店名に地名を冠するに相応しいお店 : 亀戸やきとん

【注意】
すいませんが、暫定レビューとします。
迫り来るレバーの生食提供禁止まで時間があまりないので、レバー関係＋αのレビューとします。
本来のレビューは後日改めてバッチリ載せます。申し訳ない。


●生れもんハイ・サワー
しっかり現物系で美味い、のですが、グラスが小さい…。本当に小さい…。写真では分かり辛いと思います。で、他の飲み物もグラスで出されるならそのサイズのグラスで配膳されます。値段だけみると良心的ですが、ＣＰとなると間違いなく急降下。残念です。こちらで安くていっぱい酒を飲みたいのであれば、大瓶のビールが一番ＣＰ高いと思います。

●お通し(酢ダレキャベツ)
至って普通のキャベツに酢ダレが付いているだけなのですが、この酢ダレが重要な意味を持っています。
後に焼きとん串をオーダーするならば、その受皿がこの酢ダレキャベツの皿になります。
串は基本塩ベースなのですが、そこにこの酢ダレを漬けて食べる。それがこのお店のスタイルとなっています。
ポン酢とはちと違う、結構酸味のある酢ダレですが、これがまた良く合う。
これまでは塩・味噌・タレくらいで、たまにポン酢で食べる串もありましたが、酢ダレも悪くないなぁと思いましたね。
詳しくは下記します。

●にんにく、ヤングコーン、リエット
にんにくは至って普通のにんにく。だけど、それに付ける塩が秀逸。
自家製の塩で、一般の塩よりもマイルド。色からして炒っていると思いますが、絶妙ですね。一般の塩がダイレクトに塩味を出しているならば、こちらの自家製塩はフワッと弱く塩味が出る仕上がり。串でもこの自家製塩を使っているのですが、焼いている時に、これでもかっ、というくらい塩をかけていたので、「味加減が絶対におかしいぞ…」「絶対にしょっぱい串が来るわぁ…」とちょっと戦々恐々だったのですが、食べてみると意外や意外。丁度良い仕上がりでした。それくらい弱めでマイルドな塩。

ヤングコーンですが、メチャクチャ美味しかったです!!!
女将さんに食べ方を教えてもらいました。
最初の表皮は食べないで残し、その次の表皮から剝いてはバター醤油に漬けて食べるのだとか。他の串の様に、普通にそのままパクッと食べちゃダメだそうです。
教えられた通りに食べましたが、いやぁ、本当に美味しい。焼きとん串以外で食べた中で一番美味しいかも。

そして、リエット。
豚肉のパテをブレッドに塗って食べる品ですが、これがまた実に美味しい。
焼きとん屋でパテと言えば「ひなた」を想起しますが、個人的には「ひなた」よりも美味い!!!
あちらは鶏レバーですがこちらは豚。脂の乗りが全然違う。旨味も抑え目。個人的にはもっと濃い味付けの方が良いかな、とも思えるけど、いやいや、これでも十分美味い。サイドメニューでこんなに美味しい思いをしたのは久しぶりですねぇ。

●レバテキ
タイムサービスで17:00～19:00まで通常価格よりも安く提供していました。確か350円だったような…。ちょっと覚えていませんが、これはチャンスです。だってもう直ぐ食べられなくなりますからね。
でもね、肝心の味ですが、ゴマ油と胡椒かな、けっこう掛けられて味がよく分からなくなっています。レバの味を楽しみたければ、ゴマ油をかけないで頂いた方が良いですね。

●焼きとん全般
メニュー表を見ると結構な種類を揃えています。メニュー表だけで23種類。更に、店内入って左側の壁にはボードがあって、そこには本日のおすすめ串みたいなもの数種類あります。なのでおよそ25種類前後。これは素晴らしい。中野「久遠」に及ばずも非常に種類豊富。ですが、「久遠」と比べて品揃えが劣後します。「久遠」は一頭買いなので種類欠けが殆どありません。替わってこちらのお店は結構欠けています。あまり聞かない「こりこり」や「どーなつ」をはじめ、私が行った時は10種類近く仕入れ無しでした…。

・れば
濃い味。焼き加減はウェルダン。レバテキでは味が良く分かりませんでしたが、れば串でやっと堪能。恐らくですが、焼けば焼くほど味が出るレバだと思います。

・たん、上たん
ほとんど一緒です。なので上タンはオーダー不要かと。

・かしら、のどがしら
かしらは秋元屋に伍するレベル。美味い。旨味が実に良い。
のどがしらは、かしら＋ナンコツの食感ＭＩＸみたいな串。歯応えのよいかしらと言っても良い。


とりあえず、今回はここまで。
もっと肉付きある、しっかりとしたレビューは後日必ず載せます。申し訳ない。
ただ、先に申し上げれば、「亀戸」の地名を店名に冠するだけの実力はあると思います。
まだまだ串の大半を食べていないので、あらかた食べてからレビューを完成させます。