あの日 あの時 あの場所で 君に会えなかったら。 : 大木屋

熱くなるからとつねに鉄板からヘラを離してくれた君へ
定員あとわずか２名のところ よく滑りこませてくれたなぁ

君とは行く曜日が違うから、行きつけでもたまにしか会えないけど
大木屋の常連さんたちの中にゲストとして誘ってくれて

いや しかし ９年ぶりだったよ 変わってない
基本 メニューもそうだった。

写真を見ただけで もう説明なんていらない それって手 抜いてる？
手を抜かないのは２時間ピッタリのパフォーマンス

あっというまに終わったって感じ

でもホント 大食い人 集まれ
食べられる人じゃないと無理だね ここ

滅多にウーロンハイって飲まないけど、くまモンラベルもある おなじみ しろ
ステーキとかもんじゃにスゴく合って 潤滑油みたい スイスイいっちゃうね。

君とは長くて １０年以上
会わなきゃこんな体験もないし 感謝しかない

これっ 手紙？

私が最初にこの店を知ったのは、フジテレビの深夜番組、寺門ジモンの「取材拒否の店」
興味はあったけど、まさか数年後に行くことになるとは思いもしませんでした。

それがまあ人との出会い、ご縁に感謝ですよね。
知り合って３年になる行きつけ酒場の仲間が、ここの大常連で、今回誘ってくれました。
前々から誘ってくれたのですが、私のほうが都合のいい曜日が合わなくて。

基本、もんじゃの店なんですが、もんじゃ込みのコース料理を提供するところです。
店のルールがたくさんあって、完全予約制、２時間厳守、１日に客入れ替え３回転かな？
決まった人数が合わなければお断りとか、いろいろあります。

谷中の名所、夕焼けだんだん近くの路地に、目立たない趣であります。
予約時間は、１８時。自前に、住所を教えてもらったし、谷中は何回も来ているからすぐわかりました。
早めに到着していたのですが、だれもいなくて・・・住宅街１人慣れない店の前で立つ心細さががひしひしと。

１８時５分前になると３〜４人ぞろぞろ到着。
外に出てきたテレビで見覚えある店主が、親しげにしゃべり店内に客人を入れています。
でもその人たちが私の仲間の友達かどうかもわからない。あちらさんも私知らないし。
仲間以外、今日の宴は全員初対面なんですから〜

時間ピッタリに仲間が４人ほど引き連れて来ました。皆さんと簡単な挨拶をして店内へ。

右側にテーブル２卓、左側に座敷で大きい２卓、もんじゃ店なんで、もちろん鉄板付きの卓。
後から来た人を含め男女総勢１０人チョイ。
座敷全部はなんと仲間の友人で全て埋め尽くす。さすが人脈が広いなあ〜

まずは、瓶ビールで乾杯。酒類はコースには入っていません。冷蔵庫から勝手にセルフ。
コースの最初を飾るのは、玉ネギがタップリのったカツオのたたきからスタート。
ザク切り大きめの生タマネギがこれからの食欲を助長しそう。

続いては、和牛ステーキ、ニンニクスライスと一緒に。
銘柄はその日その日で違うそうで、今日の牛は栃木産だそうです。

写真を見たらなんの説明もいらないし堂々たるステーキ！
その時の光景が蘇り、口の中唾液が溢れてきて気が狂いそう。

牛肉はぜったい和牛！新党の私には、極上のなにものにもない。脂の旨味がぜんぜん違う。
仲間が言うには、料金格差で、オージービーフもあるそうですが、値段的にはあまり変わらないほど良心的みたい。

２杯目の酒は、宝焼酎のウーロンチュウ。これ私見たことない。この店では定番らしい。
名前の通り、ウーロン茶と焼酎がすでに割られたものがぺッとボトル化しているもの。
これがゴクゴク飲みやすすぎて、「これ酒じゃないよね」って一瞬でも油断して飲みすぎたら記憶飛ぶ。

ホタテとネギ焼き。生でも十分美味しい生ホタテをレア焼き、ネギとともに。味つけは目分量の醤油。
ありきたりな千葉産の醤油ではなく、店の人が言ってた宮内庁御用達の醤油を使っていることが気に入る。

巨大メンチカツを真ん中に、大量のレア焼きのキャベツとともに食す謎の鉄板焼き。
メンチをテコで切り分け、食べすいサイコロ状に。あまり焼きすぎないレアキャベツと一緒に食べる。
メンチの肉汁のジュース炸裂。口の中で喜んでいそうな脂絡まるキャベツ。

いよいよもんじゃ焼き、人数分、イヤそれ以上のような・・・
洗面器以上、タライのようなボールのタネは混ぜるのが大変そう。

鉄板のいたるとことから伸びる手。さすが皆さん常連さん、
なれた手つきで、テコを操作、もんじゃの海の湯気はまるで浅草寺の祈願煙浴び。
なぜか対面する女性陣のほうに湯気が流れていきま〜す。

もんじゃ混ぜ混ぜ操作も、焼きも皆さんにおんぶに抱っこ、食べるだけの私は恐縮です。

これがきっちり２時間ピッタリ終わらせることが素晴らしい。ダラダラ呑んでいないで、
この決められた時間内だからこその豪華な晩餐の醍醐味って十分ある。
料金は、写真のとおり。料理も抜群だし、参加人数で割って出し合っても元以上。高いとは決して思わない。

だれ１人小食な人なんていない、食いっぷりがよい人たちばかりで、
出された料理、鉄板焼きが即なくなり、次の料理にいく爽快感がたまりませんでした。

和気藹々と、楽しく、豪華絢爛の食べるその宴は、初夏の風のように日暮里の駅に消えていった。
誘ってくれた仲間に感謝、ありがとう。貴重な体験をさせてもらった。