◎鰻つけめん＆オモロ料理【八べえ＠東京都江東区・亀戸】初めていただく鰻のラーメン♪ : 八べえ

2017/4 平日夜 初訪問

八べえ
　＠東京都江東区亀戸、総武中央線亀戸駅
　TP3.51東京都174江東区1[うなぎ]
　　　　　　　　　江東区36[ラーメン]
　RDB56.9東京都3035江東区100

かねてから食べてみたかった鰻のラーメン
厳哲でたまに限定でやっててめちゃ食べてみたいけど、激減した関東出張のタイミングと合うわけない
『今年は限定で色々創作したいから食べてみたいラーメン募集』と言われる轍には無理と言われ打ちひしがれてたら、
なんとこれをレギュラーでやってる鰻屋をTVで発見
これは行かねば！
と思った矢先に東京出張の話が浮上、やった～ヽ(^◇^*)/

熊本➡東京➡福島ツアーの東京2日目夜
1845到着、先客無しどころか後客も無し
カウンターに着席
メニューが鰻以外も多彩(〇o〇；)
男性2名のオペレーション、年輩(と言ってもワシより全然若い)が店主と思いながら飲み食いしてたが、退店の頃合いに初老の方も現れそちらが店主っぽい

飲食リスト
【食】
・お通し(鰻の骨)
・鰻冷しゃぶ
・カンガルーのタタキ
・鰻つけめん・鰻たれ漬け煮卵増し・鰻出汁香味油別皿
【飲】
・生ビール×2
・伯楽星 特別純米(宮城)
・鶴齢 純米吟醸(新潟)
＜合計￥8190＞

とりあえずビールいただき、ぐび～♪
ぷはぁ～♪
この日はめーっちゃ歩いたからめーっちゃうめ～♪

お通しとして出されたのは鰻の骨、素揚げかな？
全然鰻かどうかは分からん味だが、なんとなくうなぎパイの成分な気はする
香ばしさとカリカリ食感がビールによくあってて秒殺
ビールも秒殺ですぐ二杯目

さて、主目的は鰻の麺ではあるが、普通の鰻も是非食べておきたい
麺食べることは、事前営業確認電話にてお伝え済みだが、まず一品で一杯やりまっせ
メニューとにらめっこ
“青ウナギ”なんて稀少な種類の鰻を仕入れてはるんやて、へ～
やっぱ鰻重やろけど麺食うしなぁ
鰻アラのひつまぶしなんてのも超気になるけど麺食うしなぁ
蒲焼きかな～
と決心しかけたが、その列の端にあった“鰻冷しゃぶ(夏季限定)”なんじゃこりゃ？
別にこのメニューの紹介で1ページあるのを発見
“元祖活鰻の冷しゃぶ”
“現在国内で食べれるのは八べえだけです”と古っぽいメニューに書いてある！(笑)
ほんまかいな
鰻はうといが、そう書かれるとどうしても気になる
初夏～秋限定と書いてあったが、聞いてみたらできるとのことで、それ発注

☆鰻冷しゃぶ

しゃぶしゃぶのように軽く茹でられた後冷やされた鰻君
鰻のタレでなく、ポン酢、葱、もみじおろしが添えられる
まず何もつけずそのままパクリ
肉厚、柔らかくもしっかり歯応えあって、天然の塩気と甘味としっかりした鰻の旨味♪
鰻って、鰻のタレ無しでもちゃんと鰻やねんなぁ♪
めっちゃ旨いで！
なんもつけなくて全然旨い♪
もちろんポン酢でいただく鰻も旨い

一品＆麺のつもりだったのだが、なんと、ワニ、ダチョウ、カンガルーなんてある
カンガルー以外は食用の国産？！
なめとったら喰われるやろ(汗)
どれもそれなりのお値段、でも気になってしゃあない
ワニは若かりし頃食べたことはあるけど、
脳内『うわ～ワニ食ってる～』感で支配され味は全く覚えてない
どんな味なんか聞いてみると、ダチョウ、ワニは意外と普通で特有の味とかはなく鶏っぽいんだとか
カンガルーは乳製品ぽい風味があって、ラクダは独特の獣臭あって一番マニアックとのこと
ここまで色々聞いてしまったら食べずにはいられない

◎カンガルーのタタキ

一番しまった脚の付け根とのこと
確かにめちゃしまってそう(笑)
皿には水菜が敷かれ、その上に外周のみ火の入った旨そうな赤身肉
葱とポン酢がかけられた状態
いただいてみると、乳製品ぽい風味ってのは先入観としてあるから何とか感じれるぐらいで、普通に旨い肉♪
弾力もあって噛めばジューシーな肉汁
旨い旨い♪

この頃、酒は日本酒にシフト
店主さん？お酒に詳しいみたいで、ホワイトボードにその時々のオススメ日本酒が記載されてる
“店主おすすめ”のところから比較的安めの伯楽星をチョイス
けっこうどっしり系の味わいでうまい♪
しかし、もっと好みなのは香があってスッキリするタイプ
それを伝え2杯目にいただいたのが鶴齢
ん？？ついこないだ壱麺(大阪)で亀齢ってやついただいたけど関係あんのかな？鶴亀繋がりとか
聞いてみたけど、亀齢は知らんらしく、産地も違うから全く関係ないみたい
こちらはもろ好きなタイプやった(^^)

さて、そろそろ麺いただきますか
麺メニューは下記
・鰻らーめん(醤油)
・鰻らーめん(味噌)
・鰻つけめん
・鰻まぜそば
鰻重に近く「これこそ正に鰻！」という順に並べると、まぜそば、醤油らーめん、つけめん、味噌らーめんの順らしい
正直どれも食べたいが(笑)、つけ麺をセレクト

◎鰻つけめん・鰻たれ漬け煮卵増し・鰻出汁香味油別皿

煮卵は最初から半分入ってるとのことだったが、旨そうなので1個追加
トッピングメニューの中に見かけた香味油は、ラーメンにはないが、つけめんには最初から入ってるとのこと
マニア心を見透かされたのか、『別皿にしましょうか？』とあちらから
お～、分かってますなぁ！
てことで、香味油はレンゲに入った状態
これと別に、木のレンゲ(お玉状)も出していただけたことが、ほんま分かってる♪(^^)

具材は、麺皿に煮卵1.5個、メンマ、なると、水菜、刻み海苔、つけ汁内に白葱とチャーシュー代わりの鰻兜

麺は角の取れた約1.5x3mm断面の平打ちストレート麺
加水高げでプリっとした弾力でよく締められてて喉越し良好
こういった『ラーメン屋ではないがラーメンもやってる』系のお店の強みは、
料理屋としては使わないところで出汁＆具を取れるところにあるが、
麺だけはウィークポイントで「麺さえ良ければ・・」と思うことも多々
逆にそこだけプライド捨てて麺屋から仕入れられれば無敵のラーメンができあがる
こちらの麺も小麦感だけは名だたるラーメン屋にはほど遠いが、それ以外の弾力や喉越しはハイレベルで、先のウィークポイントももう少しで克服レベル

気になる鰻つけ汁
鰻出汁は、兜、骨を除いた身からのみで取った白湯
『多くの店が骨ごとやっちゃうからエグミ・臭みが出てうまくいかん』との談(これって企業秘密では？)
返しは鰻の甘ダレ
返しが甘ダレということで、全体に極度の甘味が支配するも、さらりとした低粘度白湯スープは確かに鰻♪
こんなスープ飲んでみたかったんですわ！ヽ(^◇^*)/
うま～い♪ヽ(^◇^*)/

麺つけて啜ると、鰻の旨味が風味と化し鼻に抜ける初めての感覚♪
旨い！
鰻＆麺好き(と言いながら鰻はめったに食べへんけど)にはたまらん！
味変アイテムとして置かれた山椒をかけると、鰻重なんか非にならんぐらいめちゃめちゃ合ってて笑ってもうた(笑)
山椒、完璧やな(^^)

別添えとなってた香味油をかけると、旨味と甘味がガツンと増して、お～、ここが一番鰻重感やねぇ！
甘味はかなりきつめだが、おもろい！

チャーシュー代わりの鰻兜は炭火で焼かれた後圧力釜で骨ごと柔らかく煮込まれたもの
柔らかくとは言えやはり小骨は気になって、蒲焼きが恋しくもなったが、もちろんウマウマ♪
鰻たれ漬けの煮玉子はめっちゃ甘い(^_^;)
これは単体で酒のアテにしたらかなりいけてそうだが、甘味の強い本品では増すべきでなかった
何気に水菜が甘味の口安め役
ゴマ油まとったメンマの工夫もなかなか良かった

さて、実はこれを知ってたからつけ麺を選んだ
スープ割の割出汁はなんと肝吸い！
鰻白湯＋肝吸いのミックススープで〆
これこそ正に鰻ワールド！

しかし、やはり甘すぎる(^_^;)
鰻のタレ使わんでも冷しゃぶはめちゃくちゃ旨かったし、
一般の醤油ダレかなんかでいただけたらきっと極上と思うねんけど、
これはあまりにラヲタ側過ぎる意見かもなぁ
ということを伝えさせていただくと、”甘さ控えめ”は言ってもらえれば対応して下さるとのことだった

しかし、このお店、近所やったらめちゃ通うわ(財布と相談は必要だが)
まぜそばも味噌らーめんも食べてみたい！
いつになるかは分からんが、是非また来たい