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店名 |
入谷大勝軒
|
---|---|
ジャンル | つけ麺、ラーメン |
お問い合わせ |
03-3876-8803 |
予約可否 |
予約不可 |
住所 | |
交通手段 |
・東京メトロ日比谷線「入谷駅」1番出口から徒歩6分 入谷駅から311m |
営業時間 | |
予算(口コミ集計) |
~¥999
~¥999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
席数 |
12席 (カウンター席のみ) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | カウンター席あり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
サービス | テイクアウト |
ホームページ | |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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<2017.04> 中華そば
実はこの日も、千葉県柏市方面で仕事があり、そこで夜の宴がある予定でしたが、先方が急用とのことで急遽キャンセル。まあ、実はその方が良くて、気を使って飲むのが苦手。さっさと常磐線快速に乗って都内の大勝軒へと向かいます。実は「綾瀬大勝軒」を目指せばよかったのだが、快速にのってしまったもんだから、北千住で引き返すつもりだった。ところが座ってしまって爆睡してたら上野に着いてしまった。これも流れのままに過ごそうと探し当てたのが、「入谷大勝軒」さんです。わずかの距離をメトロに乗ってしまって入谷駅に到着。そこからちょこっと歩いていくのだが、「麺屋 晴」をスルーしていくのが実は非常に後ろ髪をひかれたりする。通常ならあり得ないが、今は求道者気分なので、そのまま大勝軒へ。
汁:「王道のライト豚骨魚介に微妙なコラーゲン感覚が懐かしい」
さてこの「入谷大勝軒」さん、いかにも台東区な民家と中小ビルに囲まれた雰囲気に、ぽつねんと「ラーメン赤ちょうちん」が風にゆれていい雰囲気。ある意味ソウルフル。店内はこじんまりしていて、民家改造型の飲食店の風景が実に文化的であります。老齢にはまだ早いご店主と若い跡継ぎのような二人体制。メインオペは若い方で、すでに世代継承済という安心感がある古めな店です。初訪問の店では、デフォルトを食ってみるべきだよね!と意味ない拘りがもたげてきて、今回は「中華そば」とさせてもらいました。
きびきび明るい接客が好印象の若い方から配膳された麺は、実にいい雰囲気の渋い麺顔です。明るさよりも「落着き感」をアピールするというか・・・・腹減ってたのもあって、見ていて泣ける。メンマの色合いがそう感じさせるのもあるが、スープもなかなかの落着きお黄土色です。ライト豚骨魚介が見ていてわかる。レンゲですくい上げて、予定調和の味わいを頭の中で描きますが、後追いで実際の味わいで、デッサンがトレースされていくような痛快感。この瞬間は大勝軒ヲタクとしては、もはや悦びの域です。
文字通りの「ライト系豚骨魚介」。のちに、松戸とみ田等が、濃厚豚骨魚介つけ麺ブームなど巻き起こしていなければ、これが基準だったのかもしれませんが、時代が変わった軸足からすると「ライト」。軽やかな煮干しの甘みがじわじわっと滲みわたり、その支えとして豚骨の煮出汁たエキスがしっかりとカバーしています。醤油系のタレの主張は控えめ。塩気を感じさせないけど、塩気が旨みと同化したような存在感です。基本的にはサラサラしている。魚介の粒子も細かくて舌触りには表れないなめらかさ。しかし、ほんの少し、びみょーーーーに、ほのかに・・・・コラーゲン感が滲む。ここがこの一杯のポイントのようで、上手なところのような気がします。
そしてまた、後半になって自家製辣油を少し垂らして味変を楽しむ。ふつうは餃子で楽しむものだろうが、豚骨魚介との相性も良いと補足しておきます。
麺:「汁系に合った中太ストレート!縦伸びするほどにモチモチモッチリー!」
スープも王道でありましたが、麺も言わずもがな。つけそばしては細い、汁そばとしてはやや太い、そんなサイズ感で、健康的に発色した薄い黄色が魅力的に映ります。少し表面にヌメリっぽいのがあるのも、スープを呼び込む毛細管現象を誘因して、絡みがすごくよい。ちゅるちゅると啜る中太麺が、やわらかな腰つき、すすること自体が楽しくてたまらん。
また密度感低めで加水が高めな麺のため、モチモチ度も半端ない。前歯や奥歯で千切ったり潰したり・・・・そんな中での弾力は半端ないのですが、啜って千切るときに、縦伸びするような感覚がすごい。デフォルトで300gとのことだが、これがいとも簡単に胃袋に収まり、スープも平らげてしまう。夏に向かってダイエットをしなけらばならないのに。水着が恥ずかしいからではない。健康上もあるが、夏服をこれ以上サイズオーバーで買い替えたくないだけの話。むなしい理由。
具:「脂抜けた感覚のチャーシュー! 深い浸透のメンマ!イメージ通り!」
私的なイメージにぴったり。チャーシューはロース部位で、スープ生成にも寄与したかのような、脂の抜けが程よい感じ。脂のさしが余計部分だけそぎ落とされた感じがして、食ってて重くない。また肉繊維部分は、ある程度スカッとしているところを、スープ浸透させて食うのが相変わらず美味い。肉の元味と豚骨魚介のうまさの融合がすばらしく、歯ごたえもほどほどあって、食べごたえを感じさせてくれる。
深く醤油系のタレに浸かったメンマ。関西オリジンの私としては、こういうの関東っぽいと思えてなりません。なにせ、大阪時代は、らーめん熊五郎系や、塩元帥等で、無料サービスメンマを山ほどくってきましたので、あのあっさり味が脳裏に染みついておりますので(関西ラーメンラバーなら分かってもらえるか)。それとは真逆な醤油味系です。実は、再び東京に戻ってはや5年以上たつと、こういうのも美味いと思える。そして、酒とあわせたいなーって思う。ところで、中華そばが「680円」で、メンマラーメンが「960円」という価格差がどうも気になる。通常なら「780円」か「830円」でもよさそうなのだが、280円アップってどういうこと!?。それだけ大量にメンマに埋め尽くされているのか、はたまた、今回食ったメンマは2軍で、実は1軍のメンマが控えているということか!?。なぞは深まるばかりだ・・・・。
総じまして、「気兼ねなく食える上質感覚!そしてソウルフルな王道豚骨魚介の味わい!」と言う何だか何のひねりもない感想でごめんちゃい。帰りは上野まで歩いて帰りましたが、もうすっかりと暖かくなって、ラーメン探訪としては、ベストなシーズン。先日、築地で痛めた足がまだ完治しておりませんが、ゆっくり歩くにはいい気分でした。帰りに、首都高入谷ランプの下を闊歩しますが、この一帯って中古バイク屋がとても多いのね。初めてしりましたが、大昔、MB50っていうバイク乗ってた若いころを急に思い出しました。高校は自転車通学してたから、バイク乗ると急に行動半径が広がって、すごく大人になった気分になったもんだ。高雄とか比叡山をよく流したもんです。何だか引退したらバイクにのってラーメン屋めぐりするのもいいなーーなんて。そんな夢気分を抱えつつ詠います!。
仕事はけ
日の入り前の
入谷にて
のどけき春の
王道豚魚
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!