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葛西の老舗名店のラーメンは鰹節香る旨味満点な一杯
「ちばき屋」は、東京で一番東に位置する街葛西に1992年に生まれて四半世紀が経った名店。葛西は私の地元です。開店当時、日本料理で腕を磨いた店主が魚介系の出汁にこだわったスープで作った美味いラーメンとして評判が立ちました。
11月の最後の土曜日。冬の訪れを感じる空気のひんやりに、ほっこりと温めてくれる淡麗旨口な醤油スープが食べたくなり、葛西での用事もあったので、自宅から妻と歩いて久しぶりに「ちばき屋」を訪問しました。
到着は11時20分。開店10分前に着きました。待ちの人はなし。店頭には椅子が2客置かれていましたが、初冬の朝の椅子は座面が冷たいのではないかと二人で立って待ちました。店内には既に開店準備をほぼ終わらせたスタッフが5名ほど。5分後には30代と40代に見える男性客二人がやってきました。長い行列にはならなくても、やはり人気は続いています。
11時30分ちょうど。暖簾を両手に持った男性スタッフが店内から出てきて、私たちを招き入れました。葛西という多少ローカルなエリアの店ということもあり店内は広く、15人座れるL字カウンター席に加えて8人用の大きなテーブル席もあります。スタッフから「(カウンター席の)奥からどうぞ」と言われ、本日一番入店の私たち二人は一番奥のカウンター席2席に着座しました。
L字カウンター席の角のカウンター上には、この店でお馴染みのスパムがのった一個180円「アメリカンおにぎり」が並べられた皿。そそられますがカロリーオーバーを懸念して我慢し、「焼豚そば大盛」を注文。それじゃダメじゃん(笑)。
ここは、最近多い券売機の設置はなく、着座の後、メニューを見てスタッフに直接注文を伝える方式です。
カウンター席のの目の前は厨房。サイドから眺める厨房は広く、なかにはスタッフが3人立っていました。調理台も大きく、麺を茹でる大鍋も調理台に並んで配置され、調理はしやすそう。
店内は開店当時からほぼ変わらず、当然ながら25年歴史を感じさせる適度なクタビレ感があります。よくいえば老舗感(笑)
厨房のなかの様子を眺めていると、次から次へととお客様が入店し、カウンター席はあっというまにほぼ満席です。テーブル席も埋まりました。開店当時の大人気は落ち着いたものの、いまや老舗の名店。客層は中高年が多く、地元のファンが多いように見えました。キャップをかぶった80才くらいに見えるお爺さんもカウンター席に座り、店主と親しそうに話していました。
店内の様子を見ているうちに、一番客の私の「焼豚そば大盛」はあっという間に出来上がっていました。着座して4分。細麺なので麺の茹で時間は短めのようです。
「ちばき屋」の文字がフチに入った丼になみなみとスープが入り、沈んだ麺の上に小さめ薄めのチャーシューが五枚。海苔とカイワレがその上に乗り、脇には細めのメンマ。緑のカイワレを除けばシンプルでオーソドックスな具材です。玉子好きな人には100円で味付半熟玉子のトッピングが用意されています。
久しぶりの「ちばき屋」のスープ。鰹節の香りが立つ旨味を感じる味。醤油はほんの少しだけ強めに感じます。浮いた脂もほどよい感じ。胡椒など加えずにそのまま飲み干したいスープ。
麺は縮れた細麺。まあまあでしょうか。個人的には麺の種類があったら、小麦の味を感じられる麺があったら嬉しい。わがままでしょうかね。
らーめんに厳しい妻も「美味しい」といって食べていました。食べログ高評価の店でも「あまり美味しくなかった」など辛口コメントをたまに吐く妻から高評価が出ました。
葛西に生まれて今年27年目に入った老舗店。いまでは別ブランドの店舗がいくつかあるようで、厨房のスタッフが着るTシャツの背中にはそれらの店舗名がプリントされていました。
経営は順調そうですね。いつまでも続いていただきたいものです。
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店名 |
ちばき屋(ちばきや)
|
---|---|
ジャンル | ラーメン |
お問い合わせ |
03-3675-3300 |
予約可否 |
予約不可 |
住所 | |
交通手段 |
東京メトロ東西線葛西駅から徒歩3~4分 葛西駅から273m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
席数 |
23席 (カウンター15席 テーブル8人用1卓) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 近くに2か所あり |
空間・設備 | 落ち着いた空間、カウンター席あり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
お子様連れ |
子供可 |
ホームページ | |
オープン日 |
1992年8月 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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久しぶりに「ちばき屋」へ。
毎週週末の妻との麺活も3月7日を最後にストップしていましたが、東京アラートも解除され、外出自粛要請もなくなりましたので3カ月半ぶりに、まずは散歩がてらでこちらへ。
しばらく足が遠のいていましたが、前回食べログ投稿をチェックしてみると1年半ぶり。この間は、あっちこっちの店に行って麺活していましたので、そうなってしまってましたかと自分でも驚いてしまいました。
さて、久しぶりの「ちばき屋」は日曜日の12時半到着。江戸川区葛西に店が開かれて28年となりますが相変わらずの人気で、外には11人の先客が並んでいました。
この日は空に雲がかかって直射日光に苦しむこともなく行列最後列で順番待ち。こちらは席数も20席以上あるので回転もよく、結局8分後には入店できました。
さて、本日の注文は妻がワンタンそば。私が焼豚そばの大盛りです。塩もありますが、どちらも醤油で。こちらは口頭注文・後払い方式です。
カウンター席のほぼ真ん中の席に並んで座って、ホール担当の男性スタッフに注文を伝えて6分後、私の焼豚そばの大盛りと続いて妻のワンタンそばが出来上がりました。
白い受け皿に載った雷紋と「ちばき屋」の文字が入った丼。おなじみの姿は縮れた細麺が濁りのある醤油スープの下からちょこっと顔を出しています。その麺の上にはチャーシュー、海苔、メンマ、そしてカイワレ。
最近の美味いラーメンと違ってスープは油少なめ。レンゲで口に運べば、分厚い魚介系の出汁。相変わらず少々醤油の塩味強めの一口目からガツンとくるスープです。
麺は、しばらくぶりに食べてみると、若干チープさを感じるかなあ。縮れているため口のなかの食感は楽しいものの。ほんの少しボソッとした歯応えです。でも、そこが町のラーメン屋さん的な親しみを感じさせます。
開業から30年近くたって、葛西の地ですっかり庶民的な味として確立されたちばき屋の支那そば。一緒に食べた妻も「やっぱり、おいしいね」と。今回もご馳走さまでした。