無料会員登録/ログイン
閉じる
食べログ うなぎ 百名店 2022 選出店
気になるお店はこちらで保存ができます
空席確認・ネット予約
閉じる
リクエスト予約希望条件をお店に申し込み、お店からの確定の連絡をもって、予約が成立します。
1 予約の申し込み
ご希望の条件を当サイトよりご入力ください。
2 お店からのメール
ご予約が承れるか、お店からの返信メールが届きます。
3 お店へ来店
予約が確定した場合、そのままお店へお越しください。
電話なら予約できることがあります
閉じる
03-3624-0475
最新の情報は直接店舗へお問い合わせください。
"たれ"も香(か)も 知(し)る人ぞ知(し)る 鰻重(むなぢゆう)の 俟(まつ)も蒸(ふか)しの 時間(とき)ならあるに
口コミが参考になったらフォローしよう
酔狂老人卍
利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。問題のある口コミを連絡する
酔狂老人卍さんの他のお店の口コミ
江戸前芝浜(芝公園、三田、田町 / 日本料理)
トウキョウ リトルハウス(赤坂、溜池山王、赤坂見附 / カフェ)
てんぷら 一心(大宮、北大宮 / 天ぷら、日本料理、海鮮)
新橋亭(内幸町、新橋、虎ノ門 / 中華料理、肉まん)
うを徳(東向島、曳舟、京成曳舟 / 寿司)
タイレストラン イサーン(浅草(つくばEXP)、浅草(東武・都営・メトロ)、田原町 / タイ料理、カレー、居酒屋)
店舗情報の編集
閉じる
「みんなで作るグルメサイト」という性質上、店舗情報の正確性は保証されませんので、必ず事前にご確認の上ご利用ください。 詳しくはこちら
店名 |
鰻禅(うなぜん)
|
---|---|
受賞・選出歴 |
2019年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2019 Bronze 受賞店
うなぎ 百名店 2022 選出店
食べログ うなぎ 百名店 2022 選出店
うなぎ 百名店 2019 選出店
食べログ うなぎ 百名店 2019 選出店
うなぎ 百名店 2018 選出店
食べログ うなぎ 百名店 2018 選出店 |
ジャンル | うなぎ |
お問い合わせ |
03-3624-0475 |
予約可否 |
予約不可 |
住所 | |
交通手段 |
・東武伊勢崎線・東京メトロ銀座線「浅草駅」から徒歩7分 本所吾妻橋駅から122m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算 |
¥5,000~¥5,999 |
予算(口コミ集計) |
¥5,000~¥5,999
¥5,000~¥5,999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
席数 |
22席 (カウンター 6席、テーブル 4x2席、座敷 4x2席) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | カウンター席あり、座敷あり |
ドリンク | 日本酒あり |
---|---|
料理 | 魚料理にこだわる、英語メニューあり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 一軒家レストラン |
サービス | テイクアウト |
お子様連れ |
子供可 |
公式アカウント | |
オープン日 |
1980年7月7日 |
備考 |
【墨田区吾妻橋1-19-12より移転】 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
食べログの会員になるとレストラン情報を編集する事ができます!この機会に是非ご登録ください!
この店舗の関係者の方へ
食べログ店舗会員(無料)になると、自分のお店の情報を編集することができます。
店舗会員(無料)になって、お客様に直接メッセージを伝えてみませんか? 詳しくはこちら
店舗会員になると、無駄な広告費をかけずに効果的なPRができます。詳しくはこちら
紙ではできない予約管理を。いますぐ無料ではじめよう。詳しくはこちら
固定費ゼロ。決済手数料3.24%で気軽にカード決済を導入できます。詳しくはこちら
既に会員登録が完了している方はこちらからログインできます。ログインはこちらから
【2016-06-14追記】:
六年(むとせ)ぶりの『鰻禪』。
東道(あるじ)説明(と)きて云ふやう:
「不本意(こゝろならず)も強制退去(たちのき)を喰(く)らひ、
近傍(ちかく)に移轉(うつ)りて、はや二年(ふたとせ)」。
■不變(かはらざる)もの:
鹹口(からくち)の"たれ"、粒(つぶ)の立(た)ちたる米飯(こめのいひ)、
瓦斯(がす)による熱源(ひ)、壓力鍋(あつりよくなべ)による蒸(む)し、
東道(あるじ)と御内儀(おかみ)の、爲人(ひとゝなり)・仕事(しごと)ぶり。
■變化(かはり)たるもの:
鰻(むなぎ)の大(おほ)きさ、價格(ねだん)、重箱(いれもの)。
前囘(まへ)は蕩(とろ)けんばかりの蒲燒(かばやき)なりしかど、
此度(こだみ)は適度(ほどよき)柔(やは)らかさ。
"上(じやう)"の對價(あたひ):
二千二百圓(にせんにひやくゑん)が三千圓(さんぜんゑん)に、、。
價格(ね)こそ昂騰(あが)れど、
口味(あぢ)もまた、往古(そのかみ)より僕(やつかれ)が趣向(このみ)にあふ。
倩(つらつら)、東道(あるじ)の技藝(わざ)を窺(うかゞ)ふに、
割(さ)きと串打(くしう)ちに大約(およそ)三分(さんぷん)、
白燒(しらやき)六分(ろつぷん)、蒸(むし)十分(じつぷん)、
附燒(つけやき)五分(つけやきごふん)、都合(あはせて)小半晌(こはんとき)。
同(おな)じく"割(さ)き"より手順(て)をかくる『尾花』より廉價(やす)く、
あれほどに俟(ま)たされるゝこともなし。
備長炭(ひ)や器(うつは)こそ『尾花』に見劣(みおと)りするも、
口味(あぢ)は『尾花』に肉薄(せまる)。
「おのれ、親(おや)の讐敵(あだかたき)」とばかりに貪(むさぼ)り啖(くら)ひ、
瞬(またゝ)く中(うち)にこれを平(たひ)らぐ。
何(なに)より、米飯(めし)と鹹口(からくち)の"たれ"が好(この)み。
諾(うべ)なるかな!
---------------------------------------
【照相機】:東京通信工業 索尼(Sony) α7 II 無反光鏡可換鏡頭照相機(みらーれす)
【鏡頭】 :高千穗光學(Olympus)瑞光(Zuiko)Auto-Macro 2/50 @F2.0~2.8
【2010-08-04記】:
前日(まへのひ)の曇(くも)りとはうッて變(か)はり、この日は霽(はれ)。
拔けるがごとき蒼穹(あをぞら)に、一際(ひときは)映ゆる電波櫓(でんぱやぐら)。
愈々(いよいよ)増す高(たか)みに、敢へて目を逸(そ)らす者(もの)なし。
吾妻橋(あづま者゛し)より、飽かで、この櫓(やぐら)と行き交ふ船を眺(なが)む。
扉(とびら)開くや、先客(せんきやく)は一組(ひとくみ)の兩個(ふたり)連(づ)れ。
女將(おかみ)云ふやう、「後(あと)より來たる客を先に拵(こしら)へまする」。
主人(あるじ)も、「だいぶ御待ちいたゞきますれば、なにとぞ御料簡(ごれうけん)を」。
僕(やつがれ)、聊(すこ)しも怯(ひる)まで、應答(いら)へて「待ち申(まう)す」。
「上鰻重(じやうゝなぢゆう)」に麥酒(びいる)、合(あ)はせて二千七百圓也。
啤酒(びいる)は近傍(ちかく)の●●●大樓(びる)の朝日牌(あさひじるし)。
突き出しとして、「鰻肝臟(むなぎきも)時雨煮(しぐれに)」に、「鰭燒(ひれやき)]」。
口惜(くちを)しきかな、僕(やつがれ)の好(この)む兜(かぶと)は品切(しなぎ)れ。
熟々(つらつら)主人(あるじ)の仕事(しごと)ぶりを窺(うかゞ)ふに、
鰻(むなぎ)をへばらせまじと、ぐるりと循環(まは)す攝氏(せッし)十五度の水。
割きたる鰻(むなぎ)を秤(はかり)にかけ、一つ一つ目方(めかた)を量(はか)る。
彫琢(てうたく)を加(くは)へ悉(ことごと)く均(ひと)しき重量(おもさ)に。
竹串(たけぐし)を打ち、瓦斯火(がすび)に炙(あぶ)ること暫(しば)し。
つぶさにそのさまを檢(あらた)むれば、互ひの間隔(へだゝり)およそ二寸半。
近火(ちかび)の備長炭(びんちやうたん)を巧(たく)みに操(あやつ)り、
一氣呵成(ひといき)に炙(や)き上ぐる、「色川」とは著(いちじる)しき違(たが)ひ。
遠火(とほび)で焦(こ)げ目の附(つ)かぬやう叮嚀(ねんごろ)に炙(や)く、
小塚原「尾花」、飯倉「野田岩」とも「挑燈(ちやうちん)に鐘(つりがね)」。
鰻(むなぎ)の身を焦がすさま、鈴箇森(しおきば)の八百屋お七に髣髴(さもにたり)。
さるによつて、身の其處彼處(そこかしこ)に目立つ微(かす)かなる焦(こ)げ目。
しかる後(のち)、壓力鍋(あつりよくなべ)にてこれを蒸(む)す。
およそ名のある鰻屋(むなぎや)にして壓力鍋(あつりよくなべ)使ひこなすは稀(まれ)。
何處(いづく)も蒸籠(せいらう)にて氣長(きなが)に蒸すが通例(ならひ)。
「野田岩」は、五十分(「定本日本料理」)、二時間(「和風總本家」)と云ふ。
待つこと半晌(はんとき) 近く、西洋土圭(せいやうどけい)にして五十五分。
後(あと)から來(き)たりし豫約客(よやくきやく)は既に食(た)べ了(おは)りて、
暇(いとま)乞(こ)ひたる後(のち)。
「上鰻重(じやうゝなぢゆう)」には、肝吸(きもす)ひ・香(かう)の物(もの)附き。
蓋(ふた)を去(さ)るや、そのあまりの輕(かろ)さに眼精(まなこ)白黒(しろくろ)。
紛(まが)ふ方(かた)なき塗(ぬ)り物(もの)にて、
「特上」なれば「宮川」屋號(やがう)入(い)りの輪島塗(わじまぬり)とか。
主人(あるじ)、嘗(かつ)て十二社(じふにさう)に在りし「宮川」の出身(で)とか。
昭和二十二年丁亥(ひのとゐ)年生まれの數(かぞ)へで六十四(むそぢあまりよつ)。
如何(いか)にも職人(しよくにん)らしき赤(あか)ら顏(がほ)。
周邊(あたり)に氣さくに聲(こゑ)をかけ、己(おの)が手法(やりかた)を説(と)く。
注文(ちゆうもん)を受けて捌(さば)くが何(なに)よりの誇(ほこ)りか、、。
「さて、その鰻(むなぎ)は?」と問(と)はるれば、
身は薄(うす)く小(ちひ)さめながら、脂(あぶら)乘りは十分(じふゞん)。
蒸し強くかゝりて、「尾花」、「野田岩」をも凌(しの)ぐ柔(やは)らかさ。
實(げ)に恐(おそ)るべきは「壓力鍋(あつりよくなべ)」の威力(そこぢから)。
たれは鹹口(からくち)、米は粒が立ち、瞬(またゝ)く間(ま)にこれを平(たひ)らぐ。
鋪(みせ)の設(しつら)へは汚穢(うすぎたな)き燒鳥屋(やきとりや)竝(なみ)。
換氣扇(くわんきせん)は油塗れ、鍋も薄汚(うすよご)れが顯著(いちじるし)く、
到底(とて)もまともな料理屋(れうりや)とは思(おも)はれず。
近邊(あたり)の勤(つと)め人(にん)も多(おほ)き晝(ひる)になほ、
注文(ちゆうもん)を受けてより捌(さば)く手法(やりかた)を貫(つらぬ)くは、
愕(おどろ)きのあまり詞(ことば)を失(うしな)ふ。
價(ね)も廉(やす)く、足の便(べん)もまた惡しからざるは更なる驚異(おどろき)。
手間暇(てまひま)と、値(ね)、待(ま)ち時間(じかん)と云ふ、
相反(あひはん)する要求(もとめ)を三(みッ)つながらに滿(み)たすは、
宛然(あたかも)蟻の肢體(からだ)に獅子(しゝ)の力を添ふるに似(に)たり。
八面六臂(はちめんろつぴ)、聖徳太子(しやうとくたいし)がごとき神業(かみわざ)。
三方(さんぱう)一分(いちぶ)の損もなく丸(まろ)く收むる無理難題(むりなんだい)。
これを解決(と)く鍵こそ「壓力鍋(あつりよくなべ)」に「豫約制(よやくせい)」。
忙(いそが)しき勤(つと)め人には豫(あらかじ)め注文(ちゆうもん)あらば、
店(みせ)に着くやいなや、頼(たの)みし品(しな)運ばれ來(く)る仕組(しくみ)。
壓力鍋(あつりよくなべ)に秤(はかり)と云ふ文明の利器を操(あやつ)り、
手間のかゝらぬ瓦斯火(がすび)を用(つか)ふに聊かの躊躇(ためらひ)もなし。
賢明(かしこ)くも、急ぐ相知(なじみ)の客には「豫約制(よやくせい)」。
かくて、汚穢(うすぎたな)くも、この値で商(あきな)ふは見上(みあ)げたもの。
※富士電視臺の節目(ぷろぐらむ)の一企劃(きかく)「きたなしュらん」に相應(ふさは)しき賈(みせ)。