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食べログ 洋食 百名店 2023 選出店
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料理の出来は上々だが、サービス面はちょっと残念
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蓼喰人
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店名 |
レストラン香味屋(カミヤ)
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受賞・選出歴 |
洋食 百名店 2023 選出店
食べログ 洋食 百名店 2023 選出店
洋食 百名店 2022 選出店
食べログ 洋食 百名店 2022 選出店
洋食 百名店 2020 選出店
食べログ 洋食 百名店 2020 選出店 |
ジャンル | 洋食、オムライス |
予約・ お問い合わせ |
03-3873-2116 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
地下鉄日比谷線入谷駅から徒歩8分 入谷駅から363m |
営業時間 |
|
予算 |
¥8,000~¥9,999 ¥4,000~¥4,999 |
予算(口コミ集計) |
¥10,000~¥14,999
¥4,000~¥4,999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
領収書(適格簡易請求書) |
適格請求書(インボイス)対応の領収書発行が可能 登録番号:T6010501002901 ※最新の登録状況は国税庁インボイス制度適格請求書発行事業者公表サイトをご確認いただくか、店舗にお問い合わせください。 |
サービス料・ チャージ |
なし |
席数 |
88席 |
---|---|
最大予約可能人数 |
着席時 58人、立食時 100人 |
個室 |
無 半個室あり。 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
有 4台/縦横に2台(手前にご駐車されたお客様には、奥のお車がお出になる時点でご移動のお手間が発生してしまします。申し訳ありません) |
空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、電源あり、無料Wi-Fiあり |
ドリンク | 日本酒あり、ワインあり、カクテルあり、日本酒にこだわる、ワインにこだわる |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 隠れ家レストラン、一軒家レストラン |
サービス | お祝い・サプライズ可、ソムリエがいる、テイクアウト、デリバリー |
お子様連れ |
子供可(乳児可、未就学児可、小学生可)、お子様メニューあり お子様大歓迎です!!! お子様ランチがございます。 |
ホームページ | |
オープン日 |
1925年 |
備考 |
店舗前(外)にスタンド灰皿が設置してあります。 |
お店のPR |
継ぎ足しつづけるドゥミグラスソースを堪能できる、一軒家の老舗洋食レストラン
入谷駅より徒歩5分、下町の商店や住宅が並ぶ一角に居を構える【レストラン 香味屋】。昔ながらの味を守る事と変化をもたらせる事、両方をバランスよく兼ね備え料理をつくります。特にドゥミグラスソースを使った『タンシチュー』や『ビーフシチュー』は、どれも絶大な人気。また、カリッと揚がったジューシーなメンチカツを二つも乗せた『メンチカツ』はリピーター垂涎の一品。店内はゆったりつくられており、和気あいあいとした空間が広がります。訪れる人の笑顔を見るために心を砕くスタッフ、奇をてらうことなく誠実に料理をつくる料理人が揃うお店。人の温もりや触れ合いを大切にしながら営業をつづけ、今なお多くの人々に愛されています。 |
初投稿者 |
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師走の日曜日の午後、築地の「浜離宮朝日ホール」でのマチネコンサートに友人と2人で出掛ける。
その帰りの食事処を思案するが、近場の銀座界隈とも思ったが、今回はちょっと足を延ばしてみた。
根岸の「香味屋」と言えば東京を代表する洋食屋の一軒で、現在食べログのランキングでもトップに位置している。
こちらを訪れるのは、実に40年ぶりである。
学生の頃に偶には改まった店をと思い、ちょっと背伸びして訪れたことを覚えている。
「ホタテのプロバンス風」や「タンシチュー」を食べた記憶が、かすかに残っている。
18時に予約を入れて、入谷の駅から10分ほど歩いて到着。
名前通りに柳の木が両側にそよぐ「柳通り」という道沿いに在るが、この辺りはかつては花街であった。
こちらの創業は関東大震災から東京が復興を見せ始めた大正14年で、当初は芸者衆相手に喫茶や軽食を出す店だったようだが、洋食屋として名前が轟くようになったのは戦後とのこと。
ちなみに都内のかつて花街だった近辺には老舗洋食屋が必ずと言って良いほど現存し、こちらもその名残が感じられる。
40年前の記憶はおぼろげで、多分建て直されていると思われる店舗は派手さのない控えめな構え。
入った1階のフロアーにもテーブルが並んでいるが、我々は右手の階段を上がった2階に導かれる。
緩やかに弧を描く高い天井が印象的で、白で統一された清々しい空間が広がっている。
満席では無いが、あらかたのテーブルはすでに塞がっている状況。
我々は中央付近のテーブルに通される。
山形に折られたナフキンが、老舗感を出している。
食前酒にはシャンパンも用意されているが、ここは洋食屋らしくビール(ヱビス中瓶)で始める。
こちらには名物料理が幾つかあり、これらを組み込んだコースも用意されている。
また自慢の仕事が集約された「洋食弁当」もなかなか魅力的。
色々と迷った末、先に料理を3品ほど注文して2人でシェアし、その後にご飯ものを頼む算段で臨む。
「鮮魚のクリームグラタン」:魚は平目で、これを蒸し煮にしてマッシュルームと合わせて大きなホタテの貝殻に盛り、上からクリームソースをたっぷりと掛け、チーズを振ってオーブンで焼かれている。
クリームソースのコクと滑らかさが印象的で、基礎となるベシャメルが丁寧に作られていることが分かる。
「メンチカツ」:こちらの名物料理で、ほとんどの客が注文すると思われる逸品。
一人前は2個だが、一緒に注文した「ビーフシチュー」のデミグラスとソースは同じなので、2品を盛り合わせて各々一皿での提供も可能とのことで、そのようにしてもらう。
綺麗な揚げ色の衣で、ナイフを当てると肉汁が噴き出す約束通りの仕事だが、肉自体の旨味もしっかり感じられる納得の仕事。
「ビーフシチュー」:これもこの店の看板料理の一つ。
濃褐色のデミグラスはコクがあり、酸味・甘味・渋みのバランスの取れた流石の仕上がり。
肉はその中である程度の食感と旨味を残しながら、口に入れると繊維が解けていく感覚が心地よい。
付け合わせでは、人参のグラッセが懐かしい味。
マッシュポテトのチーズ焼きも美味しく、これを崩して残ったソースを余さず頂く。
ワインはグラスでもらった。
白・赤ともにまずまずの味わいで、なかなかの満足感。
酒には日本酒も用意されているのが、いかにも下町の洋食屋。
他にも品書きは多彩で、私もご飯ものとの合間に「ハイボール」を一杯。
'シーバスリーガル'使用となっているが、800円という値段の割にはなかなか良かった。
ご飯ものは「オムライス」と「海老入り米飯グラタン」を注文し、こちらも2人でシェア。
ちなみメニューには「タマゴカツ重」なるものも並んでいる。
「オムライス」は鶏肉がコロコロと入ったチキンライスが、しっかりとした焼きで適度な厚みもある玉子で包まれている。
ケチャップもデミグラスも掛かっていないのがこちらの流儀で、このままで十分に美味しい。
「米飯グラタン」とはいわゆる'ドリア'だが、魚のクリームグラタンのソースが良かったので頼んでみた。
中のご飯は意外にもケチャップライスだったが、それを覆うソースにはカットされた海老がたっぷり入りなかなかの食べ応え。
面白いのはご飯ものを注文すると、通常はカレーに添えられる3種の薬味が専用の箱で登場すること。
中身は福神漬け・らっきょう漬け・胡瓜漬けで、漬物代わりに出されたと思われる。
実際には使わなかったが、こんなサービスも下町らしい。
食後のデザートもしっかりと注文。
「カスタードプディング」はいかにも洋食屋っぽい硬めの仕上がりだが、緻密な味が好ましい。
「パパイヤのバヴァロワ」も良い出来。
パパイヤはタンパク質分解酵素が含まれていて、生のままだとゼラチンが固まらないため一旦火を通す必要があるが、フレッシュ感が損なわれていない味と食感は秀逸。
飲み物にはコーヒーを頼み、ゆるりと食事の余韻を楽しむ。
料理の出来は上々で、きちんとした仕事が諸所に感じられて概ね満足。
それに対して接客面には不満があった。
最初は2階にはベテランの黒服と若い男女2人の接客スタッフが居たのだが、人手が足りないのか階下のフロアーも兼ねているのか、奥に引っ込んでいることが多く、常に客席に気を配る体制が出来ていない。
お客がわざわざ席を立って注文を告げに行かねばならないなど、ちょっと考えられないこと。
支払いは料理一品ごとの単価がやや高めのため、トータルで2万円弱。
料理の内容からすれば納得できないことも無いが、ホスピタリティを勘案するとCPは悪いと感じてしまう。
日曜の夜はこんなものかも知れないが、客の年齢層は高めで、通し営業のためか8時過ぎには店内は閑散として寒々しい状況。
こちらは2019年版のミシュランガイドで新たにビブグルマンに選出され、それなりの期待を持って臨んだ。
しかし東京を代表する老舗洋食屋として、納得できない面があったことは残念至極。