ピラフは量も多くてうまい : 丘

久しぶりの「丘」。遠方から来た友達とゆったりランチをしようと思って「ギャラン」に入るも、席は空いているが料理は1時間待ちとのこと。

食事を摂りたかったので店を変えて「丘」に来たが、結局こちらでも1時間待ちだったので意味がなかった。

注文したのはピラフのセット(880円)。この値段でコーヒー付きだと言うのだからリーズナブルだろう、

しかし注文から30分でドリンクが先にきて、更に30分後に食事が提供されるような状況だ。

昭和レトロブームのせいか、ほぼ満席で、元々大人数を想定していない喫茶店なのだろうが料理1つに1時間もかかるのではたまらない。

肝心のピラフは想像していたよりも美味しく、量も喫茶店にしては多かった。

サラダすら付かないので食事としての単調さは否めないが、まともな料理を食べたければ料理屋に行けという事なのだろう。

ただ料理の提供が遅いおかげで久々の友人との会話を落ち着いた店内で楽しめたのは良かった。

少し久しぶりの「丘」。昭和レトロブームのせいか、土日は連日、席が空くのを待っている人がいるような状態だ。

どんな事情かは知らないがドリンクのみの提供で食事は提供できないと、この日は言われた。

私は、この喫茶店が大好きだし、空間も素晴らしいものだと思っているが、正直飲料に関しては並か、それ以下。少なくとも値段相応とは思えない。

今回はコーヒーフロート(650円)を注文したが、どうにもまろやかさのないアイスには閉口。コーヒーも凡庸なものだし、これで650円は少し高い気がした。

地下1階の席から眺めるシャンデリアが良かったのだが、今は地下は開放していないようだ。

以前は平日に訪れたせいもあるだろうが、もっと落ち着いた空間だったし、接客も昔のが丁寧だったように感じる。

好きだった喫茶店だからこそ厳しい事を言いたくなるが、当時と今では違った様相を呈しているように感じた。

●2021年7月17日(土)●

数年ぶりの訪問。以前は時間を見つけては行っていたのだが、コロナ禍だったり、営業時間が短くなってたりして行く機会を失っていた。

土曜日は17時閉店という事で、閉店1時間前ぐらいに入店。

コロナの影響で人が入っていなかったら大変だと心配していたのだが、見事なまでの満席で、席が空くまで待っていたほどだ。

昔より人気なのではないだろうか?

ドリンクはアイスコーヒーを注文。可もなく不可もなくのコーヒーだが、店内の雰囲気だけで満足。

様々な純喫茶や昭和喫茶が都内にもあるが、ここまで徹底された世界観のところは少ないだろう。

昨今は喫茶店の閉店も相次いでいるし、営業してくれているだけでも嬉しい。

また時間を見つけてお邪魔しようと思った。

●2012年8月7日(火)●

【情報】

昭和39年開業の喫茶店です。

【情報】

16時半頃に友達と伺いました。

【環境】

私も物好きなもので、色々な古い喫茶店、純喫茶と呼ばれているようなところを訪れてきましたが、ここまでのインパクトはそうそう無かったですね。

シャンデリアにソファ、暗めの照明、適度に音飛びするレコードのBGM。現代とは思えないような世界が広がっています。探偵ドラマのワンシーンに登場しそうなお店です。

机はゲーム筐体。残念ながらゲームはプレイ出来ない状態になっていますが、ゲーム筐体の上で珈琲を飲めるというだけでも喫茶店好きとしてはたまらないですね。

【料理】

・ホットコーヒー　430円　○
可も無く不可も無く。雰囲気を楽しむ場所だと思います。

【総評】

これぞ喫茶店とでも言うべき内観。昭和の喫茶店が好きな方なら遠征してでも行く価値があります。それほど、現在では特殊な雰囲気を醸し出している喫茶店です。

【点数】　★★★★★★★★★　9/10
【名店認定！！！】

＝＝＝＝＝再訪問＝＝＝＝＝

●2012年9月14日(金)●

用事で上野に行く事になったので再訪問させていただきました。

相変わらず異空間のような店内。都会の喧噪を忘れられます。本棚には「ミナミの帝王」が置いてあってそそられます、いつかこの店内で全て読破してみたいですね。

注文したのは「ナポリタンセット(830円)」。珈琲を頼みたいのをグッと堪えて紅茶にしました。胃腸が弱っていて、カフェインの大量摂取が出来ない状態にあったのです(笑)。

ナポリタンは期待以上でも以下でもなく、ごくごく普通の喫茶店のナポリタン。イタリア料理店とは違って、良い感じに柔らかく湯だっているのが良いですね。

この雰囲気が改めて好きだと思いました。時間をみつけてはお伺いしたいと考えています。

＝＝＝＝＝再訪問＝＝＝＝＝

●2013年2月3日(日)●

17時頃に伺いました。

「ミナミの帝王」を読もうと思って入りました。私は常に行った事の無い飲食店に入るようにしているので、1度行ったお店はジャンル問わず、再度訪問する事は少ないです。ただ、この「丘」には何度か訪問させていただいております。それだけ、気に入っているという事です。

相変わらず階段を降りる時はわくわくします。扉を開ければ昭和にテレポートしたかのような気持ちです。ソファ席で鼻やほっぺを突付き合って「じゃれあっている」カップルをみつけました。本当に、客層まで見事なまでに昭和ですね(失礼)。タイムスリップしたのではないかと錯覚しました。

地下2階に行こうか迷ったのですが、大きなシャンデリアを眺めながらお茶が出来る1階席にしました。今まではブレンドを頼んでいたので、今回はカプチーノ(480円)を注文。運ばれてくる前に席を立ち上がると「ミナミの帝王」を手にとって席に戻りました。するとカプチーノがササッと運ばれてきました。

シナモンスティックです、珍しいですね。くーるくるとかき混ぜます。上に乗っているクリームは中々甘いです。

それで「ミナミの帝王」。面白いです。今回は「e-netの女編」を読みました。インターネットをe-netと呼んでいるのに、時代を感じますね。それでストーリーの完結まで読んだところで店を後にしました。

独特の雰囲気は自分の時間を取り戻してくれますね。また漫画を読みに伺います。

＝＝＝＝＝再訪問＝＝＝＝＝

●2013年6月2日(日)●

15時頃に彼女と伺いました。

御徒町は個人的に行きたい喫茶店が沢山あるのですが、迷った時には結局「丘」になってしまいますね。

久しぶりに早い時間に伺ったので地下2階の席に行きます。人がいるのですが、自分の世界に陶酔出来るのが「丘」。雑誌を枕にソファ席で寝ている方等もいて、本来ならいけないはずの事ですが、微笑ましくなってしまいます。

今回はコーヒーフロート(550円)を注文。純喫茶では最近頼む事が多くなった、個人的なマイブームです。

アイスが中に沈んで食べにくいのなんの(笑)。でも暑い時期のコーヒーフロートは止められませんね。

彼女と休むだけ休むと外に出ました。相変わらず時間を忘れるような喫茶店でした。

＝＝＝＝＝再訪問＝＝＝＝＝

●2013年8月16日(金)●

御徒町近辺というのは特に喫茶店が多い地域でして、上野・御徒町エリアだけでも10件以上あるでしょうし、根津や本郷の方も含めれば指では数えられない量になるでしょう。

私は出来る限り新しい店、今まで行った事のない店に行くように心がけているのですが、どうしても御徒町エリアに来ると寄ってしまう店があります。それが「丘」です。

この日も別の喫茶店を開拓しようかな…と思いながら、この暑い日に喫茶店をハズしたら嫌だなと思って「丘」に行きました。

この喫茶店の何より凄いのは、雰囲気も勿論ですが、見事な環境づくり。冷房は効きすぎず、でも暑くない程度にかかっており、ソファは座りやすいのです。

古びた喫茶店や、「丘」みたいな雰囲気の喫茶店は探せばありますが、この冷房環境や椅子の座り心地は大抵の店が満たしてくれません。この夏のうだるような暑さの中、店内に入っても暑い。その上、アイスコーヒーはブラックで飲めたものじゃない程に美味しくない。かと言ってホットのブレンドでは体は熱くなる一方。

それに拍車をかけるように座りづらいソファ。最近は店の雰囲気は良いな…と思いながらも、そんな状況で予定より早めに店を出てしまう事が多かったのです。

しかし「丘」は見事な環境で私を待っていてくださり、そのソファに座った瞬間に私は異世界でリラックスする事が出来るのです。アイスコーヒーも450円というリーズナブルな価格で提供される割には、確固たる味で、美味しいのです。

そしてまた「ここに来て良かった」と思うのです。

残念な事に、数ヶ月前まで21時までだった営業時間は、長い店員さんの体調不良により18時閉店。更に月曜休みになってしまいました。仕事の帰りに行けません。残念です。土日営業がせめてもの救いです。

この手の喫茶店は最近はあまり儲からないようで、どんどん閉店に追い込まれていますが、「丘」ばかりは残っていて欲しいと思います。

★4から★4.5、上方修正しました。

＝＝＝＝＝再訪問＝＝＝＝＝

●2013年9月29日(日)●

15時間頃に伺いました。この日は、失礼な言い方になってしまいますが、丘にしては非常にお客様が入っていました。1階がほぼ満席。

店にとっては嬉しい事でしょうが、少し周りの人の気配が多く落ち着きませんでした。でも客層が悪いわけでもありませんし、日曜日の昼間ですから仕方が無い事かもしれません。

初めていただいたアイスカフェラテ(500円)はクリーミーで非常に美味しかったです。