混ぜて〜混ぜて〜♪ スパイス好きに混ぜたらいいじゃん！『スパイスパレット』③ : スパイスパレット

ナマステ。
自称カレー王です。

神田カレー街食べ歩きスタンプラリーFコース。
通称不倫コース。
Fコースは、8月1日から12月15日迄の間に、参加125店舗から自由に選り好みの32店舗をツマミ喰いする秘め事。
32店舗イケばマイスターの称号GETです。
第32ヌルリ、つまりラストはココと決めてました。
秋葉原の『スパイスパレット』に挿入！

実はもう1ヶ月以上前にココのデナーでスタンプラリーをゴールしようと思い、レデーを引き連れて店前にまで来たんだけど、デナー定休日だったんだよね。
ま、また別の日に『スパイスパレット』のデナーでゴールすりゃイッカ。
なんて思っていたら、アレよアレよと12月15日のスタンプラリー最終日になってしまったので、慌ててランチに挿入した次第です。
もちろんその間、他の店でゴールする事も出来たんだけど、男たるもの一度決めたなら、やっぱり浮気はよくないよ。
いくら不倫コースと言えども。

◆ホワイトコフタカレー

皆さん、レデーを満足させるための夜のまぐわりに不可欠な要素を2つあげるとすれば何をあげますか？
オレは愛と思いやりかな。（好感度爆上がり！）
時には強靭な腰つきも必要かもしれません。
カレーもそれと同じでして。
美味しいスパイスカレーを作るのに不可欠な野菜を2つあげるとすれば、やはり玉ねぎとトマトでせう。
カレーのウマさは、玉ねぎとトマトでほぼ決まるとも言われたりしますからね。
でも、このホワイトコフタカレーは、その玉ねぎとトマトを使ってないカレーなんだとさ。
しかも強靭な腰つきに該当する赤唐辛子まで使ってないという。
面白いでせう？
店主の遊び心とセンスを感じるカレーですよ。
こうなるとオレの興味は（果たしてウマいのか？）の一点に尽きます。

コレがですねー。
しっかりウマいんだなー。
玉ねぎとトマトの代わりに旨味を出すために使ったシークレット食材はココではあえて書かないけど、聞けばなるほろと合点がイク味わい。

主な具材は鶏団子（コフタ）と何かキノコ。
ある意味キノコ使いの名手であるオレとて、何のキノコかまではわかりませんでした。
このキノコが舌でペロリと舐め上げるだけでトロけちゃうくらい煮込まれていて、鶏団子と共にグレービーの旨味を相乗的に引き上げてます。
グリーンチリの辛味とカホリ、爽やかなスパイシーさ、アチャールのチョイスも含め、五味や食感のバランスが絶妙。
確実に日本人のカレー性感帯を刺激してくるパレット。
だからわかりやすくおいしい。
それでいてガッツリスパイスを補給した食後感もあるから、フェチもそうでない方も皆満足できる。
相変わらずウマいわ。
スタンプラリーのラストがココで良かった。

コチラの店主は伝説のスタンプラリースト。
オレは店主の正体を知っているのに、店主はオレを知らずに好き勝手エロエロと書かれるのはアレかなと思い、最後に「おおう！ワシがカレー王じゃ！」とヘリ下って挨拶しておきました。
素性を明かして真っ直ぐに生きたいしね。
やっぱアレだよ、不倫はよくないよ。
不倫はよくない。

ささ、コレにて神田カレー街食べ歩きスタンプラリーの不倫コース32店舗をコンプリート！
正直、32店舗喰べ歩くのはオレ的には余裕なんだけど、不倫縛りのレヴュー32連発はなかなかキツかったわ。
それでも来年もオレは参加するでせう。
だって毎年エロエロなカレーに出逢えるし、やっぱり楽しいし、何よりカレーてホントに素晴らしいなと思えるイベントなんでね。

ナマステ。
自称カレー王です。

11月19日。
夜の秋葉原。
スパイス＆アルコール＆人のぬくもり切れ寸前のオレ。
どっかでひとりスパイス呑みでもするかー！
ただ、考えてみると意外とひとり呑みできるカレー屋って少ないんですよね。
カウンターがなかったり、ゆっくり呑める雰囲気じゃなかったり、ひとりでチビチビとツマムには一品の量が多すぎたり。
ところがあるんですよ。
カウンターがあって、カレーもあって、ひとり呑みに最適な量のスパイスおつまみをツマミながらチビチビ呑めるカレー屋が秋葉原に！

神田カレー街食べ歩きスタンプラリーFコース。通称ファイティングコース。
☆カレー王試練の25番勝負 第23戦☆
カレー王vsスパイスパレット

◆長いものアチャール

コレコレ。
前回も喰べてウマかったヤツ。
相変わらずウマいんだなぁ。
シャクシャクとした長いもの食感とフェヌグリークのカホリとビネガーの酸味。
青唐辛子がピリッと辛くてとにかく酒がススむ！
オレのお気に入り。

◆スパイスパレット風パニプリ

おもしろっ！
プリの中に納豆が住んでる！
そこに何かラー油的な辛いのも同居していて、完全オリジナルなパニプリで酒がススむ。
コレぞスパイスパレットの真骨頂。

◆サバときゅうりのグリーンチリ和え

そろそろカレーを喰おうかなぁと思ってるのにコレも酒が進んじゃうんだなぁ。笑
サバと粗くタタかれたきゅうり。
きゅうりがグリーンチリピクルスの辛味を爽やかに。
コレもめちゃくちゃペチョうまくて後日屋敷でパクりました。笑

コレら全てのメニューが1人でツマムのにちょーど良いボリュームなんです。
しかもスパイ酒（スパイス酒）がウマいから止まらん！
イイでせう？
だからひとり呑みでもエロエロなスパイスおつまみを楽しめちゃうのが『スパイスパレット』。
自身も呑兵衛という店主だからこそ呑兵衛の気持ちをわかってらっさる。
さすが店主たこさん…。
ひと筋縄じゃいかねぇ相手のようだ。
んでココからが本日のメインイベント！

◆ サグニブタ

サグとポークは日本人のお店でたまに見かける程度で割とレアな組み合わせ。
サグポークカレーじゃなくてサグニブタとする所に店主たこさんの遊び心とセンスが見え隠れしますね。
ただ遊びはコレまでだと言わんばかりに青唐辛子の爽やかな辛みがジワっと効いてます。
ココまで青唐辛子を効かせたサグカレーはあまり喰べた事がないかも。
煮豚もホロホロで問答無用のウマさ。
エロエロと手間暇かけて作られているだけあります。
カスリメティが上からたっぷりかけられているのも上等な北インド料理店で見るスタイル。
ケッコー辛いけど、優しさとカホリと旨味と愛しさとせつなさと心強さもあってヤミツキになっちゃうウマさですよコレ。

宴もタケナワではございますが。
ひとりで呑み喰い散らかしまくった宴もいよいよ決着の刻。
（ブルドックのスピーカーの名前はイカさんにしてくれ━━━━っ！！）
ぬおおおおおお！必殺GoToマウス！！
カレー王はサグニブタを平らげた。

『スパイスパレット』は店主がまた魅力的でね。
仕込みちうのスパイ酒の話やブラッククミンについてエロエロ教えて頂きました。
店主のことばで特に印象的だったのは「食材と食材をどう合わせるかを大切にしてます」という言葉。
それってまさにスパイスのパレットじゃないですか。
店主たこさんは、カレー激戦区であり呑み屋激戦区でもある秋葉原というキャンバスで、誰にも描く事の出来ないハイセンスで楽しい絵を描いていました。

感謝と敬意を込めて
ご馳走様でした

マイスターのタイトル獲得まで残りいよいよ2戦。
カレー王の闘いは続く。

ナマステ。
自称カレー王です。

「カレー喰べ歩き界」なんて世界があれば、おそらくモモレンジャー。あるいはタコレンジャーあたりは張れるであろうお方がオープンしたお店と聞いてやってきました。
秋葉原の『スパイスパレット』です。
店主はカレーブロガーでもあるお方で、オレも大ファンでもあり、憧れの方でもあり、もちろん愛読者のひとりでもあります。
口にタコが出来るほどに相当数のカレーを食べ歩きまくったお方のカレー。楽しみですねー。侵入！

色々オーダーしたので、細かくは写真を見て頂くとしてだ（笑）
その中からいくつか。
ちなみにひそかに期待していたスパイシータコさんウインナーはありませんでした。
メニュー化する際のサイズが楽しみです（笑）

・ジャガバター＆マッシュルームアチャール
スパイス感はそれ程感じないながらも、バターがバリバリに効いたじゃがいもはやはり問答無用にウマい。だってオレはアブラーだから（笑）
マッシュルームにはまた別の味付けが施されていて、それが対比になってイイ味。うん、ウマい。
Twitterを見る限り、店主はこのマッシュルームアチャールが大好きだそーですよ。オススメです。

・長芋のアチャール
コレかなりウマいす。程よい酸味と甘味。そこにチリの辛さと青唐辛子の爽やかさとフェヌグリークのほのかな苦味がごちゃ混ぜに効いたアチャール。これぞスパイスパレット！

・【ビリヤニ風】イワシの壺ご飯
カレーブロガーを感じるネーミング（笑）
たしかに厳密に言えばビリヤニではないのかもしれないけど、もうビリヤニだよコレは（笑）炒め式やら竹筒式やら炊き込み式やら色々あるんだもん。コレは壺式ビリヤニです。「壺」ってネーミングはタコ壺から来たんでせうか？笑
イワシの旨味と栄養が詰まった甘めの煮汁ごとビリヤニにしちゃった絶対ウマいヤツ。それを750円で提供て。スゲっ！サイズも価格も色々考えられてるのを感じますねぇ。コレがタコ式…。いや、壺式ビリヤニです。いつの日かタコのスパイス壺ご飯出してくれないかなぁ（笑）

・チキン＆キーマカレー
まずオレが「おぉ！」と思ったのは、パレットのようなお皿。コレちゃんとフチがあるお皿なんです。カレーを食べ歩いていると必ずブチ当たる問題のひとつに「最後のご飯粒が喰いづらい問題」があります。スプーンですくおうにもご飯粒は気ままに右行ったり左行ったり。仕舞いには皿の下にこぼれ落ちちゃったりして（笑）最後はとうとう禁断の左手を使ってやっとこさスプーンに乗せる事もしばしば（笑）そんな経験はございませんでせうか？
この皿なら目をつぶってでもご飯粒がすくえますよ。（※ 個人差があります（笑））コレぞカレーを食べ歩き続けた経験に裏打ちされた知恵だなぁと感じました。
チキンカレーもキーマカレーもマイルドテイスト。店主は喰べ歩き界のタコレンジャーですから、この味もチキンの選択も勿論色々わかっているからこそのチョイスでせう。このカレーに合わせるのは辛めのゴーヤアチャール。コレまたウマい。オレ的にはコレもっと大量に混ぜたい。たぶん大量に混ぜても変な味にならずに、むしろもっと美味しくなりそう。次回はお願いしてみませう。だって最後は混ぜて完成するカレーですから。これぞスパイスパレット！

料理だけじゃなく清潔感ある内装にもセンスを感じます。
店の奥にいるグラサンをかけた大きなブルドッグの置き物はスピーカー。オサレです。
カレー王「あの犬の名前は決まってるんですか？」
店主「いやーまだなんですよ。実はまだピンとくるものが無くてー。」
カレー王「イカさんなんてイカがでせう？」
店主「タコタコタコタコ（笑い声）」

すごーく物腰が柔らかくて、まるで「誠実」を人の形にしたような店主。それでいて緻密に計算された数々のスパイス料理＆スパイ酒（スパイシュ）からは遊び心と知的さをも感じさせます。
カレー激戦区秋葉原という名のキャンバスに、これから店主はどんな絵を描いていくのでせうか。
今後も応援したいと思います。

感謝と敬意を込めて
ご馳走様でした