無料会員登録/ログイン
閉じる
気になるお店はこちらで保存ができます
空席確認・ネット予約
閉じる
リクエスト予約希望条件をお店に申し込み、お店からの確定の連絡をもって、予約が成立します。
1 予約の申し込み
ご希望の条件を当サイトよりご入力ください。
2 お店からのメール
ご予約が承れるか、お店からの返信メールが届きます。
3 お店へ来店
予約が確定した場合、そのままお店へお越しください。
電話なら予約できることがあります
閉じる
最新の情報は直接店舗へお問い合わせください。
lil-kidさんの他のお店の口コミ
大衆酒場 鳥の素揚げ ほしの(新宿御苑前、新宿三丁目、千駄ケ谷 / 居酒屋、鳥料理、牛料理)
五芳斉(神楽坂、牛込柳町、早稲田(メトロ) / 中華料理、ラーメン)
グラスアヴー(高円寺、新高円寺 / ビストロ、フレンチ、ワインバー)
ハカタスタンダード(高円寺、新高円寺 / 居酒屋、焼き鳥、もつ鍋)
とんこつ拉麺 漣(高円寺、新高円寺、東高円寺 / ラーメン、丼、餃子)
WINE&BEER MOUTON (新宿三丁目、新宿西口、新宿 / ビストロ、イタリアン、ワインバー)
「みんなで作るグルメサイト」という性質上、店舗情報の正確性は保証されませんので、必ず事前にご確認の上ご利用ください。 詳しくはこちら
店名 |
閉店
満る善(まるぜん)
|
---|---|
ジャンル | 天ぷら、海鮮 |
住所 | |
交通手段 |
地下鉄森下駅下車徒歩2分 森下駅から151m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
|
支払い方法 |
カード不可 |
席数 |
11席 |
---|---|
個室 |
無 |
禁煙・喫煙 |
全席喫煙可 2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法)が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | カウンター席あり |
ドリンク | 日本酒あり |
---|---|
料理 | 魚料理にこだわる |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 一軒家レストラン |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
食べログの会員になるとレストラン情報を編集する事ができます!この機会に是非ご登録ください!
店舗会員になると、無駄な広告費をかけずに効果的なPRができます。詳しくはこちら
紙ではできない予約管理を。いますぐ無料ではじめよう。詳しくはこちら
既に会員登録が完了している方はこちらからログインできます。ログインはこちらから
遅く起きた日曜日。
昨日の夜は相変わらず飲みすぎてて、
ついぞ行ったことのない、京金で蕎麦でもと思っていたが、
朝起きてみれば、意外と酒は残っておらず、
腹が減っている。
腹の虫の声に従うと、どうもカツカレーの気分ようだ。
ここは食べログ先生のお世話になるとしよう。
ベッドに寝たまま、スマホを片手に親指を滑らす。
カツカレーと検索しても仕方ない。
ここは洋食屋かとんかつ屋だ。
徒歩圏内に「とんかつ トントン」なる店が浮上。
なになに、元洋食のコックさんの欧風カレーベースのカツカレーとな。
これはそそられる。
しかし、ランチの閉店時間は13時30分。
今は13時。
急いで顔を洗い、着替えて家を飛び出した。
清州通りを森下方面に真っ直ぐ歩き、
興隆菜館を越え、鳥椿の角をモツ焼き三徳の方へ曲がって真っ直ぐ。
「もしかしたら、、、」
多少の心構えはできていたが、
13時20分に店の前に着いたものの、
店の扉は固く閉ざされ、
「準備中」の札が下がっている。
「まだ、ラストオーダーちゃうやんけ!!」
そんなこと言えるわけもなく、
次なる店を捜す、、、。
しかし、
口は強烈にカツカレーだ。
途中のコインパーキングで見かけた、
黄色い看板の「カーシェア」が「カレーショップ」的なものに見えてしまったくらいに口の中がカレー。
再び清州通りに戻り、
何かないかと徘徊。
マイレビュアー様お勧めで、かつBM店である、「洋食屋もりもり」が目に止まる。
店頭メニューを目を皿のようにして、
カツカレーを探すも見当たらず。
むしろ、カレーがないようだ。
バラのない花屋、、、。
ハンバーグ気分の時に来よう。
あてもないままに、道を行く。
あぁ、そういえば、このままいけば、
キタナシュランに出た、キッチンブルドッグがあったな、、、。
お休みだった、、、。
個人的にこの並びは昭和な佇まいな店が連なっており、気にはなっていた。
カツカレーは忘れ、
唯一、開いていた、この「満る善」で手を打つとしよう。
というわけで、
この店に行き着くまでの経緯だけで、
870文字も使ってしまった。
風にはためく、えんじ色の年季の入ったのれんをかきわけ、半開きの引き戸より、店内に入る。
店内には僕と同じ年くらいのカップルが天丼を食べながら、瓶ビールをシェアしている。
こちとら、カツカレーを食べ損ねた独り身。
これから「アゲもの」を食べるのに気分は下がる。
ビールをまず頂こう。
キリンのクラシックラガー。
白木のカウンターに置かれる。
プハァー。
あぁ、
日曜日だからできる贅沢。
ご飯は蛇足。
てんぷら一人前をお願いする。
これから揚げるだろう、車海老のように腰の曲がった、ご主人と奥さん。
この狭い空間で2人と、お客さんと過ごしてきた繰り返しの時間を想像すると、それだけでなんだか心が動く。
カウンターにステンレスの器と懐紙が置かれる。
ジュッ
シュワシュワシュワー
タネが投入され、天ぷらが揚げられる様子が音でわかる。
ごま油の香りが店内に広がり、それだけでグラスが傾く。
天ぷらが順々にサーブされる。
キス、あなご、えび×2、ししとう、イカ。
大根おろしが擦られた、天つゆで頂く。
通ぶって塩もアリかと思ったが、
赤いキャップの瓶詰めの塩が見える。
どうも塩にはこだわってないようだったのでやめておいた。
そもそも、ここはそのような店ではないし。
揚げたてさくさくのてんぷらは小振りながら、
十分に満足出来るもので、
兎に角、昼から職人の作る揚げたて天ぷら食べて、冷えたビールを飲んで、
外から入ってくる風を感じながら、
ゆっくりとした時間を過ごしていると、
普段は騒音としか感じない、大通りを行くクルマの通る音でさえ、心地よく思える。
ちょっと、ビールが余ったので、
最後におしんこを追加。
女将さんが冷蔵から取り出したそれは自家製のぬか漬けで、
きゅうり、大根、そして、瓜。
瓜とは珍しい。
「これは瓜ですか?」、聞いてみると、
「そうです。この時期はぬか漬けが難しくてねぇ、キュウリなんかすぐ酸っぱくなって」
気さくに話してくれた。
醤油を少々、七味をちょっとかけて頂く。
あぁ、美味い。
日本酒に行きかけるところをぐっと我慢。
1日は始まったばかりだ。