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店名 |
掲載保留
日本郵便 食堂
|
---|---|
ジャンル | 社員食堂 |
住所 | |
交通手段 |
潮見駅から670m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
~¥999
|
支払い方法 |
カード不可 |
席数 |
(テーブル500席以上) |
---|---|
個室 |
無 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
有 |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
備考 |
社員食堂ですが、一般客も利用可能です。 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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今回は日本郵便の食堂です。権力との関連付けは2つあります。
まずは日本郵便という組織が独占的に信書を取り扱う事業を行っているという点です。同社は社会全体で均一のサービスを提供する義務を負う一方で、公共の場所に設置されたポストの利用などの有利性を確保しており、他社に対しては巨大な参入障壁を維持しています。これらはかつての郵政民営化の際に大きく報道されたのでご存知の方も多いかと思います。
二つ目は郵便制度自体の成り立ちの経緯にあります。
近代国家に必須とされる制度は鉄道、高等教育(大学)などが代表的ですが、郵便制度もその一つとされています。
明治維新の後の近代化の中で、前島密という偉人がわずか4年で全国に郵便ネットワークを作り上げましたのですが、その仕掛けが面白いのです。
日本の歴史の中で、支配階級の末端の立場に地侍という地方有力者がいた時代があります。地侍とはいってみれば地方豪族のことで、歴史を溯れば中世、時には源平時代まで溯る事ができるのだそうです。
特に戦国時代には半農半兵の有力者が全国にいました。地侍の多くは小規模な農場地主であり、たくさんの小作農を隷属させています。普段は農作業に従事しているのですが、大名の陣触れがあれば土地を守るために武装して戦う者達でした。
しかし天下を統一した豊臣秀吉により、この支配層の武装解除が進められます。いわゆる刀狩りです。
その多くは帰農しましたが、彼等をそのまま放置しておいては遺恨が残ります。江戸時代、そうしたかつての地侍から名主(庄屋)が選出され、名字帯刀など、ある程度の特権が付与されたのです。
地方の有力者を支配体制の一翼として組み込み、権力機構として利用するメリットがあったという事ですね。江戸時代、名主(庄屋)の身分はあくまで農民なのですが、その経済力は下手な藩士より数段上であり、屋敷も立派な物を構えていたそうです。
実をいえば、私はこの辺に詳しいというか、まぁその郷土史を散々聞いて育った人間なのです。 旧家には小さなお堀があり、庭には食料がとれる木や薬草が植えられていました。広間の奥には隠し部屋があって、武具も一通り揃っていました。子供の頃は、農家に何でこんなものがあるんだろうと疑問に思いながら育ったものです。
そして時代が進んで明治維新を迎え、かつての地侍層は郵便事業へと組込まれます。前島密は維新後ただちに郵便制度を整えるために、地方の有力者に依頼し、彼等の持つ屋敷の一角にて郵便局を開設してもらったのです。郵便業務が公務であると説き、局長は判任官として礼遇しました。わずかな報酬であるにもかかわらず。
そして、この名残りが今でも全国に残る特定郵便局(当時は郵便取扱所)です。特定郵便局の局長が(実質)世襲制であるとか、現代では驚くような制度が継承されているのはこういった理由があるのです。
さて、そのようにして創立された郵便制度ですが、その物流センターの役割を担っているのが当地の建物です。日本郵便の本社は例によって霞が関にあります。
立地は明治通り沿いにあり、車両での交通の便が良い場所なのでしょう、頻繁にトラックの出入りがありました。付近には宅急便の物流センターも多数あります。
敷地内には問題なく入れますが、食堂へは一般的な入口から少し離れた通用口を利用する事になります。中に入ると警備員さんが受付をしていましたので、訪問目的を申告し入場バッジをお借りします。結構簡単ですね、利用者も多いのでしょう。
エレベーターは業務兼用の大きなタイプです。階段利用を推奨していましたので3階までエッチラ上がります。するとコンビニのような売店と、奥に古めかしい食堂が見えてきました。
食堂は物凄く広いです。300席くらいあるんじゃないかな。私の訪問は11時半くらいでしたので、交替の休憩に入っていると思われる従業員さんを中心に30人程度の利用者でした。
皆さんテレビを方を向いたり、外向きに座ったり、、、中には弁当持参の方もおられるようです。席の間隔がとても広く、皆さんバラバラに間隔をあけて座っておられるのですが、何か違和感が・・・・
あ、そっか。皆さん一人での食事なんだ。シフトで休憩に入っているから、貴重な休憩時間を思い思いに過ごしているんですね。スマホいじったり本を読んだり。官庁の従業員食堂のような回転の良さがないゆえのまったり感です。そういえば席も一人用がやたらと多いです。
しかも奥の方には本棚があったり、電子レンジが幾つも置いてあったり、血圧計も設置してあったりします。やはりここは配送工場の食堂なんですね。
早速ですがカレー(400円)を注文します。メニューはやや少な目です。値段的にも普通のレベルだと思います。
カレーの器はやや小さめのものが使われてますが、体力勝負のお仕事をしている方が多いせいもあるのでしょう。量はしっかりあったと思います。
味はやや後に残る辛さがあります。何だか一味の辛さみたいで、個人的にはちょっと。。。具はとにかく肉・肉・肉が入っています。ただし、ルーに馴染んだ感じはしませんでした。
あっと言う間に完食してしまったので、自販機でジュースを買って時間を潰します。
ふぅ。立地は面白いけど、権力食堂としてはハズレでしたね。こりゃ口上で頑張らなきゃ。なんて考えていました。
レビュー作って一晩唸ってみたら、ほーら2,200文字。
結構頑張ったでしょw