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店名 |
桜なべ みの家 本店(みのや)
|
---|---|
ジャンル | 馬肉料理、日本料理 |
予約・ お問い合わせ |
03-3631-8298 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
都営地下鉄新宿線・大江戸線【森下駅】徒歩2分 森下駅から167m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
¥6,000~¥7,999
¥5,000~¥5,999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 QRコード決済可 (PayPay) |
席数 |
110席 (座敷席) |
---|---|
個室 |
有 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 近くにパーキングあり |
空間・設備 | 落ち着いた空間、席が広い、座敷あり |
ドリンク | 日本酒あり、ワインあり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 一軒家レストラン |
ホームページ | |
オープン日 |
1954年 |
備考 |
馬油の販売有 |
お店のPR |
創業明治30年、「桜なべ」といえば、深川森下の「みの家本店」
創業明治30年。「桜なべ」「馬刺し」「あぶらさし」など、馬肉料理の老舗。地下鉄新宿線、大江戸線「森下駅」A4出口、徒歩1分。昭和29年建築の粋な木造建築と籐敷きの大広間に連れ同士は向かい合い、隣には他のお客が座る横長の机の「入れ込み式」。下足番もおります。 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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都内にも100年以上続く老舗がある。
老舗は基本的に素敵だけれど、
中では茅場町長寿庵のように当時の風景とは全く違ってしまって
過ぎし日の風景を偲ぶことのできない店が多い。
それはそれで歴史と革新の中で進んでいかねばならないから分かる事ではある。
ただ、ロストワールドのようにそこに忽然と歴史を感じさせる物が登場したとしたら?
また、百年前の歴史の中にタイムスリップしたような体験ができてしまったとしたら?
それこそ、圧倒的な価値だし、博物館でも味わえない涙が出るような体験をできるとしたら…。
まさにこちらの「みの家」さんは歴史そのもの。
その創業は明治30年。西暦1897年、大政奉還からわずか30年。
それから15年間も続く明治という時代に
人々の支持を得て繁栄の礎を築き、あらゆる時代を乗り越えてきた数少ない老舗中の老舗。
店の中に入ると明治のころさながらに下足番のおじさんが靴を預かり
大きな木製の札と交換してくれる。
その木製の札そのものも、何故か昔のままの雰囲気をたくわえている札。
店の中に入ると涼やかに流れる風が明治のころも吹いていた涼風を思い起こさせる。
仕切られていない座敷は奥に長く伸びて今の飲食店では見ない雰囲気。
床に張られた籐敷き床も昔を偲ぶ風情がある。
テーブルはステンレス製なのだろう。
長くつなげて置かれており、グループごとの区分がなく
これまた、昔の雰囲気のままの素敵さがある。
発想そのものが今では無くなってしまったもので
発想の原点にある昔ながらの普通さが、心の原風景そのもの。
建築材はどれも素晴らしい。
どの柱、どの梁、どの障子一つとっても
素晴らしい素材で、素晴らしい歴史を刻みこんでいる。
掲げられている札を見ても素晴らしい。
「放歌禁止」とか「…願ひます。」とか書かれた木製の札を見ると
普通に使いこまれた美しさを目の前に、心の底から懐かしく
心の底から異次元で、頭では考えにくい感情にとらわれ
涙が自然と出てきてしまう感覚になる。
一緒に行った友人と顔を見合わせる。
「放歌って…?!」昔、酔っぱらって歌ってた客に困って張ったのか?
友人も僕ももう、頭の中は明治の時代に歌を歌っちゃう酔っ払いのおじさんたちでこの場所が満たされ
喧噪のなかで飲んだくれている人々の情景で一杯。
メニュー表に「舌代」と書いてあるが
これは「口上で申し上げる代わりに紙に書きますよ。」という語源から来た
メニューの最初に書く言葉とのこと。
いろんなことを知ったかぶりしている割には全然知りませんでした(笑)
調度品一つ一つの中に味わいつくせないほどの美しさの血統が流れる。
鍋や湯呑みも味わいがある。
そんな中での食事は桜鍋。
馬肉の鍋を中心にいただく。
ロースとか、モモ肉とかを選ぶと一人前2100円。
切り落としで1900円。
切り落としが他と比べて質が落ちるわけではないので
ここは切り落としから始めるといいかもしれない。
お麩や、長ネギなどは盛り込みに入ってくる。
榎茸、焼き豆腐、生卵などは別会計だが、これは奮発してでも頼んでおきたい。
だしとたれがテーブルに置かれているが追加の混合割合は自分で考える。
味の濃い薄いも上手にコントロールできる。
味噌を溶かしこんでいただくのだが、仕上がりの甘辛さがまさに江戸料理っぽい。
お麩に煮汁が浸みこんだものなどは馬肉の主役の座を喰ってしまうほどの天才的な名わき役。
もちろん、馬肉の淡白さがタレの濃さで味わい深いものになり、皿が重なる。
どんどん生卵も頼みながら存分に味わおう。
メニューとしてオーダーすべきマストアイテムは桜鍋だけではない。
「あぶらさし」はいわゆるたてがみといわれる脂の部分。
たてがみは一頭の馬から5キロ程度しか取れないといわれる。
脂なのにくちどけが良いだけでなくサッパリしていて極上の味わい。
想いを前時代にはせ、雰囲気を存分に味わうことのできる人が来れば
本物の歴史を抱えたこの店にはどこの店が逆立ちしても肩を並べるのすら難しい。