名物ミルフィーユなハムカツを楽しんで、そろそろ〆ようか…♪ : 立飲みカドクラ

大統領を出て〆の2軒目へと向かった。正ちゃんで中（焼酎）を3杯お替りをして、空きっ腹だったこともあり、不覚にも結構酔いが回っていた。友人は〆の店に、歩いてすぐの立飲みカドクラが行きたいと言った。

上野に3店舗焼肉店を展開する、“焼肉レストラン太昌園”（https://taishoen.co.jp/tenpo/）
の姉妹店と言う、異色の立飲み酒場だ。系列には同じビル地下にイタリアンバール　イル　カドッチョがあった。

店内を覗くと、入口からすでに立ち客が結構いる。すぐにいる男性従業員にふたり客であることを告げると、入口そばの壁際の立席を促された。

早速、飲物を注文して、今日2度目の乾~杯！
ボクはハイボールを、友人はレモンサワーだったかを頼んでいた。
すでに腹は満たされているので、料理はいらない。注文しないわけにはいかないので、カドクラ名物“ミルフィーユ　ハムカツ”にした。

友人は上野は、あまり馴染みがないと言った。仕事柄、都内の主だったところは、既に押さえていると思っていたので意外だ。酒は好きだが、コロナに罹患して治癒してからは、あまり飲まなくなったと言った。

会話を楽しんでいると、ハムカツがカウンターに乗った。ひと口噛（か）じるとサクッとした衣の食感がまず楽しめた。中には何枚も重ねられたハムが、まるでミルフィーユみたいな舌触りとなって心地よい。

手洗いに行っている間に、どうやら友人は会計を済ませたようだった。おそらく酔いがかなり回っているのを、察知してのことだろう。

友人とは駅の改札まで、一緒に向かったがどこで分かれたのだろう。確か、次回会う約束は、曖昧だがしたような気がする…思えば、それも定かでない。

こどもの日は、小学生の頃は特に嬉しい祝日だった。
家では兜が飾られ、家の軒先には鯉のぼりが舞った。鯉のぼりの規模で、子どもながらに家の格付けを感じたものだった。

そろそろ価格.見物人さんとの、別れの時間が近づこうとしていた。時間は3時半を回ろうとしている。大統領支店はカウンターは満席で、その後ろの壁際に作られた待ち席もカウンターと同じ人数で待機している。
今日は予定を変更して、〆の店は隣りの人気店、カドクラにしよう。

カドクラも待ち客が店外で並んでいたが、立ち飲みだから客の回転は早い。オープンになった店内直ぐの立ち席に案内された。
今日は汗ばむほどの陽気だったが、立ち席前の鉄板からの熱で、更に汗が噴き出すほどだった。

壁のポップを見つけ、爽やかそうなカクテルを頼んだ。価格.見物人さんは、酎ハイ…だったろうか。
今日3度目の「乾杯♪」
仕事は違っても、たとえ今まで知らなくても、共通の話題があるから旧知の仲のようだ。


「料理を適当に頼みましょう。」
「お腹はいっぱいだけど、せっかくだから写真映えする料理にしましょう。」

カドクラに来たからには、ハムカツ、それから鉄板で見て惹かれたとん平焼きにしよう。
価格さんはまぐろのユッケを注文していた。つくづく鮪が好きなようだ。

改めて店内を見回すと、テーブルの立ち席にはびっしりと客で塞がっている。ひとり客もいれば、2、3人で思い思いに楽しんでいる。ホールの従業員は客の呪文のようにアチコチから聞こえる注文に、表情ひとつ変えずにこなしていた。

まずはハムカツ、それからとん平焼き、最後にまぐろのユッケとテーブルに乗っていった。
支払いはCODなのは、うっかり忘れていた。

ハムカツは何もつけずにそのまま口にした。サクサクした衣と、厚めにカットされた、弾力あるハムとの食感を楽しんだんだ。

カクテルが無くなったから、ホッピーを注文しよう。

とん平焼きは薄焼き玉子を纏（まと）ったシャキっとしたキャベツで、ホッピーが進んだ。まるで縁日みたいなジャンクな旨味を楽しめた。

まぐろのユッケは、甘く、ちょっとオイリーだったかも知れない。好みの問題だが、この甘さはボクには合わない。

食事をしながらでも、会話のキャッボールは途切れることなく続いていった。時計を見ると、ちょうど5時だった。
一度は都合から断った価格さんの誘いだった。2時間だけでも、と言うことで会うことができた。気がつくと4時間楽しませていただいた。

価格さんは買い物があるからと、店の前で別れた。カレは人混み中に、吸い込まれるように消えていった。
「また、会いましょう。それまでの、グッバイ❢」

午前中に用を済ませ、予め決めていた此方に訪問。
ちょうど昼時を回ったころだった。
店内から溢れた客が、思い思いに自分たちの時間を楽しんでいるのが見えた。

ボクは、店内に入り人差し指をたてて、ひとり客であることをアピールした。
運良く調理場脇のカウンターが空いたので、促されるようにたった。
この辺りでは昼から営業し、アルコールを提供する飲食店が多い。
こちらは特に、串もの、フライものなど肉に特化した立ち飲み屋だった。

しばらく、メニューを眺めて、料理を一気に頼んだ。
緑茶ハイ（濃い目）、ハムカツ、牛すじ煮込み、レバテキ
料理は、提供と同時に支払いをする、キャッシュオンデリバリー方式。

緑茶ハイは、納得のいく濃さだったのが嬉しい。
さっぱりとした料理の後口が、肉との相性は良さそうだ。

まずハムカツが提供された。
300円と引き換えに、提供された。
カウンターにあるソースを回し、干からびたマスタードを塗って一口！
あ〜、旨い。普通に美味かった。
満足のいく味って、おそらく、色んな意味安心して食べられる家庭の味と比べてんだろうな。
食べた断面を見たら、層が4つあった。
わからないが、パックのハムを、4つ重ねての調理と思った。

牛すじ煮込みには、笑った（150円だからね。）。
一口食べて、脂がじんわりと来た。
見た目「おままごと」
しかし、料理は、しっかりとしていた。

レバテキ、コリコリした食感を楽しめる。
150円の値段なら、不満はないだろう。
味が少しばかり薄いから、卓上の醤油を回した。
旨い！

ボクは、人間観察が大好きだ。
なぜなら、彼らの表情を見て、ボクなりの想いを組み立てる。
全てが、楽しい架空のストーリーなのだ。
さあ、勘定を済ませた…
さて酔ったから、次にいこうかな。