期待はずれの優しい味わい。 : 龍圓

コースのみの中国料理。
しかも食べログ評価ほぼ4と聞き、楽しみにしていました！
とは言いながら、浅草に偶々行っていたので、当日ランチに予約なしで訪店。ランチでも予約なしでは無理かなー？って思いオープン時間に合わせて行ってみたら、スルッと入れちゃいました！笑

中は女性1人料理長1人の2人で運営。
いらっしゃいませー。の言葉ない。
ちょっと残念。

でも入って早々思ったのは、ここが？と言う印象。
普通の中華屋さんて言う感じ。
でも違ったのは、キッチン。
店内とほぼ同じくらいのキッチンの広さ。
そして、昨日オープンしましたと言うくらいピッカピカの綺麗さ。
なかなかここまで綺麗さを保てるお店は無い。
よっぽどお店への愛着があるのか、料理長の生真面目さ、繊細さ、潔癖症でないと無理であろうと思うくらい。
ここは入店早々期待大。

メニューは、通常コースとランチコースの2種。
悩んだ結果、まずはランチコースで様子を見ることに。
ランチコースは、¥2500。

前菜はピータン豆腐のエスプーマ。
cocktail glassに入れられて出て来た。
ちょっと拍子抜け。
店舗の雰囲気からして、こんな感じで出て来るとは思ってなかった。
でもまぁ、一口食べてみてじゃないとわからないと思いながら、いただきました。
エスプーマは、とても優しい味わい。
豆腐の風味が強くピータンの味わいはとっても優しい。
ピータンはどこ？と思うほど。
もう一口。まだ出てこない。もう1すくい。
やっと出て来た！と思ったら、みじん切りにされていてちょっと残念。
私的には、もう少し粗みじん切りだとピータンの食感と、エスプーマ豆腐が口の中でゆっくり味わえるのに〜。。。

続いてモッツァレラ、やりいか、カンパチの紹興酒漬け。
紹興酒漬けで色々なんて。ましてモッツァレラ？
面白そう。でもミーハー感満載。
どんな感じだろうー。と思って食べました。
紹興酒漬け？？？ほんのり感じる程度で味もやっぱり優しい感じ。個人的にはもう少しメリハリのある味わいの方が良いのにー。

次はオプションで頼んだ、よだれ鶏。
繊細な盛り付けは、高感度大。
やっぱり女性目線を意識した感じ。
これも優しい感じ。もう少し麻辣が効いて欲しいけど、鶏は柔らか。こーゆーのもあるんだなぁって。

それから続いて春巻き。
冬キャベツの春巻きですって！
キャベツを炒めてとろみをつけたものを巻きカラッと揚げた品。
キャベツの甘さは感じるけど、さっと炒めで良いけど少し火を通しすぎかも…。これならとろみをつけたジュレをさっと固めに茹でたキャベツで巻き、それをさらに皮で巻いてカラッと揚げた方が…などと勝手に想像してしまった…。

ハイ次！
次は栃木？だったっけ？那須だったっけ？ごめんなさい、失念しましたが、和牛の炒め物。
柔らか和牛と玉ねぎ、それからブロッコリーと。
これはマスタードが効いていて味のアクセントはあります。
ただ残念。油が少し多すぎ。もう少し控えめだと良い。
そして春巻きまでものすごく女性ウケ良さそうな量だったのに、ここに来ていきなり変化。これがめいんだから？それにしては寂しい。んー。

締めのご飯は、スープ炒飯。
炒飯が先に来て、後からスープ。
お店の人曰く、お好きなタイミングでスープ炒飯にどうぞとのこと。
ってことは、かけなくても良いの？って言う感じにも聞こえちゃう。
しかもどのくらいかけたら良いのかもわからない。なんか不親切だなぁ。料理に対する愛情も感じない。
それなら、オススメのタイミングと量を伝えつつ、お好みでどうぞと最後に伝えればいいだけ。
食べてみても、炒飯は甘い！何？肉があまい！そして卵が硬い。これはー。デザートじゃないっすよね？って言う感じ。これが好きな人もいるんだろうけど、私には合わないなぁ。

デザートは、杏仁豆腐。
杏仁豆腐の見た目も気泡が目立って残念。
なんかコースで出すにしても、ちゃんと最後まで気を抜かずに出して欲しい。
味はクリーミーでありながら優しめでしつこすぎないので、私的には嬉しい味。それだけにそう言うところが目立つのは悲しい。

最後にお皿はロイヤルコペンハーゲン中心に洋皿で用意。んー。
私には理解しがたい。
料理は見た目からも欲を掻き立てる大事な大事なエッセンス。
それが、この店内の雰囲気と料理とお皿の組み合わせ、そして店員のサービスのミスマッチ感がどうも納得できなかった…。
料理は全体的に優しめで女性ウケは良いと思う。でもなんだろう。なんか私は好きになれないこの感じ。小手先ではないものの、センスがない。
あとで食べログを振り返ってみてみたら以前はクロスを引いていたよう。そっちの方がまだ良い！それくらい、ケチるなよー。
楽しみにしていた分、残念なランチだったなぁ。