西葛西住民の : 北海道焼鳥 いただきコッコちゃん 西葛西店

西葛西住民の数名が誇るメトロセンターの江東区寄り、
飲食店としては、はじっこにあるお店である。

北海道という文字を冠しているとつい気になるのがホッカイダーの性。
もう何度となく伺っている。

おじゃましたのは何も手につかなくなった冬の夜。
ビールとハイボールで乾杯。
お通しはマカロニサラダ。

いただいたのは
・コッコちゃんのシーザーサラダ
・小樽仕込みのさつまあげ
・十勝産長いもわさび醤油漬け
・鉄板焼なまらジンギスカン
・やきとり
・やみつきキャベツ
・塩・凍れレモンサワー
・玉子焼き


さつま揚げがふっくらで美味しい。

十勝産長いもわさび醬油漬けは、
ほのかなおそらく山山葵の香りと辛みがお酒によくあう。

焼き鳥はほとんど夫が食したので、あまり記憶がなく申し訳ございません。

ベルのたれでいただくジンギスカンは、遠い故郷を思い出し懐かしかった。


ともに、夫は母を、私は父を亡くした昨年。
懐かしい故郷にはもう帰る家はない。

今はこの地を愛し、お店を愛し、末永く応援したいと思うのである。

コッコちゃんで女子会です。
以前住んでいたマンションのお友達ふたり。
みんな主婦ですもの、人が作ってくれるお料理はなんだってありがたい。
一番安い飲み放題つき2500円コースに決定。

ひとりはカルピスサワー、私ともうひとりはビールで乾杯。

三人揃えば姦しいと言いますが、文字通りです。

ひとりが弾丸のように話しはじめます。
ほう、へー、っと相槌を打ちながらグイグイ飲みます。
あっというまに二杯目はレモンサワーを。
その間に食べる手もとめません。

塩昆布キャベツに枝豆、フライドポテト。
定番のあてです。

レモンサワーはあっというまに消えてしまったので、次はハイボールいきましょう。

そのうち会話は病気自慢になります。
この年まで生きていればどこかここか皆ガタがきています。
近所の病院でどこがいいか、とても役立つ情報をたくさん聞けました。

焼鳥が一本ずつ、うずらも一本ずつ。
いい具合に焼けています。

ザンギがでます、どーん。
お友達のひとりは函館出身で、私たちにはザンギは懐かしい食べ物です。
アツアツに揚がっていて美味しいです。

〆のチャーハンをとりわけましょう。

ずいぶんハイボールもいただいたし、思い切りしゃべったし、2500円で大満足です。
帰りにはレジであめちゃんも一個ずついただきました。

近所にあって、ホッカイダーには嬉しいお店、いただきコッコちゃんなのでした。

首都圏への息子の出張はなんだかんだと長引いて、結局2か月以上もいったん寮に戻ったりしながらまだ続いていた。
いる間にまた4人でごはんでもと、故郷の香りがほの感じられるこちらへ。


缶のサッポロクラシック、焼酎のボトル「グランブルー」をもらい、息子はカシスオレンジ、おばあちゃまはオレンジジュースで乾杯。
「グランブルー」は摩周の水を使用して作られているとか。

室蘭やきとりだ美唄だ、たまご焼きだ、つくねだ、思いついたものをどんどん頼んでいく。
豪快にこぼしたフライドポテト、厚揚げみたいキタアカリのいももちバター。

串は大ぶりで値段はお手頃、席もゆったりしているのでファミリー向けだろう。

おばあちゃまはもう以前のように、北海道に帰りたいと言うこともなくなった。
そして、こうして家族全員で食事するのが何より楽しそうだった。

故郷は遠くにありて思うもの

もう何年も帰省していない。
故郷の天候や情報は、SNSの友人のタイムラインで知るばかりだ。

私はたまに自分の母に会いたいと思うけれど、おばあちゃまが生きている間は故郷には帰れない気がしている。


もう初雪が降った街は、家族の中からどんどん遠くなっていくのだった。

しかし、このお店は我が家の近くにいつもあって、いつでもクラシックを飲ませてくれる。
そしてあたたかな北の匂いをひとときわけてくれる、我が家には大切な一軒なのだった。

2015/05

年寄り・若者・中年の3名で利用しました。
ちなみに私は年寄りではなく中年の部です。

年寄りは北海道では大変メジャーな飲み物である「リボンオレンジ」
若者は相変わらず「コーク」
中年はもちろん「サッポロ・クラシック」で乾杯。

年寄りにはカニサラダ、こぼれいくらごはん、つくねwith月見。
若者は室蘭やきとり、美唄やきとり、その他いろいろたのみます。
私はアスパラ串、トマト串。
他にこぼれポテトフライ、厚切りハムカツ、おつまみたまご、おつまみポテサラ。

ここのよいところはアルコールを飲むお客だけにお通しが出されるところです。
でも3人で仲良くわけました、もちろんです。
ポテトサラダにサーモンののったもので、なかなか気がきいております。

久しぶりのサッポロ・クラシック、旨いです。
どこででも買えるといいなあと思ってしまいます。

おつまみたまごは煮玉子を切ってマヨネーズがかけてあるものですが、なかなか美味しい。
コッコちゃんだけに玉子料理にはこだわりがあるのでしょう。
つくねの月見も大変美味しいです。
これはやわらかですのでお年寄りやお子様にもよいと思います。

こぼれいくらごはんは、北海道の形の型でぬいたごはんに、きれいなおねえさんがいくらを豪快にかけてくれます。
これは目が喜ぶ演出で嬉しいですな。
年寄りは渡島・檜山地方、中年は釧路根室地方、若者は残りの稚内から旭川、札幌、苫小牧など、
北海道の大方をいただきました。

ドリンクはまたコーク、中年はハイボールをお代わりして、〆て8000円と少し。
食べログさんの地図についているクーポンで10％引きの恩恵にあずかりました。

駅の下で大変便利な一軒であります。


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2012/11

サッポロ・クラシックが飲みたい。

八重洲のどさんこプラザで先日、限定のクラシックを買って飲んで以来、
通常のクラシックも飲みたくて、
一緒に買ってきたらよかったと思っていた。


あなたがその前の晩から、
「たまには明日あたりみんなで外で食べようか」
と誘ってくれたので、
全員の都合を確認し、この店へ。


隣駅から川を渡るため、
地下鉄は地上を走っており、
その下の部分を利用し、西葛西・葛西駅周辺はメトロセンターという飲食店街になっている。


「いただきコッコちゃん」はその中の一軒で、
焼肉屋がなくなったあとに、最近できたのだ。
北海道焼き鳥の店とうたっており、
サッポロ・クラシックが飲めるのだそうだった。
鶏のようなたまごのような、
いわゆる「ゆるキャラ」のようなトレードマークが目印である。


案内された席につくと、
調理場の近くでひどく暑かった。
寒がりのあなたも暑がるので、お店の方にその旨を伝えるとすぐに店内の温度を調節してくれた。

あなたはオレンジジュース、
3人は缶で出てきたクラシックをグラスに開けて乾杯。


くぅ
旨いね～。


メニューからあなたにはいくら丼、たまご焼き、
私たちは知床焼き鳥、
美唄焼き鳥（モツ系）、
室蘭焼き鳥（なぜか焼き鳥ながら豚串で辛子をつけて頂く）など適当に3本ずつ、
塩昆布キャベツ、漬物、ザンギ（北海道のからあげ）などを頼む。

調理の方もたくさんいて、
料理はあまり待たされることなくどんどんでてきた。

つくねの串をたれで追加。
唯一あなたが食べられる肉料理。

長芋の山葵漬けの、シャクっとした食感がよい。

「みんなが美味しそうに食べているのを見ると本当に楽しいよ」

家でも全員が揃って食事をできる日は
一週間に一度あるかないか。
遠くからきたあなたは、
そんなことも、寂しい原因のひとつになっているんだろう。

いつまでも新しい土地になれることができずに･･･


ほっけ、カキフライなどを追加した。

ひとりは飲み物は北海道ならではの「ガラナ」を注文。
ドクターペッパーに近いような飲み物である。
飲ん兵衛の私ともうひとりは、
焼酎をボトルで。


総じて値段はチェーン店の居酒屋にしては、
比較的高めで、その分食材は北海道のものにこだわり、悪くなさそうだ。


まだ店員さんのオペレーションはいまひとつな感があるが、
休日とあって近隣のお客さんも入っており、
メニューも豊富なので楽しめる店といえるだろう。

何よりクラシックが飲めるのが最高だ・・・


外に出ると、冷え込みがきつくなっていた。

あなたは真冬のコートの襟をきつくおさえて、
右手を私の腕にしっかりとからめて、
まるで雪道を歩くかのように家路へとゆっくり足をはこぶのだった。