二郎初心者が直系二郎に行ってみた。 第二話 三田熱闘編 : ラーメン二郎 三田本店

初訪問。
あまりにも有名な店ですので店ディテールは省略。
二郎初心者たる私が、自身二度目となる直系二郎体験として選んだのがココ 三田本店。これには熱烈な二郎愛を持つ方々から「百年早いんだよ‼️」とお叱りを受けるかもしれんが、あえて一言 いいたい。

初心者だからこそ三田に行っておきたかったのだ。

あまりラーメンに詳しくない私でもラーメン二郎という名前は良く知っている。というか、古の昭和時代からラーメン二郎の名前は聞かされていたし 更に近代になってからのラーメン二郎はラーメンという料理の垣根を飛び越して 他ジャンルの料理にまで影響を与えているのを目にする。二郎系を模倣したステーキやスパゲッティの存在は食に興味ある方なら一度は耳にした事があるだらう。

これって冷静に考えれば かなり凄い事だ。もともと 慶大生相手のいわばローカルフード的存在だったハズのラーメンが、今や日本の食文化の中で大きなムーブメントとなっているのだから。
しかも そうした派生だけでなく、本流たる直系各店舗の人気も衰えるどころか ますます加熱するかのように、たとえ真夏の炎天下でも店前の行列は伸びていく。そして それは三田本店も同様らしい。

知っての通り、飲食業界は浮き沈みが激しい業界だが その中でもラーメンは特に 浮き沈みが激しいと言ってよい。かつての行列店が10年後には閉店しているとか閑古鳥が鳴いてたりするよな事が平気でおきるラーメン業界で 昭和から令和に至るまで常にトップランナーであり続けた店が どれほどの熱量を抱えているのか体験してみたい……というのは、むしろ二郎初心者だからこそ抱く願望だ。ましてや 私の場合、せっかく都内在住なのだから ラーメン界のレジェンド的存在であるラーメン二郎三田本店には 一度は行っておくべきだらう。

さて、行くのであればラーメン二郎創業者である山田拓美氏（以降は総帥と書かせてもらう）が店に立たれている時がベスト。だが 残念な事に総帥が店に立たれるのは基本的に昼間だという情報。日中に三田まで行けない私は、総帥不在の時間帯に行くしかない。

これだけ巨大な食のムーブメントを造り出した料理人の姿を拝見できないのは 残念でわあるが、たとえ総帥不在でも二郎は二郎。きっと 得難い体験が待っているハズだ。

以降、訪問記になりますが 先述したよに私は二郎初心者。ですので あえて初心者目線で気になった事などを記していきます。二郎各店舗での味の違いとかは 初心者の私にわかるハズもないので、そうした事が知りたい方は熱烈なる二郎ファンの人のレビューを読んでください。


意外と並ばない：私が訪問したのは夕方。実は以前にも この時間帯に三田本店の前を通った事があるのですが、その時も 今回も店前には行列は無し。ドコの店舗も並びがキツい事で有名なラーメン二郎ですが、意外な事に夕方の三田は入店までのハードルは低い。


小ラーメンは無い：二郎系で良く言われるのが 普通の人ならば小ラーメンで満腹になる……という話なのですが、三田本店の券売機には小ラーメンの食券がありません。ラーメン（600円）が他店舗でいうところの小ラーメンのようですね。これ、予習しとかないと戸惑いますよねぇ。


ラーメンはボリュームたっぷり：最安値のラーメンでも量はたっぷりあります。食べる量に自信の無い人は 麺の量を減らしてもらうほが良いでしょう。私は わりと食べるほうですが、今回 麺少なめにしても食後は腹パンパンになりました。 麺少なめをお願いするタイミングは 店の混雑状況によって変動するよですが、この日は 並び無しで入店したので 着席と同時に麺少なめをお願いしました。


過酷な店内環境：三田本店は かなり古い店舗のため 店内環境はお世辞にも良いとは言えない。更に今の季節（真夏）は、店の扉を全て解放しているせいもあり 店内かなり暑い……のだが、実はエアコンの真下の席ならば涼しいという事をマイレビ様情報で知った私わ ちゃっかり涼しい席へ滑り込み。おかげで涼しい中でラーメン食べれました。


ニンニクは入れるべき：ラーメン提供直前になると、店員さんから「ニンニク入れますか？」と聞かれます。この時に、ニンニクの有無や野菜の量や味の濃さ等のカスタマイズ注文を店員さんへ伝えます。私は ニンニク少なめ 野菜増し でオーダーしました。
以前に神保町店へ行った時はニンニク無しでオーダーしたのですが、だうやら二郎はニンニクを入れるほうが旨いという噂。が、二郎のニンニクは生のニンニクなので 辛味が気になる私はニンニク少なめでお願いすることに。これは結果として正解だったようです。
二郎のスープは課長と豚脂がガンガンに主張する超ワイルドなスープなのですが、不思議とニンニクを入れるほが スープの尖った感じが少なくなるよに思いました。言い方は悪いですが、毒をもって毒を制す…的な感じですかね。


野菜増しは無料：カスタマイズ注文する時に野菜増しもお願いしましたが、この野菜増量は無料でできます。600円と比較的リーズナブルな価格でありながら、無料で野菜が増量できるのは素直に嬉しいですね。野菜好きな人ならば 遠慮なく増量すべきでしょう。


デフォルトでチャーシュー麺：豚肉好きな私としては たくさん焼豚（二郎は煮豚ですけどね）を食べたいので 豚ラーメン（いわゆるチャーシュー麺）の食券を購入したくなりますが、気楽に豚ラーメンをオーダーするのは危険です。というのも、二郎のラーメンはデフォルトでも 大きな煮豚が ゴロンと二個乗っているからです。ぶっちゃけ、デフォルトのラーメンでも他店のチャーシュー麺より焼豚の量は多いでしょう。


お手拭き持参推奨：二郎のラーメンは味だけでなく、作り方もワイルド。ので、スープを飲もうと丼を持つと 手が豚脂でベトベトに。対策としてお手拭き等を持参したほが、思う存分にラーメンを楽しめます。 レンゲでスープを飲めば良いとも思いますが、レンゲが見当たらなかったので。神保町店もそうでしたが、二郎はレンゲや紙おしぼり 紙ナプキンといった品は置かない主義のやうです。


気になった部分は上記した事ぐらい。一部で噂されてるよな怖さとかは私は感じませんでした。確かに店内環境とかは 少し厳しいモノがありますが、そのぶんラーメンの価格が安い事を考えれば店内環境は我慢すべき。
味に関しては 個人個人の好みの問題になりますが、あれだけ超ボリュームのラーメンを都内で600円で提供しているという事実には 驚愕するしかありません。
味もボリュームも とにかくパワフルかつワイルド。私からすると やり過ぎにも見えるぐらいワイルドなのですが、そうして振り切ってるからこそ熱烈なファンを獲得したのであろうというのは何となく理解できました。やはり多くの人を惹き付けるには 中途半端でわ駄目だという事なんでしょうね。良い勉強になりました。

あくまで社会勉強として行っただけですので評価は無しにしておきます。