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mmatさんの他のお店の口コミ
店名 |
幸鮓(コウズシ)
|
---|---|
ジャンル | 寿司 |
予約・ お問い合わせ |
03-3863-1622 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
蔵前駅から徒歩1分 蔵前駅から59m |
営業時間 |
|
予算 |
¥10,000~¥14,999 |
予算(口コミ集計) |
¥15,000~¥19,999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、JCB、AMEX、Diners、Master) 電子マネー不可 |
席数 |
12席 (カウンター12席) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | 席が広い |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、ワインあり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 一軒家レストラン |
サービス | お祝い・サプライズ可、ドリンク持込可 |
ホームページ | |
オープン日 |
1954年 |
備考 | |
お店のPR |
本寸法の江戸前すし
「小肌、煮蛤の旨い店」 |
初投稿者 |
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私にとって今年から始めたお鮨探検隊3回目の店。
簡単に説明すると、長年訪問して来た、一言で言えば私の普通のレベル、つまり庶民のお寿司屋さんから1ランクレベルを上げて「おまかせ」のお鮨屋さんを経験しておこうと言う目的のものである(混乱するので字も変えている)。
荒木町、銀座と楽しませて頂き、今回は蔵前。
今回のお店は、完全な「江戸前」のお鮨を楽しむ事ができるはずと出かけると、「こはだ、煮蛤が旨い店」の垂れ幕が店の前に。扉がお鮨屋さんっぽくないなぁと思いながら店内へ。
平日の夜、カウンター12席、この店は気取らずにネタケースがある。
ご主人と奥様?お二人で切り盛りされている。
ご主人が優しい感じで一安心。予約の時に、お酒が飲めないメンバーなので握りのおまかせでと依頼済み。
開始!
まず先付けで、モズクと枝豆が出される。
そしていよいよ握りの始まり。
最初の一貫目は鱸。ご主人から醤油は不要との説明がある。この鱸は旨い。何と上品で優しい煮切り。コリコリとまではいかないが、締まっていながら噛みしめると溢れ出る旨味がたまらない。
イカ、鯛、小柱の軍艦巻き、鯵と続く。
この店のシャリ、私は好きだ。特に主張せず、ネタを優しく支える。ネタと一緒に噛みしめると、上品で繊細な甘みを感じる。当たり前と言ってしまえばそれまでだが、自然に口に馴染む温度。
特にイカなどネチっではなく、シコっと言う感じでネタを噛むと現れるシャリの姿が美しい。
そして生姜が素晴らしい。もちろん一人歩きはしない。一貫つまむ毎に、必ず食べたくなるこの生姜は鮨の味を包み込みながら、次の一貫に向けて、口の中をリセットしてくれる。
続いて鮪、ウニの軍艦巻。
鮪が旨い。少し肉厚に切られたズケなのか煮切りだけなのか、完全な赤身なのか、ちょっとだけ中トロっぽいのか、色だけ見れば間違いなく赤身。これがふくよかな甘みとでも言いたくなる味が染み出し、白身とは次元が異なる鮨ネタ然とした主張をして来る。ここでもシャリが味を支える。
そしてびっくりの一貫が出る。こはだ!
こんなに旨いこはだの鮨を今まで食べた事がない。煮ても焼いても食えない魚を職人技で鮨ネタにすると言う能書きを思い出すも、まず感じるのは「こんなに脂の乗ったこはだを食べた事がない」。次に感じることは、湧き上がる「旨さ」はこはだ自体の物なのか、それとも締めた酢(当然お酢以外にも何か加えているはず)の味なのか?その合体された味なのか?食べ終わりたく無いと思いながら、惜しまれつつ胃の中へ。
惜しい!と思っているところにポンと煮蛤の鮨が置かれる。意外だったのは、蛤がふっくら、エキスがジュっと来るかと思ったら、しっかり「締まった」蛤だった事。もちろん佃煮とは異なるが、結構煮しめてあるなと言う印象。
次が穴子。これが塩と言う意外な展開。
煮しめたネタに塩なのである。炙って、直線的なインパクトを与える、とろーりトロける様な脂の乗った穴子でも無い。意外な展開に頭がついて行かず、飲み込んでしまった感があるが、チョット驚きの旨さ。
そして卵。これも意外な展開。薄焼きと言っても良いほど。出汁でふっくら卵を勝手に想像していたので、これも混乱のうちに飲み込んでしまう。
最後の締めが鉄火巻き。ここで初めて醤油を使う事を許される。
鉄火巻きは普通に美味しく、しかしよく考えると海苔が違っている。先程、2貫軍艦巻きを食べた時は気が付かなかったが、海苔が違う。私にとっては、芯のネタである鮪は頭から追いやられ、海苔とシャリの共演になっている。何と旨い海苔。何と歯切れの良い海苔、何と香りの良い海苔!
一通りコースが終わり、気がつくと手元にシジミの味噌汁が出されている。
味噌汁を頂きながら振り返ると、改めて気づく事がある。ここのご主人は、特別な趣向で客を驚かせようと言う気は全く無いと思う。一つ一つの丁寧な仕事の積み重ねのもてなしをして頂いているのではないかと考える。
私の心に残った鮨は、こはだ、鮪、鱸、生姜、そして最後に気がついた海苔である。
この江戸前おまかせは税別10,000円、価値がある。
ここから復習タイム。まだ少しお腹に入ると思ったので、こはだと鮪を追加、鱸もいきたかったが断念して店を後にした。