ピッツァやパスタだけではない確りしたディナー : ピッツェリア ピッキ

1月3連休の最終日、3年ぶりに伺ったのが此方。個人的には近隣周辺ではピッツァとパスタが美味しいお店との認識。

ディナーはどうなのかと緊急事態宣言が発令されている中、ピッキの【Go To Eat】お任せコース4,400円(税込)を17時に予約し訪問。

ピッツァのテイクアウトもされていて、頻繁に予約されたお客様がピッツァを取りに来店されています。

コース前に料理に合わせてワインのペアリングもされているとの説明でしたので、あまりワインは明るくないので折角なのでお願いしました。

先ずは前菜盛り合わせ3種
キハダマグロのカルパッチョ、クリスマス島の塩とレモンのドレッシングと田舎風テリーヌ
キハダマグロはアッサリした味でクリスマス島の塩で甘味が増します。テリーヌは厚切りでしっとりして食べ応え有り。自家製ピクルスの酸味が程よくサッパリ。

間をおいてから暖かい前菜はトリッパのトマト煮込み、ペコリーノロマーノかけ
トリッパは牛の胃袋ハチノスの事でトマトソースで煮込むのが定番。ペコリーノとは羊の乳から作ったチーズの事で独特の風味と旨味を感じます。イタリア版もつ煮込みです。

ピッツァはマルゲリータ&クワトロフォルマッジ、蜂蜜添え
マルゲリータは酸味と甘味の有るトマトソースが濃厚モッツァレラチーズとバジルの風味と合います。クワトロはゴルゴンゾーラ、モッツァレラ等の4種類のチーズが乗せられ、各々の異なるチーズの風味に蜂蜜がアクセントとして口の中で芳醇な甘味が広がります。
どちらもピザの焼き加減が最高。此方のピザは生地が口にねっとり絡むのが特徴。耳まで柔らかい。

ウニのトマトクリームソース
アルデンテの程よい歯応え感に滑らかなウニの味わい。仄かに酸味を感じるのはトマトを使用しているからでしょうか。

メインは牛ホホ肉の赤ワイン煮込み、マッシュポテト添え
合わせたワインは酸味が強めですが飲みやすい。
ホホ肉は適度な脂身と相まって赤ワインソースで肉の旨味が引き出されている感じ。

ジェラード
栗の身が入って自然な甘味が有って美味しい。

ピッツァとパスタが美味しいお店だとは知っていましたが、お肉や前菜も中々で美味しかったです。

カジュアルに楽しめてワインにも力を入れている印象。ワインのペアリングも料理とのバランスが良く、互いに引き立つ感じでした。

スタッフの熱の入った接客や気遣いで、親しみが持てるイタリアンコースでした。ご馳走さまでした。

休日テニスを終えた後、以前から伺ってみたいと思っていたお店が此方。何故か飲んべえオヤジ2人付の4人で訪問。

ランチは3種類。Aセット1,000円、Bセット1,300円、Cセット1,900円。私と連れはどうせならピッツァとパスタの両方食べられて、テリーヌもあるCセット、飲んべえオヤジ2人はBセットを注文。

程なく先ずは季節野菜のテリーヌが登場。モザイクアートのように綺麗なテリーヌの他に、ヘルシーな野菜で彩られた刺身、ハム、オムレツが3ヵ所に配置されています。お味もまずまずです。

次にパスタが登場。桜海老とキャベツの魚介出汁ソースと色々キノコと生ハムミンチ出汁のトマトクリームソースが運ばれて来ました。連れとシェアして食べます。

桜海老の方は桜海老の香りとキャベツの歯応え感に加えて、魚介出汁なのでアッサリ系と思いきやコクの有る味付けがパスタに絡んで美味しかった。

一方の色々キノコの方はキノコと生ハムがトロミ有る甘味と微かに酸味が効いたトマトクリームに良く合わさっています。

ついでに飲んべえオヤジの無添加ウニのトマトクリームも一口頂きます。ウニのコクが効いてこれまた美味。

お待ちかねピッツァ登場。青森産ニンニク使用のマリナーラと釜揚げシラスと青海苔。此方も連れとシェア食べ。

どちらも熱々、フカフカ、モチモチで方やニンニクとマリナーラの相性が良く、此方釜揚げシラスの塩気と青海苔の風味という和風味は初めての食感でしたが、意外性が有りながら美味しく頂きました。

デザートも素材を生かした自然な甘味を感じる一品。当初パティシエを志していたシェフのレベルの高さを感じました。

結局飲んべえオヤジもいたおかげでワインボトル2本を開けてしまい結構ヘベレケになりました。ですがワインもリーズナブルなお値段で美味しかった。

追加でオーダーした生ハムの盛合せも美味しかった。酔いが回った飲んべえオヤジにも関わらずスタッフさんの対応も良かったです。

周りを見回すと店内は満席でした。地元界隈ではやはり人気店なんですね。次回はディナーにお邪魔します。ご馳走さまでした。