「すみれ」のあの感動を再び : 大島

味噌らーめん（850円）＋ミニカレー（330円）

船堀方面にでかける用事があったので、せっかくこのあたりに来たし、と大島さんへ寄り道。
こちら、札幌味噌ラーメンを代表するお店といっても過言ではない「すみれ」の関東初の暖簾分け店で、東京で味噌ラーメンを語る上で避けて通れない名店ですな（TRY本では今年から殿堂入り）。

休日13:20到着。
住宅街の中に突如、外待ち15人ほどの行列が。子供連れやグループが多く回転は遅めですね。
先に食券を買うルールのようなので、券売機で「味噌」あと腹ペコだったので「ミニカレー」をポチ。
ちなみにこちら、醤油や塩もあるのですが、滅多に来れないお店なので、どうしても毎回味噌になっちゃうんだよなぁ。。

30分ほどで店内へ。
ニンニクのいい香りが立ち込めておりテンションあがりますね！
まもなくテーブルに着席。先に食券を渡しておくので、着席後まもなく、カレーが先に着丼です。

うん！これこれ。これぞ純すみ系と言いたくなる、厚めのラード層に覆われた茶濁の味噌スープ。
上にはチャーシュー、クタクタのモヤシとタマネギ、メンマ、ネギ、おろし生姜。

ではスープを一口。
純すみ系の特徴として、デフォルトではラードの膜で湯気が立っていないんだけど、レンゲを入れるとブワッと湯気が立ちます。
一口飲んでみると。。やっぱり熱ッ！あぶなく口の中の皮がベロベロになるところでしたｗ
ベースの動物系はそれほど主張せず、焼いた味噌の香ばしさとニンニクや生姜の香味野菜の香り、そしてラードのパンチある口当たりで牽引する味わい。そうそうこれこれ！って感じです。ヘヴィだけど超うめ～！塩梅はかなり強めです。

麺は森住製麺の中細縮れ。
黄色いプリプリの玉子麺で、札幌味噌と言えばこれですね。麺量は150程度か。スープの絡みはばっちり。

チャーシューは思ったより厚めのロース煮豚スライス。ホロリとほどける柔らかさ。
また、クタクタのモヤシと甘いタマネギもいいですねぇ。生のおろし生姜は、フレッシュなパンチを加えてくれます。
味噌というと一味や七味での味変が定番というイメージでしたが、黒胡椒を入れてみたらキリッとハイが引き締まりこれもいいね！

ミニカレーのルウは、ラーメンスープをベースに作られたそうで、確かに単に固形ルウを溶かしたものとは異なり、ベースの旨味がちゃんと感じられるような。
具はチャーシューの切れ端かな？がゴロゴロ。ライスの量は150g程度。
きちんと旨いサイドメニューだけど、個人的には味噌スープののパンチがありすぎるので、このサイドは白飯が一番合うのかも？
このカレーは、醤油や塩のサイドにはちょうといいかもしれません。

ということで、瞬時に完食。大満足でごちそうさま。
すみれの味噌ラーメンを食べたのは確か、ラーメン博物館が初体験だった気がします。あの時の旨さの衝撃ったらなかったなぁ（もちろん口の中大やけどでしたｗ）。そして、その味が東京でもこうやって楽しめることに感謝。
ちなみに純連は馬場や恵比寿に支店があったのですが、独立経営？となって屋号が変わってから全く話題に上らなくなりましたね～。久々にチェックに行ってみようかな。

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久々にちゃんとした純すみ系が食べたくなりまして、すみれから暖簾分けを果たし、TRY味噌部門１位となった「大島」さんへ初訪問。
ちなみに先日いただいた浅草橋の「福籠」も純すみからの独立組。最近続々と優秀なお弟子さんが独立を果たしてるようですね。

休日13:25到着。
住宅街に突如登場するロケーションですが、店内はほぼ満席。ニンニクの香りがフワリと漂い食欲がグッと高まりますｗ
お店入ってすぐ左の券売機にて、まずはお手並み拝見、とデフォ味噌と小ライスのボタンをポチ。

店内レイアウトは、厨房に面したカウンターと、入口側にテーブル席が２卓。
厨房はガラスで客席と完全にセパレートされた構造。鍋振り系なので、油が客席に飛ばないように、ということでしょうか。
カウンターは満席でテーブルが空いていたので、テーブルに案内していただきました。その後後客が並ぶも相席はさせない方針なのですね。ありがたいやら、申し訳ないやら。。
なお、テーブル上には丸ヤカンに入った麦茶。汗をかいたヤカンを見ると夏到来、って感じがします。

食券を出し、６分ほどで着丼。
ほぉ。。これぞ純すみ！という独特のルックス。茶系オンリーで彩りはありませんが、これはもはや様式美の世界。

茶濁スープを覆うのは厚めのラード層。故に湯気は一切出ておりません。その上には、チャーシュー、メンマ、ネギ、そしておろし生姜。

レンゲを入れると、おなじみの「ブワッ」と立ち上がる湯気。
火傷しないように慎重に一口。
・・・やっぱ熱ッ！でもウマッ！！でも熱ッ！（案の定、上顎の皮がベロリｗ）

うん、ラ博で初めて純連の味噌ラーメンを食べた時の感動が蘇ってくるようなスープですね～。
味噌を焦がした独特のほろ苦さ、香味野菜やスパイスの香り、炒め煮した野菜の甘み、そしてベースの豚骨スープの旨味が一体となっており、非常にバランスがいいです。こりゃクセになる味わいですなぁ。。。
たっぷりラードのおかげで口当たりはコッテリですが、塩気のパンチは意外と控えめで、印象としては「甘くて優しくてマイルド」に感じました。
そういう意味では、先日の「福籠」は結構ガツンと味噌の塩辛さを効かせた演出だったのですが、こちらはむしろ味噌の「甘さ」で味の軸を作ってるような感かな？好み的には前者推しですが、昔食べた純連に似ているのは後者かな？
店内にあれだけ香りが充満していたニンニクは、相当効いていると思いきや意外に前面には出てきませんね。
また、おろし生姜を混ぜるとハイが引き立ち旨味倍増！麺に行く前にレンゲ何杯スープ飲んだことだろう。。ｗ

麺は当然森住製麺製の熟成卵麺。
形状は中細縮れタイプで、茹で具合は固め。
コリプリッとした歯ごたえと、熱々のスープの中で最後までダレないタフさが特徴的。麺量は130g。

チャーシューはロース系煮豚スライス。ホロホロの柔らかさで実に旨いですな。
また、サイコロ状に切られた端切れチャーシューもゴロゴロ入っててちょっと豪華な感じｗこちらはライスに移行してチャー丼にしちゃいましょう。

メンマはシャクッとした歯ざわりがいいアクセント。白ネギの清涼感もいい感じです。
スープと一体化したクタクタの炒め野菜はタマネギ。モヤシはあったかな？量は少ないですが、甘くて柔らかなタマネギがまた旨いですねぇ。

ということで、ウマイウマイと食べ進み、結局汗だくで完食完飲でごちそうさまでした。
味が濃いと感じた時用の割スープも用意されているようですが、結局最後まで使いませんでした。

トータルで見て、さすがのクオリティを誇る純すみ直系の一杯。
目新しさはないけれど、この味を東京で食べれるというのは十分魅力がありますし、逆にずっと変わらないでいてほしいなぁ。

というか、券売機で☓がついていた「味噌カレー」。。。
純すみが味噌カレーを作ったらどうなるのか、非常に興味深いっす。。。

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