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辣油は飲み物
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店舗情報（詳細）
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店舗基本情報
| 店名 |
閉店
芳野屋
|
|---|---|
| ジャンル | 食堂、ラーメン、カレー |
| 住所 | |
| 交通手段 |
浅草駅（つくばＥＸＰ）から276m |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算 |
～￥999 |
| 予算（口コミ集計） |
～￥999
|
| 支払い方法 |
カード不可 |
席・設備
| 席数 |
10席 |
|---|
特徴・関連情報
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| ロケーション | 一軒家レストラン |
| お子様連れ |
子供可 |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
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こちらは東京の食堂文化を語る上で、避けては通れない重鎮中の重鎮です。
創業は終戦直後の1945年。
「食堂文化」、故にラーメンもしくはカレーが好きな人間であれば、
訪問の価値がある文化的な名店だと言えるでしょう。
こちらは花やしきの横で否応なしに存在感を放っております。
かねてより外観が気になっており、かつては更にインパクトのある外観だったのですが、
いつしか外観は少し綺麗にリニューアルされてしまいました。
同行者と一緒だと訪問しづらかったので中々伺えませんでしたが(笑)、
元号が変わる前に意を決して訪問しました。
まず、こちらは外にあるショゥケース内の食品サンプルが素晴らしい。
最早料理とは思えないほどに長期熟成されたものが散見され、
サンプル屋さんが多い合羽橋にほど近いにもかかわらず
全く交換していない点に好感を覚えます。
さらに、店内の雰囲気と店内に流れる時間は見事。
外の食品サンプルと同様に時代の流れに迎合する事無く、
一切手を加えていないため、博物館と言っても過言ではない空間です。
昭和30年代の文化を感じられる空間が東京に残っているとは、嬉しくなります。
お値段は押しなべてお安い。
【カレーライス】500円と【中華そば】500円の両方を頼みました。
まず届いたのは【中華そば】。
老舗の食堂ですが、麺量は中々。
スープをすすってみると、予想外に旨い。
鶏ガラベースのスープは素朴ながらに物足りなさは無く、
真っ当に美味しいです。
MSGの使用料は穏やか。
そして、麺は結構ちぢれた細麺。
茹で加減も予想外に硬めで、スープに馴染みます。
ネギは家庭的な切り付けで、部分的に繋がっているところが寧ろイイ。
小さな海苔がアクセントになり、細いメンマは強い食感で名脇役。
惜しむらくは叉焼がモロに業務用でプレスハムのような点。
とは言え、500円以上の価値があるラーメンだと感じました。
「物足りなさ」を指摘する声も多いですが、
個人的には物足らない事はありませんでした。
手作りの味があり、チェーンでは出せないお店の味があります。
そして、【カレーライス】。
スプーンがコップに突っ込まれている点がノスタルジック。
ルゥは一見すると家庭的ですが、予想外に個性的な味わい。
行楽地の没個性的なカレーではなく、
カレーにハッシュドビーフもしくはハヤシを混ぜたような味わいです。
具は贅沢にも牛肉。
牛肉の風味がパンチとなりつつ、ルゥの酸味が支え、
かなり独特な味のカレーに仕上げられております。
「ただ古いだけ」では決してなく、妙に美味しい老舗だと感じました。
地元のおっちゃんがお酒を飲みながら気さくに話しかけてこられる点も、
今の時代に無い温かみであり、元々の東京下町の魅力だと思います。