やはりわらび餅が美味しい！ : 北斎茶房

東京の墨田区にあるお店です。最寄駅は錦糸町駅ですが、北斎通り沿いなので両国駅で降りてすみだ北斎美術館に寄って、ぶらぶら歩いて行くのもおすすめです。

１年半ぶりの再訪です。土曜日に13時半頃に伺いました。お店に着くとお店の前に5、6人が並んでいます。予想はしていましたので並んで待ちます。5分くらいで店内に案内されました。前回と同じようにカウンタの右端に座ります。

前回食べられなかった葛切りですが、お昼時はやっていないと思いましたが念のために確認しました。やはり時間がかかるので混んでいる時は提供できないとの事です。
前回、白玉宇治ぜんぜいが美味しかったのですがメニューを見ると見当たりません。これは残念です。しょうがないのでわらび餅と抹茶クリームぜんざいをお願いしました。

5分もかからずに、まずわらび餅が出されました。
横長の白いお皿に小さ目に切ったわらび餅が盛られてきな粉が掛けられています。美味しそうな黒蜜が添えられています。

まずは黒蜜を付けずに頂きます。お箸で持ち上げると柔らかくてのびますが、普通に持ち上がります。それほど極端に柔らかくはありません。しかし、口の中に入れるとねっとりとした感触で口の中でとろけていきます。独特な食感ですね。
最近は、お箸で持ち上がらないほどロトロのわらび餅を食べる事が多かったですが、それとは違って適度な柔らかさと口の中でとろける食感が面白くて美味しいです。かかっているきな粉も風味があって美味しいです。

添えられている黒蜜は、徳之島産の黒糖で、さとうきびの搾り汁を精製しないでそのまま煮詰めているそうです。確かに普通の黒糖よりも色が薄めで少し濁って感じで、とても上品な甘さです。わらび餅のきな粉との相性も良く、美味しく頂きました。

次は抹茶クリームぜんざいです。こちらも黒蜜をかけて頂きます。使用している素材の良さが分かり美味しいですが、以前頂いた白玉宇治ぜんざいのようなインパクトはありません。
ぜんざいを頂いていると、隣に座っているカップルが頼んだかき氷が出されました。それを横目でチラっと見ると、色鮮やかな、かなり迫力がある美味しそうなかき氷でした。しまった！　かき氷にすれば良かったかな？　と少し後悔しました。（笑）
そう言えば、ここはかき氷でも有名なお店でしたね。次回はトライしてみようと思いました。

お店を出て、錦糸町まで歩いていてふと左側を見るとスカイツリーが下の方からきれいに見えました。そうか、こんなに近いんだと再認識です。

ごちそうさまでした！

錦糸町にあるお店です。両国駅から続く「北斎通り」沿いにあります。
大江戸線の両国駅で降りて、北斎通りを東に進みます。この辺りは葛飾北斎ゆかりの地として、地元で盛り上げています。両国駅から400mくらいの所にすみだ北斎美術館がありますので、まずはそこに寄ります。入館料は400円です。4Fが展示室で、展示している作品数は少ないですが、手作り感が良いですね。写真撮影もOKです。
北斎館を出て、更に500ｍくらい東に進むとこのお店です。何件もお店が並んでいますので、危うく見過ごす所でした。甘味処の暖簾が目印で、お店の上に北斎茶屋「SABO HOUSE」と書かれています。
昔のお店風で、ガラス張りの引き戸です。中が素通しで見えます。
引き戸を開けると、右手にカウンター席があって、中が厨房です。左側にテーブル席が並んでいます。正面奥が小上がりになっていて、畳の上にテーブル席が一つあります。カウンター席に座りました。
最近は、「葛きり」と「わらび餅」にはまっていますので、このお店を選びました。
ところが、カウンター席に座るとお店の方が、「本日は葛きりは終わってしまいました」との事。
あちゃ～という感じです…。もともと、このお店の葛きりは時間がかかるので、お昼時、夕食時はやっていないそうです。（1時間以上待たせることになるとのこと）ですので、食べたい時は14時～16時辺りが良いようです。

気を取り直してメニューを見ます。
・茶房特製あんみつ【七福】：860円（929円）
・大納言あんみつ（丹波大納言のあずき、徳之島純黒糖100％の黒蜜）：560円（604円）
・とろりわらび餅：500円（540円）
＜冬限定＞
・北斎冬あんみつ：860円（929円）
・抹茶わらび餅：600円（648円）
・白玉宇治ぜんぜい：670円（724円）
・お雑煮：620円（670円）
・きな粉クレープ：650円（702円）
意外とリーズナブルな感じです。どれも美味しそうですが、「やわらかわらび餅」と「白玉宇治ぜんざい」を頼みました。出す順番を聞かれましたがどちらでも結構です、と伝えました。

メニューを見ていると、わらび餅が来ました。香取神宮の岩立本店で食べたものほどではありませんが、かなり柔らかいわらび餅です。きな粉がまぶしてあり、黒蜜が添えられています。
まずは、黒蜜をかけずにそのまま食べます。確かに柔らかくて美味しいです。きな粉も細かくて適度な甘みがあります。
次に黒蜜を掛けて頂きました。黒蜜は徳之島産黒糖を使って精製していないそうです。それほど甘くなくて、すっきりとした甘さです。きな粉との相性も良く、美味しく頂きました。
これで500円はかなりお得な感じですね。

わらび餅を食べていると、白玉宇治ぜんざいが運ばれてきました。
大きめの茶碗に丁寧に泡だてられた緑色の抹茶が入っていて、小豆と白玉が顔を出しています。泡の下はかなり苦みのある濃い色の本格的な宇治抹茶です。通常は、別々に頂くお抹茶と白玉小豆を一緒に楽しむという趣向です。
抹茶の中の白玉は柔らかくて、食べると抹茶の苦みを感じます。小豆は甘くて美味しいです。
正直言って、かなり美味しいです。（^^） 白玉と甘い小豆を口に入れると抹茶の香りと苦みが出てきます。甘すぎなくて苦すぎないというこのバランスが絶妙です！ これは本当に好みです。また食べてみたいですね～。

お会計の時に横に美味しそうな大福が何種類か置いてあったので、苺大福：220円を二つ買いました。いちご大福は、いちごが少し小さかったですが、大福が本格的で美味しかったです。

ごちそうさまでした！ また伺いたいですね。次回はぜひとも「葛きり」を！（笑）