【浅草】 すしや通りの人気中華店の美味しいラーメン : あづま

雪の八ヶ岳から戻った翌日曜日。
山行で使用した道具のメンテナンスやウェア類の洗濯に追われて気が付いたら夕方になっていた。
しかし暖かい。
八ヶ岳の稜線上の山小屋根石岳山荘でも最低気温がマイナス10度に行かなかったが、この日の東京は20度を超えたそうだ。
ニュースでは春一番が吹いた事を告げていた。
まだ２月中旬だというのにまるで春真っ盛りのよう、なので一日中家で片付けしてるのももったいなくて相方と晩飯がてらフラっと浅草の繁華街を散歩に出て、この店で簡単な夕食をとる事にした。

レビューするのは久しぶりになってしまったが、この店にはよく来る。
先ずはビールと餃子をもらって何を食べようか考える。
『純レバ炒め』や『純レバ丼』が人気のメニューだが、最近のお気に入りは最もシンプルな『ラーメン』。
凄くアッサリした醤油味で細い麺もお気に入り。
今流行りの脂ギトギト系や魚干し臭い系のラーメンとは真逆の昔ながらの中華屋さんのラーメン、とても美味しい。
やれ「無化調が〜」とか、やれ「チャーシューの火入れが〜」なんて言う輩は全くお呼びじゃないね。
目の前でオヤジさんが中華鍋をガコガコ言わせてる。
となるとチャーハンも食べたくなる。
これも昔ながらの日本の中華屋さんのチャーハンそのまんま。
相方と半分こしながら美味しく戴いた。

この「すしや通り」、でも寿司屋は今や2軒しかなく、どちらもあまり美味しい店ではない。
また、2軒あったちょっとくたびれた感のパチンコ店はもうどちらもない。
1軒は観光客向けのホテルになり、もう1軒は現在工事中だが近く居酒屋になるようだ。
すしや通りを出て六区ブロードウェイに入ると、ROXビルは改装されたりドンキホーテが出来たり楽天地ビルがアンテナショップとビジネスホテルになってたり3本立ての任侠映画や成人映画館は取り壊されてたりと、10年前とは全く違う光景が広がっている。
遠くから来る観光客はこんな浅草を求めているのだろうか。
発展するにつけ浅草らしさが失われていくこの街、是非ともこのあづまのような店には頑張って欲しい。
この店が日高屋になるようならもうお終いだからね。


（２０１０、８月　再投稿です）

「浅草　チャーハン愛好者連盟」　報告

少し前に「浅草人」様、「石松」様とチャーハンの話をしていました。
そこで、チャーハンについて考え、チャーハンの旨い店の情報を共有したいと思って、チャーハンについて食べるたびに報告したいと思います。

一口にチャーハンと言ってもいろんな形態があります。
「日本人がやっている昔ながらの中華料理屋さんのチャーハン」、「高級中国料理風のパラパラチャーハン」、「最近増加している中国人がやってる大衆中国料理店風のビミョーなチャーハン」、、、。

高級中国料理屋さんで最後のほうに出てくるシンプルでパラッパラのチャーハンもいいですが、昔ながらの街の中華屋さんで出てくるチャーハンも捨てがたい。オジサンが作る中華鍋をガコガコいわせて最後にオタマで丸く盛られるチャーハン、具はタマゴとチャーシューとネギとナルトとグリーンピース、塩辛くて甘くて油がしっとり、小さいドンブリに具無しのラーメンスープが添えられる、こーゆーチャーハンこそ最も日常生活に密接した愛すべきチャーハンではないでしょうか。
「最近増加している中国人がやってる大衆中国料理店」のチャーハンって、なんかヒジョーにビミョーですな。薄味でパラパラというよりパサパサ、ランチ時なんてジャーで保温された造り置きなんてモノを平気で出す。ワタシはキライですな～。

そこで、今回はこの「あづま」のチャーハンです。
モチロン、注文を受けるたびに１から作ってくれます。
高温に熱せられた中華鍋で「ガッコンガッコン」、ヒジョーに心地よい音ですな。
ちょっと醤油っカラくって、ちょっと甘い。いかにも日本風のチャーハンです。
（アレ、そういえば具にナルトは入ってたかな～？）
いっしょにギョーザとビール、これでカンペキです。

ラーメンに関しては情報量がとても多い。
デモ、チャーハンって意外と疎んじられてる気がします。
旨いチャーハンは人を幸せにします。
今後、チャーハンに注目していきたいと思います。
（いい歳した大人がナニ言ってんっだってカンジですが、旨いチャーハンこそ家庭ではなかなか難しい。昔ながらの愛すべき中華料理屋さんを応援する意味でもチャーハンを食べまショ～）


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（２０１０、３月　投稿）

ココは、すしや通りの中ほどに位置する昔ながらの中華料理屋さん。
中華といっても、高級な方ではなく、ラーメン、チャーハン、ギョーザといった類の方ですよ。

ココのすぐ近く、ハス向かいのパチンコ店『アントレ』の脇の狭い路地を入ったところにある銭湯『蛇骨湯』が大のお気に入りで、その帰りにビールと純レバ目当てによく行きます。

この銭湯、料金は普通の銭湯同様４５０円ですが、お湯は茶色の天然温泉です。蛇口からも温泉が出てきます。サウナもあれば露天風呂もあるのでとてもリラックス出来ます。貸しタオルや使い切りのシャンプーも売っているので、観光で浅草に来られた方でも手ブラでゼンゼンだいじょうぶですよ。
ただし、湯船にドボンするのは、まず洗い場で身体をキチンとしっかり洗ってからですよ。テキトーに前だけお湯をバシャっとかけてイキナリ湯船に入るなんてトンデモナイ事です。まず洗い場で石鹸でしっかり身体を洗ってから、それでゆっくり湯につかる。これが銭湯の絶対的なマナーです。

『蛇骨湯』であったまって、で、歩いて３０秒の『あづま』でビールと純レバ炒め、週イチペースです。

『純レバ』の「純」とは、要はレバだけってこと。他の具は上にタップリかかった刻みネギだけです。
ビールのツマミにドンピシャです。旨いですよ。

その他、麺類やチャーハンは、いかにも昔ながらの中華ってカンジです。最近は、中国人がやってる町の中華屋さんが増えましたが、いかにも日本的な中華の王道もなくてはなりません。この店はその代表選手ですね。

まあ、遠くから来てワザワザ行くような店ではありませんが、地元民には大好評のお店です。
水曜定休です。（ナゼか浅草には水曜定休の店が多い。）お気をつけクダサイ。