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サムシング・スペッシャル！
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こんぬつわ。
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そしてこうなる。
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コンディメンツ。
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おとおす。
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手羽中揚げ。アマ・カーラ。
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ぶりおさすむ。チクヨービンボー！
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とり梅肉竜田揚げ。凝っている、というより「手が多い」
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#食べログ的に撮るとこうなる。
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揚げ出しカレー煮。乱暴なものだが味はいい。
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取り分けるとこうなる。
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#家庭画報風味。
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かにしうまい。
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教科書のような鍋焼きうどん。
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玉虎堂のマルタマ・ケトルにコロナのポータブル石油ストーヴ。共にスワロー惨状製。
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こちらがスペッシャルでマーベラスでエクセレントでスプレンディドでアンサーパスト…ではないらしい。
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ムササビヒンソー
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店舗基本情報
| 店名 |
幅田屋
|
|---|---|
| ジャンル | そば |
|
予約・ お問い合わせ |
03-3622-6835 |
| 予約可否 |
予約可 |
| 住所 | |
| 交通手段 |
両国駅から534m |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算 |
～￥999 ～￥999 |
| 予算（口コミ集計） |
￥1,000～￥1,999
￥1,000～￥1,999
|
| 支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 QRコード決済可 （PayPay） |
席・設備
| 個室 |
無 |
|---|---|
| 貸切 |
可 |
| 禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
| 駐車場 |
無 |
特徴・関連情報
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| サービス | テイクアウト |
| お子様連れ |
子供可 |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
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ダンチョー、スペッシャルでマーベラスでエクセレントでスプレンディドでアンサーパストなサーヴィスのお蕎麦屋さんがありますよ、一杯行きましょう！
お蕎麦屋の「たねもの」を台抜き（おそばなし）で取って、コレを酒の肴にするのをヌキという。
天ぷらそばの抜きで天ヌキとか、鴨南蛮のお蕎麦なしがかもヌキとかいう、アレですね。
一時期、糖質制限食に凝り、ヌキで一杯ばかりやっていたら、誰が呼んだかヌキヌキ団、その団長という名誉なんだか、末代までの恥さらしなのかわからない称号？ を頂戴して幾星霜、いまだ、飲み友達たちからはしばしばダンチョーよばわりされるわたくしである。
さて某日、生物学的分類では♀という事になっているFから、冒頭のお知らせ。
スペッシャルでマーベラスでエクセレントでスプレンディドでアンサーパストと、ふた昔前のクルマのグレードみたいな文句を並べられたら、こりゃお誘いに乗らないで済ます事が出来ようか、いや、ない、と、古文の定法「二重否定は強い肯定」で力強く回答、用向きで夕方までいた大手町から東西線経由で都営大江戸線を使い、両国の地に立ったのが1720時。
1730時の開店を待ち、暖簾をくぐり、中に入り、こんぬつわ、あとでもうひとり来ますよ、と、声がけするや食卓に着き、乾燥するオーカワカワムコー（失礼！ ）の気候に対応すべく、まずは中壜をガブリ！
旨し！
お通しの漬物をつまみ、ビール壜をヌル・カンの徳利に持ち替え、こちらの名物らしい「手羽中のから揚げ」が運ばれたあたりでFが来る。
おい、どーした、そのスペッシャルでなんとかってのは
あれ？ おかしいな、今日はもっとあとのシフトなのかしら？ もちょっと待ってみましょう
…シフトとは？
なんだか分からないが、腰を据えて飲む事にし、ささ身の梅和え竜田揚げ、だの、揚げ出し豆腐のカレー煮だの、お蕎麦屋の御菜にしては凝っている、というより、妙に「手の多い」割烹にして、いささかクドいが酒には合う味わいのつまみをいくつかとり、ぐいぐい、ガブガブと徳利を猪口を忙しく使い、Fがキープ（！ ）しているという韓国ショーチューの炭酸割りに切り替えたタイミングでも、くだんの「シフト」は採用される事なく、しびれを切らせたFが
あのー、すみません…
と、尋ねると、なんとまあ！ 本日の「シフト」には入っていない、との事。
こうなってはもう、酒を煽る以外やる事はなく、ショーチューを喉越しでぎゅーぎゅーやり、まるで教科書のようにズブズブな「鍋焼きうどん」でさらに飲み進め、この店にしては意外、といっては失礼だが、端正な、星の入らぬ細く白い「せいろ」をツルツルやって沙汰止みとする。
その間、店内は界隈でお勤めな酔客諸君、ご近所のバーさまと孫、ワケあり風の男女（我々では、ない）などなど、さまざまな層のお客に溢れ、大賑やかになり、あゝこれこそ、高村光太郎の「米久の晩餐」に描き出される大衆のヨロコビではなかろうか、と、気持ちはよくなり、再訪を誓わない、事もない。
…それにしても俺のスペッシャルでマーベラスでエクセレントでスプレンディドでアンサーパストなナニ、というのはどこ行った？！