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京夏終空さんの他のお店の口コミ
店名 |
築地すし大 本館(ツキジスシダイ)
|
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受賞・選出歴 |
寿司 百名店 2021 選出店
食べログ 寿司 TOKYO 百名店 2021 選出店 |
ジャンル | 寿司 |
予約・ お問い合わせ |
050-5589-7253 |
予約可否 |
予約可 テーブル席のみ予約可 |
住所 | |
交通手段 |
都営大江戸線 築地市場駅 1番・2番出口から徒歩7分(約700m) 築地駅から389m |
営業時間 |
|
予算 |
¥5,000~¥5,999 ¥2,000~¥2,999 |
予算(口コミ集計) |
¥5,000~¥5,999
¥3,000~¥3,999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master) 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
サービス料・ チャージ |
サービス料なし、お通し330円(税込み) |
席数 |
40席 (B1カウンター席11席/1Fカウンター席11席/2Fテーブル席20席(6人席2テーブル、4人席2テーブル)) |
---|---|
最大予約可能人数 |
着席時 20人 |
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | カウンター席あり |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり |
---|---|
料理 | 魚料理にこだわる |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
サービス | テイクアウト |
お子様連れ |
子供可 |
オープン日 |
2007年11月 |
電話番号 |
03-3541-3738 |
初投稿者 |
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店舗情報に誤りを発見された場合には、ご連絡をお願いいたします。お問い合わせフォーム
場内にあった「寿司大」でなく、「築地すし大」の方の本館。
場内の方の「寿司大」での「にぎり・おまかせ」を最後に食べたときは4,000円だったと思う。
その頃から、コチラの店は3,500円だった。
と、言うか、おきまりとおまかせの価格が、15年ぐらい全く変わっていないように思う。
元々は同じ系列だったが、昔に袂を分かち合ったと聞く。
などと知ったかぶりで書き始めたが、この店は、はるか昔に、夜1回、昼1回の経験しかなく、今回でたったの3回目だ。
評価だけの下書きがあったが削除した。
この店も、つい最近まで行列が絶えなかったが、新型ウィルスの影響か、ジャスト昼時でもすんなり入れた。
いや、行列が無かったので、久々に、という気持ちになったと言った方が正解か。
この店、それなりの人気店であるが、格式ばった店ではないと思う。
あくまでも、本格的江戸前作法による大衆寿司店のような気がしている。
まぁ、価格設定による客層がそうさせてしまったのかも知れないが…。
「おまかせ」(3,850円) ―― 築地場外の昔から名の通ったお店の中では格安な印象がある。
写真の順序通り。隣の御仁が写真撮影していたので、僕も遠慮なく。
でも、瞬撮なので、やや遠景になったりした。
煮切りを引いての提供。
手食と決め、おしぼりの山をつくる。
まず、玉子焼きが置かれるが、僕はデザート感覚でとっておくタイプ。
湯気が見え、焼き立てアツアツだと感じたら、スグに食べるようにしているが。
1貫目の肉厚なスズキで、いきなり心をつかまれる。
2貫目、勝浦産と聞いたカツオで、深みにハマっていく。
3貫目、ボタンエビで、もうトロける。
このタイミングで、お椀が届く。
キンメのアラ汁だったと思う。
4貫目、表面を軽く湯通しした感じの佐渡産のサワラ。技を感じる。
5貫目、ヒラメの昆布〆。絶品。こういう流れ。
6貫目、京都・舞鶴のアジ。肉厚にねじ込まれた生姜ネギ。
次は、選択制。ウニかイクラで…。
7貫目、ウニ。僕の味わいはアテにならないが、色合いと房の大きさ・盛り方から、エゾバフンウニかと思われる。濃厚と安易に言うべきウニでない。
海苔との相性も抜群。
で、その流れで巻物。ネギトロと、茹でイカ・カッパ的なモノだったと思う。
ココで、初めてテーブルの醤油を使ったが、シャープな辛さのある醤油だと思った。
8貫目、大トロ炙り、おろし芽ネギ添え。
このポジション、かなりのダメ押し的な印象。
満足しきっている人に、大満足を重ねる。
9貫目、穴子。大団円を宣告されている。
縦でなく、横に握れるサイズの大穴子。
取りあえず、とっておく。次の話がもう舞い込んでいるからだ。
10貫目、最後にお好きなモノをという例のパターン。
もうイイです。ごちそうさまです。が江戸っ子の常套だと父から教わったが、そんなコトはしない。(笑)
穴子を食べ、玉子を食べてごちそうさまをすれば、一番キレイに〆られるのは間違いない。
でも、あえて、後を引かせるのだ。
そういう商法である。いや、悪い意味ではない。
次回の訪問への布石とも言える一貫。
難しい…。
選択のカッコ良さで言えば、今日一番のモノを見事に当ててリピートする方法。
この日の場合、僕の感覚なら、舞鶴のアジだろう。
あんな肉厚で、濃厚な味わいでありながら、上品にまとまっている。
そのアジの大きさから、稀少性も高いだろう。でも、…。
最初の3貫は、タネのストレートな味わいでの勝負。
次の3貫は、職人の技での勝負。
コレは、明らかだ。
流れも考える。
7貫目大トロ炙り、8貫目ウニは、いわゆる4番バッターである。
リピートのタネとしては、誰しも念頭に置くタイプ。
だから、逆に、コハダなどが、カッコ良くなる。
でも、僕は、そう聞かれるコトを知っていたので、予め心に決めていた。
素直に、座った場所から見えるネタケースの中の、初物を言えばカッコ良いと考えていた。
しかし、僕は、L字型のカウンターの短い方に座ったので、数は限られている。
最初に候補にしたのは、ミル貝だ。
それも、舌先の部分がよく見えたのだ。
だから、「ミルの先っちょ」などと言うつもりだった。しかし、地元・池袋の「すしまみれ」などでは問題なく言っているコトバだが、はたして、この店で、部位まで注文するコトが許されるのかどうか、ちょっと考えあぐねていた。
その時に、先ほど来、もう一つ気になっているモノがあった。
その手前に見えた、ツブ貝である。全容が見えたが、かなりデカいツブ貝。
急に、ソチラに考えがまとまった。
10貫目、ツブ貝。
塩か、醤油かの選択も聞かれた。
瞬時、迷ったが、塩を選択すると、もう一つ、果汁の選択まで聞かれそうな気がしたので、ごく普通に醤油で〆ようと思った。
最高級の食感と味わい。活ツブ貝、などと冠詞を付けずとも、そのままのツブ貝だ。
クセの強さが、また好みだった。
順序を入れ替えた、穴子と玉子で〆られた。
ごちそうさまでした。
僕の前に立っていた職人さん、一度に、6人分を対応していた。
ほぼスタートが同時だったが、提供も各々のメニューの流れもキレイに流れていた。
当たり前かも知れないが、流石だなと思った。
客側も良かったのかも知れない。
呼吸を乱す感じの客がいなかった。
6人の呼吸をキチンと感じ取るコトは、きっと僕らが考えるより容易くないだろう。
妙な間ができたり、そういう違和感は一切感じなかった。
いやいや、銀座や六本木で、1万2万と出して食べているのではない。
昼は、たった3,500円のおまかせと、1,500円、2,000円のおきまりのにぎりの店である。
何の文句も無いと言うか、むしろ感謝しか無い。
ありがとうございました。
キチンと、そう言葉にして職人さん、お店の方に伝え、店を後にした。
(文責:京夏終空、2020.2.22)
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