【0072】モツ刺が代名詞だった西大島の名店 : こん平

2,930文字★

2016年～2017年の年末年始は12月30日～1月4日まで休業となるようです。

規制により牛レバ刺しが消え、豚レバ刺しもタン刺しもハツ刺しも消えましたが、
元からボイルしての提供だったガツ刺（450円）、コブクロ刺（450円）は健在。
コブクロは中心が灰色になるぐらいまで火入れしてあってそこそこですが、
臭みとは無縁のガツが非凡な美味しさ。

新メニューの上タン串（500円）、上ハツ串（450円）、上レバ串（400円）。
それらを1串ずつ楽しめるハーフセット（700円）。
何とも素晴らしい美味しさです。

そして規制後の変化として串焼きのレベルが上がったような気がします。
もつ焼き10本セット（1,250円）。
この日はレバ、たん、はつ、テッポウ、かしらの5種類2串ずつ。
いずれも単品では1串130円なので50円お得に。

タレは甘めで塩はケミカル、好みが分かれる部分もあるとは思うのですが、
かつて食べたときよりジューシーな火入れで素材のモツが活きていました。
規制によって追い込まれて焼き師としての腕前が上がったのでしょうか。

牛と豚のレバ刺し食べ比べなど昔のような楽しみ方は不可能となりましたが、
串焼きのレベルが高まったことによって総合的な満足度は変わらず。
グラスビール（おつかれ生ビール、250円）、日本酒（2合600円）も安いですし、
むしろお店への評価が上がったような気すらします。

評価上方修正4.2→4.3
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偶然も重なって食べログのレビュアー3名がこん平に集結。
おかげで初めて2階に行くことができました。

畳の座敷にテーブル席で20席ぐらい。
ここなら宴会もできそうに思えました。
モツは間違いなく美味しいですし、使い勝手も良いお店なのかも。
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牛レバ刺しの提供禁止により盛り合わせのレバーは牛から豚へ。
盛り合わせの値段も100円下がって1,000円となりました。

串には不満もあるのですが、レバ塩若焼き（120円）は美味しかったです。
刺身で美味しいのだから若焼き程度の火の通りなら美味しいのも道理です。
しかしタレではイマイチでした。
このお店のタレは甘味があって自分好みではないようです。

飲み物はホッピー（中210円外270円）にキリンクラシックラガー大瓶（550円）を注文。
初めて頼んだ豚足塩焼（400円）はボリュームもあり良かったです。
見た目ほど可食部は多くないのですがゼラチンのネットリした食感と肉の旨味が良好。
レベルの高い豚足だと思いました。
山芋わさび漬（210円）もなかなかの味で箸休めにピッタリです。

牛レバ刺しがメニューから消えてお店の魅力は減少したのですが、
定期的に利用するお気に入りのお店ですし、ここが3.8だと他店の評価を高くできないので、
今回3.8から4.2に総合評価を変更しました。
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東京江東区の大島。
子どもの頃ここには海に浮かぶ島があるのだと思っていました。
あくまで大島（おおじま）という地名です。

そして西大島駅の近くにはモツ刺しで有名な名店があります。
1,100円で盛られる6種のモツ刺しはどれもハズレなく美味。
お店によってガツ刺しは美味くてもコブクロ刺しはイマイチとかありますが、
ここはどれもが本当に美味しいのです。

10回以上訪問しておりますが、毎回モツ刺しには大満足しています。
その代わりモツ焼きのほうは何故か平凡なのですが…。
西大島の人気モツ焼き店こん平です。

お店の立地は都営新宿線の西大島駅から徒歩4分ほど。
西大島駅A2出口を出て明治通り沿いに北上。
明治通り沿いに看板が置いてあるのでそこを目印に左折。
細い路地裏にお店はあります。

店内は厨房の前に直線カウンター8席。
小上がりの座敷に2人用テーブル2卓。
2階の座敷に4人用テーブル5卓。
合わせて32席あります。

飲み物まずは1人1杯限定のおつかれ生ビール（250円）。
グラスで軽く生ビールを楽しみます。
そして酎ハイ（320円）に切り替えていきます。

料理はこのお店の代名詞とも言えるもつ刺盛り合わせ（1,100円）を。
湯通し済みのコブクロ、シロ、ガツ。
さらに豚モツ2種に牛モツが1種。

結構ボリュームがあり常人はこれ1つだけでも十分過ぎるかも知れません。
単品での注文だと400円～なので6種楽しめてこの値段は素晴らしいです。

かつてはホーデン刺し（豚の睾丸）も入っていたのですが、
現在はメニューから削除されています。
他のモツ焼き屋で聞いた話ですが、最近の豚は去勢することが多いそうです。
刺身で食べられるレベルの睾丸は入手困難になっているのかも知れません。

薬味はニンニクかショウガを選択可能。
モツ刺しの上には最初から胡麻油がかかっています。
白胡麻、カイワレ、刻みネギも添えられて。

モツ刺しはどの部位でも胡麻油塩が合うと信じる自分にはありがたい配慮。
醤油で食べてももちろん美味しいのですが、
刺し盛りの上に塩をぶっかける自分がそこにいます。

相変わらずどのモツ刺しもハズレなく、めちゃ美味いです。
コリコリしたり、とろけたりと色々な部位のモツを堪能。
これのためだけに西大島まで行く価値があると言えます。

串は1串120円～と安くないですが1串から注文できます。
タンとテッポウ（各1串120円）を塩で2串ずつお願いします。

コリコリの食感と滑らかな舌触りが素晴らしかったタンが、
何故か焼き物になると平凡になっています。
しかも1串120円もします。

テッポウも悪くないのですが、シロ刺しほどの感動はありません。
刺身が美味過ぎて焼き物が相対的に低評価になってしまうのか。
決して悪いモツ焼きではないのですが。
このお店では過去にも色々とモツ焼きを試しましたが、
モツ刺しを超える感動はまだありません。

ということで豚モツの刺身を追加注文。
盛り合わせでは牛だった部位を今度は豚で。
牛も豚もこの部位は美味しいです。
この食べ比べはこん平での至福の一時です。
本日もモツ刺しでは大満足でした。

自分はモツメニューしか頼んだことないのですが、
居酒屋系一品メニューも充実しています。
モツだけでなく色々楽しめるお店でもあります。

モツ刺しだけで★4～★4.5クラスなのですが、
平凡なモツ焼きのせいで総合評価は★3.5です。
モツ刺しだけを頼めば良いのかも知れませんが、
冷たい物を飲むと熱いモツ焼きも食べたくなるのが人情なのです。

規制が厳しくなる世の中、刺身が出せなくなるとお店の価値がなくなります。
庶民を苦しめる安易な規制は止めて頂きたいものです。
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2012年5月初投稿、2012年8月更新、2014年6月更新、2016年12月更新