気さくで優しくて楽しい大将。人柄だけでもファンが付くのも納得。そして絶品のつまみとにぎりに酔いしれて…酔いすぎた(笑) : 東麻布 天本

日本有数の予約の取れないお鮨屋さん。
ついに伺う事が出来ました♡
初めましてでしたが、人懐こい笑顔で迎えてくれる大将に気持ちがほぐれる。
美味しいのは当然だと思うけど、きっとこの人柄が人を惹きつけるのであろうと、一瞬でファンになった。

しかし、ちょっと舞い上がってしまい、
お酒をたくさんいただいて酔っ払い。
メモが雑ですが、こんな感じです(笑)

乾杯から日本酒、初亀でスタートです♪(´ε｀ )
繊細な細さのもずくは下関。
シャキシャキといい食感。
おつまみで銀杏。
東京湾のたこ。
ゼラチン質多くて柔らかいのが特徴なんだって。
確かに美味でございます。

茶碗蒸しは75°で。
青森のしじみ出汁とこのわた。
茶碗蒸しにこのわたなんて初めて( °д° )
ギリギリ卵が固まっているようなトゥルトゥル。
そしてこのわたの塩味で酒が勧む茶碗蒸し。

お造りは3.8kgのあら。
寝かる事で香りが立ち、美味しい◎
次のお酒は而今。
日本酒のラインナップ好きだなぁ…

そして！まさかの！牡蠣！！！
仙鳳趾だったかな？
これ、ヤバイです(；ω；)
美味しすぎて悶絶。
美味しいから食べたいけど、なくなるのが悲しくなるレベル。
今までで1番美味しい牡蠣でした。
あと30粒は食べたい。

鰹は目の前の焼き場で仕上げていく。
鬼の形相で皮目を炙る姿は刀鍛冶のようにすら見えた。
その後、藁を炭にバサっと置くと、モクモクと煙が立ち上る。
辛そうな顔で燻し、香りを付けたら、炎が上がり、最後の仕上げ。
この仕上げまでを見るのも、そして煙の香りですらつまみになった。
渾身の鰹は色も美しく、燻した藁の香りが素晴らしい！！
塩がオススメとの事だが、3切れあるので塩・醤油食べ比べ。
確かに塩の方がいい！！

次のお酒は黒龍。
大好きなお酒ばっか出てくる✨
そして何とも華やかなな牡丹海老。
雲丹が絡めてあり、ときめくような美しさ。
そしてめちゃくちゃ美味しい(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥｀)
後追いでシャリが足されるので混ぜていただく。
悶絶。
そのままも良かったがシャリ入れてからも最高！
シャリだけを食べてみたが、結構赤酢がきいてはっきり味なのも少し驚き。

お肉のように見えるこちらはくじらの尾の身。
適度な脂が絶妙な美味しさ◎
焼き物はまながつお。

そしていよいよ、にぎりが始まる。
青森のひらめ。
香りがよく美味しい。
東京湾の鯖。
東京湾って聞くと汚いイメージあるよね？なんて話になったが、ある意味、栄養豊富でそれを餌にして良い魚が育つらしい。
勉強になる✨

沖鰆は辛子がちょこんと。
ネタが長めで、えんがわと表現していいのか分からないけれど、えんがわっぽいのが伸びている。
ちょっと味付けは濃かったが、脂が乗り、とんでもなく美味しい。
新いかは熊本不知火(しらぬい)。
歯切れが良く、ねっとり系いかが苦手な私でも美味しくいただけた♪
金目鯛はどこだったろうか？
(と言っても、産地にはこだわりないので美味しければ、何でもok!!)

お酒は何と、ラベルに天本と書かれている( °д° )
伯楽星で作られた天本さんのオリジナル✨

三河湾の海苔で包んだ毛蟹の手巻き。
海苔の香りがよく美味しい。
かぶりつく幸せを噛みしめる。

鮪は下田。
塩でいただく大トロは珍しい。
ここら辺からメモがあやふや(汗)
お次の鮪はどこの部位だろう？
はがし？？かました？？
そして赤身。

ここでお酒は陸奥八仙。
地元中の地元。
こんな名店で出されているなんて誇らしい。
そしてフレッシュ美味しい♡

秋刀魚は脂が上品で美味しい。
ニュースにもなっているが今年、秋刀魚が本当に不漁だからそんな時でもここまで素晴らしいものを揃えてくるのもさすがです！！
こはだはふっくら。

雲丹はこんなにいいんですか？！って位、贅沢な山盛り。
口の中でたっぷりの雲丹がとろけて、ほぐれたシャリと絡まり合っていく…
何なの…雲丹…激甘！！濃厚！！
美味しすぎて脱帽です。

そして天本の代名詞？
車海老の出番です✨
寿司ゲタに置くのが一発でピシッと決まる。
他店でこれを真似て出す所がよくあるが、バランスを取るのに時間を要する事がほとんどだが、本家はさすがの一瞬です。
もうそれだけで拍手したい気持ちになった(笑)

御碗をいただいていると、いくら。
輝いています。綺麗…
大粒で旨味が炸裂する。

穴子は骨も皮も柔かく、美味しい！！
ふわふわで香り高く、かけてある山椒も美味しい◎
たまごはふわふわしゅわしゅわ。
軽くて甘くて美味しい。

この日はお店に入ると、一番乗り。
ありがたい事に席も中心寄りの席に座られせていただきました。
たまに常連や著名人が真ん中を陣取り、大将とプライベートな話で盛り上がり、端に座る新規は大将に話しかける事も出来ない…なんて状況を見受けると、いたたまれない気持ちになる。
大将と話したいのは分かる。
でも、常連さんはいつでも行けるんだからその辺の配慮が欲しい。
自分が常連の店であっても気を付けようと思っている。
話は逸れたが、天本さんはそんな事もなく、新参者の我々も優しく、皆に平等に話しかけ、気を配ってくれていた。
この人柄だけでも、予約困難となる理由が頷けた。

今回、主人が出張で行けなくなってしまった為、友人と訪問したが、主人にも味わって欲しい。
次の予約も頑張ろうと誓った。

余談だが、椅子なのか、床なのか、滑りがよく座ったまま引いたり押しても音が鳴らないのが驚いた。
椅子のギギギッて音がすると恥ずかしくて、チビな私は「もっと前に行きたいよ〜」って思っても動かせない事が多々あるので(笑)
味だけでなく、内装のセンスもいいし、いろいろな事が完璧に計算されているのだろうと実感した。