たまに食べたくなる、ハイパーマニアックな「濃密」 : 中華そば いづる

「濃密な煮干しそば（880円）」
「和え玉・麺半分（150円）」

「濃密」を頂くのは３ヶ月振り。
この日の構成は背黒２種・鯵・平子。

感じ方は人其々でしょうが、
今までで一番マニアックじゃないかと思いました。
濃過ぎ、しょっぱ過ぎ、やり過ぎな濃厚煮干しで、
これ絶対体に悪いな～と（笑）

「晴」の濃厚は毎週食べたくなる一杯ですが、
「いづる」の濃密はその日食べると、
暫く食べなくて良いな～という感じです(笑)

そして今回は和え玉も注文。
麺は半分でお願いしましたが、５０円返してくれました。
正直、そのままでも絶品とは言い難いですね。
矢張り「晴」レベルにはまだ届いていないなと。

次回は「煮干しそば」の味を確認したいと思います。

「煮干しそば（780円）」
点数：８０点

「煮干しそば」を頂くのは４月以来。
その間、リニューアルされています。
他の方の情報によると「美味しくなった」ということで、気になっていました。

結論から言うと、「しょっぱい」ですね。
スープを一口啜って、（う～ん）と、、、
濃厚で塩分濃度が高いのは、まあ構わないのですが。

「あっさり煮干し」で、或いは「淡麗煮干し」で、
スープがしょっぱいというのは受け入れ難く。

これだとリピートする気にはなれないですね。
また味が変わった頃、頂きたいと思います。

暫く「いづる」では濃密になりそうです、、、

「濃密な煮干しそば（８８０円）」

４ヶ月振りの「いづる」です。
通常の煮干しそばが美味しくなったという情報をtwitterで見ましたが、
久し振りなので、やっぱり「濃密」を選択。
「肉めし」も初めて食べてみようかと思ったら、開店時から×印。
現在は販売休止中（？）の様、、、

この日の「濃密」の構成は、背黒・平子・鰺。
味に関する感想は変わりません。
「しょっぱい～。濃い～。でもうまい～」です(笑)

ところで、比較的新しい口コミに、
「ここの濃厚煮干しはやり過ぎだ。度を超えている」と批判的な意見が書かれていました。
まあ、それは確かにそうなんですが、
これくらいに振り切った、マニアックな、凶暴な、超個性的な、
他には無いマニアックな濃厚煮干しがあっても良いじゃないかと、
私は肯定的に捉えています。

そして、ただ単純に、
「いづる」の「濃密」が大好きなのです。

「濃密な煮干しそば（780円）」
「玉ねぎ増し（100円）」
「和え玉・細麺（200円）」
点数：９２点

早速再訪。
PPで並んでいて、猪又店主が暖簾を掛ける時、
「あっ、和え玉食べに来てくれたんですか！」との言葉。
「有言実行ありがとうございます」とのことで、味玉サービスしてくれました(笑)

この日の「濃密」の構成は、平子・鯵・背黒２種・白口。
これでまだ２回目ですが、やっぱり凄いですよ、此処の濃密は。
（濃い～！しょっぱい～！でも、うまい～！！）、そんな感じです。

玉葱トッピングは別皿で提供してくれます。
たっぷり盛られていて、追加する価値がありますね。
これはお勧めです。

和え玉は細麺or中太麺から選べますが、細麺を選択。
油が非常に円やかで且つ適量です。
するするっと食べられる、美味しい和え玉ですね。

◆店舗情報
現在食べログ評価 3.63
口コミ 105件

店主の猪又氏は、
恵比寿の有名店「おおぜき中華そば店」で修業された方。
第１８回「TRY」では「新人賞・にぼし部門」で第５位に選ばれている。

◆接客・雰囲気
以前は店主１人営業だったが、
現在は助手（「陽はまたのぼる」にいらしたパイセン）が付いている。

店内はカウンターのみで比較的狭い。
清潔感には正直欠ける気がするが、居心地は悪くないし、
店主の対応は穏やかで好印象。

◆味
券売機で購入したのは、
「味玉煮干しそば（850円）」
「濃密な煮干しそば（780円）」

店内連食するつもりだったが、
店主から「連食の場合は一緒に出すか、お並び直しになります」と。
一緒に出されるのは嫌なので、並び直すことに。
勿論こんなことで不愉快にはならない。店には店のルール・都合がある訳で。
それに連食というのは基本的に「イレギュラーな行為」と思っているので、、、

◆最初に頂いたのは「味玉煮干しそば」
あっさりかと思いきや、思いの外旨味濃厚。
その割に癖も苦味も抑えられていて高い完成度。

麺は「村上朝日製麺」の中細麺。
煮干しそばにしては加水率が高めで、尚且つ柔らか目。
（低加水の固めの細麺で食べたいな～）と思ったが、これはこれで此方の個性かもしれない。

チャーシューは鶏・豚どちらも高水準の味。
味玉は丁度良い塩加減、黄身もトロトロで美味。

◆並び直して頂いた「濃密な煮干しそば」
スープを一口啜って、（うわあああっ～）ってなりました。
（こりゃ～やり過ぎだろ～。マニアック過ぎるだろ～）と、びっくり。
煮干しの旨味・癖・塩味がぶわ～っと怒涛の如く押し寄せます。
バランスとかマイルドさとかは全く度外視の仕上がり。
コアな二ボラーにしか受け入れられない、兎に角マニア向けのスープ。

その分塩分濃度も高く、明らかにしょっぱいです。
しかし、これだけ旨味濃厚なら致し方無かろうと、納得は出来ます。
攻める姿勢は間違い無く評価したいですね。

２杯頂いたので、今回和え玉は自粛、、、

◆総評・感想
いや～、びっくりしましたね。
これ程の「濃厚煮干し」とは全く想像していませんでした。
嵌ったら抜け出せなくなりそうな、大変な魅力・中毒性のある一杯です。

帰り際、店主から「今度、和え玉食べに来て下さい」というお言葉。
勿論、今度は和え玉も食べに伺います。