都営地下鉄西大島駅近くの美味しいビリヤニ、ニハリやマトンカラヒ（秋～冬場はパヤ）が食べられるインド・パキスタン料理店（テイクアウトOK) : ハビビ ハラル レストラン

　 店入口の小さなホワイトボードに日替わり（パキスタン）スペシャル料理（チキンビリヤニ（チキン入りのスパイシーなパエリア風ライス）、ニハリ（マトンの骨付きすね肉の煮込みカレー）等が記載されています。
　また、調理に時間を要するマトンカラヒ（骨付きマトンの炒め煮カレー）は単品で1㎏：2,500円、1/2㎏：1,250円で、来店１時間位前に電話予約すれば、店で待たずに食べられます。（但し、ロティ（全粒粉のパン）やナンは別料金。）
　さらに、デザートでキール（ライスプディング）、カスタード（ババロア風デザート）やカボチャプディング（オリジナルデザート）を提供中。（但し、売り切れ御免につき、食べたい方は事前に電話確認することをおすすめします。）
　
＜2016年12月再訪＞
　日曜午後２時前に出向いてみました。日本人、南アジア系の家族連れや、日本人の老婦人等で大盛況で、当方の後で全てテーブルが埋まり、接客は日本語が堪能な初見の小柄な南アジア系男性店員１名、厨房にカーンさんはおらず、ネット情報によれば、アッバシ（名古屋市）に在籍していたという、初老のコックさん１名の体制で、客席の両側の壁面の薄型モニターには、前回同様に、スタジオ収録のパキスタン現代音楽のシリーズ番組 Coke Studioの映像が映し出されています。
　
　店先の今日のスペシャルメニューのホワイトボードには、ビリヤニや、ニハリがあったものの、先達レビューで秋から冬場に提供していることを知った、パヤ（マトンの脚の関節部の煮込みスープカレー）、チャパティとホットチャイをオーダー。（サラダ込みで1,000円）
　しかしながら、チャパティ（薄焼きの全粒粉のパン）は作るのに時間がかかるといわれ、やむなく、ロティ（全粒粉のパン）をオーダー。（サラダ込みで1,000円）
　すぐさま、前回同様のサラダ、20分ほどしてギー（澄ましバター）をテカテカに塗られたロティ２枚とパヤが登場。今回もうっかりして、ギーを塗らないよう伝え忘れてしまいました。

　パヤはトロトロのゼラチン質が骨まわりに付いており、スープは適度にとろみがあってスパイシーでとてもおいしいです。薄焼きのロティの焼き加減もちょうどよく、パヤにぴったりでサクサクと完食。

　食後のデザートはこの店で前回売り切れで食べられなかった、キール（ライスプディング：400円）をオーダー。
　スティックシュガー１本付きのホットチャイは適度な濃さでおいしく、砕いたナッツの載せられたキールもミルク濃厚かつ、適度な甘さでとてもよかったです。
　満足な休日ランチを楽しめました。

追伸：店入口脇の角におひとりさま専用席がありました。

＜2016年９月再訪＞
　ネット情報で見たパキスタン名物のマトンカラヒ（骨付きマトンの炒め煮カレー）の写真がとてもおいしそうだったため、来店１時間くらい前に電話予約の上、日曜午後１時前に出向いてみました。
　先客はおらず、接客は前回と同じく、細身で背の高い南アジア系男性店員ですが、前回はオレンジ色のポロシャツ着用だったのが、今回は白い帽子と白衣着用に変わっています。
　また、厨房には口ひげのカーンシェフと、前回は接客をしていた南アジア系中年男性店員の体制で、当方を見るなり、カーンシェフから「久しぶり」と声をかけられました。

　前回来店時に、出入口真上にあった薄型モニターが、今回は店内客席壁面の座席から見やすい位置に変わり、アルファベット表記のヒンディー語(？）歌詞と英訳付きのカラオケ風画像でボリウッド映画のサウンドトラックと思しき男性ボーカルの曲が流れ、続いてスタジオ収録のパキスタン現代音楽のシリーズ番組 Coke Studioの映像が映し出されて、とても良い雰囲気です。
　
　マトンカラヒ（1/2㎏）を事前に予約した旨を伝えると、辛さを訊かれたので、「オーディナリー、普通」と伝え、タンドリーロティ（150円／枚）とホットチャイをオーダー。
　すぐさま前回同様のありきたりのサラダ（サービス）、10分ほどしてカラチの空（埼玉県八潮市）やHandi レストラン（千葉県野田市）同様の、ステンレス製カラヒ（鍋）に入ったマトンカラヒとロティが登場。
　ギー（澄ましバター）を塗らないよう、店員さんに伝え忘れたため、テカテカにギーを塗られたロティ２枚（特に指定しなかったところ、２枚）は前回同様にちょうどよい焼き加減です。

　カットレモン１つが添えられ、青唐辛子と針生姜の沢山入ったマトンカラヒは、八潮や野田同様に大ぶりの骨付き交じりのマトンがゴロゴロ入り、八潮や野田よりも皮付きの骨なし肉やモツのような可食部が多いため、とても肉々しく、適度にスパイシーでとてもおいしいです。
　
　1/2㎏は、八潮や野田のイードスペシャルの１人前のマトンカラヒより少しボリュームが多いものの、タンドリーロティが八潮や野田よりも少し薄く直径が小さめにつき、難なく完食。（八潮や野田で日替わりスペシャルを完食できる方には問題ないボリュームかと思いますが、少食の方や女性は食べきれない可能性が高いため、念のためタッパーを持参した方がよいかもしれません。）

　食後にはサービスのスティックシュガー２本付きのホットチャイ、カボチャプディングと小さな器に入ったカスタードが登場。これらも適度な甘さで、とてもおいしく、満腹満足な休日ランチが楽しめました。

　カーンシェフから紹介されたお店の社長さんに、料理がおいしい旨を伝えたところ、顔をほころばせていました。

追伸：この日の日替わり（パキスタン）スペシャルはチキンビリヤニとニハリでした。また、デザートのキールは残念ながら品切れでした。

＜2016年８月初訪問＞
　「ビリヤニ」の検索でヒットした情報をたよりに、日曜昼に初めて出向いてみました。
　都営地下鉄新宿線 西大島駅A４出口すぐに見える、大通りの交差点に背を向け、ローソンの前を通り過ぎ、ナマステヒマール 大島店の手前かつ、ネパール居酒屋シティマート 東京・西大島店の先の角を左折、BIG－Aや、くすりの福太郎がある大島四丁目団地１号棟から、両側に手すりのついた峠状のスロープを越え、団地２号棟の１階まで歩くこと５分弱で到着。
　
　先客はなく、当方の後からテイクアウト目的の南アジア系男性客等が来店。接客は若者と中年の南アジア系男性店員各１名の体制で、ボリウッド（インドのヒンディー語映画）の人気俳優シャー・ルーク・カーンと人気女優ディピカー・パドゥコーンのミュージカルシーンが店内で出入口上のモニターに映し出されています。

入口脇の小さなホワイトボードに記載の今日のスペシャル（日替わりパキスタン）カレーの、パキスタン名物のニハリ（マトンの骨付きすね肉の煮込みカレー）、ロティ（全粒粉のパン）とチキンビリヤニ（チキン入りのスパイシーなパエリア風ライス：1,000円）、ソフトドリンクはマンゴーラッシー（他にラッシー、チャイ、ウーロン茶、コーラから選択可能）をオーダー。
　店員さんから「そんなに食べられる？」と訊かれるも、食べきれない分は持参のタッパーに入れる旨を告げ、すぐにスライストマトと千切りキャベツにドレッシングのかかったありきたりのサラダ、ラッシーにマンゴーシロップを混ぜたと思しき、氷入りのマンゴーラッシーが登場。ラッシーはひんやり甘くて
おいしいです。　

　続いて、八潮並みのボリュームのチキンビリヤニとライタ（キュウリ、玉ねぎのみじん切りとスパイス入りの甘くないヨーグルトソース）が登場。
　ライタを白、黄色、茶色のまだらでパラパラしたバスマティライス（高級長粒米）にかけ、大ぶりにカットされた手羽や、胸肉等が埋まっていて、カルダモンや小口切りの青唐辛子が効いて、適度にスパイシーでおいしいです。

　続いて登場したニハリは、15㎝大の骨にマーディナ（群馬県伊勢崎市）のマトンボーング（ニハリ）や、サプナ（成増）のグッ（ト）カーに匹敵するような、こぶし大の柔らかなマトンが付いた「マンガ肉」で、カレーは他のパキスタン店のニハリ同様に適度にとろみがあって結構スパイシーです。
　また、ギー（澄ましバター）が塗られた、素朴な小麦の味がするタンドリーロティは、マルハバ（池袋）や、数年前のニューホットマサラ（埼玉県草加市）同様の薄焼き（ロマーリロティや、チャパティに近い薄さ）で２枚付いて、少々油の多いニハリと合わせるととてもおいしいです。

　食べていると、サービスでスモールサイズのハリーム（豆、麦、肉等をペースト状になるまで煮込んだパキスタン名物カレー）が登場。ターメリック色でとてもよく煮込まれたハリームは針生姜や青唐辛子が効いてスパイシーでおいしいです。

　食べている途中で、厨房からボリウッド映画の人気ベテラン俳優のアヌパム・ケールや、サッカーブラジル代表のルイス・フェリペ・スコラーリ元監督に似た風貌の口ひげの男性シェフが登場。

　「ホット・スプーン（富山県射水市）にいませんでしたか？」と声をかけると、シェフはうなずかれ、同店の元店長サフィー・カーンさん（富山のカレーブロガー諸氏から「キノピオ」さんと称される。）であることが判明。参照動画

　当方が以前ホットスプーンに出向いてダルゴーシュト（豆とマトンカレー）を食べたことや、DILやカシミール（富山県射水市）にも行ったことがある旨を伝えると、喜色満面となったシェフは、（かつてDIL等に在籍した）カムランシェフが最近オープンしたパークマサラレストラン（富山県高岡市）に勤務していることや、東京に（ほとんど）パキスタン店がなく、群馬や、埼玉のカラチの空、アルカラムや千葉のHandi レストランに行かないと（本格的な）パキスタン料理を食べられないことを当方に話してくれました。
　また、ホットスプーン退店後は、福島県の居酒屋に１年、千葉県四街道市のお店に３カ月在籍したのちに、こちらに転籍したそうです。（かつては、今はなき、シディークAKIBAにもいたそうです。）

　スティックシュガー２本付きのおいしいホットチャイ（ミルクティー）を飲み干し、満腹満足となって退店。（計2,000円）

　なお、ビリヤニは少し店で食べ、残りをタッパーに詰めて持ち帰り、レンジアップして夕食でおいしくいただきました。

追伸：以前のお店IndianDining SAKURAのメニューがそのまま店内に置かれていたものの、新メニューは現在作成中で、2016年８月14日現在はプレオープン（テスト営業）で、８月25日に正式オープン予定とのこと。