築地一凛で味わう斎藤シェフの味（激レア） : 東京チャイニーズ 一凛

築地から始まり、今や鎌倉に加え日比谷にもスペイン料理と中華のコラボの店を出すなどノリノリの一凛。
その原点である築地は大胡シェフが任されており、ほぼ連日満席に近い人気を保っているこの築地で、
たまたま斎藤シェフが厨房に立つ日を狙った予約に便乗して訪問させていただいた。
斎藤さんのお料理はここしばらく鎌倉だけだったので、こちら築地のスタイルで頂けるとは何と貴重な。

季節の上海蟹からスタート。とろける味わい、3種の紹興酒を使ったというタレが激ウマ。
定番のよだれ鶏は安定感ある美味しさ、レバーのアクセントもそうだし、活用も…
他の店とはひと味もふた味も違う個性があるんだよね。一凛のスペシャリティだわ。
この日は二段活用(餃子)までかと思いきや、三段活用(山椒麺）まで頂けた（流石に4段活用の豆乳投入は無し）。
ジューシーな餃子にこのよだれ鶏のタレがよく合うし、少し肉汁で薄まったタレにピリリとした山椒麺がいい感じなんだよねえ。

常連曰く、牛タンと豚足が”昔の築地の頃の斎藤さんらしい”とか。
オープン当初に出していらした素材らしく、サクフワ食感の牛タンは唐辛子と山椒とクミンでスパイシーな仕上がりが絶妙！
豚足は下味をつけたものを山椒塩だけでシンプルに唐揚げしたものらしいんだけど、奥深い味わい。プリプリのコラーゲン感と脂身が口の中でとろけるよう、手でかぶりついて無口になる旨さ。

一凛特製のカツサンド、以前鎌倉でシャトーブリアン版も食べたことがあるけど、
やっぱりこの豚のオリジナルのカツサンドが一番うまいと思うわ。
ソースしみしみのカツとしっとりとしたパンが相性抜群、粒マスタードの食感も良い。
シメは冬ならではの白子麻婆豆腐、山椒のきいた麻婆豆腐にとろける濃厚な白子がたっぷり！
ご飯が進んで止まりませんです！
まだまだ食べられそう…ということで、麺ものを追加。
プリプリの牡蠣と喉ごしの良いストレート中華麺、シンプルな味付けでいくらでも食べられてしまいそう。

デザートもとろける杏仁と雪見だいふくのような生月餅。
このラインナップで8000円コースだというから素晴らしいよねえ。
最近は和食と寿司だけかと思いきや、中華も3万越えの店が増えてきたけど、
やっぱり中華はこうでなきゃ！と思うわ。

築地警察のすぐ隣にある東京チャイニーズ一凛、前回久々のランチで改めて惚れ直しディナーで訪問。
先日有楽町に新たにオープンした中華×スペイン料理のTexturAも含め、ノリにノッテいるね。
GW中限定のフカヒレ入りコースが8640円（普段よりちょっとお得）あるとのことでお願いした。

定番のよだれどりは柔らかな鶏肉に特製のタレで安定感のある美味しさ。
このタレはもちろん残して餃子と山椒麺で二段活用で楽しむ。
餃子のモチモチした皮やジューシーな肉にこのタレがよく合う、ピリリとした山椒麺もしかり。
中華蒸しパンとかとも合いそうだな、他の店でもお願いしてみよう。

包丁細工が美しいイカの大葉炒めは大葉の爽やかな香りが心地よく、
サクッとした衣が特徴の黒酢酢豚と濃厚に仕上げた四川回鍋肉は思わず白米が欲しくなる旨さ。
大胡さんの安定感のある料理は本当に素晴らしいね。

しかしこの日の主役はやっぱりフカヒレ様でしょう♪
通常の煮込みフカヒレかと思いきや、なんと鎌倉一凛で食べた時のような焼きフカヒレで登場、
カリッとした食感とほんのり香ばしさが加わり煮込みスープを絡めていただくと至福の美味しさに！
これは紹興酒でしょうと3種飲み比べを追加。
これが一番フカヒレに合いますよと教えてくださった紹興酒、本当に相性抜群だった。

締めはピリリと程よい山椒の辛さが心地よい麻婆豆腐をご飯にかけて。
デザートはぷるんぷるんのクリーミーなプリン、確か紹興酒プリンだったか。かなり美味い。
コースの組み立てもテンポも良く、大満足のGWディナーだった。
お値段も飲んで食べて12000円台と嬉しい手頃感、また定期的に訪問したい！

久々の築地一凛、初めてのランチで改めて惚れ直してしまった。素晴らしい！
築地から始まり、今や鎌倉、そして今度は日比谷のオープンを控えている一凛。
その原点である築地は大胡シェフが任されており、ほぼ連日満席に近い人気を保っている。

土曜限定のランチコースは3,500円(税別)で全6品。
名物のよだれ鶏から海鮮、肉、野菜、ご飯もの、デザートといった構成。
ご飯ものはこれまた名物の陳麻婆豆腐と御飯、担々麺(汁あり、なし)、焼き飯の4種から選べる。
もちろん昼でも6000円〜夜のコースに限りなく近い内容で出していただくことも可能。

よだれ鶏は唇でも噛み切れるほどの柔らかな鶏に自家製の辛味たれ、
山椒や唐辛子の絶妙な辛さが鶏の旨味をさらに引き立て、ナッツの食感が遊びを加えてくれる。
流石にランチで餃子は出ないだろうと思っていたら、おまけで出してくださった。
このよだれ鶏のたれに餃子をつけていただくという流れは悶絶モノ、
シンプルな鶏にもジューシーな肉餡にもぴったりのこのタレは本当にやばいね。

甘鯛を揚げてそのパリパリとした鱗の食感を楽しむ1皿は鰹出汁で作ったという餡がシンプルで良い。
和牛はレアな仕上げで力強い肉の旨みを楽しめ、中国醤油やパクチーが相性抜群。
続いてのアスパラと春筍、薄くスライスされた柔らかな春筍の食感が素晴らしい。蟹餡が優しくまとめている。

締めは3人でそれぞれ麻婆豆腐ご飯と担々麺汁あり、汁なしをオーダーした。
白子もオプションで付けられ、この季節ならではの濃厚でクリーミーな白子と麻婆の絶妙な組み合わせも楽しめるし、
汁なし担々麺の太めの麺にゴマの風味の強い仕上げ、一方で汁あり担々麺の細麺とピリリと辛くすっきりとしたスープのコントラストを楽しむことができた。

デザートも大好きな柔らか杏仁豆腐をいただけ、本当に大満足。
ランチでこんないい料理をこのお値段で食べられていいのだろうかとちょっと驚きだった。
最近は中華というと豊栄ばかりだったけど、近場のこちらもローテーションに加えたいなあと改めて惚れ直した感じ。今度は夜に行こうっと。

四川飯店仕込みの味をモダンにアレンジした中華料理をいただける築地の一凛。
こちらの常連さんが火鍋を食べているのをFacebookで見て、こりゃ旨そうだと即予約した。
斎藤さんが鎌倉のハナレに行ってからは、こちらは大胡シェフが任されているが、
これまでの一凛の味をしっかり保って抜群の安定感をみせてくれる。

火鍋のコースは9000円、もちろん春でも夏でもオーダーすれば食べられる。
ボタンエビによだれ鶏、そして餃子といつものレギュラーメニューもしっかりいただけるのは嬉しい。
この日はイカと赤貝をせりと黄ニラとともに塩炒めしたものが出たけど、
赤貝が中華に出てきたのは初めて。こういう素材をさらりと使うセンスがすごいね。

火鍋はコラーゲンたっぷりの白いスープと、ピリッと辛い赤いスープ。
中国野菜のほか、ラム・豚バラ・鴨・センマイなど肉も多種楽しめる。
加えてみる貝と金目鯛あたりが出ちゃうところがまた一凛らしくてグッとくる。
金目鯛は白いスープの方でレア目のシャブでいただいたけど、うまいのなんの。

そして驚いたのはシメ！
この赤と白のスープをベースにした担々麺！！
いつもいただく担々麺よりもスープのベースが火鍋なので濃厚ピリ辛！
これはめちゃくちゃうまいわ！火鍋コースでしかいただけないシメだね。

ふぁ〜、超満腹。
デザートはさっぱり杏仁豆腐ともちもち不思議な食感の生月餅。
相変わらずの安定感の築地一凛、ほんと素晴らしいなあ。

築地警察署そばにある東京チャイニーズ一凛。
鎌倉にハナレをつくられ、2度お伺いしたがこれまでの一凛料理から
さらに進化し解き放たれた感じで大感動。
改めて築地の原点にもお伺いしたいという思いで再訪した。

斉藤さんは現在鎌倉が中心になっており、
こちらは大胡さんが料理長として腕をふるっている。
おまかせは6,000円、7,000円（ボタン海老紹興酒漬け入り）、8,000円（ふかひれ姿煮入り）の3種。
今回は大好きなボタン海老狙いで7,000円のコースにし、シメに担々麺を単品で追加した。（食い過ぎ）

卵をたっぷりと蓄え、紹興酒の風味をまとってねっとりと仕上がったボタン海老は、
豪快に手で掴んで夢中でしゃぶりつく。
質の良い鶏肉を使ったよだれ鶏はそのタレにたっぷり絡めていただき、
さらに餃子をドボンと投入し、タレのうまさを残さず平らげる。
黒酢酢豚にカツサンドは大好きな品、パンのしっとりとした仕上げに
黒酢のタレがいい具合にしみ込んでいる。

この日は夏らしくパッションフルーツを使った海老マヨが面白かった。
フルーツの種の食感がアクセントになり、マヨソースもフルーティさが加わっていた。

シメは王道の麻婆豆腐とご飯。
辛さもちょうどよく、ご飯が止まらない。
満腹中枢がイカれないうちにと坦々麺をオーダーし2人でシェア。
細麺と濃厚な胡麻スープ、残さず飲み干した。

あ〜いつにも増して、食べ過ぎ。
斉藤さんが鎌倉中心になって築地はどうなるかな〜と思っていたが、
この素晴らしい料理をいただけば無駄な心配だったことはすぐにわかる。

鎌倉も築地も絶好調だね〜♪

新富町に近い比較的静かなエリア、築地警察の直ぐ側にあるモダンチャイニーズ「一凛」。
常連さんの予約に便乗しての３回目の訪問、この季節に旨くなる白子麻婆豆腐狙いで伺った。
こちらの料理はきっちりと四川のベースを押さえた上で、独自のスタイルに昇華させているまさに守破離の料理。
モダンチャイニーズという言葉だけでは語れない奥深さがある。

この日はほんとにラッキーなことに、季節的にはほぼ終りに近いという上海蟹もいただくことができた。
内子と卵それぞれの濃厚な味わいを紹興酒が旨くまとめている。
この日はクリームチーズの紹興酒漬けや紹興酒プリンなど、紹興酒を使った料理がいくつか出たのだけど、
それぞれ組み合わせる素材ごとに紹興酒が役割をうまく変えており面白かった。
クリームチーズではまるで豆腐ようのように、プリンではまるでカラメルソースのように。
この絶妙な使いこなしかたはすごいと思う。

久々に訪れた一凛の料理はやはりレベルが高かった。
毎回いただくヨダレ鶏は大好きな１品。
柔らかな蒸鶏とぴりりと辛い油ダレに悶絶、さり気なく添えられた白レバーがねっとりとコクを与える。
この油タレに餃子をつけていただくという流れもこちらならではのスタイル。
もうカロリーなんてどうでも良くなるｗ

この日、「肉の塊ですｗ」と出された
スペアリブの酢豚風がかなりの旨さだった。
柔らかいスペアリブに黒酢の酢豚あんがたっぷりと。
もうこれは手で掴んでいただきたくなる旨さだった。
その後に出てきた黒酢カツサンドも幸せな美味しさ。
パンをぺたんこに潰してしっかりソースを染み込ませているあたりもニクイ仕上げ方。
かなりタイプだった。

そして待ちに待った白子麻婆豆腐！
ポン酢でいただくことがほとんどの白子を贅沢に麻婆味で仕上げた１皿、
とろりと濃厚な白子と麻婆ソースの組み合わせは反則的な旨さ。
ご飯もひとくち添えていただいたが、ご飯との相性も抜群。

この日はさらに炭水化物が加速。
牡蠣の煮込みそばに加えてチャーハンまで♪もう、少食だって言ったのに。
チャーハンはパラパラではなくしっとりとした感じのものだったけど、
ズワイガニとレタスという具からするとぴったりなスタイルのように思える。
付け合せのザーサイが浅漬けのようにあっさりタイプ、これまた旨くて米がガンガンすすむ。完食♡

もう腹パンのところに別腹デザートのプリン♪
ふぃー、食ったわい。
この日は一凛で食べたいと思ってたメニューが全部出てきた感じのスペシャルな仕上がりだった。もう大満足♪

また季節を変えて伺いたいお店。
ごっそさん〜

＜おまかせ＞
・上海蟹内子と卵の紹興酒漬け
・ヨダレ鶏に塩レバーパテ
・餃子はヨダレ鶏のタレにつけて
・アオリイカの大葉炒め
・スペアリブ酢豚風
・あんこうと干し豆腐の土鍋あん肝入り
・鯖ウーロン茶スモーク、クリームチーズ紹興酒漬け、シャキシャキポテト、黒酢のカツサンド
・白子麻婆豆腐とひとくちご飯
・ザーサイ
・牡蠣煮込みそば
・ズワイガニとレタスのチャーハン
・紹興酒のプリン

築地警察のすぐそばにある東京チャイニーズ「一凛」。
ジャンルとしては四川中華なのだけど、それを独自のスタイルにアレンジ、
まさに”東京チャイニーズ”という表現がぴったりくる店。

上海蟹の季節にも行くチャンスを逃し、久しぶりの訪問になってしまったが、
気になっていた餃子を組み込んだおまかせ5000円コースでお願いした。

●前菜盛り合わせ
☆よだれどり
☆餃子（よだれどりのタレにつけて）
●北海道のホタテに玉ねぎ・生姜・ニンニクチップとじゃこで
●ラムチョップ
●スイレン菜と干しエビ炒め
●ホッキ貝と満願寺唐辛子
☆鮮魚ネギ蒸し
☆中華そば（鮮魚ネギ蒸しのタレに入れて）
●ライチピューレとはちみつトマト

これで5000円でいいのだろうかというコース構成。
どの料理もすこぶるうまかったが、
この日印象的だったのはタレの使い方。

餃子はその前のよだれどりのタレにつけて、
中華そばは鮮魚ネギ蒸しのスープに入れて、
と前の料理との”のりしろ”を利用して
さらにうまさが倍増する食べ方をさせてくれた。

やはりここの料理はレベルが高いな。
ご近所だしもう少し頻度高く訪問してみたい。

===2015.08===
築地と新富町のちょうど中間、築地警察の周辺。
このあたりは新三浦や魚竹などの老舗名店もあるのですが、
夜は人通りも少なく静かなエリア。

こちらに３年前にオープンした中華「一凛」がすごいんです。
鶏は同じ個体の肉とレバーを一皿に盛るなど素材にこだわり、
活きた車エビを紹興酒で溺れさせ、土鍋で紹興酒の香りで香ばしく焼き上げるなど、
素材を最高に活かす料理を頂けるのです。

今宵は４人でお任せコースを頂きました。
5,000円というお値段もリーズナブル！
ビールが750円などドリンクはちょっとお高めだけどね♪

＜おまかせ5,000円コース＞
●愛媛の岩牡蠣を軽く燻製にして黒酢のジュレを
岩牡蠣は燻製の香りがふんわりと、熱が通り過ぎないちょうど良い加減。
黒酢ジュレのさっぱりとした感じがすごく合いますね。

●よだれ鷄と同じ個体の白レバーに黒酢ベースの辣油ソースをかけて
この鶏の美味しさには驚きました！臭みも全くなく、柔らかく美味しい！
しかも白レバーと同じ個体だなんてすごい！
こういう料理を作りたいという料理人の要望に応えてくれる契約養鶏場があるらしく、
最高の素材を手に入れることが出来るのでしょう。

●上湯スープに金華ハムとスイレンサイ
こちらも澄みやかで旨味がたっぷり出たスープが本当に美味しい。

●つぶ貝とモロッコインゲンと黄ニラの炒め物
つぶ貝の弾力と、モロッコインゲンのしゃくしゃく感。
素材の風味と食感をしっかり活かす仕上げの塩味炒め。

●オリジナルの黒酢酢豚と豚足からあげ
揚げた豚を厚めにスライスして黒酢ソースをかけたオリジナルの酢豚と豚足から揚げ。
これがかなり美味しかった！
どちらも揚げ物で脂身もしっかりあるのにクドくない仕上がり。

●酔っぱらい海老
いきなり紹興酒と活きた車エビが入ったガラス瓶がテーブルに！
これは活きた車エビを紹興酒で溺れさせて調理する、その名も”酔っぱらい海老”！！
紹興酒に入れてしばらくすると断末魔のように暴れだす海老、それをじいっと眺める人間（笑）
しっかり美味しく食べてあるから、諦めて成仏なさい。
さらに土鍋で焼いてとどめを刺しますよ。
ナンプラー風味で仕上げた酔っぱらい海老は、紹興酒の風味もよく美味しい！！

●ふんわりかに玉
たっぷりの蟹を卵でふんわりと仕上げたかに玉は塩味だけで頂きます♪
蟹の風味がしっかり感じられるかに玉、上品なのに力強さがある。

●白と赤の二層の麻婆豆腐
白い部分と赤い部分の二層からなる麻婆豆腐。
軽く混ぜてどちらの味も楽しめるスタイルで頂くのがベストだそう。
ご飯にピッタリだわ〜♪美味しい！！

●デザート
この日はご一緒した皆さんが、わたしのバースデーと1000レビューを祝って下さった。
嬉しいですね〜♪
プレゼントに「夢」というらっきょとらっきょ好きなキャラグッズも頂き感無量☆
ホントにありがとうございました！！！

生ビール750円２杯と紹興酒デカンタ2800円をシェアして、
ひとり8000円程度のお会計でした！
この内容では安いですよ！

これはまたご近所にいいお店を見つけたなあ♪
またお伺いしたいです、ごちそうさま〜