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食べログ 洋食 百名店 2023 選出店
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美しきカツレツ
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店名 |
ぽん多本家(ぽんたほんけ)
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受賞・選出歴 |
洋食 百名店 2023 選出店
食べログ 洋食 百名店 2023 選出店
とんかつ 百名店 2021 選出店
食べログ とんかつ 百名店 2021 選出店
とんかつ 百名店 2019 選出店
食べログ とんかつ 百名店 2019 選出店
とんかつ 百名店 2018 選出店
食べログ とんかつ 百名店 2018 選出店
とんかつ 百名店 2017 選出店
食べログ とんかつ 百名店 2017 選出店 |
ジャンル | 洋食、とんかつ |
予約・ お問い合わせ |
03-3831-2351 |
予約可否 |
予約可 予約は2名以上 |
住所 | |
交通手段 |
東京メトロ銀座線 上野広小路駅 徒歩1分 上野広小路駅から144m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
¥5,000~¥5,999
¥4,000~¥4,999
|
支払い方法 |
カード可 (Diners、JCB、AMEX、VISA、Master) 電子マネー不可 |
サービス料・ チャージ |
サービス料なし、酒類注文時お通し324円別 |
席数 |
33席 (1Fカウンター4席、2Fテーブル20席、3F座敷個室9席) |
---|---|
個室 |
有 (8人可) |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 近くにコインパーキング有り |
空間・設備 | 落ち着いた空間、席が広い、カウンター席あり、座敷あり |
ドリンク | 日本酒あり、ワインあり |
---|---|
料理 | 魚料理にこだわる |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 隠れ家レストラン、一軒家レストラン |
お子様連れ |
子供可(小学生可) 未就学児入店不可 |
ドレスコード | なし |
オープン日 |
1905年 |
備考 |
未就学児入店不可 |
お店のPR |
黄金色の美しき衣にロース肉の旨みを閉じ込めた、カツレツの元祖
創業は明治38年。【ぽん多本家】の名物といえば、宮内庁の料理人であった初代がミラノ風カツレツを天ぷら式に揚げ、その元祖とも呼ばれるようになった『カツレツ』。その美味しさはまさにため息ものです。厳選して仕入れるロース肉は、脂身を排除し、丁寧に筋取り。取り除いた脂をラードとして使い、低温から徐々に温度を上げながらじっくりと揚げていきます。美しい黄金色の衣は軽快な食感。赤身の旨みだけを凝縮させ、そ... |
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店構えが重厚である。扉を開けると凛とした佇まい。深い木の色に統一された店内。老舗感が漂う。
日本のカツレツの生みの親、島田信二郎氏の技を受け継ぎ、現在4代目(島田良彦氏)と聞く。宮内庁の料理人であった初代がミラノ風カツレツを天ぷら式に揚げ、その元祖とも呼ばれるようになった『カツレツ』で有名である。
先客に年配の方が多い。みな、黙々と目の前の皿と向き合っている。カウンターの奥の調理場から肉を叩く音が聞こえてくる。液体を掻き回す音も聞こえてくる。ぴちぴちと油がはねる音が重なり合う。客同士の雑話がないからだろう、調理の音だけが店内に響いている。どことなく緊張感がある。
卓上には、ソース、ハインツのケチャップ、マスタード、塩。ソースはガラス瓶に入っており、塩は木製の穴あき容器に入っている。クラシックである。
かわいい編みかごの中に布のおしぼり。あたたかなお茶が出される。ほうじ茶。香ばしい。
メニューが潔い。アワビバター焼き、ポークソテー、タンシチューなど、品数は絞り込まれている。どれも自信の品であることがひしひしと伝わってくる。
白っぽい衣、サクサクである。上質な手作りラードのせいか、衣に強い旨味が感じられる。低温でじっくり揚げるため、肉はかすかにピンク色だが、最近の低温揚げのとんかつ屋ほど赤みが残っているわけではない。
ロースであるが、脂身を丁寧に取り除いている。(それが手作りラードになるらしい) 脂が付いていると、脂と赤身の揚がる時間が異なるため、どうしても赤身のほうが揚がりすぎることがその理由とのこと。塩を振り、かぶりつく。しっとりとした肉である。美味い。(ただ、個人的には先日の旬香亭の火入れの方が好みであった。)ソースをかけたキャベツと合わせ技でいただき味変を試みる。ソースはウスターソース。甘ったるくなく、すっきりしており、辛みがかなりある。自分好み。
一方で、店の調理スタイルであり仕方がないとは思うのだが、脂身のジューシーさがないのはどことなく物足りなさを覚えなくもない。また、気になってしまうのは、衣のへたりである。食べ始めてまもなくカツの下の部分がクタクタになってしまった。このクタクタもそれはそれで美味いと評価できれば気にならないのかもしれないが。
付け合わせのミニコロッケが実にうまい。しっとり、ねっとり、ほんのりとした塩気。
米はつややかである。粘り気がある。個人的にはもう少し軽いものの方がありがたいが、もちろん美味い。
キャベツの千切りがとても細い。知る限り最も細い千切りのような気がする。パセリを散らしてあるのがユニーク。やはり、キャベツが細いと口当たりが柔らかく上品な印象になる。好みである。
味噌汁はなめこの赤出し。いい口直しになる。なめこの食感に弾力がある。良いものを使っているのだろう。抜かりない。
漬物は白菜、胡瓜の糠漬けと、たくあん。塩気がかなり効いている。ご飯を食べるために用意されているのならこの味わいがはまるのだろうが、とんかつの口直しと考えると、もう少し塩気を抑えて酸味のある漬物の方が良いのではなかろうか。
会計後、調理場に立っていた四代目が、目を見て、ありがとうございました、と一言。なんというか、きちんとしている。流石は老舗である。
それなりの金額であることを考えると評価としては厳しめになってしまうが、工夫を凝らしたオリジナリティあふれるとんかつという印象。定食としての完成度が高い。
とんかつをしっかり食べた割に胃が軽い。年配になっても食べ続けられる丁寧なとんかつである。店の佇まい、食器の美しさ、とんかつの美しさ。美しいとんかつ定食であった。次回はカツレツ以外のメニューに挑戦してみたい。