【0796-2】スペシャリテの野原焼きとロースに唸る : 焼肉 ジャンボ 篠崎本店

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一昨年に改装したようでテーブルが綺麗になり、座敷も掘りごたつ式になっていました。
4人テーブル4卓と掘りごたつ式の座敷3卓（計30席ぐらい）という構成。
焼肉の火力は以前同様ガスロースターです。

エビス生ビール～中～（600円）
キムチ盛合せ（1,140円）
上タン塩（2,500円）
ハツ（1,080円）
野原焼き（1枚1,800円）
ロース（1,250円）
ハラミ（1,800円）
カルビ（1,250円）
内もも（2,400円）
トモ三角（2,600円）
ひれステーキ200g（100g 3,750円）
ジャンボのコンソメスープ（830円）
和牛100%プレミアムハンバーグ（1,500円）
オムライス（1,200円）
カレーライス（1,200円）
岩中豚のかば焼き重（1,080円）

4.5～5.0満点クラスに素晴らしかったのがスペシャリテの野原焼きとロース。
野原焼きはお店のスタッフが焼き上げてくれて、ミルフィーユ状に巻いて溶き卵の中にドボン。
部位としてはサーロインとなるのでしょうか。
霜降りのサシが見事に入りながら脂が蕩けて旨味爆発、赤身部分とのバランスも理想的。

食べログで全国TOP3の高評価焼肉店、SATOブリアン、金竜山、よろにくにも行きましたが、
これほど圧倒的なスペシャリテには出会えなかったです。
本郷店で2回食べた野原焼きにはこれほどの感動は得られなかったのですが、
本店の野原焼きは2回とも感動クラスの圧倒的な美味しさ。
都内の僻地にある本店ですが、このためにわざわざ訪れる価値があるのかも知れません。

そして本日はロース（並のロース）も素晴らしかったです。
並ロースって普通は赤身メインな肉質のはずですが、同店は一般的な上カルビより霜降り。
店主曰くオススメの食べ方があるとのことで半ライスをオーダー。
ロースターで両面を4秒ずつ炙って、タレ、溶き卵に浸した後はお米に巻いてパクリ。

お米が酢飯ではないですが霜降りロースの炙り寿司のようなイメージでしょうか。
2万円クラスの高級鮨店で食べるマグロのトロにも匹敵するようなパンチ力。
濃厚コッテリな旨味を好む人には大トロの握りより美味しいかも知れません。
これが1人前（5切れ）1,250円なのですから凄まじいコストパフォーマンス。
後でロース2人前おかわりしてしまいました。

値段を度外視すれば裏メニューの内もも、トモ三角、ひれステーキも4.0級。
内もも、トモ三角は軽く炙っただけで脂が蕩けて旨味爆発。
ひれステーキは爪楊枝で肉が切れてしまうほど滑らかでやわらかい肉質。

中心がレアーな火入れの「和牛100%プレミアムハンバーグ」も気に入りました。
やわらかくジューシーで和牛ならではの肉の旨味が濃いです。
ユッケやタルタルにも通じる美味しさではないでしょうか。

他のメニューも総じて3.5以上と思う高いレベルにあって流石はジャンボの総本山。
コンソメスープにも和牛を使用、オムライスも和牛入り、チキンライスではなくビーフライス。
まさに和牛尽くしといったところでしょうか（岩中豚も食べましたけど）。

評価上方修正4.3→4.4

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食べログのレビュアー様ら6人でのオフ会で利用しました。

都内で一大勢力を誇るジャンボ系。
その本店は東京の東の最果て、江戸川区の篠崎にあります。

本店の息子さんが経営する本郷店とはなれ、暖簾分けの白金店。
ジャンボで修業した後に独立、現在も本店からタレを買うよろにく。
よろにくの2号店みすじ、実質3号店生粋。

それらの源流であるジャンボ篠崎本店。
立地的にはジャンボ系の中で一番の僻地にあるのですが、
結論としてはわざわざ訪れる価値がありました。
足立区の僻地にも有名焼肉店のスタミナ苑があるように、
僻地でも人気の焼肉店はやはり高い実力を備えています。

店内は4人用テーブルが4卓。
座敷に4人用テーブル2卓、6人用テーブル1卓。
合わせて30席ぐらいのキャパシティ。
今回は6人で予約していたので座敷に案内されました。

掘りごたつ式ではなく板張りの座敷なので座り心地はイマイチ。
2時間制のお店なので長居することを想定していないのでしょう。
日曜日の19時に訪問しましたが1卓を除いて満席。
遅い時間は空席が目立ちましたが、この立地で流石の集客力。
ジャンボ系なので卓上の火力はガスロースターです。

飲み物はエビス生ビール中（600円）を注文。
「焼肉ジャンボ」の銘入り中ジョッキでの提供。
ビール大瓶は650円でした。

ワインの持ち込みも可能なようで、
フルボトル2,000円の持ち込み料で赤ワインを。
裏メニューに虎まっこり（3,980円）もあって、
ボトルの生マッコリも楽しんでいました。

食べた料理の寸評は以下の通り、【】内は個別の採点。

【3.5】キムチ盛合せ（1,140円）

白菜キムチ、カクテキ、オイキムチ。
キムチならではの発酵の旨味しっかり。
ジャンボのキムチは高いですが美味しい。

【3.3】ナムル盛合せ（620円）

ゼンマイ、もやし、ほうれん草。
無難に美味しいです、焼肉の口直しに。

【4.2】上タン（2,250円）

厚めカットの霜降り牛タン。
本郷店で食べたときより霜降りが強いです。
そして表面積が広いうえに厚みも増しています。

両面を50秒ずつ焼いてくださいとアドバイス。
本郷では30秒ずつのアドバイスだったので、
肉の厚さに合わせて秒数を増やしているのでしょう。

推奨タイムを超える1分以上焼いてもやわらかいタン。
噛み締めるとタンの強い旨味を感じて、脂が口の中で蕩けます。
本郷はなれの上タンでも4.0評価の美味しさでしたが、
ボリューミーでそれを更に超える満足度の高さ。
流石はジャンボの本店といったところでしょう。

【3.8】ハツ（930円）

やや厚めカットの牛の心臓。
両面を8秒ずつ焼いてくださいとアドバイス。
プリプリしたハツで食べたときに噛み千切るのが快感です。
刺身でも食べられそうなぐらいレベル高し。

【4.5】野原焼（1枚1,750円）

野原焼だけはお店のスタッフが焼いてくれます。
薄切りのサーロインをすき焼き風に食べる野原焼ですが、
肉が本郷のときより一回り以上大きいような印象。

甘辛いタレに浸ったサーロインは常温で融点に達しているようで、
少し蕩けているその脂身を見ただけで美味しいことを確信。
エンジン音を聞いただけでブルドーザーと分かるように、
このまま生で食べたらもう5.0満点評価になりそうです。

お店のスタッフに出来るだけレアーで焼いてくれとリクエスト。
ミルフィーユのように巻かれたサーロインを溶き卵とともに。
薄切りでも層になって食べ応えのあるサーロイン。
噛み締めると口の中で肉の旨味が爆発します。
本郷で食べた野原焼より遥かに美味しくて驚きました。

野原焼が何故ジャンボのスペシャリテなのか。
その理由は本店で食べて分かりました。
1枚1,750円と安くないですが、それ以上の価値を感じる美味しさ。

【3.8】ハラミ（1,650円）

両面を30秒ずつ焼いてくださいとアドバイス。
本郷はなれで食べたときより肉質にスジっぽさを感じました。
その点で少し評価がマイナスとなるのですが、
内臓肉ならではの旨味の強さはあって十分に美味しい。

【3.7】カルビ（1,080円）

両面を25秒ずつ焼いてくださいとアドバイス。
並のカルビとは思えないぐらい、サシの入った良質カルビ。
他店であれば上カルビとして1,500円は取られそう。

【3.5】ロース（1,080円）

両面を4秒ずつ焼いてくださいとアドバイス。
並ということで赤身メインの肉質。
値段相応の美味しさといったところでしょうか。
赤身系なら今回はミスジ、ウワミスジのほうが好印象でした。
やはり美味しさと値段は比例するのでしょう。

【3.1】レバ焼（1,030円）

よく焼いてくださいとのアドバイス。
これだけはイマイチでした。
旨味はあるのですが臭みもかなりあります。

【4.4】ザブトン（2,880円）
【4.5】みすじ（2,880円）
【4.3】うわみすじ（2,160円）

高級な希少部位も値段相応に美味しいです。
ザブトンは肉にきめ細かなサシが入っていながら、
口にすると意外と脂が軽くて口の中で肉が蕩けていきます。
まさに霜降り肉の理想のような美味しさ。

みずじは赤身と脂のバランスが凄く良かったです。
赤身肉特有の肉の旨味と、霜降り特有の脂の旨味の融合。
野原焼に匹敵する美味しさで刺身で食べたいぐらい。

うわみすじは「みすじ」より赤身比率が強い部位。
とはいえ並のロースより脂の乗りが良くて、
並ロースの倍の値段なのも納得の滑らかな口当たりと旨味の強さ。

安い部位でも十分楽しめるお店ですが、高級部位も当然に美味しい。
ホルモン系だけは少しレベルが落ちるのですが、
サイドメニューも美味しくて焼肉の名店として死角無し。

【3.7】ホルモンセット（2,580円）

上ミノ、子袋焼、ホルモン（シマチョウ）。
上ミノとシマチョウは牛、コブクロは豚の内臓部位となります。
表面に隠し包丁が細かく入った上ミノは好印象。
ホルモンにもこだわりを感じます。

シマチョウは脂付きで、脂から感じる内臓特有の旨味がたまりません。
プリプリしたコブクロも臭み無くてどのホルモンも非凡なレベル。
ホルモン類はホルモン焼きの専門店のほうが美味しい部分もあって、
肉ほど飛び抜けたレベルの高さではないですが十分納得できる内容。

【3.4】テグタンクッパ（1,140円）

テグタンはスタミナ苑に比べると普通という印象でした。

【3.5】岩中豚の蒲焼重（930円）

国産豚では最高と言われる岩中豚。
甘辛いタレでバラ肉を蒲焼きにしてオンザライス。
下手に鰻の蒲焼を食べるより岩中豚のほうが美味しい。
脂から感じる甘みと旨味は流石の岩中といったところ。

【3.5】カレー（930円）

ジャンボならではの和牛を使用したビーフカレー。
参加者にかなり好評だったようです。
あまりにも好評で自分の食べる分が一口しか残らなかった。

6人でお会計66,550円、1人あたり約11,091円。

今回はメンバーに女性が3人いたので最後にスイーツサービス。
男にはサービスが無いので女性と一緒に行ったほうがお得です。
本郷では女性2人に1種類のスイーツと寂しいサービスでしたが、
篠崎本店は3人に3種類のスイーツという大盤振る舞い。

ゴールドキウイソースのババロア
ブルーベリーソースのプリン
カスタードと生クリームの2層のプリン

少し味見しましたがスイーツのレベルも高いです。
本郷のときよりスイーツも豪華でボリューミー。
わざわざ本店詣でして良かったと感じる充実の内容で、
流石はジャンボ系の総本山と思いました。