切ってもよいほど、甘味がふんだんなスープ。これをビシッと醤油でキメているところが、この少し濃い茶色のスープカラーが表しているようです。なので、甘さの上にのっかる塩気が実に複雑で面白味を感じます。これに表面にある香味油は焦がし葱油か・・・・。こいつも中々いい仕事をしているのでありまして、カエシの味わいを香ばしくコーティングしてくれるかのようです。この醤油ダレと焦しネギ油のコンビネーションが、いつ訪問しても私を惹き付けてやみません。それだけで、自分の心の中のボーダーを軽く越えてしまうのです。
<何気にラード系のコクが豊かですっきりとした味わい>
とくに今回は、ラード系の豚コクのボディー感が実に豊かに感じられました。表面にコーティングのような透明の蓋のようなラードの層が広がります。しかしややざらつき感じるコーティング感覚でして、そこに魚介の片鱗を感じ取ります。東日本でいうニボニボな感覚より、甘さを重視する煮干感覚。とってもさらりとしているのが印象的。そのさらっとしている魚介を一気に覆い尽くすのが、ラードを中心とした豚コクと言えましょうか・・・。豚骨ベースは言うに及ばず。その上をいきます。
西日本では、大勝軒の広がりがないように(一部にはあるが)、東日本では広がりをもたない豚魚感かも。それだけに、アイデンティティを感じるのです。どこか一般的に慣れ親しんだ豚骨魚介とは違う何かがあると思えるのですが。
【麺:パツパツクッシリストレート麺!スープに負けないキッパリとしたところが凛としていいね!】
<パツパツの低加水系細麺が実にクール!>
別の観点で個性を感じるのは、細麺でパッツパツな低加水麺を提供するということ。博多麺から、一回り二回り厚く感じるストレート麺が印象的であります。ここに青ネギをトッピングさせている時点で、嗚呼・・・どこか関西に帰ったような気にさせるのは、おそらく大東京の中でも私くらいなもんでしょうね(笑)。
このパツパツな麺が、カエシ強めなスープに実に合う!もはやクール!とすら感じるマッチングですな。どのグルメサイトでも、あまり評価が伸び悩んでいるものの、いつ訪問してもそこそこの先客の入り。田町のラーメン店としても、そこそこ存在感を示していると思えるのです。その存在感は、おそらくこの麺の惹き付けが大きいかも・・・。細麺でのつけ麺が実に人気でありまして、他客は6割型つけ麺だったような印象。とにかく、麺のポテンシャルは高い。
<程よいザラツキ残すスベリが最後まで持続する>
加水が低めで熟成が効いている。地肌にナチュラルなざらつきを感じる。それが、スープをまとうと・・・・非常に持ち上げよくスープの味に馴染む。ちゅるちゅる・・・とも、つるつる・・・とも違う、ずずっとした啜り上げが快感。そして、意外に汁の吸い上げが少ないので、最後までこのすべりの感覚が一定範囲内で持続するのが、実に嬉しい。程よいザラツキ感覚・・・・、次回はひさしぶりにつけ麺で試したくなった次第。
【具:香ばしく「肉!」とした個性も残るロールチャーシュー】
<香ばしい醤油ダレの焦げ目としっかりした肉質がいい感じ>
チャーシューは・・・・、やっぱり、バラ肉のロールタイプが最高だなと、改めて思えて来る出来具合です。甘辛い醤油ダレの風合いも実に香ばしく旨い。焦げ目とも見分けがつかないのに、香ばしいので白飯がバクバクと進むタイプであります。ただ肉が旨くて柔らかいというのでもない。適度に、もっちりとした歯ごたえを残し、肉食っている!という感覚にさせる抵抗感が、これまたいいです。チャーシュー麺にしたいけど・・・・金欠なので、給料日までは我慢かな。
<海苔とメンマ・・・いい店はここで手を抜かないね>
改めて取り上げることもないパーツなのだが敢えて語ると、「普通に上質」という感覚。特別に珍しくもないサイズと歯ごたえ感覚であるメンマ。それでも、安っぽいとか気が抜けているとか、そういう感覚を一切覚えない。また海苔にいたっても、だらしなく溶け出すということもなく、一気にほおばるとさわやかな磯の薫りが広がる。高級感があるわけではないのだが、私の日常生活の中では平均のボーダーを越える品質感。ここまで気を配っていては、全体評価が高まってしまう。いたって普通のトッッピング達なのだが。
総じまして、個人的には、激務が続き・・・・「厭離穢土欣求浄土」などと日々つぶやいておりましたこのごろ。ただ食という欲をみたすために訪問したわが身と、企業の熾烈な競争世界の野望(の片隅)に身を置くものとしては、やっぱりまだどこか時分が現実逃避しているだけなのかなと・・・・食ったあとも改めて考えさせられました。そんな世界にあっても一方で、「食える喜び」というのは、本当に幸せだなとも感じる。この気持があるうちは、まだまだ私も大丈夫なのかもしれません。なので詠います!
落ち着きて
ようやくいつもの
常連店
食える喜び
小さな喜び
お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!今日も本当にごちそうさまでした!!
<2013.04> ねぎ増しそば
【スープ:まとまりがある醤油豚骨!質実なる焦がし葱油の甘味!】
<相変わらずまとまり感がある質実醤油豚骨でんな>
こういう醤油感覚は、関東では醤油豚骨と呼ぶのでしょうが、関西人の私としてはきっぱり「醤油」というカテゴリーです。特に神戸に住んでいたときは、近隣に「あじゅち屋」という和歌山系の店がありましたので、お世話になったものです。しかし、当時のそれと比べると・・・・ずいぶんと洗練されたと思える仕上がり具合。豚骨の独特の個性もなくすんなりスマート。塩辛いということもなく、逆に焦がし葱油が甘く漂い、コクが立体的にすら感じます。背脂ちゃっちゃ系のような、ワイルド感ある醤油に対して対局にある濃厚動物醤油系ですね〜。
<塩気は豚骨に結びつきながらも・・・・醤油ダレの勝利を感じます>
塩気はダイレクトには豚骨に結びついているようなコク。しかし塩豚コクではなく、どちらかと言うと醤油の方がビッチリと結びつき方が濃いと思えます。醤油自体には酸味をあまり感じませんが、その分、塩系が醤油独特の丸味に反応しているようです。個人的には、焦がし葱油の影響もあってか醤油ダレの品質の高さを感じますな・・・・。タレ一つで左右されるスープ感。特に醤油にうるさい関東の舌に耐えうるのは大変でしょう。醤油豚骨は、ベースの豚骨もさることながら、やはりタレが肝ですね。
【麺:ナイスコントロールされた中低加水で密度あるストレート麺!】
<いつものクッシリとした歯ごたえを楽しむ>
使いふるした言い回しだが、まさにクッシリとした歯ごたえ。コントロールにブレがありません。中加水の中でもやや低めに傾いた系統。中心のアルデンテ感があるかないかの微妙なところが、前歯で強いテンピュール感を演出し、クシクシと千切れる。それを奥歯ですり潰すその瞬間にクッシリ!とした歯ごたえがあり、この濃厚なスープの中にあって、まるで粉の風合いすら感じる錯覚を覚えます。
<焦がしネギ油がスベリに貢献ですな〜>
今回は非常に焦がし葱油があちこちで貢献しているのが、非常に気になります。きめ細かい表面とはいえ、ザラツキ少ないとはいえ、低加水っぽい抵抗感を感じさせますが、油まくを潜り抜けたそれは、非常に滑らかに滑ります。さらにストレート感が映える姿とそののど越し。焦がし葱のスベリ・・・・ナイス!
【具:芳ばしさでうれし泣き!葱の青さにさらに泣く!】
<勝利の醤油ダレがまた芳ばしく・・・・>
やや深めに染みこんだ醤油ダレ。少し焦げたようなところに染みこんでグッド!バラ部分の脂がじわりと舌の熱で溶けて、甘味と醤油ダレと焦げ目と一体になる。これは、どちらかというと、ごはんがすすむ君系な味わいに高級感をプラスしたような感覚。ナイス!
<青葱まみれに思いっきり郷愁を覚える>
何度も言うが、関西・・・・特に故郷京都のラーメンとくれば青葱微塵が欠かせないのです。入れ過ぎと言われようが、多めに投入し、麺を食い尽くしてもスープに葱がプカプカと浮いているのが当たり前。それをレンゲで汁ごとすくって・・・まるで食べる葱スープのような状態にして、ザクザクと歯ごたえを楽しむ。スープで歯ごたえを感じるほどの葱星人な私なのです。
総じまして、春本格化の季節に会社が新体制となって邁進中の私とその組織。まだまだ・・・あちこちで課題も見え隠れしておりますし、まだ落ち着き感ないのは事実だな・・・・。されどとにかくここを踏ん張って、なんとかゴールデンウィークまでたどり着きたいと思い、誰しも頑張っている雰囲気はありまして、まだまだ望みありかもと思えます。なので詠います!
落着けと
ざわわざわわと
新体制
スタートダッシュ
売れや作れと
お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!今日も本当にごちそうさまでした!
<2012.12> 中華そば
【スープ:何食うか迷った時にいつも頭をよぎる甘コク豚骨醤油】
毎度々々・・・、この界隈で何食うか迷ったときはこの一杯!と思えるのは、やはりそのスープですな。和歌山系とか以前、少々うざく語ったアタクシが恥ずかしですが、ハッキリ言って・・・洗練されてきよこのスープ!と思えるほどの思いです。醤油豚骨なのに、甘みの余韻を感じる!というのが好きなのです。この日は特に醤油の余韻がやんわりと広がり、そして焦がしネギ脂の効果が非常に伸びやかに思えてナイスという感じでしたよ〜。コレを上ぶれと片付けては、店主に申し訳ないが・・・・。
鶏コクのごとき、スープのきめ細かい油層にサラリ感もあり、豚の煮汁もしっかり香り、醤油ダレの存在を感じカエシを感じ始めると、甘みが広がるその焦がし油。これは、これ以上因数分解不可能な、構成物でしょう・・・・。具材のチャーシューの余韻も染出し、そして海苔の風味も油に混じるとこれまた香ばしくさえ思え、味に浸透します。
【麺:程よい中低加水がハズレなしなウマさ】
和歌山系を関西で食ってたときもそうだったけど、麺の熟成もほどほどで良いですね〜。段々和歌山を意識しなくなってきたけど、普通に質実としたきめ細やかさある地肌に、噛み締めると麺の密度と風味を感じる品質は、決して安物ではありません。今度、カタメ対応できますか?と伺ってみようかしら・・・・。
【具:いつかは・・・チャーシューを一面に】
チャーシュープラスは、300円増しなのでためらう・・・・。なので、ビールと、チャーシュー皿にして別注文したろかしらと画策中。でも、こちらを利用するときは決まって残業でどうしようもない時と決まってますから、酒のんで仕事場に向かうわけにもいかずだね。バラ部分のチャーシューは鉄板だけど、何にせよ、醤油ダレの甘さがココでも光ります!
総じまして、本当〜〜〜に、潰れる前に一息!といった感じで訪問して救われるラーメン。アタクシ自身、弱音を吐き易いしょーもない男でっけど、それなりに戦ってまっせ・・・・。と、この麺顔に向かって語りかけるのであります。ひとそれぞれ・・・みな戦っているのですよね。なので詠います!
夜遅く
ひもねす残業
確定し
ストレス発散
和歌山中華
お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!今日も本当にごちそうさまでした!
<2012.12> 中華そば・大盛り
【スープ:醤油豚骨の幅広さを知る・・・甘みを感じる】
<豚コクに揺らめくネギ油>
ジャンル的に、豚骨醤油か豚骨魚介か迷うフレーバー・・・。アタクシ的には醤油のニュアンスが動物系のコクになじむ量が多いので、「豚骨醤油」としたい。でも東京風の背脂系豚骨醤油とも違います。これまで、こちらの一杯は和歌山系などとずいぶんと理屈をこねてきましたが・・・・だんだんそれもどうでもよくなり、最近になって鶏コクもたされているのでは?と思うほどしなやかなフィーリングを感じますがな!まったりとしていながら、それなりの塩気があり、それでも豚鶏脂を感じながらスルスルと飲み干せてしまいます。とにかく、焦がしネギの甘いフィーリングがええねん!焦がしネギのくせに「甘味」のみを忠実にフォーカスしておるその絶妙さがええね〜。よくよく見てみると、表面の薄く透明な油の層がありますし、これはなか
なかネギ香味油がそれなりに効いているのです。豚のコラーゲン感も自然に投入されており、骨でいうカシラの部分の独特な匂いもしない豚骨・・・・。この界隈で実は一番好きなのかも・・・・な一杯!
<醤油ダレが節系と淡い魚介と結びつきナイス>
最近、たまりのような醤油ダレが好きになり始めて、マイブームなのであります。まったりとした緩いコラーゲンスープが・・・醤油の甘味と結びついて、またこれが芳ばしと感じますぜ。それに節系や昆布??はたまた淡い魚介など感じたり、また感じなかったり・・・・。実は、忙しさの腹いせに小さいビールを開けたのでありまして、舌がマヒしてしまっていたかも(笑)。それでも感じる質実な醤油ダレがナイス!といいたい。
【麺:博多系とも少し違う?中低加水に柔らかさを足した感じがナイス】
<腹持ちのよい低〜中加水麺>
中加水からやや・・・・低めに落ち着いた感じがするストレート麺。博多系のようなはっきりとした粉感や、細さはないのだけど、主張があるというか、見た目からしっかりと延圧が効いた潰し込み感が見て取れます。これはスープを吸い込みそうに思うが、なんとなくスープのコラーゲン感と合わせて考えると、意外と汁吸い込みが遅いタイプかと思う・・・。大盛りだったから、結構時間をかけて食ってみたが、あまり前半後半で麺のニュアンスの変化を感じませんでした。前歯の千切り感覚は、スパスパっと切れ込むより、ゆるくてもちゃんと噛むことを楽しむ系?奥歯へはこんでからのすり潰し感もなかなかクニクニしてそこに麺の熟成した風味を感じすな・・。
<風味感じて食が進む>
ここで粉感を感じる?と言いたいが千切った断面を見てみると・・・・そんなに芯にあたるところが少なくて肩すかし。丁度芯が消えたところというのが正しいのか、歯ごたえと風味が非常にバランス良い感覚でして、これなら替え玉でなくとも大盛りで一気にがつがつと食いたくなるのであります。
総じまして、息を抜く暇もなく、試練を思い知ったこの日。食えるときに食っとけと、多少強引にもオフィスへの帰りがけに食った一杯。この日はこれ食って・・・・結局、終電過ぎてカプセルホテル。翌早朝から出勤。ほんとうに、コストパフォーマンス的には優れた男と思うのだが、上には上がおられるわけで・・・。本当に、いつ寝てるの?を越えて、いつ食べているの?というお方もおられる。その方・・・◯◯さん!どうせ引っ込みがつかなくなっているので、このまま突っ走るしかないと心に決めた夜でして、なので詠います!
山超えて
みればまたまた
山続く
ここまで続けば
笑うしかなし
お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!今日も本当にごちそうさまでした!
<2012.07> ねぎ増しそば
【スープ:ゆったりとした豚骨醤油に・・・・ネギの主張が生き生きとした感じ!】
1)旨み:ネギ増しで大正解と思える!苦味風味+豚骨+醤油ダレのコンビネーション!
やはり・・・豚骨出汁に山盛りの青ネギって良く合いますね~!程よい苦味と豚骨の柔らかい臭気を漂わせる味わいが、相乗効果でとても旨みが立体的であり、濃厚に感じます。そのうえに、少々甘みを感じる醤油ダレの味わいが寄り添うように補強してますから、じっとりと甘塩く美味しいといえましょう!関東での主流な醤油豚骨とは一線を画するその風合いは・・・節系のまろみか、または脂の甘みが隠れているのか? 以前にお伝えした和歌山か?といえば単純にそうでないところが、また再認識されつつ・・・・やはりオリジナルの豚骨個性も感じ入ります。
2)塩気・甘み:まるで九州豚骨ラーメン級にしっかりと出された塩気!ちょい背油で丸みか?
特に今回にいたっては、妙に塩気が感じられて非常に印象がよいのです。ここで初めて食ったネギ増しそばですが、ネギだけに100円だすのをこれまでためらっていた自分を恥じます。ネギの成分が塩とよく反応するのか、実にしっかりとした塩コクと感じさせます。そして・・・・少しばかりの背油も確認できるような・・・できないような・・・・。味わいには、脂のゆったりさも感じますので、投入されとることでしょう。
【麺:グラマスボディーな博多麺ってイメージですねん】
1)風貌&感覚:少し太めな低加水が気持ちよく、ここでも青ネギとのコラボがいい感じ!
「クシクシ!ザクザク!クシザク!ザクザク!・・・・歯ごたえの暴れ太鼓やがな!」
これまでのレビューと大分に内容がかぶるので殆ど省きますが、一点だけ。低加水な麺がデフォルトでクッシリと芯を感じる2段階なコシを感じて、それだけでも楽しい!しかしその上に、ザクザクとしたフレッシュな歯ごたえがネギによって加わるので、これまた楽しさ倍増なのであります!
その他基本的な性能は、過去レビューをご参照ください(ははは・・・手抜き(笑))。
【具:ネギにつきる・・・・】
上述の通り、ネギによるスープ味わいと香りへの影響、麺の咀嚼感に与える影響を述べましたが、ネギに関しては、この10年間で特に東西交流が進んだような気がしてますが・・・これは錯覚なのでしょうかね・・・。昨年再上京してきて、青いネギ微塵トッピングもそこそこ容易に見つけられるし、たまに関西に帰郷しても、関東流儀の白ネギもたくさん見かけますもん。特に白髪ねぎにいたっては、崇高系では好き好んで関西でも使うのを目にしてきましたし・・・。なので、東京ラーメンライフも、なかなか快適になってきたなと思う・・・・今日このごろです(ちょっと独断的な関西出身ラーメンラバーの感覚)。
総じまして、ネギに酔いしれ、そのまま職場へ逆戻り!日頃、ストレス発散のために購入のクロレッツを少し多めにほおばり、匂い消しをします。そして仕事モードにスイッチオン! また、会いに行きます。この店のねぎましに・・・。なので詠います!
ネギ恋し
青い薬味を
求めては
また来てしまった
むらさきの麺
お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。
<2012.03> 紫そば
【スープ:「まろみ」と「芳ばしさ」・・・・を感じる豚骨醤油と思うのだ】
1)甘み(旨味):キレイな豚骨コクと微かな背脂で「すっきり」&「コク豊か」を演出
<豚骨がキレイなのだな・・・普通の和歌山に比べて>
<背脂の量が少ないのだな・・・普通の和歌山に比べて>
<最近は関西和歌山ラーメンでも魚介をいれつつある>
2)塩気:豚骨と結びついた塩ばかりでなく、たまり醤油のような「まろみ」ある塩気
【麺:標準的に見えて、なかなかしっかりしたコシを感じさせてくれます!(麺カタメって言ったけどね)】
1)風貌:標準的な太さのストレート麺!ちょっぴり角が丸いのおがいいね!
2)感覚:カタメチューニングが・・・微妙な芯のない「コシ」を生むのね!
【具:そつない仕上がりですね~チャーシューも親しみやすいし】
1)チャーシュー(醤油ダレを想像しやすい)
2)味玉
総じまして、いつもの通りの非常にマイルドで、ゆったりした豚骨醤油を味わえて満足!
田町では
なぜか吸い寄る
新紀州
しばしの別れじゃ
つぎはつけ麺
お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。
<2011.12> 味玉そば
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店名 |
むらさき山
|
---|---|
ジャンル | ラーメン、つけ麺、中華料理 |
お問い合わせ |
050-5571-9173 |
予約可否 |
予約不可 予約出来ません |
住所 | |
交通手段 |
JR田町駅西口 走って1分 三田駅から148m |
営業時間 |
|
予算 |
~¥999 ~¥999 |
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
席数 |
14席 (カウンター席のみ) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 近隣にコインパーキングあり |
空間・設備 | 落ち着いた空間、カウンター席あり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
お子様連れ |
子供可 是非 お子様と一緒にご来店下さいませ♪ |
公式アカウント | |
オープン日 |
2008年2月6日 |
電話番号 |
03-3455-8966 |
備考 |
※当店インボイス発行事業者です。 |
初投稿者 |
このレストランは食べログ店舗会員等に登録しているため、ユーザーの皆様は編集することができません。
店舗情報に誤りを発見された場合には、ご連絡をお願いいたします。お問い合わせフォーム
とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2021/02/01/000000
とまそんのYouTube: https://youtu.be/3Jfc0muE5S0
<2021.01> 紫そば 麺大盛
コロナ禍があって、2020年は一度も訪問で来てません。私が再上京した頃にそれなりに通った思い出深いお店でして、山手線から都営三田線に乗り換えるついでによく利用していたものです。ちょっと今回も都心に出る都合があって、ちょっとした懐かしさもあって途中下車。思いつきで突撃訪問してみました。時間帯はランチタイムピーク。いつもなら混雑していた慶應仲通り商店街も、人まばら・・・。大丈夫?休業してないか?と心配でしたが、いつもの路地を曲がると旗が上がってて一定の安堵を覚えます。
<全体> こっさり感覚で馴染みの茶濁スープに肉肉しく大判のばら肉の重なり!湯気に香味が立ち昇る迫力!
おおお!久しぶりとは言え好きなものを目にすると、前回食ったのが先週のように思えるほど、旨さの記憶が蘇りますな!。ややオイリーな茶濁なスープ。香味と魚介のエキスが表層に漂い、熱さを逃さず蓋をしているかの様子。そして流石特製と言うか、大判なる肉の重なりが整然としながらも逞しさを感じさせます。大盛なので全体的に盛り上がった感覚だが、その熱気も盛り上がりを感じさせるもので、湯気に香味がありありと感じられるではありませんか!。いやぁ~相変わらず質感高いわ!。
<スープ> 豚骨醤油と豚骨魚介のいいとこどり!焦がし葱油と醤油の円やかさが香りとコク深さをアップ!
このお店は開店当初からのお付き合いで、当時は和歌山系という触れ込みで「豚骨醤油」という認識でレビュー重ねてきました。しかし、和歌山系の枠から一歩も二歩も踏み出た進化を感じておりまして、例えば、香味としての焦がし葱油と、魚介エキスのボリュームが、心なしか本場よりも高め?。またそれも東京なりのアレンジとも考えると、もはやノージャンル?。イメージ的には、豚骨醤油と豚骨魚介のいいとこどりと言う感覚で個人的には思う次第です。
ベースの豚骨に煮出しがすばらしい。えぐ味なく豚骨の旨味をグイグイと引き出している。塩気でストレスかけることなく芳醇なので豚エキスに甘味すら覚えるほどです。また微妙に口の周りに貼り付くのもあって、ゲンコツかカシラが溶けているのか?と感じるほど。ここに魚介の甘味がしつこくなく、豚をマスキングするとなく優しく溶けていると言った味風景です。それらの一体感を更に高めるのが醤油ダレか?。醤油の味を感じると、豚や魚介と重なって、もはや甘味と感じてしまうかも・・・。
香味の焦がし葱油がいい仕事してる!。ねぎは焦がしても香ばしいし、元々甘味があるから油に溶けて一層華やかにも感じるほど。麺にも絡んだり、肉にも貼りつき、素材各々への貢献も素晴らしいアイテム!。また醤油にも反応して香りとコク深さをアップさせるようです!。
<麺> 丸山製麺!クッシリ歯応えが心地よく風味高し!汁の浸透はとても緩やか!咀嚼を楽しみながら出汁と風味の一体感を味わう!
今回は大盛なので、カタメとさせてもらいました。デフォルトでも少しカタメなイメージあるのですが、更に上ゆくクッシリ歯応えが痛快!。麺に出汁が相当絡んでも、風味が全く衰える気がしません。咀嚼しながら出汁の旨さと一体化してゆく感覚で、噛み締めるのが旨し!楽し!という感覚。地肌はきめ細かく、揃うところは汁の持ち上げもあるので、すすり上げは腰つきハードな割にはスルスルとライトに啜り切れます。
出汁の浸透がとても緩やか。出汁にコラーゲン感が多いためか浸透率が低め。なので中盤以降になっても風味良く食い続けられるというイメージです。なので薬味や具材を大いに絡めて食らうと、より炭水化物の旨味を知ることでしょう。チャーシューや青ネギとのマッチングは言わずもがな旨し!。
<チャーシュー> 醤油ダレの円やかさと脂の旨味が一体化!赤身はスープを吸い込み甘味がナイス!白飯を欲する旨さ!
今や定番中の定番。豚バラ肉の大判スライスチャーシュー。この十数年ですっかりバリエーションが増えたチャーシューですが、私が関西転勤中にラーメンヲタクになり始めたころは、大判ロールばら肉が、バーナーで炙られただけでもかなり興奮したもの。今や目新しさはないものの、深く安寧を覚える王道チャーシューと言った感覚です。
脂身と赤身の層が美しくそれぞれに、浸かったタレの浸透の深さと、濡れたスープの浸透を感じる見栄え。外側の脂身はタレの旨味と脂の甘味が一体化し、それだけで白飯がバクバクと食えそうな、重厚な旨味を感じさせてくれます。また赤身は豚骨と醤油と魚介のリッチな旨味を十分に吸い込んでおり、肉本来の旨味と出汁の旨味がこれも濃密に一体化!思わずビールを欲する味わい!夜も訪問してみたい気分が高まります!。
<味変化> 柚子胡椒!こっさりレベルの濃厚スープに想像以上にマッチ!脂に清涼感が生まれる面白さ!
柚子胡椒の味変化って・・・淡麗系が似合うもの。特に塩系に映えると思うのですが、テーブルセットに置いてあるものだから、試しにやってみました。手が滑って多めに溶かしてみましたが、ミスマッチかと思いきや・・・濃厚な動物感と魚介甘味にも面白いほど調和!。すこし緩いこってり感(こっさり?)ある脂の旨さに、じっとりと負けずに清涼感が生まれて、これがまた旨し!。濃ゆい味にこそ柚子胡椒!柚子胡椒のポテンシャルを思い知った次第!。
<味玉にハズレなし!> ややハード気味の茹で上げにしっかり浸透感ある濃ゆめの出汁感!甘味先行の卵黄熟成感!
中々深い色合い!SKⅡファンデーションで言うと#310 クリスタル オークルに近いか少し深いか?。美しさもありますが割ると出汁が濃ゆく浸透しているのが分かります。全体的にハードな茹で上げになっており、引き締まる白身は出汁の旨さがしっかり伝わるイメージです。
卵黄も割とハードで、ジュレ状態から一歩進んで緩い芋羊羹に近い様子。湿った部分と乾いた部分が入り混じるような質感ですが、それが余計にいつもより舌に絡みつきます。塩気よりも甘味を感じる濃密さあり!。そこにスープの甘味を足し込むと、魚介の甘味がフックして更に円やかな甘みに高まるイメージ。このままま白飯にドボンと乗せて、がっつき食らいたい気分にさせるかも・・・・旨し!やっぱ味玉はいろんなバリエーションがあって面白い!。
総じまして「さりげない濃厚感!香味は円やか!魚介も深く染み入るネオ和歌山系!」と言う感動の嵐!久しぶりに食ったにも関わらず、馴染みの旨さに泣ける・・・。コロナ禍でご苦労しておられると心配してましたが、相変わらずファンの集まりも確認できましたし、一定の安心をして店を後にしました。豚骨と魚介が芳醇に溶ける濃厚醤油系!東京では珍しい旨さかと!三田・田町エリアでは、激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
冬晴れの
陽射浴びれど
風寒し
温もり恋し
路地裏拉麺
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!