ゆっくりとした時間に、ゆらりと、なる… 恋日記 : スケロク ダイナー

【レビューでは無く、お店への恋日記…】
無駄話しレビュー速読法を推奨…
いえ、いえ、読まずで
かまいません…

頬に優しくふれる風が、少しづつ…
冷たくなってきましたね…
空気が乾燥し、お肌も、心も乾燥…
完全防寒するまでの温度でもないので
一年で一番、生の人肌が恋しくなるような
そんな、季節ですか…

でも、そんな事に振り回されないよう
じじシャツ、ももひき、腹巻で…（←バカボンのパパかっ…）
この季節を上手く乗り切りたいと…
日々…

胸を、優しく鷲掴みされた感じの
キュッとした…
痛みのような、なにか
感じながら…
そう、想うばかり…

さてさて、
平日休み、所用で浅草へ…
夕刻４時あたり…。

さぁ、自宅に戻り夕食の支度をしましょ
と、主婦らしく腕まくりをした、その瞬間…、
夫からの、
「夕飯いらない～、すまぬ…」
コーーーール…！
もぅ、早く言ってよぉぉ…、気分
朝から告知いただければ…
私の、スケジュール変わったのにぃ…
夜も自由なら、鎌倉の大仏さんでも
見に行ってたのにぃ…。（←趣向がオッサン…）
まぁ、小っちゃい事でブーブー言ってると
私も、大好きなアナタも、ふける
アナタが毎日頑張っている事は
知らぬふりして、知っているから…
文句は言いませぬ…
（↑文句云わぬ代わりここで、ぼやいてみた…）

さてと、ならばせっかくの
浅草…（←気持ちの切替え早いタイプ…）
お昼を抜いていたので、（←なぜ、痩せない…）
このまま昼夜兼の食事でもしましょか…

浅草にお詳しいマイレビ様、お二人が
まぁまぁ良い評価をしていた
カフェがあったなぁ…
という経緯で、こちらへ…。

洒落たぁ、雰囲気のお店です。
まぁ、たまには、こんなお店で
ヤングぅな女子の精気を
吸いとらないと…（←すんごく怖い…）
オッサン化が進んでしまうので…（←手遅れ…。）
オス抜き、オス抜き…

キャピキャピ女子（←古い、ものいい…）
ばかりかな、と少し危惧しましたが
時間も時間、先客３名…
落ち着いた雰囲気です…。

1階と2階のフロアがございます。
2階の方が、雰囲気も景色も良さそうですが
スタッフに、なんとなく1階の席に促された事と
この時間に、わがままいって2階にいったら
一人ぽっちになりそうだったので（←微妙に寂しがりや…）
大人しく、1階の席にイン…

壁際の端の席をチョイス…
歳重ねると直立しているのが
疲れる時ありますよね…。（←そこ共感を求めても…）
横に壁があると、頭を壁にちょこんと預け
少しだけ楽になれます…（←究極のナマケモノ…）
大人だって、たまには、誰かに甘えないと
疲れちゃうから…（←壁にかっ…）

さて、出てきたメニュー表が
これまた、お洒落なヤツ…
英文字と、小さな説明書きオンリー…

苦手です、苦手なんです。
この手のメニュー表…
わかりません、
高卒おバカには
わかりませんの…（←ほぼ中卒といっても過言では無い…）
写真、いや、わがまま云いまへん
せめてイラストでもあると
嬉しいのに…（←お店への要望書いてみた…）

もう、にらめっこしてても、わからんので
テキトぉぉーに…

■「超豪華な朝ごはん！…」なんちゃら…
って書かれた　（←時は、夕刻ですが…）
￥1,200のメニューを…

ドリンクが＋￥200
との事なので、アイスなコーヒーを…

「ドリンクは、いつお出ししますか？」との
親切嬉しゅう質疑がございましたので
食事中は水でOK派、なので
後でお願いします…。

1階は吹き抜けになっており
高々とした天井が解放感があり
気持も、サラッと吹き抜けていく感覚
ほどよく、心地良い…

ホールスタッフ2名は、私好みのタイプ…
この手の、お洒落カフェのスタッフって
二極化しますよね…。

・私、最先端のお洒落カフェで働いてます～ツーん、感
・この雰囲気を、ゆっくり楽しんでくださいネ～ん、感

前者のスタッフの場合、
せっかくの良い雰囲気のお店も台無し…
静かに、舌打ちしちゃいます…（←おやめ…）
ここのスタッフは、嬉しいかな後者。

柔らかい物腰に、ナチュラルな雰囲気…
ボーダーのTシャツに、ほぼノーメーク
少しだけ、お洒落な黒縁メガネ…。
そして、円やかな笑顔…。
うん、好き…

正直、入店する前は
ただただ、洒落た空間だけ提供し
モヤっとするお店かも…、

そう、危惧しておりましたが（←なんで来た？）
↑信頼できるマイレビ様
お二方が評価が良かったので
それだけを信じて…、

どうでもいい事には
惑わされない…。
信じるモノは、信頼できる、その
人の、
その…

言の葉だけ …

それで

いい…。


うん、癒される空気が流れる…

あぁ、いつか私も
彼女達のようなナチュラル派になりたい…
シンプルな白のタンクトップに
シンプルなベージュの短パン
大きなリュックを背負って
片手には、おむすび…

↑…、裸の大将やないか～い

出てきた、超豪華な朝ごはん…、
的なモノ…
バランスが良く、体も癒されそうなメニューです…

一緒に、塩と胡椒が提供される…
なんじゃ…？と思いながら
野菜を口に含むと、あら、納得…
優しい味付けになっております…。
けっこう薄味派の私ですが
胡椒と塩、優しくぶっかけました…。
「ヘルシー志向」の方にも嬉しい仕上がり

あっ、でもお皿の真ん中に
ドンと鎮座する、クリーム色の塊…
初見、そのフォルムに、ファグラか…？
と思いましたが…（←目もド貧乏…）
自家製ソーセージ、これが塩が効いているので
これと野菜を合わせて、口に含むと
舌の上で、上手く絡まり合い
丁度良い…

１枚だけのせられた
自家製らしきベーコンは
舌で感じる強い肉々しさと、
自家製ならではの
抜ける燻香…

優しいお野菜と一緒に、口に含むと
これまた、ほど良く心地、良い…。
強さと優しさの融合…？
A型とB型の交じり合い…？
お嬢様と不良の交じり合い？
よく、わかんないけど
そんな交わりあいに
私の口の中が悦び、満たされる…

なんだか、ゆっくりと…、

とても、ゆるやかなスローテンポで…
そう、それは
まるで、すぐ、お隣りに存在する
隅田川の川の流れのように…

あぁ～
川の流れのよ～ぅに〜
穏やかに〜
この身を任せて
いたい〜（←だいたい、流れ任せな人生…。）
淀んだ川…
多少の淀みは受け挿れよう…

ゆっくりと…
お口に運びたい、そんな料理と、
優しいスタッフを目の前にし…
そして、外のテラス席の方が飲んでいた
美しく、キラキラと眩い生なビールに…
私、止め刺され…
私、ノックアウト…。

はい、

はい…。（←きたな、またか…）

追加で、生ビールを注文…
■生ビール〈小っちゃい方〉…￥650＜400ml＞
小っちゃい方、ですよ…（←しょーもなー）

その際に、優しい私好みの
ナチュ女子スタッフは
「ご注文のコーヒーは、どうなさいますか？」
と、とても優しいお気遣いの一言…。

嬉しいですね…
いったん注文受けたのだから
しらんふりして、出しちゃえ、出しちゃえ、なのに…
お言葉に甘え…（←社交辞令にもすぐ、甘えるアホ…）
「いったん、キャンセルでもいいですか…」
の、私の甘えきった言葉に…、
穏やかな女神級笑顔の女性スタッフ…

if…、

私が、90歳のお婆ちゃんだったら
「孫の嫁に来てくださりませんか…」
そう言ってしまうだろう…
そんな感じ…（←わからん…）

吹き抜けのコンクリート打ちっぱなしの内装…
ゆえに、やや少し肌寒い…
脱ぎ捨てていた、革ジャンを肩から羽織り
寒さ対策…
せっかく、良い雰囲気で
暖かい空気感の流れるお店だから
温度も、もう少し上げてもらえると…
ヌクヌクするのになぁ…
私、ヌクヌク、フワフワぁしたいなぁ…
ヌキたいなぁ…
冷たく、無機質な感覚が苦手…
ねぇ…、
アナタを、生の温度で
そのままを…
ヌクっと、感じたいの…
ダメですか…。

なんて、
わがままいってみたり…
（↑心の中で呟くだけの小心者…）

途中、2階にあるお化粧室へ…（←古い、ヤング言わない…）
2階フロアの素敵な雰囲気も
写真にパシャパシャ…（←実際は無音カメラ…）
一人ご満悦になりながら
階段を降りようとすると…

従業員フロアであろう、上の3階から、
スタッフが、少し仕事モードの
急ぎ足で、階段を降りてくる音が…
カンカンカンッ、

カンと…
鳴り響く…

あっ、普段私は、
9㎝以上の高いヒールを履いているので
足を踏み外さないよう
ゆっくりと、ゆっくりと
階段を降りる派閥…。（←おばあちゃんかっ…）
しかし、後方にひかえたスタッフの
お仕事のお邪魔は、いけませぬ…
いけませぬ…
急いで階段を降りようとすると…
後ろのスタッフの足が
いったん止まる…

あっ…
やだっ…
彼女は、私に迫りすぎないよう
少しばかりの距離感をとった…
そして、先ほどまでの速足スピードではなく
ゆっくりと、
私のペースに這わせ…、
降りてくる、優しい彼女の
ゆるやかな足音…

なんだか、その背後に感じる
嬉しい、ご配慮に、
素直に甘える…（←すぐ甘える呑気モノ…）

彼女には、指先ひとつ
欲しい目線さえも、触れてはいないのに…

同じリズムの足音で…
緩やかに、セッションする…

それは静かに、頭の中でうごめく
狭い階段での、その、すごく…
濃厚であり 深い
彼女と私の
静かな絡みあい…（←独りよがり…）

秋だからか、乾燥していた
私の身体が、ゆっくり、潤沢に
其れ、潤う…

私は、いつものペースで、ゆっくりと…
その下りを、降りる…（←結局マイペースな人間…）
いや、そこに堕ちていく…（←大丈夫か、怪我してないか…）

なんだか
ねっ…、
彼女との絡み愛に…
少しだけ、火照ってしまったので…

もう少しゆっくりしていきましょうか…
寒かったので、暖をとるため
ホットなコーヒーを注文。

ふと…

全面ガラス張りの入口方向に目をやると
いつの間にか、知らずの間に
日が堕ちて…
窓から、煌々とした月が
静かに、その顔を魅せる…

これから満ちていくであろう

その、三日月の灯りに…
恍惚とし…
少し…
ほんの少しだけ…
気持ち揺さぶられ
胸が、キリキリと 焦がされる…
そんな感じ…

私は、酸味のきいた熱めのコーヒーで
火照った身体と…
すごく甘く とろけそうな口内を
どうにか、堕ち着かせる…

熱々のコーヒーで温められたのか
はたまた、優しいスタッフに暖められたのか
それは、わからないが、
先ほど羽織った革ジャンを
気持ち良く脱ぎ捨てる…（←お行儀悪いですよ…）
もぅ、身体も心も、寒くはない…

ヌクヌクと…
ヌクヌクな温度に満たされる…

すると、日が堕ちたからか…（←五時を指す…）
女子スタッフが、トレーに沢山の
煌めく、キャンドルホルダーをのせ
店内の各席を回っている…。

日が堕ち、少し落ちた大人の照明の店内…

ユラユラ…
そして、キラキラと
小さく眩く光るキャンドル達…

まるで…
ハッピーバースデー、トゥユ～♪と
聴こえてきそうな、その ゆるやかな
シチュエーションと
優しく上から囁く、その、月灯りに…
誘い誘われ…

また…、私の気持ちが
静か、ゆるり
仄かに ほろほろと…

揺さぶられる…

それは、優しく、優しく
他の誰にも気づかれる事はなく
私の、頭の中が、かき乱され
口元が緩みゆく
いく…

そんな、感じ…

小さなキャンドルの
ゆらゆらと優しく、揺らぐ…
わずかな、灯火…

入口の扉は閉められている…
それでも揺らぐ灯火…
目には映らずとも
何か 優しい流れが、此処には
存在するのか…

目に映るものは
所詮たいしたモノじゃない…
外見とか、地位とか、名誉とか、銭なんて
何が正しくて、何が正しくない、なんて…
そんな、わかりやすくありながら
朧げな モノ…
ほんと、どうでもいい…

大好きなアナタが、一寸でも…
笑ってくれるのなら…

必要なモノは
それだけ…

それは、とても
小さな…
世界的にいえば、他者から見れば
ごく、僅かである
マクロ的であろう光でしかないが…

その小さく見える芯は…、
どうしようもないくらいに
熱い…

だから…、
熱くなった芯には
触れないでおこう…（←そりゃそうだ…）

触れても、どうにもならない…
そんな関係…。
また、痛く…
火傷するだけだ…

この、すごく優しい空気感に
少しだけ、凝り硬まった 私の心と
身体が…
スルスルと、解きほぐされそうになる…

身体が、身体の欲しがるものを

素直に、そのまま受け挿れなさいと…
耳元で、静かに、囁く…

ねぇ、私の脳みそは、
何処へ…（←もともと詰まってない脳だが…）
いく…

あっ…
ダメっ…
危ない、危ない刑事…（←古いね…）
なにかに…、
その…、
みえない、壊れそうな
ソレに…
気持ち持っていかれそうな…
ねぇ…

お願い…
その目線と
囁きで…
私を、ダメにしないで…

食べたいモノを全部食べていたら
カロリーオーバー。

欲しいだけ、お口に含めば
ゲームオーバー。

酸味の効いたコーヒーを
コクっと、無理やり、私の
口、喉、そして…
身体へ、脳へと
運ぶ…

心と身体を、少しだけ
解きほぐされたい…
そんな、アナタに…

足をお運びいただきたい…（←100％hanaco的見解…）


そんな、お店でした…。

あっ、ピーク時では無い時間に訪問したので
心地良いスローな時間が
過ごせたのかもしれません…
その辺は、
わかりませんよ…（←いつものテキトぉぉー）


うん…、

また、伺いますね…
常に、本能だけで逝く事は
できないけど…（←現実的…）

ナニかを、スルスルと
優しく、解き解されたい…。
いらないものを、削ぎ堕としたい…。
そんな、時に…

ねぇ…

たった、一杯のビールで
気持ち酔く、酔ってしまう…。

そんな、お店なの…