豚に鶏に牛に馬 種類も豊富で調理も多彩 : 彩波

【総評】
新小岩駅(東京)から徒歩10分弱。豚・鶏・牛・馬と幅広い肉とホルモン類を取りそろえる居酒屋です。
ジャンル的にはモツ焼き屋なんですが、一般的なモツ焼きを大きく超えた充実のラインナップ(^_^)
基本となる刺し系・焼き物の素晴らしさに加え、洋食系の一品料理まで全てがハイレベルで旨いです。
１軒でこれほど多彩に楽しめるお店って中々あるもんじゃありません。

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新小岩駅北口から繁華街を抜けた住宅街に差し掛かり始める辺り。昨年末にオープンしたばかりの居酒屋です。
この店に詳しい幹事主催で総勢８名の宴会が開催されました。皆さん、東京時代の懐かしいメンツばかりです(^_^)
こちらは新橋の清水HONTEN(旧・清水Aburi)出身のご主人が営んでいて、既に大人気となっています。

外観は木目調にまとめられていてパリッとした青の垂れ幕が目を引きます。清廉なイイ雰囲気(^_^)
店内はカウンター・テーブル席・小上がりで40席以上。モツ焼きの店としては中々の大箱なんじゃないでしょうか。
予め予約で席を確保していた我々は奥の小上がりに案内されましたが、既に予約でかなりの席が埋まっていた模様です。

メニューは上州豚とことんを使った串焼きや一品料理をメインに、牛・鶏・馬まで扱う幅広いラインナップ。
刺しや串焼きだけでなく一品料理も色々あって、〆用のご飯ものやパスタまで用意されています(^_^)
酒も充実していてビール・日本酒・ワイン・ホッピーと何でもござれ。食事も酒も万能ですね～
これだけあると迷ってしまいますが、今回はこの店を熟知した幹事に注文を一任。あとは食べるだけです。
なお、人数が多い関係で沢山の料理を注文・シェアしています。レビュー上は提供順に関係なく整理しています。

・お通し：豚肉と大根の煮物
すっきりした出汁と少し甘めの味付け。一旦冷ましてあって大根の中までじっくり味が染みてます(^_^)
シンプルな煮物ですがお店で扱う素材の良さと味付けの方向性をしっかり確認できます。中々秀逸なお通し。

・鶏刺し四点盛り 1980円
モモ肉たたき・ムネ肉たたき・ささ身たたき・白レバーの４点盛り。それぞれ単品でもこれらは注文可能です。
精肉系は全てたたきですが皮付きの胸肉以外は炙り方はごく軽め。素材の食感をストレートに味わえます(^_^)
メインは豚系かと思っていましたが、この店は鶏もかなり旨いです。このレバーなんか相当良い状態ですね。

・九州産馬タン刺し 750円、炙り牛タンの刺身 780円、馬刺しユッケ 650円
肉系の刺しも目一杯注文しました。一品だけでも扱うのは難しそうなのにこんなに沢山楽しめます^m^
タンは火が通っていた方が断然美味しいと思っていましたが、状態が良いとレアなままでもかなり旨いです。
馬タンは刺しでは初めて頂きました。ねっとりした肉質ですが弾力もあって噛みしめる度に旨みが溢れます。
素材に自信がないと中々こういう食べさせ方はできないです。ここの肉系刺しは絶対のオススメ(^_^)

・炭火串焼き：チレ 150円、ピートロ 150円、網レバー串 180円
・桜姫鶏レバーのレアレア炙り（550円）
焼きものもアレコレ注文しました。串焼きは豚ホルモン系３品。鶏レバーはレアレア炙りっていう一品料理です。
チレ・ピートロ・網レバー串はどれも火入れの訪台が素晴らしいです。外側は香ばしく中は瑞々しいまま(^_^)
鮮度や下処理も申し分なくクセは一切ありません。加熱したチレの味わいがここまで軽やかって中々お目にかかれません。
ブランド鶏のレバーを使った炙りも素晴らしい出来栄え。ほんの少しの加熱がコクをグンと増してくれます。

・フライドチキンのチリコンがけ 750円
・新鮮和牛ハツのグリル モツ焼き屋の赤ワインソース 680円
・白子のゴルゴンゾーラグラタン 750円
この店は洋食系一品料理もかなり豊富です。この日は３品注文しましたが全てかなりのボリュームで登場です。
ゴルゴンゾーラたっぷりのホワイトソースを纏った白子や赤ワインソースを絡めた牛ハツはかなり本格仕様の洋食。
フライドチキンは目一杯ジャンクな感じですが、衣は香ばしく脂っこさはありません。味付けもハマってますね(^_^)
素材勝負の料理だけでなくこういう捻った一品料理もちゃんと旨って何気に凄いです。

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【最後に】
８人いたこともあって色んな種類のものを食べることができました。そしてその全てがハイクオリティ(^_^)
モツ焼き単体だけでも十分やれるレベルなのに、一品料理までこれだけ充実しているって本当にすごいですね。
手広くアレコレやってるお店って個別にはイマイチなこともありますが、ここはそういうことが一切ありません。
新小岩は普通に東京に行ったら中々立ち寄らない街だと思いますが、ここはわざわざ訪問する価値があります。
名物が沢山あるので１人で利用するより数人であれこれシェアするのが断然お勧めです。ご馳走様でした。