キャノンデールのB級食べ歩記：すっかり綺麗になった焼肉の名店「鶯谷園」で次男の誕生日会。コスパ最高の特上肉に舌鼓 : 焼肉 鶯谷園

2016.10
すっかり綺麗になった焼肉の名店「鶯谷園」で次男の誕生日会。コスパ最高の特上肉に舌鼓
子供たちの誕生日を、外食でお祝いをすることが時々あります。
今年就職した次男の誕生日に合わせ、週末に外食をしようということになりました。
牛タン好きの次男ですし、美味しい焼肉を食べに行こうということに。
どこにしようか、とアイデアを出しているうちに、鶯谷園に長らく行っていないことを思い出しました。
予約が取れるかどうか心配でしたが、土曜日の２０時半に５人で予約できたのが一週間前のこと。

土日は出勤の次男を、彼の会社の近くでピックアップして、車で鶯谷園へ。
大阪転勤前の２０１１年以来の訪問ですが、すっかり綺麗に改装されていてビックリ。
以前の古びた昭和の焼肉屋の風情も好きでしたが、これはこれで高級感があってコスパが一段と良く感じそうです。


予約の１５分前にお店に集合するのがこの店のルール。
８時半の予約でしたが、８時過ぎにお店に着くともう入れるとのこと。
前のグループが早く終わったのでしょう。


まずは生ビール。


ハンドルキーパーの妻だけは、申し訳ないけれどお冷やで乾杯です。


スタートは人気のメニューから。
２０時半の予約だと売り切れている可能性もあったので、１７時の開店のタイミングで取り置きの電話を入れておきました。


お願しておいたのは、特上タンと厚切りハラミをそれぞれ２人前。


特上タンは見事な脂のサシ具合。


厚切りハラミは大迫力です。


やはり名物の特上ランプは予約しなくても大丈夫と言われたので、その場で２人前注文。


ランプ肉というと赤身のイメージですが、まるですき焼き肉のような霜降りです。


練馬の牛蔵で定期的に開かれる友人たちとの焼肉会でも必ず頼む生卵。
この食べ方は、もはや焼肉界で市民権を得たようです。


もちろん私はオーダーします。


キムチ盛合せも二皿頼んで、準備万端整いました。


早速焼いていきます。
子供たちが小さい頃は私が焼いていましたが、今は彼らが焼いてくれます。
私はビールを飲みながら、焼けるのを待つばかり。


薄切りなのに、しっかりと噛みごたえがあり、それでいて蕩けるような食感。
見事な特上タンです。


特上ランプはもちろん生卵にくぐらせて。
ランプの旨さには一同大感動。


ハラミは私の大好物。


こんなに大きなハラミをゴロゴロと豪快に焼ける幸せ。


いただきましょう。


これも生卵に絡めます。


ホルモン系を食べたいという長男のリクエストに応えて、ハツ、上ミノ、レバーを注文。


焼ユッケなる怪しげな限定品。
三男がご執心のようですが、私も気になるのでオーダー。


ホイル皿に乗ったユッケが出てきました。
このままサッと炙れ、ということなのでしょう。


ホルモン系が勢揃いで、テーブルは更に盛り上がります。


アルコールをチェンジ。
生マッコリをデキャンタで頼みました。


焼ユッケは自己責任。
安全衛生上さっと火が通れば、それで良し。


ユッケには卵黄が絡まっていますが、更に生卵にも絡めるという贅沢。


上ミノは分厚いけれど、驚くほど柔らかい。
あまり焼きすぎないのがコツです。


ハツもサッと炙るくらいで十分。
その方が肉の旨味が感じられます。


もう一度タンを。
今後は並にしてみました。


この肉質で１人前９００円ですから、素晴らしいコスパなのですが、最初に特上を食べてしまったので、物足りなさを感じるのは正直なところ。
贅沢な話です。


子袋が食べたいという長男の希望。
彼はかなり好物のようです。


コリコリした食感が楽しいホルモンです。


私はお酒を角ハイボールに切り替え。


かなりの強炭酸なのが嬉しい。


食べ始めてまだ１時間弱ですが、皆お腹いっぱいの様子です。
そろそろフィナーレへ。
せっかくですからもう一度特上ランプ焼。


ここで４回目の網交換。
肉の種類が変わったり、網が焦げてきたりすると、すっと店員さんが近寄ってきて網を交換してくれます。
言わなくても気がついてくれるのは、焼肉屋ではポイントの高いサービスです。


新しい網をしっかり熱してから焼いていきます。


さっと炙ってレアで生卵にディップ。
至福の味わい。


いよいよラストです。
タン好きの主賓の次男に、特上タンを一皿独占で。


ハラミが大好物の私は、並ハラミを一皿オーダーして皆でシェア。


強炭酸の角ハイボールもお代わりです。


皆はご飯と一緒に食べていますが、私は生卵一本です。


〆はコムタンと冷麺を一つずつ頼んで、シェアすることにしました。


牛エキスが骨からも滲み出して、滋味深い味。


脂っこくなった口も、冷麺が綺麗に洗い流してくれます。


食べ終わってみれば、まだ２１時半前です。
制限時間の２時間を３０分強余して、本日の焼肉お誕生日会はお開き。
私は近場の煮干しラーメンを締めで食べたかったのですが、それは却下されました。
【ブログを更新しました。「キャノンデールのB級食べ歩記」】
http://gourmet-cannondale.blogspot.jp/2016/10/blog-post.html

（2011.6）再訪　写真・コメント追加
前回の大宴会からほぼ半年。
未曾有の大震災、そして第一四半期も〆を迎え、いつもの飲み仲間４人で集まりました。
大井町ハピネスでの爆盛スパゲティ宴会以来のこのメンツ。

特製ランプ肉、厚切ハラミ、特上タン塩。まずは基本のこの三種類を押さえたあとは成り行きの展開です。

今流行りの生マッコリ。飲み口がいいのでついつい進みますがこれは危険。

節電なのかエアコンも効かず、汗を流しながらアラフィフ４人は肉の摂取に励みます。

話のタネにと思ったユッケは取扱中止。
トリミング問題も焼肉界第一四半期の大きな出来事だけに実地検分したかったところです。

生モツは食べられませんでしたので、焼きモツをどっさりと。
ハツ、ガツ、ミノ、子袋。
アルコールは冷えたチャムシルをストレートでKorean Style。

ますますボルテージが上がり、バカ話に花が咲きます。

この後塩カルビ、タレカルビ、白飯（私は頼みませんでしたが）と後半も途切れることなく発注。

すっかり満足した私たちは、ホテル街を抜けて鴬谷駅に向かう途中の信濃路に吸い込まれてしまったのです・・・。


（2010.12）
職場の大食い大酒飲み系アラフィフ飲み仲間と忘年会。
言いだしっぺ幹事の私は、幹事特権を利用しかねてから来たかったこの店を会場としました。
もちろん予約必須の店、しかも忘年会シーズとあって予約が取れるか不安でしたが、幸い会の日程で予約を取ることができました。

皆さんのレビューは熟読済み。
19時の予約を7名で入れ、特製ランプ肉の予約も併せてお願いしましたが、店側から「予約しなくても大丈夫」とのこと。
レビューと異なるのでいささか不安ではありましたが指示に従う事にしました。

会のメンバーには当日の昼食禁止の指示を出し、予約とはいえスタンバイが必要という情報に基づき15分前に現着です。

憧れの鶯谷園は、鶯谷駅から徒歩3分。
私以外のメンバーは城西在住とあって鶯谷自体に馴染みがなく、しかも怪しく遠い街、というイメージがあるようで、新橋から意外と近いことに皆驚いていました、

幹事の私の厳しい指導により全員残業もせず約束の時間に集合。
今か今かと順番を待ちます。

19時の予約でしたが、17時の予約の方々が出ないと入店は出来ません。
店側の追い出しで出てきた集団は一様に「いやー、うまかった」と口々に言っていましたが、どんなに仕事を早く切り上げても17時から鶯谷で焼肉を食べれるサラリーマンは普通いないよなぁ、などと思ってしまいました。

さて、我々は19時15分に入店。2階の大部屋座敷に案内されます。
店側のオペレーションに若干の混乱もあり、乾杯のビールまで5分ほどかかってしまいましたが、飢えたアラフィフ集団は「いいよ、いいよ。19時20分から2時間って言えば」と大人の対応（そーかなー？）

生ビールで乾杯の後、まずは必須アイテムの特上タン塩、厚切ハラミ、特製ランプ肉を各2人前オーダー。
特上タンは肉厚でも柔らかく、納得の肉質。
厚切ハラミはその名の通り相当な厚切。しかしその厚さの割には柔らかく、簡単に噛み切ることができます。

そして、お待ちかねの特製ランプ肉。
見事なサシの入った肉は、網の上で脂をしたたらせます。
うかうかしていると、あっという間に火が通りすぎてしまうのでご注意を。
さっと炙るぐらいでOK。

「うんめぇ～」

口中でとろけるような食感。
毎度のことながら「俺は生きている」と感じる至福の一時です。
ビールから切り替えたマッコリもついつい進んでしまいます。
これら特製シリーズはもうワンラウンド発注。
既にアラフィフ軍団は、バッタの大群と化しペンペン草も生えない状況となってきました。

その後、コリッとしながらも柔らかいミノ、ステーキのような特上ヒレ、更にはカルビと食べ進みます。
カルビは900円の並をオーダーしましたが必要十分のクオリティ。
お酒はマッコリ二本の後真露に切り替え、我々のボルテージは上がる一方。

レバ刺しのブツ切りというのも頼んでみました。
これはその名のとおりブツ切りになっていて、鮮度のいいレバのコリッとした食感が最高。
しかし、あまりにブツ切り過ぎるので、大勢で分けられないという難点があります。

２１時１５分前に店員さんがラストオーダーを取りに来ました。
追い出しにかかってきたのです。

「僕らが食べ始めたのは１９時２０分だから、２１時じゃないよね」

と、およそ分別のある大人の発言とは思えない対応をする我々７人。
しかし私が驚いたのはそこではありません。
我々の仲間でも特に大食いの二人が「ご飯大盛とタレカルビ３人前」を発注したからです。

この年でそれはまずいんじゃないの・・・と思いながらも私も当店自慢の冷麺をオーダー。負けてはいられません。
散々喰って飲んだ挙句に、更にご飯大盛り×３、テグタン、冷麺を頼み、更にタレカルビ×３を焼きながら二本目となる真露をグイグイ飲む俺達って何者？

しかし実に呆気無くこれらの料理を平らげ、２１時２０分まで粘って店を後にしました。

お会計は7名（♂６，♀１）で49,050円。
飲み過ぎ食べ過ぎのバッタの大群ゆえ当店の平均単価を上回っていますが、焼肉好きのメンバーたちが「旨いし、安い！もう川崎の北京じゃなくて、ここだね」と言ってくれたので幹事冥利に尽きる一夜となりました。

今から次回の企画が楽しみです。