鮨 久いち
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この店のお鮨は江戸前鮨の伝統の技と磨き上げた技の融合された凄さを感じる！しかも浅草の心意気プライスに涙！！
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店舗基本情報
| 店名 |
鮨 久いち（ひさいち）
|
|---|---|
| 受賞・選出歴 |
寿司 百名店 2021 選出店
食べログ 寿司 TOKYO 百名店 2021 選出店 |
| ジャンル | 寿司 |
|
予約・ お問い合わせ |
03-3874-2921 |
| 予約可否 |
予約可 |
| 住所 | |
| 交通手段 |
浅草駅（つくばエクスプレス徒歩5分、東京メトロ徒歩8分） 浅草駅（つくばＥＸＰ）から449m |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算（口コミ集計） |
￥20,000～￥29,999
￥10,000～￥14,999
|
| 支払い方法 |
カード可 （JCB、AMEX、Diners） 電子マネー可 |
席・設備
| 席数 |
24席 （カウンター８、半個室４、個室１２） |
|---|---|
| 個室 |
有 （4人可、6人可、8人可） 別に半個室有（４名）、個室は１２名位まで着席可能 |
| 貸切 |
可 （20人以下可） |
| 禁煙・喫煙 |
分煙 2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法）が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 駐車場 |
無 近隣にコインパーキング有 |
| 空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、カウンター席あり |
メニュー
| コース | 飲み放題 |
|---|---|
| ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、ワインあり、日本酒にこだわる、焼酎にこだわる、ワインにこだわる |
| 料理 | 魚料理にこだわる |
特徴・関連情報
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| ロケーション | 隠れ家レストラン、一軒家レストラン |
| サービス | お祝い・サプライズ可、テイクアウト |
| オープン日 |
2005年10月 |
| 備考 | |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
|
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出向いてから少し時間が空いてしまったが、我が家の年数回のお寿司奮発デーイベントで訪問。ネットで調べた上で相談して決めた店なのである。
我が家からは少し時間がかかるが全く気にならない。
ナビの案内で簡単に発見。
浅草の老舗のイメージで来てみたものの、出来立ての店の様にピカピカでビックリ。
店内も明るく白木造りでピカピカで気持ちが良い。
ようやく慣れてきたネタケース無しのカウンター。
丁寧にメニューを見せられる、我々はアルコール無しなので握りのコースを選択。
前回のイベントでおつまみコースに目覚めたのだが、バシッと決められて、こちらは沈黙。
呑めないのは本当に悲しい。
さて1品先付で始まったコース。手元の生姜は小さなサイコロの様。一瞬煮込みかと思った先付は細く切られたコンニャク、茗荷のスライス、まぶされた胡麻が目に飛び込む。なんとも上品な味。
呑まない我々の頃合いを見計らって、握りの1貫目は白身から。ご主人のさり気ない話を要約すると、この店のネタはとれたて新鮮ではなく、その魚が最も美味しくなる迄（2、3日）熟成させたものだそうだ。煮切りが塗られた鮨の味を脳裏に刻もうと神経を集中させて、私のレベルの舌が感じたのはシャリの旨さ。口の中でネタとシャリが一体となった時の「鮨を食べてる」と言う実感が強烈なのだ。正に「鮨の旨味」。
イカの握りは塩。丸々ちんまりとした握りで、よりシャリの美味しさが実感出来る。呑まない我々の為に吸い物の椀が供される。折角なので温かいうちに頂くと、この味が凄い。強烈とは異次元、「ジンワリ」旨さが体に染み渡る「凄さ」とでも表現すれば良いのだろうか。お吸い物の具など不要。旨味を透き通った汁に吸い取った「お吸い物」。
鰹の握り。これって鰹の何処？と言う感じのネットリ感と旨味。
鮪が2貫続く。真打のマグロはトロ。
こう言う店には卸の魚屋さんから、こう言うのが入ったからどうぞと話が来るのだそうだ。日本各地で上がった魚を目利きが厳選して、良質のお鮨屋さんに入るメカニズム。漁師さんと一括契約で、新鮮な魚を1日でも早く仕入れて直送、すぐに寿司で頂くのももちろん美味しいのだが、これとは別次元の「魚の旨さ」の追求。食べている自分が、とんでもなく幸せなポジションにいると言う幸せな気持ちが湧き上がる。
そして小肌。一言！旨い。
茹でエビ。美しい。
これを食べている時、ご主人の手元に目が釘付け。松茸を1本、縦に包丁を入れているのだ。これをどうする？よ見つめているうちに、握りに入る。そして目の前に松茸の鮨がドン。
この様に大きなスライス松茸を口に入れたことが無いので、恐れ多くて一瞬気遅れ。思い切って口に入れ、「全身全霊」をかたむけて味わう。正直なところ食べ慣れないので、どちらかと言えばシャクシャクした歯応えで口に広がる松茸の香りを「必死」に味わう。コメントの言葉が見つからないうちに胃袋へ、と言う状態。
貝が2種類続いてアナゴ。
貝は一仕事してある感じ。どう見てもただの貝ではない。もし仕事をしていないとすれば、もう魔法にかかっている状態。何と表現すれば良いのか適当な言葉が浮かばないが、貝独特の食感の後に滲み出る旨さが堪らない。
コースの〆は何と干瓢の海苔巻。これがまた凄いの一言。コンビニの助六弁当の海苔巻と比べること自体間違いと分かっているが、別物の域を遥かに超える巻物。この様に美味しい干瓢を食べたことが無い。海苔巻で一層美味しくなっていると感じる。干瓢を奥歯で噛み締めた感触と共に口に広がる上品と言うか、複雑な旨味がとにかく凄いの一言。ここにシャリと海苔の味が一体となった旨さは未知の領域なのである。
ご主人からお腹一杯になりましたか？と聞かれて、迷わず延長戦に突入。
カワハギとホタテを注文。
味は言わずもがな！
こんなに美味しくて一人1万円チョット。
信じられない。
年に数回の美味しいお鮨屋さん巡り。新しいお店の発見は本当に幸せなのだが、もう一度この店に来たいと言う強い気持ちとどの様に折り合いをつけるのか？私は深い悩み淵に立たされている。