海戦の旨味たっぷりのもんじゃ、焼き物 : 月島もんじゃ もへじ はなれ

こんばんは、皆さま。先日、友人たちと飲みに行く機会を得られたのでその時のことを簡単に書き残しておきたいと思います。

月島のもんじゃ、食べたことないな。

そう思い立った後日、友人に誘いをかけ、月島のもんじゃ屋へと旅立つのであった。

もんじゃ通りでも言うべき数々の店が並ぶ通りは静かながらも確実な熱気を感じた。どのお店も席がほぼ満席近くであり、長い待ち列があるところも見受けられる。

今回はあらかじめなんとなくで予約を入れておいた店に向かうので、待ち列とは無縁。ただ、列に並んでみるのも楽しそうだ。

さてさて、時間を少し遅れて入店。店にはあらかじめ電話しておいたが、申し訳ない気持ち。

スタートはレモンサワーで。

今日のオススメのところに岩牡蠣(880円)があったのでそれを。あとはイカゲソ。

店員さんが全部焼き上げてくれる方式のお店なので、出来上がりをゆっくり待つ。

牡蠣とげそが焼き上がる豊かな香りに、バターを投入された時は流石に空腹も限界を迎えていた。

いただきます。

牡蠣は肉厚でミルキー。バターの風味もプラスされ多幸感。

イカゲソはとてもデカい！噛み切る時に、ブチッと心地よい音がなり、歯ごたえも良い。

もんじゃは海鮮もへじスペシャルを。投入前からイカの塩辛たっぷり乗っている様子が威圧感ある。ホタテ、エビ、イカなどの海鮮も盛りだくさんだ。

店員さんが見事な手際で土手を作り上げる。コツも教わったのだが、見事に忘れてしまった。あまり小さく作らない方が良かったんだっけな……。

完成！もんじゃを食べるのが久々すぎてどう食べるのか忘れたので、銘々好きなように食べる。

海のエキスがたっぷり入っている感じ。お店こだわりの出汁もうまく効いている。不思議なものだが、日本酒とかも合いそうだ、ということで澤屋まつもとをオーダー。

単体でも完成されているうまさだが、やっぱりもんじゃと合う。至福。

日本酒をやっているからツマミのどぐろをオーダー。あと、豚玉。


ツマミのどぐろは油紙を引いてその上で焼き上げる形。軽く天日干しにしてあるからそのまま食べることもできそうだが、やはり火を通すことで格段にうまくなる。日本酒にもよく合う。

豚玉は、下手するともんじゃ焼き以上に技の冴えを見たかもしれない。丁寧な手際でやや丸くこんもりと焼き上げられたお好み焼きは、ふんわりとした食感。たっぷりかけたソースの濃密な味を楽しみながら、アツアツのお好み焼きを頬張ると、もうたまらない。

これのお供には梅干しサワー。熱くなりすぎた口の中を冷ます感じで。

オススメの中で気になっていた、かじきまぐろガーリックステーキを頼む。

やあ、我々の前に出てきたのはなんともデカいマグロの肉。カットされ、丁寧に焼き上げられたマグロはジューシー。ガッツリとくるタイプで箸が進む。

さて、あと一つくらいは食べられそうだな、ということになり。

何にしようか友人と悩んでいると店員さんから、イカスミもんじゃリゾットがおススメです、との言葉が。

なんじゃそりゃ。

おススメは裏切らない、という信用できそうな経験則を元に注文。鮮やかな手際で土手を作り、生地を広げ……って、土手がイカスミで真っ黒だ。

崩したのちにチーズをまぶして完成。絵的には異様な写り方だが、果たして。

少し恐れを覚えながら口に運ぶと、びっくりするほどうまい。イカスミの鮮やかな旨味と、チーズリゾットのまろやかさ、アクセントにはにんにくの芽、これがパンチ効かせてきてる。

いや驚いた。今日のベストは豚玉とイカスミもんじゃリゾットだな……。

最後にデザートであんこ巻きを頼む。ああ、これこれ。
少しカリッとした生地に包まれたあんこが、少し熱で柔らかくなって口にじんわりと甘みを広げていくのだ。

自分の高校時代、何かと打ち上げにもんじゃ焼きチェーンに行っており、そこで毎回あんこ巻きを頼んでいたので少しおセンチな気持ちを引き起こされた。

あの時のあんこ巻きも、今日のあんこ巻きも、どっちも美味い。そう言える時間の過ごし方を出来たことだけは、嬉しく思う。

ごちそうさまでした。

1人あたり4500円ちょっと。満足。

もんじゃやお好み焼きがボリューミーでかつ、酒のツマミにもなるので、友人含め酒を結構飲んだのに案外安く収まった。しかも美味かった。

月島にはもんじゃ屋が数多くあり、別の店にも興味があるが、このお店も十分、また行きたいと思わせる力がある。気になる方はここも是非いってもらいたい。

それでは皆様、良い食楽を！