『福だこ』から『花福』へ！質は更に下へ！ : 福だこ

浅草千束通りの街中華。

店頭の雑多感が幾分スッキリした感じになり、
よく見るとメニューも一新している様子…！

アレっ！！
硝子窓にひっそりと紙で『中華料理 花福』
と書いてある。屋号名も替わったようだ…！

中には中国人スタッフが2名体制。
以前の『福だこ』だった頃は、日本人店主と
中国人料理人とでやってたが今店主は居ない。

その時に居た中国人スタッフが今は任されて
いるのか別のスタッフなのかは分からないが、
密かにマイナーチェンジをしたのは確かだ！

この状況を「食べログ」の本社へ報告しても、
決して正確・迅速に対応してくれない事だけ
は分かっているので、店舗登録はスルーする。

特に此方で食べたかったメニューも無いので、
此方が比較的推してそうな品を注文してみた。


◆半チャン＆ジャージャー麺定食　700円

先ず「ジャージャー麺」単品でも700円と
品書きに書いてあるが、この定食とはどこが
違うのだろう…。凄く気になる。。。

で、この定食、、、
挽肉が極少ない餡のジャージャー麺に、
味のしない半炒飯、中華スープかと思ったら
死ぬほど薄い味噌汁、チロルチョコサイズの
冷ややっこ、まんま缶詰から出したばかりの
杏仁豆腐、キャベツの千切りだけのサラダ…
というセット内容であった。。。

もう、見るからに低クォリティの定食群。
そんな事はアップした写真でも分かろう…！

今巷でも再評価されている下町の老舗街中華
のダメさ加減とは又異質なクォリティなのだ。
間違ってもこの品質は後年に残らないだろう。

元々ダメだった『福だこ』が、
更にグレードダウンして再開店！…って感じ。

これじゃ～地元客もリピートしないだろうな。
少なくとも自分はしないと決めた。。。

自宅から近所なのに約１年半振りの訪問。
それくらい此方には魅力的な料理が無い。。。

調理場も２人の中国人が仕切り出した事で、
日本人の主人はあまり料理をしなくなったようだ。

そんな事情もあってか、
此方の料理も段々と個性の乏しい物になっている。
勝手な想像だけど。。。

そんな折、何気なく店頭のメニューを覗くと、
値上げのタイミングも合ったのだろうか、
全体的にグランドメニューの改定が行われていた。

そこに、自分の専買特許である「天津メン」も！
今日はどっちかと言えば「天津飯」の方が食べたい
気分だったが、とにかく試してみる事にした。。。

此方は殆どの麺メニューに「半炒飯」が付くセット
があるみたいだが、「天津メン」には無かった。

店内に入り、中国人スタッフに聞くと、、、
100円増しで同じセットを作ってくれると言う。
これで毎度の「白飯」を別注しなくて良い。。。

さぁ、我も天津ハンターに転身じゃぁ～～～！！

一応、店内のメニュー表も確認する。。。
「天津麺」があって「天津飯」が無いのは不自然だ。

…やはり「飯」はやってないのね～！と思ったら、
んんん？　下の段に「かに玉子丼」の文字が！！
コレが、もしかして「天津飯」のことかいな…？？

「かに玉丼」ではなく「かに玉子丼」。
もしかして和風の「親子丼」の方に近いのか…？？？
色々と考えている間に「天津メン」がサーブされた。

ま、いっか！
とりあえず「天津麺」で此方の実力を伺おう。。。


◇ 天津メン ◇　700円　　★★★

卵の量は少な目。
薄っすらとクリアな餡が掛かったタイプ。
カニ玉としてのボリュームは正直少ない。。。

中身が何と「カニかま」ばかり！
下手したら卵の量よりも多いんじゃないか…って位。
派手な赤と白の色が、黄色よりも支配している。

醤油スープは、シンプルな正統派甘辛醤油味。
麺も至って普通の中華麺だ。可もなく不可も無い。

でも、このカニかまだらけの蟹玉と麺・スープが
三位一体となると不思議と美味しいハーモニーが！
普通に美味しく頂ける「天津麺」である。。。


◇ 半チャーハン ◇　＋100円換算　　★★★☆

量は明らかに「半」ではなく4分の1程度だ！
一瞬安いが、量的には100円が妥当と言える。

でも、作り立てなので香ばしくて旨い！！
炒飯は、やはり焼きたて出来立てに限る。。。

いつものように天津麺のかに玉をカットし、
半炒飯の方へ乗っけてみたが、今回は炒飯の旨味
の方が圧倒的で、カニかま蟹玉は余計だった。。。


メイン２品の所感は以上であるが、、、
セットに付いて来た一口サイズの冷奴と、
どう見ても誰かの食べ残しにしか見えない位の、
極小量のキャベツサラダは本当に要らない！！

今どきの安い中華屋に多い、
無駄にセット小鉢が多い割には内容が薄い…
という典型的な見本のようなクオリティであった。

それに、、、
前記の「かに玉子丼」問題である。。。

何故「天津メン」と表記方を分けたのかも謎だが、
今回と同じくカニかまだけしか入ってなかったら、
「カニかま玉子丼」と改めねばなるまい。。。


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▼ 名古屋と台湾に謝ってほしい。。。▼　　　　　（2013.1.記）


今日は「爆弾低気圧」とやらで、東京都内は初雪の大雪である。
都会は雪に弱い！少々降っただけで交通網はパニックで帰宅も困難となる。
改めて貧弱な都会の恥部を見させられる羽目になった。。。

こうなると、夜の営業を見合わせる店舗は圧倒的に多く、必然的に夕食難民も出てくる。
雪は積もってるし、歩きたくないし、たまたま近所だし、以前も入ったことあるし・・・ってんで、
自分と同じような考えの地元客で、いつになく此方は賑わっていた。。。

此方へは超久々の訪問だ。
しかし、とても寂しい思いをして雪道を帰ることとなったのである・・・。

■ 台湾ラーメン ■\630

結論からすると、ハッキリ言ってコレは「台湾ラーメン」なんかではない！唯のパチモン。
見よ！投稿写真の貧弱さを。こんなんじゃぁ～名古屋の人達に顔向け出来んだろう。。。
韮はこの10倍は入ってないとイカンし、挽肉だってオマケ程度しか入っていない！
肝心な辛味は極微だし、要らないモヤシは茹で過ぎでテロッテロになっちまってる。

これは、唯の台湾ラーメン風の醤油ラーメンである。とにかく美味しくなかった！
こっちだって最初からそんなに此方に期待してる訳ではないんだが、もう少し何とかなった筈。
もし、本場名古屋の人がコレを食べたなら、確実に店内で暴れると思う。。。


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●　謎だらけ!? たこ焼と中華のコラボ店で「広州メン」を食す！　●　　（2012.3.　記）


本日は目的のラーメン店でフラれ、雨の中一人浅草千束通りを歩きながらこちらを思い出した。
たこ焼き屋さんなのに店内で中華料理も食べられる...という不思議なお店で昔から気になっていた。

店頭のメニュー表を覗いてみたら、またこれも謎の「広州メン（チーズ味）」なるメニューを発見！
「広州ラーメン」という屋号のお店は見たことがあるが、「広州メン」なる料理の定義は全く知らない。
自分が無知なだけで「広東麺」「台湾ラーメン」「上海焼きそば」「香港飯」等のように、
日本で昔から独自進化したメニューなのかと思い俄然興味が沸いてきた。。。
入口外の券売機には「広州メン」のボタンが無かったので、恐る恐る店内に入り着席した。

店内は中々の狭さ。２名用のテーブルが狭い店内にびっしりと設置されている。
たこ焼きをイートインで食べるスペースとしては調度良い感じではあるが、食事だと少々キツいか？
店主さんに「広州メン」と「餃子」を口頭注文。既に先客達が色んな定食セットを食している。
今はお昼時だからか、たこ焼きを食べている客は居なかった。。。
近所の方が、炒飯とかたこ焼きのテイクアウトを頼みに次々訪れる。とてもアットホームなお店である。

約10分程で提供された「広州メン」と初遭遇！
チーズ味！？と興味津々であったが、スープは淡いコーンスープのような色。
案の定、マイルドな味噌スープに若干のチーズが乳化された、割と定番的な風味であった。
チーズ味つっても構えて飲まなければ分からない程度のチーズ感。味噌味も軽くて風味付け程度である。
そういう意味では初体験の味だった。キャベツ・もやし・人参・鶏肉等の細切り具材の中に、
微かに生トマトの姿が確認出来る。風味には全く影響していない不思議な隠れトッピング。極隠し味か？
それにしても、普通の丼にこの木のスプーン型レンゲ。唐突でとても飲みにくいし邪魔である。

麺はごく一般的な黄色い玉子中華麺。中太でスープや具材との相性もまあまあ。
スープはとてもマイルドだが、しっかりと塩味やコクが有るので淡泊な印象は受けなかった。
調べてみても「広州ラーメン」というハッキリとした定義のラーメンは無いようだった。。。
個人的には、もっとチーズ風味を強調した作品でも良かった気もするが、この「広州メン」、
おそらくこちらのオリジナルか、店主の修業先とかで影響を受けた独自のラーメンかもしれない。
お店も混んでいたので、その辺を直接聞くことは遠慮した。でも次回是非聞いてみたいな。。。

手作りの餃子もシンプルでとても美味しかった。
今回初めて訪問したが、たこ焼きのついでに中華定食出してる感が全く無かったので、
是非リピートして他の定食や麺類も頂いてみたくなった。勿論、たこ焼きも。。。