初体験、鳥焼肉！ : マルボシ かんたろう

東陽町駅から永代通りを南砂町方面へ５０ｍ、酒蔵ダイニング旬の跡に１０月１０日オープンした新しいお店です。
お店は基本居酒屋ですが、鳥焼肉をメインとした新種の業態で、店長いわく「ここを本店に展開していきたい。」と意欲を見せていました。
店内は１階にカウンター１１席、８人用テーブル２卓、６人用テーブル３卓、４人用テーブル２卓、２階に１２人用テーブル３卓、８人用テーブル１卓、４人用テーブル４卓あり、波状のトタン板を壁に使っていてレトロ感を出しています。
天井には提灯、廃材で造ったかのようなテーブル、原始的な丸イスなどは、最近よく見かけるホルモン焼き屋にそっくりです。

１０月１０日オープンで、１３日までは鳥焼肉でれでも１皿１００円、１４日～１５日の２日間は生ビール１杯１０円と出血大サービスを行っています。
なので、東陽町には珍しい大行列ができていました。
１２日の月曜日、祝日ですが会社は出勤日なので、同僚と会社帰りに寄ってみたら、すごい人だかり、お店の外に予約を受け付けるお姉さんがいたので、予約を入れると１時間３０分待ちとのこと。
このまま待っててもしょうがないので、行きつけの麺々亭のお得セットで１時間潰してから再チャレンジ。
しかし、まだ１０組も待ってる状態なので、お店の外で待つことに。
待ってるお客は既にいい気分、入口脇に鏡割りに使う樽酒が自由に飲めるように大盤振る舞いしていたので、ちょいと１杯いただきました。
１０組待ちでしたが、半分以上は待ち切れず帰ったみたいで、１５分もしないうちに入ることができました。
店員さんの案内で２階にあがると、エッ！ガラガラじゃん。
１２人は座れるテーブルに１組だけ、なんだか騙された気分。
鳥焼肉１皿１００円だからあまり出したくないのか、客を外に並ばせて広告代わりにしているのか疑いたくなる。

まずは初体験の鳥焼肉を食べなくては。
鳥は朝〆の地鶏を使用し焼肉用の部位が１４種類、もも、カルビ、そり、手羽先、ハラミ、せせり、なんこつ、はつ、砂肝、ぼんじり、レバー、むね、かわ、つくね、どれも１皿４００円前後だけど今日は１００円なので、全種類注文しちゃいました。
飲み物は焼酎ボトルで、水割りセットを頼むとピッチャーに氷とヤカンに水道水という、飲んべえスタイルは嫌いじゃない。
お通しで胡麻油のかかった生キャベツ、薬味でワサビとレモンがでてきましｔが、レモンは焼酎に使ってしまいました。
鳥焼肉は１皿５０ｇも無く少ない。
同じ皿に何種類も盛られて、一応説明をしてくれるが何が何やら、レバー、かわ、つくね、なんこつ、はつ、手羽先、砂肝は確認できましたが、後の鳥肉はよくわからなかった。
炭火の七輪で焼くと煙がモクモク、天井と壁に換気扇、窓を全開にしているけど涙が出る程煙たい、それだけならいいが服にも髪にも臭いが付いて燻製状態です。
鳥肉は一切味付け無し生肉、かわだけ少し茹でてありました。
七輪の上の金網は、ただ乗せてあるだけなので、金網にくっついた肉を剥がすのに金網が動いて一苦労、二人の共同作業じゃないと無理があります。
途中、店員さんが火消し用にと氷を配って歩きます。
肝心の鳥焼肉ですが、タレが醤油と味醂だけみたいな深味のない味で最悪、塩をかけただけの方が美味しいです。
全体的に脂が乏しく、ある意味あっさりヘルシーでいいのかも。
つくねが大葉で巻いてあり、そのまま焼くのが珍しい、生卵にタレを混ぜていただきます。

もうそろそろと思い、〆で炊きたて鳥めしを注文したら、「５０分かかります。」と言われました。
せっかくなので５０分待つこととし、更に鳥焼肉追加で延々煙まみれです。
鳥めしはテーブル席脇のカウンターに置かれた炊飯ジャーで炊かれ、その炊飯ジャーのまま客席に持って来て、炊きたて感を味わわせるやり方みたいです。
鳥めしは、むね肉少々、にんじん少々、ごぼうも少々、用は具が少ないということ。
炊飯ジャーで炊いてるけど、しっかりと「おこげ」があって炊き加減はいいです。
見た目から想像したとおりの薄味、店員さんが「ダシでお茶漬け風にして食べてみてください。」とダシとワカメ？を持ってきました。
ダシにワカメ入れたら、普通にワカメスープになりました。
鳥めしにワカメを除いたダシをかけ、最初に出てきた薬味のワサビも一緒に食べてみると、意外と旨くて〆にピッタリでした。

鳥焼肉はあっさりヘルシーなのはいいけど、肉としてのパンチに欠けます。
まだ、サービス期間中だし、１人５００円引きの割引券もバンバン配ってたし、珍しい鳥焼肉なので、しばらくはお客が途絶えない程繁盛しそうです。