高目ですが納得のいくレベルです : 根津 みるくの豚

根津界隈も殆ど行き尽くし感が出て来ました。
後は駅から遠い店とかいつも満席の店とかくらい。
昼休みに訪問できる店は残り少ないようです。

ということで、「根津みるくの豚」に再訪です。
開店当初の慌ただしさから解放され、落ち着いたところでしょう。
店頭のメニューを見ると、メニューは殆ど変っていない。
前回は注文しなかった「極上とろける生姜焼き定食」（1,500円）にしてみよう。
でも、ちょっと高いな。

店内に入ると、ホールは前回いた女将さん一人。
お客さんの入りは6割程度か。
やはり値段の高さが原因でしょう。

カウンターに座り、注文しようとするが・・・女将さんがいない。
相変わらず忙しそうだ。
やっと見つけて注文する。
でも前よりスムースに動いている。

料理も5分程度で提供される。
前は時間がかかったが、やっと普通になったようです。

さて、生姜焼きはホエー豚を使用。
5時間煮込んだものだとか。
なるほど、コストと手間がかかっているから、こんなに量が少ないのね（笑）。

ご飯は釜炊き。
これはやはり良いな。
ご飯をよそって。

さて、生姜焼きから。
一口・・・おおっ、これは・・・旨い。
甘辛い生姜醤油が、しっかり染みて、それでいて肉の旨みも甘味もしっかり残っている。
これは旨いな。
というか、こんな生姜焼きを食べたことはない。
たった、3切れでけち臭いと思ったが、いやいや納得です。
しかも、この釜炊きのご飯が実に合う。
福島のササニシキとのことだが、米臭くないのでやけに旨い。
さらに生姜焼きのソースをご飯にかけると、これが旨い。

ご飯の上に生姜焼きを乗せ、さらにソースをかける。
これがまた最高。

いやぁ、1,500円は高くない。

根津の繁盛店「魚菜家旬の花」がいつの間にか閉店していた。
その後に新しいお店。
でも、電話番号も同じ。
しかし、今度は肉系か。
てことは経営は別なんでしょうね。

本当のオープンは3月26日。
今はプレオープンってことでしょうか。

店内はほぼ満席。
ホールは女将さん？
なんだかテンパってますね。
厨房はご主人らしき方と男性1名・・・とバイトの女性か。
漂っている空気は、女将さんのイライラか。
ドンドン入ってくるお客さん、注文をするお客さん、食べ終わって会計をするお客さん、食べ終わった食器を片づけなきゃという思い。
これらを一人で背負っている感じ。
厨房にいる女性をもっと、使えば良いものを。
それが出来ずに、その結果、客の注文を聞かないまま他へ行ってしまう。
新しい客を案内している間に会計の人がレジに並んでしまう。
こりゃ大変だわ^_^;

とりあえず、厨房にいるバイトの娘に「ミルキーポークのめんちかつ定食」（980円）を注文。
でも、注文した伝票を客の処に置けば良いのに、1か所にまとめるから、どの客が何を注文したか分からなくなるんだよね。
慣れている人は客の顔と注文した料理を瞬時に記憶しているけど、あの女将さんにはまだ無理なようだ。
何せ相当テンパっている。
テンパると却って客を避けるようになるんだ。
注文も聞きたくない、会計もしたくない、後片付けもしたくないって(^o^)。
だから余計、注文も会計も、後片付けも出来なくなる。
悪循環だね。

そうそう、今度のお店の特徴は、どうやら「かまど炊き」のご飯のようだ。
面倒くさいことを敢てやってるねぇ。
余計時間がかかると思うけど、それが拘りなら、もっとオペレーションを考えないとね。

店に入って注文するまで10分。
料理が来るまで15分。
やべぇ、5分で喰わないと。

メンチは2個。
肉汁たっぷりの驚きの逸品。
肉も旨い。
臭みなど全くない。
小鉢は小松菜のお浸し。
これも普通だけど丁寧に作ってあります。
それとやはりご飯は美味しい。
お釜の蓋を開けると、お米らしい香りが鼻孔を刺激します。
久しぶりですね。
底の方に僅かにおこげ。
これも良い。

特徴はないけど、実に基本に丁寧に作ってある料理です。
ほっとしますね。
そんなに混まない根津界隈ですが、新しいせいか、オペレーションが悪いせいか、今の処,盛況です。
プレオープンということで、おそらく料理の品数を減らすのでしょうか。
いずれにしろ、一人で全部は出来ないので、テンパらずに他の人も協力して切り盛りしてもらいたいものです。