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呑助さんの他のお店の口コミ
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店名 |
閉店
キッチンカミヤマ
|
---|---|
ジャンル | ハンバーグ、パスタ、カレー |
住所 | |
交通手段 |
東京メトロ日比谷線 築地駅徒歩2分 新富町駅から140m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
~¥999
|
席数 |
15席 (カウンター15席) |
---|---|
個室 |
無 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | カウンター席あり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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私は早食いとかではないが、早食いの極意としてカレーは飲む(ようにして食べる)ものだというらしい。
確かにスープ状のカレーとご飯を混ぜるとさらさらした茶漬けに近い状態になって、噛むというよりは喉に流し込む
という感じになるのは事実だ。
我々中高年のいうカレーとは近年まで日本式カレーというと小麦粉多用のルーであったため、粘度が強いものが
当然に幼少期から頭にインプットされていて本場にでも旅行経験がない大半の日本人にはサラサラのルーがある
なんて知るはずもなく、地域差はあれど周知のことになったのは25年前くらいだろうか。
そんな環境下に育っているものだからしっかり噛んで食べる(というほど固い具材もないけど)のが基本だった。
さて
処暑とは名ばかりの8月某日、あまりにも耳なし芳一型とも言える外観に目が留まり、さらには見たことのない
(と、殊更大袈裟にいうことは無いのだが)メニューに惹かれ、イラストやメッセージが貼られ中の見えない扉を
エイヤと開けてみた。
こういう店は得てして良くも悪くも個性派店主であることは間違いないのだが、、、
外観とは裏腹に愛想の良い女将さんが奨める席に座ると頭上からクーラーの涼しい風が。
(女将さん、小生の汗の出所をよくわかってらっしゃる!)
15席の白地のU字カウンターには整然と調味料が並んでいて、壁には切り絵のように切り出された何とも独特の
画風の人物画が所狭しと張られている。(インドネシアのワヤン・クリッ(影絵芝居)なんぞ思い出した)
メニューは店名からもわかるように洋食系なのだが、かなりカレー類は種類が多い。
エビ、カツ、チキン、フランク、ポーク、ハンバーグ、カニコロッケに続いてロシアン、四川とある。
「これら(ロシアン、四川)てナンデスカ?」と女将さんに聞くと「読んで字の如くです」と照れくさそうに笑う。
「サワークリーム入りか、豆板醤入り辛口とか?」
「その通りです、おほほほ」と笑われたので、そのはにかむ笑顔に「ロシアン下さい」と勢いでオーダー。
ここで錦糸町白系クラブのナターシャがサーブしてくるとオモロイのにな、などと暑さでおかしくなった
アタマで妄想していると、調理場から時折、意味不明の鼻歌が聞こえてくる。
(この親父さんの鼻歌は有名らしいと後で知る)
鼻歌に気が付き顔を上げると、これまた女将さんが(この人、困った人なんですよ的な顔で)クスッと笑う。
(何だかこの女将さんの笑顔は気になるなぁ)
親父さんは奥の厨房にいるので仕上げた時の胸から下しか見えない。
鼻歌の途切れる頃がルーの仕上がり時らしく、女将さんがタイミングよくプレートにライスをよそう。
「ご飯は大盛にしますか?」
「いいえ、少な目で結構です」
「じゃ、このくらいで足りますかね。足りなかったら申し付けてください」と出てきた分量は十分大盛だ(笑)
しかも出てきたロシアンカレーはルーと一緒盛りでなく、別盛りだ。
しかもルーがグレイビー・ポットではなく別皿だ。この皿、他店ならこれにご飯と一緒盛りだろうに。
で、確かにサワークリームがかかっている。
特段、具に赤カブとかが入っているわけでは無いようだ(爆)
で、むちゃくちゃサラサラのルーで、スープカレーとはまた違う。
ご飯にかけてもスプーンですくうの、むちゃ面倒臭そうなんで、ライスをすくってルーにジャブッと潜らせて
口にはこぶ。
これは至って普通というか、家庭の味を思い出す。
何かのスパイスが強調されているわけでもない。
何だか店先で想像した雰囲気と女将さんの雰囲気、親父さんの鼻歌、サラサラ家庭的味付けのルー
とのコンビネーションが面白くなって、味よりも女将さんとあれこれ話しながらカレー全部を「完飲」。
幸いというか他に客もいない時間帯でよかったのかもしれないけど、後から来た常連さんにもあれこれ
話かけているところを見ると女将さん、話好きなのかも。
会話が常にあるお店で、オーダーと精算時以外は無言というような店との違いがここの魅力の一つなのかな
と店を出るやまた来てみようとと思わずにはいられない、そんなオモロイ店でした。