本気度が伝わった！！「きら星」とのコラボ限定♪♪ : らあめん花月嵐 錦糸町北口店

「ラーメン きら星
２種盛りチャーシューどとんこつ（880円）」

６月９日から始まった期間限定。
今回は武蔵境の有名店「きら星」とのコラボ。
店内のパンフレットを読むと、
「このコラボ限定は今の自分の集大成です」という星野店主の言葉が。

スープはそれなりにとろみがあって。
豚骨臭は思ったより強いですが、
旨味もしっかり濃厚なので問題無し。
「どとんこつ」と名乗るだけのことはあります。
尚且つ油は気にならず、口当たりマイルドで、
専門店レベルの「クサウマ豚骨」と言えます。

麺はもっちりとして軽く縮れた中太麺。
低加水ストレートで食べたい気もしますが、
相性は決して悪くないでしょう。

２種のチャーシューは豚バラとレア。
玉葱とキクラゲが、
見本写真と明らかに違って少な過ぎるのは残念。

途中、無料の「ニンニクしぼり」で味変。
よりパンチが効いて楽しめました。

◆感想
兎に角スープが良かったですね～。
タイトル通り、本気度が伝わる美味しさでした。
過去４、５年で頂いた「花月嵐限定」の中では一番かもしれません。
豚骨ラーメン好きの方は食べて損は無い筈です。

「和歌山中華そば・井出商店（780円）」
点数：７２点

花月嵐の期間限定。
お馴染み、ご当地ラーメンシリーズ。
今回は「和歌山中華そば」で、
昭和２８年創業の「井出商店」とのコラボとのこと。

スープは豚骨醤油。
割と豚骨臭がありますね。
あと、表面の油がかなり多目で抵抗感が、、、

豚骨の旨味はそんなに濃厚では無く。
その割に醤油がやや強いかなと。
ライトな、かなりライトな「家系」と言えないことも無い様な、、、

麺は中細ストレート。
若干柔らか目でしなやかな麺。

具はメンマ・青ネギ・豚バラチャーシュー。
ナルトは紀州梅をイメージしているそう。

◆感想
最初の内は、
（う～ん、好みじゃないな～）と思いながら食べていましたが、
食べ終わった時には（意外と癖になるかもな）と。
ただ、好みの分かれる一杯ではあるでしょう。

「八王子みんみんラーメン（６５０円）」
点数：７２点

「花月嵐」の期間限定です。
今回は「八王子らーめん」
昭和５７年創業の老舗「みんみんラーメン」監修の元、出来あがったそう。
ちなみに私は「みんみんラーメン」は未訪で、八王子らーめんも実際店舗で食したことは無く。

さて、味のことですが。
スープは及第点かなと。
あっさりしていながら、コクは確かに感じられ、カエシも良い塩梅で。
本場の「八王子らーめん」を知らないので比較は出来ませんが、、、

麺は中細ストレート。
やや固めの茹で具合で、コシもあって、スープと良い相性。
ただ、何箇所か麺が解れていなかったのが残念。

そして不満なのは具。
海苔が本当に小さくてケチケチし過ぎ。
チャーシューはペラペラで食べ応えが全く無し。
刻み玉葱は小さいサイコロの様にカットされていて、食感を楽しめず、、、

また、毎度のことですが、
実際の商品のビジュアルがポスターとはかなり違いますね(笑)
（お～っ、美味しそう）と全然思えないのです、、、

総合点では前回の「油そば」の方が断然良かったと思います。

「THE 淡麗醤油ラーメン（820円）」
点数：８０点

先週から提供が始まった期間限定です。
今回の期間限定は文字通り「淡麗醤油」
そしてイニシアティブを取ったのはラーメン評論家の石神秀幸氏。

店舗パンフレットによると、
スープは、、、
「鶏ガラ・豚骨をベースに置きつつも、
鰹節の魚の旨み、また、蛤の貝の旨み、そして香りの王様、松茸という山の幸を使用。
（略）幾多の食材の旨みが溶け込んだ品格高い、極上淡麗スープ」ですと。

「極上」かどうかは兎も角、期待以上のスープだったことは確か。
チェーン店レベルを軽く超えていると思いますし、間違い無く標準以上の清湯。
各素材の旨味のバランスも良いですし、単調でも安っぽくも無い、深みを感じました。
そして、カエシも強過ぎず弱過ぎず、丁度良い塩梅で効いています。

そして麺は、、、
「このラーメンのためだけに作られたオリジナル専用麺。
全粒粉に酒粕を練り込み、素朴ながらも複雑な食感と風味を併せ持つ中細麺」ですと。

麺もスープ同様、チェーンレベルでは無いなと。
風味も食感も優れていますし、何よりスープとの相性が抜群。

そしてチャーシューは、、、
「西京味噌に漬け込んだ豚バラ肉を炭火でじっくり燻し作った」と。

しかしこの自慢のチャーシューが小さく、しかも薄い。全く食べ応えが無かったです。
この限定で一番不満だったのがこのチャーシューのサイズ。
画竜点睛を欠くと言いますか、ケチケチせずにしっかりしたものを出してくれれば、中々の満足度で店を後に出来た筈です。

◆感想
（どんなものかな？）と半信半疑でしたが、
書きました通り、期待以上の一杯ではありました。
「花月嵐」の拘りというものが存分に伝わり、好感が持てる期間限定でしたね。
麺・スープだけで見れば、ラオタも納得（？）の醤油清湯ではないかと思います。

「戦国武将らあめん 家康公（830円）」
点数：７８点

期間限定商品です。
名前だけではどんなラーメンは不明ですが、
お店のパンフレットによると、、、
「徳川家康公が好んだという言い伝えがある、八丁味噌を用いた」らーめんとのこと。

スープは「カツオやサバを効かせた豚骨ベースのスープ」で、
それに「濃厚な八丁味噌」を合わせたと。
鳥渡しょっぱいかなと思うが、出汁の旨味は確かで、味噌の甘味風味も確かに濃厚。

麺はいつも通り、自家製の中太麺。

具は「味噌煮込みうどん」をイメージしたそうで、
長葱・油揚げ・蒲鉾・半生玉子、それと普段入るチャーシュー。

◆感想
それなりに満足行く一杯でした。
店舗ポスターとはかなり見た目が違うのは残念ですが、、、
矢張り、「花月嵐」の味噌の限定は外れが少ないかなと思います。

「辛紅の薔薇（８３０円）」
点数：７８点

「花月 嵐」の期間限定です。
今回の限定は、
レギュラーメニューの「黄金の味噌」の辛いバージョン。
ベースのスープは同じの様です。

辛さは予想以上のものでした。
案内のポスターに、
「辛いものが苦手な方はご注意ください」と書かれていますが、
それも納得の辛さ。
もう少し辛さ控え目の方が、スープとのバランスが良いですね。

途中、無料の「生ニンニクしぼり」で、
ニンニクを加えて頂きました。

食べ終える頃にはそれなりに汗を掻いて、体がポカポカと。
これから寒い季節に相応しい限定でしょう。

「俺の鶏そば（790円）」
点数：６５点

９月から提供が始まった期間限定。
「花月嵐」の「鶏そばシリーズ」は６年振りだそう。

結論から言いますと、
いかにも「チェーンっぽい」ラーメンだなと。

鶏出汁には厚み・深みが無く、
チャーシューはペラペラで安っぽく、
特に残念だったのが、麺に何箇所か「だま」が出来ていたこと。
茹でている間の「ほぐし」が充分でない証拠です。
チェーンとは言え、ラーメン屋の適当な仕事にはがっかり、、、

「花月嵐」の期間限定は当たり外れがありますが、
今回は明らかに「外れ」の一杯でしたね、、、

「BLACK MONSTER NEXT GENERATION（760円）」
点数：７０点

「花月嵐」では大人気らしい（？）
「BLACK MONSTERシリーズ」の新作。

売り文句は、、、
「濃厚ブラック味噌」「激背脂」「極太ストロング麺」
そして、野菜とニンニクでしょうか？

どうもスープがしょっぱかったですね。
醤油の主張が強過ぎると思います。
もっと出汁の旨味を大事にして欲しいものです。

次回の限定に期待します、、、

「トムヤムパクチーエスニックラーメン（820円）」

今月上旬から始まった期間限定商品。
トム・ヤム・スープをベースに作られたラーメン。

かなり酸味が強かったです。
（こんなものなのかな？）と思いながら
食べ進めましたが、、、

いつもの「花月限定」とは違って、
好みがはっきり分かれる一杯と思います。

「熊本ラーメン 美郷軒（750円）」
点数：８０点

４月上旬から提供されている限定。
「花月嵐」では人気のご当地ラーメンシリーズ。

スープは豚骨の旨味濃厚でクリーミーな仕上がり。
それでいて豚骨臭は無く、飲み易いです。

熊本ラーメンの特徴と言われているのが、
揚げニンニクの様ですが、
その香ばしさは効果的と思います。

具は海苔・青葱・キクラゲ・チャーシュー。
無料の生ニンニクしぼりも合います。

本場と比べてどうかは不明ですが、
十分満足の行く豚骨でしょう。

「藤崎家（７２０円）」
点数：７６点

３月８日から提供開始。
花月のマエストロ藤崎氏による家系。

豚骨と醤油のバランスが良いですね。
癖も無く、しょっぱくも無く。
表面の鶏油の甘味・旨味が印象に残ります。
実際、今回は鶏油に神経を注いだそうで。

チャーシューは
いつもの豚バラでは無く肩ロース。
オーブン（？）で調理したのか、香ばしさが良いです。

具は家系らしく海苔とホウレン草。
海苔は汁を充分吸わせてご飯と一緒に。

無料で頂ける
「ニンニクしぼり」も勿論合います。
豆板醤等もあれば面白かったかも？

家系として標準以上の一杯と思います。
次回の進化に期待したいですね。

「スタミナラーメン万番菜(７８０円)」

「花月 嵐」による期間限定商品です。

スープは鶏ガラベースのあっさりした醤油清湯。
大量のニンニクがじっくり煮込まれているそう。

麺は手揉み麺の食感をイメージして作られた、
少しウェーブの掛かった専用の麺。

具は豚バラ肉・ニラ・長葱・黒胡麻。
後半は卓上の「激辛壺ニラ」を入れて
辛さを増すと少し汗を掻きました。

豚バラ肉が鳥渡安っぽかったのは
残念というか仕方無いことですが、
概ね納得出来る一杯でした。

「花月嵐」の期間限定商品、
「尾道ラーメン・彩海（７４０円）」を頂きました。

映画の街・文学の街・坂の街として知られる、広島の「尾道」
街の名物の一つに「尾道ラーメン」があります。

「尾道ラーメン」の特徴は、、、

・鶏ガラベースのあっさりスープ
・麺は平打ちの細い麺
・大粒の背脂
・具は、青葱・メンマ・チャーシューとシンプル

等が挙げられるそうです。

広島と言えば、
「汁無し坦々麺」「辛つけ麺」「豚骨醤油」ですが、
「尾道ラーメン」は県内では珍しいジャンルの様です。

さて、今回の「花月嵐」の限定ですが、
スープは中々の完成度と思いました。

「小豆島の醤油を使用した」ということで、
あっさり鶏ガラベースのスープに、カエシがきりっと効いていました。
チェーン店ながらも、流石は「花月嵐」だなと。
ただ、具が平凡過ぎるのは残念、、、

来年も度々お世話になります。