喫茶店でガッツリ野菜を摂取！ : 喫茶ぐり

自宅から3分もかからない場所に在る此方。
なのに、５年振りの訪問となってしまった。

いつも背脂や糖質ばかり摂取している自分。
今日は野菜を摂取したくて此方を思い出す！
「そうだ！ぐりで野菜を取ろう…」って訳。


店頭のカメ達は今日も元気だ！
以前よりも数が増えている。。。

リーゼントのヤンキー女将さんと、
金髪のヤンキーお姉さんに迎えられ着席。

店内の矢沢永吉グッズやポスターは以前
の訪問よりかなり増えていた。過去何度か
TV出演した此方。矢沢ファンの集会所に
もなっているようである。今や有名店に！

それにしても、矢沢永吉のファンである…
という事を申告し、更に店内で主張する店
は本当に多い。一体何故だろうか。。。

「俺は矢沢の大ファン」という申告者は、
こと飲食業に至っても「気合」「根性」
「男気」「頑張る」「筋を通す」的な事を
重視し、非常に真面目な方が多いのである。

此方のように、女性の女将さんが全面に
矢沢ファンを押している店は珍しいが。。。


◆皿うどん(コーヒー付き)　　850円

相変わらずジャンボな一品である！
まるで洗面器のようにデカい幅広な丼に
入る皿うどん。圧倒される量である。。。

『リンガーハット』の350g野菜ちゃんぽん
なんて屁でもない位の量！おそらく野菜餡
だけでも500g以上あるんじゃないか…！？

たっぷり野菜の中に居る小海老や浅利…等、
前回食べた「ちゃんぽん」の時は餡の風味
が薄く感じたが、これは麺と一緒に煮込ま
ない分だけ確りと塩味もあって美味しい！

粘度の低い野菜餡は熱々で全然減らない。
確りくたった細揚げ麺と共に頂く野菜達。
もう満腹感は半端ない。。。

これで食後に珈琲も付いて850円は安い！

5年前から値上げしてないのも全く凄い！


此方は、午前中は台東病院からの帰りで
やってくるモーニング目当ての爺婆客や、
昼間はこの巨大な「ちゃんぽん」と「皿
うどん」を食べに来るサラリーマン達…。

たまに矢沢永吉ファンの集会所として
重宝されているというとても珍しい店だ！

隣客はたまたま店頭の「亀」について
話が盛り上がっていた。もしかしたら亀
ファンもこの店に集っているのかも…！


自分は、、、
「亀」も「矢沢」も「ちゃんぽん」も、
そこそこ好きだが集う気にはなれない…。

それは、同じ「好き」でも、好きな理由
が人それぞれだと知っているからだ。。。

こちらは、自宅から極近の場所にある街の喫茶店である。
あまりにも近隣なので、この約一年間BMしたままずっと未訪問だったお店である。
こちらの店舗、以前から「喫茶店なのにチャンポンを出す店」として噂になっていた。。。

噂でも、そのチャンポンが中々旨いということなので、自分も明日中にでも訪問するつもりでいた。
そして仕事から帰宅後、留守録画しておいたテレビ番組をふと観ると、なんとこちらのお店が出ていた！
とんねるずのバカバカしいお馴染み企画「なのにトラン」でこちらの店舗が特集されていたのである。
観ていると、まさに「喫茶店なのにチャンポンが旨い店」という企画で、なんと三つ星も獲得していた！
なんてタイムリーな！と思いながらも、内心はヤバイ！とも直感した。
だってそんなTVショーなんかに出ちまったら、明日から暫くはお上りさん達でこの店もメチャ混みだ！

浅草は、とんねるずの「〜トラン」系認定店舗がけっこう多い。場所柄仕方のない事である。
実際それら紹介された店舗は、夜には行列が出来ていたりしてリアルにとんでもない状況になっている。
案の定、翌日こちらの店の前を通ってみたら、アイドルタイムにも関わらず満席状態になっていた。。。

それから約一ヶ月の時が流れ、平穏を取り戻したこちらへやっと訪問出来たという訳である。
それでも、店内には数名のお客さん。時間は夕方近くの中途半端な時間なのに。。。
テレビ出演前は、この時間帯にお客さんの姿は見たことなかった。ま、お店にとっては良い事である！
ここぞとばかりに、とんねるずとの写真や告知で店頭の様は派手になっていた。微笑ましくも滑稽である。

広めの店内。女将さんは元ヤンで、矢沢永吉とカメをこよなく愛している女性である。
こちらのお勧めは、チャンポン、辛チャンポン、皿うどんの三種である。全てコーヒー付き￥850也。
まずは「ちゃんぽん」を注文。喫茶店だから、一応コーヒーか紅茶が付く。と、女将談。
調理場から鍋振りの音が暫く続く。この本格的な効果音は、普段喫茶店で聞くことはない。。。

出て来た「ちゃんぽん」に一瞬息を飲む。
物凄い量である。まず丼が普通の丼の二倍はある！そこに野菜の山がてんこ盛り。
あの「ラーメン二郎」の「野菜マシマシ」に匹敵する量である。これって全部喰えないだろうな・・・。
でも具材は、人参・絹さや・キャベツ・もやし・木耳・イカ・エビ・アサリ・蒲鉾・豚肉と、
とても種類が豊富で、どの素材も新鮮で美味しいのだ。多くても飽きずに食べられるトッピングである。

ただ、麺はちょっと柔めで、スープも淡麗・薄味。とても優しい味付けである。
これは、決して野菜達の煮汁で味が薄くなった訳ではなく、最初からこの優しさなのである。
塩味も柔らかいので、卓上の塩胡椒が要る。でも、野菜や魚介の旨味はしっかりと出ている。
女将さんが長崎出身かは確認していないが、きっとチャンポンの調理には自信を持っているに違いない。

なんとか必死で固形物は完食。お腹がはち切れそうな時にアイスコーヒーが提供される。
コースターは「E.YAZAWA」のレアな品である。箸にも箸袋にも女将さんの拘りが随所に見える。
帰り際、しばし女将さんと談笑したが、このコースターも数枚お客に盗まれたらしい。。。
そして、店頭で飼っているカメ君達も一匹盗んだ奴が居たという。。。酷い輩が居るもんである。
店が急に人気が出て、お上りさん達がやって来るとそういう現象が必ず起きる。哀しい現実だ。
女将の大切にしていた永ちゃんのコースターも残り少ないというので、もう使わない方が得策と助言した。
まあ、元ヤンの女将である。自分も若い頃きっと同じような悪戯はしていただろう。知らないけど。
だから、きっと心中複雑であろうと勝手に想像したりした。。。

でも、なんだかんだ言って女将さんは傷心していたのだ。
おい！盗んだ奴！どうかこの店の女将さんに、永ちゃんのコースターとカメを返してあげてくれ！！
女将手書きの看板も泣いてるぞ。。。