「担々ドラゴン」、如何にも辛そうですが、、、 : 竹三郎

「担々ドラゴン（800円）」
点数：７４点

１０ヶ月振りの訪問です。
此方の名物「満州トロトロ担々汁あり油そば」ですが、
名称が変わっていました。

２パターンあって、
１つが「担々ドラゴン」、もう１つが「燃えよドラゴン」
後者は以前食べたので、今回は前者に。

でも、実際食べてみて思いましたが、
これって以前の「満洲トロトロ」と同じじゃないか？と(笑)

そして「担々」とはなってますが、
辛さはそうでも無く、痺れも無し。
刺激を期待して頼む方は（あれ？）っとなりそう、、、

卓上にはラー油やおろしニンニクがあるのでお好みで。

生卵は自分の好きなタイミングで投入。
ご飯は最後の〆として半分以上は残しておきましょう。

「濃厚豚骨醤油黒にんにくラーメン（700円）」
「味玉（100円）」
点数：７６点

レギュラーメニューです。
基本となる濃厚豚骨醤油に、マー油とニンニクチップが加わります。

癖になるとは思いますし、これを好む人もいるだろうなと。
ただ私としては、此方のスープがかなり好みなので、
マー油やらニンニクチップやらが余計なアイテム（？）に思えてしまいます。

あと、ホウレン草が鳥渡冷たいのは残念、、、
味玉はやっぱり美味しいです。

「ネギニラ胡麻ラーメン（550円）」
点数：７２点

此方は基本的には「家系」のお店なのですが、こんなメニューもあります。
スープは動物系が土台の、あっさりとした醤油清湯。
胡麻がたっぷり入っていて、良い香りが漂います。

ただ、、、思っていた一杯とは違いましたね。
「葱」に「韮」ということで、癖になる・パンチのある仕上がりかと思いきや、意外と上品。
何と言うか「グイグイ来る」様な、そんなものが欲しかったですね。

しかし、これが店主の作りたいものなのかなと。
それに５５０円という価格は今時珍しいですし、嬉しいですね。

「濃厚豚骨醤油ラーメン（650円）」
「味玉（100円）」
「小ライス（50円）」
点数：８７点

此方は基本的には「家系」のお店なのですが、
私は今まで此方の「家系ラーメン」を食したことが無いのです。
過去頂いたのは「満州トロトロ担々汁あり油そば」と、
その辛いバージョンの「燃えよドラゴン」のみ。
それで満足していましたし、私にとって此方は「汁あり油そばの店」という認識でした。

しかし、今回は不図気になって「家系」にしてみました。
そして、これが実に私好みの味で美味しかったのです。

他の「家系」の店同様、
「麺・味・油」の好みが選択出来ますが、全て普通に。

写真で伝わるかと思いますが、此方のラーメンはカエシが控え目。
醤油の塩味・旨味に頼らず、濃厚な豚骨の旨味で以て食わせる「家系」です。
私は例えば横浜の「吉村家」の様に醤油が強い「家系」が好みでは無く苦手。
その点、此方は「しょっぱさ」も無く、非常に円やかで、口当たりも優しいのです。

「普通オーダー」の中太麺も丁度良い茹で具合。
製麺所は不明ですが素直に美味しいと言える麺。

チャーシューは正直薄いですが、大判でジューシーで満足の行くもの。
３枚入った海苔は大きく、それなりの質と思われます。
そして、味玉がかなりのクオリティ。
過去に訪問した「家系店」の中で一番では？というくらいに美味しかったです。

途中、卓上のおろしニンニクを加えながら完食。
他に刻み生姜がありますが、豆板醤も置いて頂けると言うこと無しですね。

◆感想
私は「家系」を食すことは余り無く、
正直好きなタイプのラーメンでは無いのですが、
此方の一杯は非常に自分好みの味でした。
毎週の様に食べたい、そう思える美味しさでしたね。
店主も変わらず愛想良く、近所にあれば頻繁に通うだろうな～と思います。

「汁あり油そば 燃えよドラゴン（750円）」
点数：８０点

今年の１月上旬以来の訪問です。
その時も「汁あり油そば」を頂きましたが、
今回はその辛いバージョン、「燃えよ　ドラゴン」を。

お店の案内には「辛さ注意」と書かれていますが、
実際はそこまで辛くは無く、
「激辛」を求めて注文する人にとっては拍子抜けかも？

味に関しては特に変更無く。
１つ指摘したいことと言えば、
どうも麺の質がイマイチですね。
風味も無くコシも無く、何だか「安っぽい」のです。

尤も、この「汁あり油そば」は、
麺を食べ終えてご飯を投入してから、
その本領を発揮するという食べ物なので、
麺の美味しさを求めるのも違うのかもしれません、、、

店主の愛想の良さは相変わらずで、
また利用したくなるお店です。

再訪（２０１７．１）

「満州トロトロ坦々汁あり油そば（750円）」
点数：８０点

約１年振りの訪問です。
この日は店主１人営業でしたが、
手際の良い調理で注文を捌いていました。

商品に関しては特に変更点も無いので、
過去の口コミを参考にして頂きたいと思います。

正直「B級」と言いますか、
品や繊細さとは無縁なのですが、
何だかんだで面白いですし、
（また暫くしたら、食べに来たいな）と思えます。

再訪（２０１６．１）

「汁あり油そば燃えよドラゴン（７５０円）」

約半年振りの訪問。
今回は「汁あり油そば」の辛いバージョン、「燃えよドラゴン」を選択。

改めて思いましたが、矢張り、具は寂しいですね。
葱と、平凡な挽き肉くらいですので、、、
それに、麺量も少ない様に思えます。

とは言っても、この「汁なし油そば」は、
麺を食べ終え、ご飯を投入してから、その本領を発揮する一品。
麺よりご飯がメインでしょう。

初訪時のレビューに書いた通り、
「美味しさ」よりも「面白さ」を売りにしているなと。
ただ、年に数回は食べたくなる様な、魅力・中毒性はあると思います。
興味のある方には一度お勧めしたいですね。

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以前、とある雑誌でその存在を知った、浅草の「竹三郎」
その際紹介されていた、「汁あり油そば燃えよドラゴン」という、
奇抜な商品の名前と写真が、ずっと頭の片隅に残っていました。

浅草の松屋から徒歩数分、お店に到着して驚きました。
赤を基調とした外観、看板には「濃厚豚骨」の文字。
（何だ、此処は「家系」なのか）と、想像していなかった事実に戸惑います。

雑誌で見た「燃えよドラゴン」を考えていましたが、
「燃えよドラゴン」の辛くない版、
「満州トロトロ坦々汁あり油そば」という商品があり、其方を選択。

券売機で「満州トロトロ坦々汁あり油そば（７５０円）」を購入。
無料で「生玉子と半ライス」が付きます。
「家系」ですので、当然「豚骨醤油」のラーメンも販売。

店内はカウンター席の他、テーブル席も用意、液晶テレビを壁に設置。
明るく清潔で、「家系」にしては匂いもない。
私が訪問した時は客も数名で、店主１人で調理・接客を担当。

この店主が実に愛想が良い。
下町の寿司職人という感じの風貌。
常連客にも初訪問の私にも、然して変わらぬ愛想の良さで接してくれる。
ラーメン屋の店主としては珍しいと思う。

５、６分で着丼。
お盆に乗った商品を、カウンター越しでは無く、
席の方まで運んで来てくれたのは嬉しい。

「紙エプロン使いますか？」と聞かれ、お願いする。
この紙エプロンがまた大きいもので、大変助かる。
（実際、この「満州トロトロ」はかなり汁が飛び散るので、紙エプロンは必須）

土鍋皿に乗った汁は、グツグツと煮立っている。
ベースは「家系」ということで、矢張り濃厚豚骨。
予想以上にしっかりとした味付けで、感心する。
ただ、「坦々」という文字はあるが、辛さは無い。

麺は丸い中太のストレート、
恐らく、ラーメンに使用している麺と同じだろう。
茹で具合は丁度良く、弾力もあり、スープにもしっかりと絡む。

具には葱と鶏挽き肉。
途中、掻き混ぜた生卵を投入すると、
カルボナーラ風にまろやかさが加わる。
卓上の「おろしニンニク」もよく合う。
辛味を増すのに「豆板醤」があると更に良さそうだ。

麺を食べ終えると、とろみのある汁が結構残る。
そこにライスを投入、混ぜて頂くと中々嵌る美味しさ。
最後まで楽しみながら、完食。

飛び抜けて美味しいかと言えば、それは違うでしょう。
美味しいと言うよりも、「面白い」「楽しい」、遊び心がある。
「家系」にして「家系」で無い、「油そば」にして「油そば」では無い。
個性的で他には無い一品、私はかなり気に入りました。

そして何より、店主の愛想の良さが素晴らしい。
その自然体で好印象な接客は、中々お目に掛かれないもの。
気持ち良く食事が出来、気持ち良くお店を後に出来ました。
是非再訪したいと思います。